転職経験者に学ぶ!職種別転職体験談

訪問介護は60代のスタッフも多く、年をとってもやりがいを持って続けられる仕事だと感じています。

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Uさん / 63歳 / 女性 / 兵庫県
転職前:リハビリ介助
転職後:介護福祉士

転職成功

-転職前の企業での業務内容を詳しく教えてください。
老人保健施設で、(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士がリハビリ室で行う)リハビリに関わる援助を行っていました。
利用者様を居室のベッドから、車いすの方は移乗介助を行い、歩行介助の必要な方は歩行介助を行い、リハビリ室までの移動介助を行う仕事でした。
リハビリ室では、理学療法士の指示に応じて、各利用者様の腰や肩や首などをホットパックで温めたり、利用者様の下肢のリハビリに使用するメドマーの着脱を行っていました。
順番待ちをしている利用者様にリハビリ室の壁画作りをしていただける様に準備して促し、援助しながら一緒に作成しました。
リハビリが終わった方は、随時、居室まで移動介助を行いました。
時々、作業療法士が行うレクリエーションの準備やお手伝い、昼食の食事介助のお手伝いなどの仕事もありました。
週3回、老人保健施設でリハビリ介助の仕事をし、系列の訪問介護ステーションで週2回、訪問介護の仕事をして働いていました。
訪問介護の仕事は初めての経験でしたので、最初は続けられるかな?との不安がありましたが、責任者の方が優しく丁寧に指導して下さいました。
そういう経過を経て、徐々に訪問に行く件数も増え、利用者様の信頼を得ることができ、その後、2年間、訪問介護の仕事を続ける事が出来ました。
この経験が次の仕事への足掛かりになりました。
-転職を考えたきっかけを教えてください。
主人が転職をしたため収入が不安定になりました。
収入のアップのために転職を考えました。
-この業務だけはもっと続けたかったという業務があれば教えてください。
利用者様との壁画の作成とレクリエーションです。
毎月の行事などに基づいた壁画のデザインを考えて、利用者様の出来る範囲の作業をして頂き、壁画の作成を行いました。
会話をしながら、楽しく作業をして頂く時間は充実していました。
利用者様が心待ちにして下さっていたので、とてもやりがいはありました。
レクリエーションを行うことで、普段、表情の変化が少ない利用者様の表情が豊かになり、活発になられる姿を拝見することは嬉しかったです。
幼稚園の子ども達が来て、昔遊びをして触れ合うと涙を流して喜んでいる利用者様もあり、コミュニケーションの大切さを感じました。
-転職活動はどのように行いましたか?
切れ間なく働きたかったので、在職中から求人情報を集めました。
新聞のチラシの求人広告の中に条件の合う仕事があり応募しました。
-転職後の会社に入社を決めた理由を教えてください。
訪問介護の経験がありましたし、収入面などの条件が良かったので、すぐに連絡をし面接に行きました。
今までは、週2回の訪問介護の仕事しかしていなかったので、訪問介護の仕事だけを週5日続けてする事には多少の不安はありましたが、事務所の雰囲気も良かったし、福利厚生などの条件も良かったし、採用との返事を頂いたので入社を決めました。
-転職後の会社での業務内容を詳しく教えてください。
主な仕事内容は、利用者様のお宅に伺い、決められた時間内に決められた仕事を基本一人で行います。買い物介助・掃除介助・調理介助などの生活援助等と排泄介助・入浴介助・移動介助などの身体介助を行います。自立支援ですのでご自分で出来ることは行いません。
ディサービスの送り出しや迎え入れ、通院介助などの仕事もありました。
ほとんどの仕事が社用車での移動でした。
-入社前のイメージと違っていたところはどんなところですか?
以前は週2日の訪問介護しか経験していなかったので、入社当初、週5日・1日4件ほどの訪問は正直しんどかったです。
系列の部署に薬局や保育園があり、他の部署の方との交流などもあり、勉強になりました。
-仕事の難しさ、辛さを感じた点はありますか?またそれはどのように克服しましたか?
利用者様の身体状況や生活状況、性格等もそれぞれ違う中、計画書に記載されているサービスを各利用者様のニーズに沿って時間内に効率よく行っていかなければいけません。
初めて訪問する利用者様の場合、家の中の物の位置などを覚えることが大変でした。
必ずメモをとり、家に帰ってから復習していました。
何度か訪問するといろんな事が頭にインプットされます。

次に難しいと感じた事は、利用者様の信頼を得る事です。
わからないこと等は必ず確認して行うこと、お話を聞く時は傾聴すること、大きな声ではっきりと話すこと、笑顔で接することなどを心掛けました。
そのように接することで、徐々に信頼を得る事ができたと思います。
中には信頼を得られない対応の難しい利用者様もおりましたが、責任者に相談し、対処して頂きました。
猛暑時の入浴介助や身体の清拭、居室の掃除などの仕事はきつかったです。
寒いのは、厚着をしたり、カイロを利用したりして対処できますが、暑いのは本当きつかったです。

トイレは基本、利用者様宅ではお借りできないので、移動の途中にトイレのあるお店などを探し対応しました。
利用者様から、「これを食べて」とか「これを持って帰って」と勧められることもあり、どう対処したら良いかわからず、責任者に相談しました。
あくまでも利用者様の好意なので、機嫌を損ねずに上手にお断りするコツを教えて頂き対処できるようになりました。
-仕事の中でやりがいを感じた部分はどこですか?
利用者様からの感謝の言葉がモチベーションに繋がりました。
ヘルパーが来るのを心待ちにして下さる利用者様が多かったので
利用者様宅を訪問する時は、笑顔で元気よくということを心掛けていました。
-転職は成功でしたか?失敗でしたか?
成功でした。
-なぜそのように感じましたか?
訪問介護について奥深く学ぶことが出来ましたし、介護福祉士の資格も取得し、最終的には正社員にもなり、サービス提供責任者の仕事も経験できました。
責任のある仕事を経験できて良かったです。
いろんな状況の方々と接することが出来たことも良かったです。
-この仕事の個人的な楽しみ方があれば教えてください。
利用者様とのコミュニケーションで嫌な思いもしたこともありましたが、ほとんどの方は可愛くて、お話ししながらの仕事は楽しかったです。
特に穏やかな認知症の方との関りは癒されました。
-この転職からどのようなことを学びましたか?
訪問介護の仕事は、他人の家の中に入ってする仕事なので、最初はハードルが高かったしとても不安がありました。
仕事をしていくうちに必要とされていることを実感し、やりがいのある仕事だと思いました。
利用者様との信頼関係さえ築ければ、やりやすく楽しい仕事でした。
訪問介護は、60歳を過ぎて働いている方が多かったので、年をとっても続けられる仕事だと思いました。
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