「関わりたくない」義両親との関係… 絶縁は可能？ 介護や相続はどうなる？ 専門家が教える、後悔しないための対処法

この記事では、義両親との関係に悩み、将来的な関わりを避けたいと考えている方に向けて、具体的な対処法を提示します。特に、介護や相続といった問題に直面する可能性を踏まえ、後悔しないための選択肢を提示します。専門家の視点から、法的な手続き、親族間のコミュニケーション、そしてご自身の心のケアについて掘り下げていきます。

旦那の御両親について質問です。誹謗中傷はお避けください。

前置きですが義父母は地方にいます。旦那も地方出身で高卒して東京へ上京し私と出会い結婚しました。まだ結婚1年目で子供はなしです。旦那には兄がいて嫁も子供(1歳)もいます。

本題に入ります。義母は必ずと言って良いほど口を開けば人の悪口や、話をかなり変えて事実とは異なる事を話します。(兄夫婦、私達の事も悪く言いふらしてます) しかも、ありもしない事を近所中に言いふらします。嫁達は何もしない、料理ができない、頭がいかれてる、ご飯を食べさせてもらえない、息子達が可哀想など…。実際、家事してますし料理もしてます。ご実家に伺ってる時も料理もします。

また義母はかなりの浪費癖と毎日1ｹｰｽは飲んでしまうくらいのｱﾙｺｰﾙ摂取もありお酒が入ると言葉を選ばす人が不快に思う事を言います。多分友達もいないと思います。

それに買い物をしたら月末、支払えないのか通販会社から催促の電話がかかってきたり、親戚中にお金を借りようとしたり金融会社にもかりようとしたり(実際は義父にばれてしまい、未遂で終わりました) ｱﾙｺｰﾙも、欲しい物も我慢できないみたいです。 義父母達はお金の管理を個々でやってるみたいです。

息子達が注意をしても、逆ｷﾞﾚをして「別に良いじゃない！」「そんなにお母さん責めて憎んでるの？悲しい」と言ったりするそうです。

兄夫婦の子供(初孫)を抱っこしたら泣いてしまい、それが気に食わなかったのか機嫌が悪くなる。自分がかまってもらえないとすぐに不機嫌になるし、これは兄嫁から聞きましたが孫に対してかなり扱いが雑だそうです。

兄夫婦も私達も義父母とは別居してますが、いつまでも義母の我が儘に付き合ってはいられないし、今は無視しておけば良いだけです。 だけど、このままだと良くないと思い話し合いをしますが、話してても人の話は聞かないし終いには「死んだら良いんでしょ」とか言ってみたり飲酒運転をして家出をした事も1度あるそうです。

良くない事だと義父は解ってはいるみたいですが義母をかばいます。

もう義父母に言っても無駄だし迷惑なので、関わりたくはないです。

でも、万が一ですが義父母に老後何かあった場合関わらないといけないような気がしちゃうのです。介護問題、施設に入るにしてもお金の面…。

うちの旦那は、完全に両親に対して呆れていて、ましてはありもしない事を言いふらしてる事に怒りもあるみたいで「関わりたくないし、死に際にも会わなくていい。財産と全て放棄するから兎に角関わりたくない」と言ってます。私も旦那の実家に行くのはもう嫌ですし、関わりたくないです。

今は私達夫婦に子供がいないからいいですが、こんな人達に会わせたくはないです。

勿論今後何があっても援助も介護もしたくないし、孫ができても会わせません。心が狭いと言われても構いません。ここには書けない程の仕打ちをうけました。

何をどうやっても関わりたくないです。この場合、どうやったら関わらなくて済みますか？ やはり弁護士雇って、効力のある一筆を書いてもらうのが一番ですか？

また、この様な義母はどう見てもおかしいです。これは大人の発達障害になるんでしょうか、またﾋｽﾃﾘｯｸなだけでしょうか？ 義母は精神科に行くほどのお金もないみたいですし、お酒や買い物も我慢できないので診察に行けないとの事です。

この2点をどなたかお答えできたら嬉しいです。文章が解りづらくてすみませんが、回答宜しくお願いします。

1. 絶縁の決意：なぜ「関わりたくない」のか？

まず、あなたが「関わりたくない」と強く感じる理由を明確にすることが重要です。今回のケースでは、義母の言動が主な原因であり、具体的には以下の点が挙げられます。

• 誹謗中傷と嘘の流布: 根拠のない悪口や事実と異なる話を周囲に広められること。
• 浪費癖とアルコール依存: 金銭感覚の欠如とアルコール依存による問題行動。
• 自己中心的で攻撃的な態度: 他者の気持ちを理解せず、逆ギレしたり、不機嫌になること。
• 孫への不適切な対応: 孫への愛情が感じられず、雑な扱いをすること。

これらの行動は、あなたやご主人の精神的な負担を大きくし、良好な関係を築くことを困難にしています。また、将来的に介護や相続の問題が発生した場合、さらなるストレスや負担が増加する可能性があります。この状況を踏まえ、ご自身の心を守るために「関わりたくない」という決意に至ったことは、決して「心が狭い」ことではありません。むしろ、自己防衛本能として自然な感情と言えるでしょう。

2. 法的な手段：絶縁を可能にするには？

「関わりたくない」という強い思いを実現するために、法的な手段を検討することは有効です。ただし、法的な絶縁は、単に「関わりたくない」という感情だけでは成立しません。具体的な手続きと注意点を見ていきましょう。

2-1. 弁護士への相談

まずは、弁護士に相談し、具体的な状況を説明し、法的アドバイスを受けることが重要です。弁護士は、あなたの状況を客観的に評価し、適切な法的手段を提案してくれます。具体的には、以下のような相談が可能です。

• 絶縁の可否: 現状の状況で、法的な絶縁が可能かどうか。
• 法的文書の作成: 絶縁を明確にするための法的文書（例：絶縁状、合意書）の作成。
• 将来的な問題への対応: 介護や相続に関する問題への備え。

2-2. 絶縁状の作成と送付

弁護士のアドバイスに基づき、絶縁状を作成し、内容証明郵便で送付することが一般的です。絶縁状には、絶縁の意思表示、理由、今後の連絡を一切しないことなどを明記します。ただし、絶縁状を送付しても、相手がそれを受け入れるとは限りません。場合によっては、さらなるトラブルに発展する可能性も考慮する必要があります。

2-3. 相続放棄の手続き

将来的に相続が発生した場合、義両親の財産を相続したくない場合は、相続放棄の手続きを行うことができます。相続放棄は、相続開始を知った時から3ヶ月以内に、家庭裁判所に申述する必要があります。相続放棄をすることで、義両親の借金や負債を相続するリスクを回避できます。

注意点: 相続放棄は、一度行うと撤回できません。また、相続放棄をすると、一切の財産を受け取ることができなくなります。相続放棄をする前に、弁護士に相談し、十分な検討を行うことが重要です。

3. 介護問題への備え：関わらないための対策

義両親の介護が必要になった場合、関わりたくないという気持ちを貫くためには、事前の対策が不可欠です。以下に、具体的な対策を提示します。

3-1. 財産管理契約の確認

義両親が判断能力を失った場合、財産管理が必要になることがあります。もし、義両親が既に財産管理契約を締結している場合は、その内容を確認し、あなたが関わる必要がないかを確認しましょう。もし、あなたが関わる必要がない場合は、その旨を明確にしておくことが重要です。

3-2. 介護保険サービスの利用

介護が必要になった場合、介護保険サービスを利用することで、直接的な介護を避けることができます。介護保険サービスには、訪問介護、デイサービス、施設入所など、様々な種類があります。これらのサービスを利用することで、専門的なケアを受けることができ、あなたの負担を軽減できます。

3-3. 家族間の合意形成

ご主人やご主人の兄弟姉妹との間で、介護に関する方針を事前に話し合っておくことが重要です。誰がどのような役割を担うのか、費用をどのように分担するのかなど、具体的な内容を決定しておきましょう。合意形成をしておくことで、将来的なトラブルを回避し、円滑な対応が可能になります。

注意点: 介護保険サービスを利用する場合でも、家族の協力が必要になる場合があります。事前に、介護保険制度について理解し、必要な手続きについて調べておくことが重要です。

4. コミュニケーションの断絶：円滑な関係を築くために

義両親との関係を断つためには、コミュニケーションを断つことが重要です。以下に、具体的な方法を提示します。

4-1. 電話やメールの拒否

義両親からの電話やメールを拒否することは、コミュニケーションを断つための有効な手段です。着信拒否や迷惑メール設定を活用し、不要な連絡を遮断しましょう。もし、どうしても連絡が来る場合は、弁護士に相談し、対応を依頼することも検討しましょう。

4-2. 手紙やプレゼントの拒否

義両親から手紙やプレゼントが送られてくる場合も、受け取らないようにしましょう。受け取ってしまうと、相手に期待感を与えてしまう可能性があります。もし、どうしても受け取らざるを得ない場合は、丁重にお断りする旨を伝えて、今後の連絡を控えるように促しましょう。

4-3. 物理的な距離の確保

物理的な距離を保つことも、コミュニケーションを断つために重要です。義両親の住む地域に近づかない、会う機会を極力減らすなど、物理的な接触を避けるようにしましょう。もし、どうしても会う必要がある場合は、ご主人と一緒に行くなど、一人で対応しないようにしましょう。

5. メンタルヘルスケア：心の健康を守るために

義両親との関係に悩むことは、精神的な負担を伴います。心の健康を守るために、以下の対策を実践しましょう。

5-1. 専門家への相談

カウンセラーや精神科医に相談し、心のケアを受けることが重要です。専門家は、あなたの悩みを客観的に聞き、適切なアドバイスやサポートを提供してくれます。また、必要に応じて、薬物療法などの治療を受けることもできます。

5-2. ストレス解消法の実践

ストレスを解消するための方法を見つけ、実践しましょう。趣味に没頭する、運動をする、友人との時間を楽しむなど、自分に合った方法を見つけ、定期的に行うようにしましょう。また、十分な睡眠を取り、バランスの取れた食事をすることも、心の健康を保つために重要です。

5-3. 家族や友人との連携

家族や友人に悩みを打ち明け、サポートを求めることも重要です。信頼できる人に話を聞いてもらうことで、気持ちが楽になることがあります。また、家族や友人からのサポートは、あなたの心の支えとなります。

6. 義母の精神状態について：発達障害やヒステリーの可能性

義母の言動について、発達障害やヒステリーの可能性について疑問を抱いているとのことですが、正確な診断は専門医による診察が必要です。しかし、義母の行動には、いくつかの特徴が見られます。

• 極端な言動: 人の悪口を言いふらす、事実と異なることを話す、自己中心的で攻撃的な態度など。
• 衝動的な行動: 浪費癖、アルコール依存、感情のコントロールが難しいなど。
• 対人関係の困難さ: 友人関係が少ない、孫との関係がうまくいかないなど。

これらの特徴は、発達障害や精神疾患の可能性を示唆するものではありますが、自己判断は避け、専門医の診断を受けることが重要です。もし、義母が精神科を受診できない状況であれば、ご主人が専門医に相談し、アドバイスを求めることも検討できます。

7. 今後のために：後悔しないための選択

最終的に、あなたが後悔しないためには、以下の点を意識して選択することが重要です。

• ご自身の気持ちを最優先にする: どんな選択をするにしても、あなたの心の健康を最優先に考えましょう。
• 専門家のアドバイスを参考に: 弁護士やカウンセラーなどの専門家のアドバイスを参考に、適切な判断を行いましょう。
• ご主人との協力: ご主人とよく話し合い、協力して問題に取り組むことが重要です。
• 将来を見据えた対策: 介護や相続など、将来的な問題についても、事前に準備をしておきましょう。

義両親との関係は、非常にデリケートな問題であり、簡単には解決できないこともあります。しかし、適切な対策を講じることで、あなたの心の負担を軽減し、より良い未来を築くことができます。焦らず、一つずつ問題を解決していくようにしましょう。

8. まとめ：自分らしい人生のために

この記事では、義両親との関係に悩み、将来的な関わりを避けたいと考えている方に向けて、具体的な対処法を提示しました。法的な手段、介護問題への備え、コミュニケーションの断絶、メンタルヘルスケアなど、様々な側面から、後悔しないための選択肢を提示しました。大切なのは、ご自身の気持ちを大切にし、専門家のアドバイスを参考にしながら、自分らしい人生を歩むことです。

今回のケースでは、義母の言動が問題の中心にあり、その影響で、あなたとご主人が精神的な負担を感じている状況です。法的な手段を検討し、コミュニケーションを断つことは、自己防衛のために有効な手段です。また、介護や相続といった将来的な問題についても、事前に準備をしておくことで、安心感を得ることができます。そして、何よりも、ご自身の心の健康を大切にし、専門家や周囲の人々のサポートを受けながら、前向きに進んでいくことが重要です。

もし、あなたの状況が改善しない場合や、さらに具体的なアドバイスが必要な場合は、専門家への相談を検討しましょう。弁護士、カウンセラー、精神科医など、様々な専門家が、あなたの悩みを解決するためのサポートを提供してくれます。一人で抱え込まず、積極的に周囲に相談し、助けを求めることが、問題解決への第一歩となります。

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