自閉スペクトラム症の私が、認知行動療法と転職活動で「変わりたい」を叶えるには?
自閉スペクトラム症の私が、認知行動療法と転職活動で「変わりたい」を叶えるには?
この記事では、自閉スペクトラム症(ASD)の診断を受け、認知行動療法(CBT)の受診を検討している24歳の女性からのご相談にお答えします。彼女が抱える経済的な悩み、治療への期待と不安、そして将来のキャリアに対する希望に寄り添いながら、具体的なアドバイスを提供します。
自閉症スペクトラムの24歳女です。15歳から診断受けて投薬治療と月イチの通院をしていますが、県外への引越しなどもあり3回精神科を変わりました。今月から通い始めた病院は、自ら望んで認知行動療法を受けたくて、大阪府が出してる認知行動療法をやってる病院一覧から見つけてきた病院です。
とりあえず主治医になった先生から心理検査を受けるように言われて、心理士さんから認知行動療法の説明を受けました。でも保険適用外の自費診療ってところで悩みに悩んでます。
てっきり保険適用するものだと思い、自立支援で賄えると思ってたからです。
次回までに考えてきたらいいからね。やらないって判断でもいいからね。と心理士さんは言ってくれたけど、実際はやりたいし…。だけど2週間に一度受けないと行けないらしくて50分5500円と割と高額です。
2週間に1度のペースなら半年やるらしく5万円…自費で5万円払って認知行動療法…やるかやらないか…すごく悩んでます。
医師の判断で保険適用になるらしいのですが、やはりまだ転院したての初診だからダメという判断なのでしょうか。それとも発達障害は保険適用外ということなのでしょうか…。
A型作業所の収入と障害年金で暮らしてるので、特性上の浪費癖も激しいので、認知行動療法に使うお金を賄える自信もないけど、やりたい変わりたいって意思は強いです。
どうにか保険適用と判断してくれないかなとは思うけど、医師の考えてる事は分からないのでなんとも言えないなぁと。
9日に2度目の診察があるので、また話してみようとは思いますが、認知行動療法はほんとに変われるのでしょうか?というかなにをやる内容なのでしょうか?
認知行動療法(CBT)とは?〜その効果と具体的な内容〜
認知行動療法(CBT)は、考え方(認知)と行動に焦点を当て、心の悩みを解決するための心理療法です。特に、自閉スペクトラム症(ASD)の方々にとって、社会生活における困難を克服し、より豊かな人生を送るための有効な手段となり得ます。
CBTの基本的な考え方
CBTは、私たちの感情や行動は、出来事そのものだけでなく、その出来事に対する「考え方」によって大きく影響されると考えます。例えば、仕事でミスをして落ち込んだとします。この時、「自分はダメだ」とネガティブに考えるのか、それとも「次は気をつけよう」と前向きに考えるのかによって、その後の行動や感情は大きく変わってきます。
CBTの具体的な内容
CBTでは、以下のステップで治療が進められます。
- 問題の特定: まずは、自分が抱えている問題や悩み(例:対人関係の苦手意識、不安感、落ち込みやすさなど)を具体的に特定します。
- 目標設定: 問題解決のために、どのような状態になりたいのか、具体的な目標を設定します。(例:職場で同僚とスムーズにコミュニケーションを取れるようになる、人前で話すことへの不安を軽減するなど)
- 認知の修正: 自分の考え方のパターン(認知)を客観的に見つめ、歪んだ考え方(認知の歪み)を発見します。そして、より現実的でバランスの取れた考え方に修正していきます。
- 行動の変化: 新しい考え方に基づいて、具体的な行動を試します。例えば、苦手な場面に積極的に挑戦したり、リラックスするための方法を実践したりします。
- 再発予防: 治療で得られた効果を維持し、将来的に問題が再発しないようにするための対策を学びます。
ASDの方へのCBTのメリット
ASDの方々にとって、CBTは以下のようなメリットがあります。
- 問題解決能力の向上: 具体的な問題に対する解決策を見つけ、実行する能力を高めます。
- 自己理解の深化: 自分の強みや弱みを理解し、自己肯定感を高めます。
- 対人関係の改善: コミュニケーションスキルやソーシャルスキルを向上させ、人間関係を円滑にします。
- 感情コントロールの習得: 不安や怒りなどの感情を適切にコントロールする方法を学びます。
- 生活の質の向上: より自立した生活を送り、充実感を得られるようにします。
CBTの費用と保険適用について〜経済的な不安への対策〜
ご相談者様が最も悩んでいるのは、CBTの費用と保険適用についてです。確かに、自費診療は経済的な負担が大きいため、治療を受けるかどうか迷う気持ちはよく理解できます。
保険適用の可能性
原則として、精神科での治療は保険診療が適用されます。ただし、CBTが保険適用となるかどうかは、以下の要素によって異なります。
- 医師の判断: CBTが必要であると医師が判断した場合、保険適用となる可能性があります。ただし、初診であることや、医療機関の方針によっては、自費診療となる場合もあります。
- 病名: CBTは、うつ病、不安障害、パニック障害など、様々な精神疾患に対して有効な治療法です。ASDに対するCBTは、症状によっては保険適用となる場合があります。
- 医療機関の方針: CBTの実施方法や費用は、医療機関によって異なります。事前に、保険適用の有無や費用について確認することが重要です。
経済的な負担を軽減する方法
CBTの費用が負担に感じる場合でも、以下の方法で経済的な負担を軽減できる可能性があります。
- 自立支援医療(精神通院医療)制度の利用: この制度を利用すると、精神疾患の治療にかかる医療費の自己負担が軽減されます。CBTも対象となる場合がありますので、主治医に相談してみましょう。
- 医療費控除: 1年間の医療費が一定額を超えた場合、所得税の還付を受けることができます。CBTの費用も医療費控除の対象となる場合がありますので、領収書を保管しておきましょう。
- 分割払い: 医療機関によっては、CBTの費用を分割払いに対応している場合があります。
- 地域の相談窓口の活用: 各自治体には、精神保健福祉に関する相談窓口があります。経済的な問題を含め、様々な相談に乗ってくれます。
CBTを受ける上での心構え〜効果を最大限に引き出すために〜
CBTの効果を最大限に引き出すためには、以下の心構えが重要です。
- 積極的に取り組む姿勢: CBTは、患者様とセラピストが協力して行う治療法です。積極的にセッションに参加し、宿題にも取り組むことで、より高い効果が期待できます。
- 正直に話すこと: 自分の悩みや不安を正直に話すことが、問題解決への第一歩です。
- 焦らないこと: CBTの効果は、すぐに現れるとは限りません。焦らず、根気強く治療を続けることが大切です。
- 自己肯定感を高める: CBTを通して、自分の強みや良い面に気づき、自己肯定感を高めましょう。
- セラピストとの良好な関係: セラピストとの信頼関係を築くことが、治療の成功に大きく影響します。
転職活動と多様な働き方〜自分らしいキャリアを築くために〜
CBTと並行して、将来のキャリアについて考えることも重要です。ASDの方々が自分らしいキャリアを築くためには、以下の点を意識しましょう。
自己分析
まず、自分の強みや弱み、興味のあること、得意なことなどを客観的に分析しましょう。自己分析を通して、自分に合った仕事や働き方を見つけることができます。
情報収集
様々な職種や働き方に関する情報を集めましょう。インターネット、書籍、セミナーなどを活用し、自分に合った仕事を探しましょう。
企業研究
興味のある企業について、企業理念、事業内容、社風などを調べましょう。企業のウェブサイトや求人情報だけでなく、口コミサイトなども参考にすると良いでしょう。
求人情報の検索
求人サイトや転職エージェントを利用して、自分に合った求人を探しましょう。障害者雇用枠や、発達障害の方を積極的に採用している企業もあります。
面接対策
面接では、自分の強みや経験をアピールすることが重要です。事前に模擬面接を行い、面接の練習をしておきましょう。
多様な働き方
正社員だけでなく、アルバイト、パート、フリーランス、副業など、様々な働き方があります。自分の状況や希望に合わせて、最適な働き方を選びましょう。
ASDの方におすすめの職種
ASDの方々が活躍できる職種はたくさんあります。以下に、いくつかの例を挙げます。
- ITエンジニア: プログラミングやデータ分析など、論理的思考力や集中力を活かせる仕事です。
- 研究職: 特定の分野に深く興味を持ち、探究心を持って研究に取り組むことができます。
- 事務職: 規則に沿って正確に業務をこなすことが得意な方に適しています。
- クリエイティブ職: デザインやライティングなど、自分の個性を活かして表現することができます。
- 専門職: 医師、弁護士、会計士など、専門的な知識やスキルを活かせる仕事です。
具体的なステップとアクションプラン〜「変わりたい」を叶えるために〜
ご相談者様が「変わりたい」という強い思いを実現するために、具体的なステップとアクションプランを提案します。
ステップ1:CBTの受診と費用について検討する
- 主治医との相談: 9日の診察で、CBTの保険適用について詳しく相談しましょう。自立支援医療制度の利用についても、主治医に相談してください。
- 医療機関への確認: CBTの費用や支払い方法、分割払いについて、医療機関に直接確認しましょう。
- 地域の相談窓口の利用: 経済的な問題について、地域の精神保健福祉に関する相談窓口に相談してみましょう。
ステップ2:CBTへの取り組み
- 積極的な参加: CBTのセッションに積極的に参加し、宿題にも取り組みましょう。
- 自己開示: 自分の悩みや不安を正直にセラピストに話しましょう。
- 記録をつける: CBTを通して得られた気づきや変化を記録することで、自己理解を深め、モチベーションを維持しましょう。
ステップ3:自己分析とキャリアプランの検討
- 自己分析: 自分の強み、弱み、興味のあること、得意なことなどをリストアップしましょう。
- 情報収集: 様々な職種や働き方に関する情報を集め、自分に合った仕事を探しましょう。
- キャリアプランの作成: 将来的にどのような仕事に就きたいのか、どのような働き方をしたいのか、具体的なキャリアプランを立てましょう。
ステップ4:転職活動の準備
- 求人情報の検索: 求人サイトや転職エージェントを利用して、自分に合った求人を探しましょう。
- 応募書類の作成: 履歴書や職務経歴書を作成し、企業に応募しましょう。
- 面接対策: 面接の練習を行い、自分の強みや経験をアピールできるように準備しましょう。
これらのステップを一つずつ着実に実行していくことで、ご相談者様は「変わりたい」という思いを実現し、自分らしいキャリアを築くことができるはずです。
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まとめ
自閉スペクトラム症(ASD)の方が、認知行動療法(CBT)を受け、転職活動で「変わりたい」を叶えるためには、以下の3つのポイントが重要です。
- CBTへの積極的な取り組み: CBTの効果を最大限に引き出すためには、積極的にセッションに参加し、宿題にも取り組むことが大切です。
- 経済的な対策: CBTの費用が負担に感じる場合は、保険適用や自立支援医療制度の利用、地域の相談窓口の活用などを検討しましょう。
- 自分らしいキャリアの構築: 自己分析や情報収集を通して、自分の強みや興味に合った仕事を見つけ、多様な働き方を検討しましょう。
これらのポイントを踏まえ、焦らず、一歩ずつ進んでいくことで、必ず「変わりたい」という思いを実現できるはずです。応援しています。