介護と仕事の両立：話の通じない祖母との生活、匂い問題、そしてあなたの心のケア

この記事は、介護と仕事の両立に悩み、特に高齢の祖母の介護におけるコミュニケーションの難しさ、匂い問題、そしてご自身の心のケアについて悩んでいる22歳女性の方に向けて書かれています。介護と仕事の両立は、多くの人が直面する課題であり、特に家族介護の場合は、感情的な負担も大きくなりがちです。この記事では、具体的な問題解決策と、あなたの心の負担を軽減するためのヒントを提供します。

祖母の介護に関してです。ストレスで仕方ありません。

22歳女です。大学を卒業し、就職を地元に決めたため、実家に戻ってきました。

父が単身赴任で、実家には母と、祖母(母方)がいます。

その祖母は現在、90歳でトイレすらできません。

大腸の病気をきっかけに、便の排泄はお腹に穴を開けて袋を管でつなぎ、行なっています。その袋は3日ぐらいでとりかえ、母の仕事となっています。これまで5年ほどその状態なので、便については特に問題視していません。

尿はオムツで対応しています。これが問題なんです。体が痛く、着替えることもできないそうなのです。何度言っても履き替えてくれません。そのうちオムツから尿がずぼんにしみ、服にも広がり、もう、家中が田舎の汚い駅のトイレみたいな匂いになるのです…。そのずぼんでいろんなところに座るのです。。。

言いたくはないですが

“すごい匂いだから、お願いだから1日に1回着替えて”

“ご飯も食べる気にならない。お願い”

と言います。

かなりきつく着替えてと言う時もあります。

しかし、

“臭わないからわからない。”

“簡単に着替えろと言うが、それができたら苦労してない”

“この状態で我慢しているのは自分だ”

挙げ句の果てには

“そんなこと言われたら居場所なんてない、早く死なないと”

なんてことも言い出します。

着替えはたくさんあるのに、

“どこにも着替えなんてないのに、何に着替えろというんだ”

といい、ほんとうにどうしたらいいかわかりません。

これまでは人一倍、そう言ったことに気の遣える祖母でしたが、今となっては話す、通じません。悲しいです。

匂いが深刻すぎて、早く自分の部屋に戻ってくれないかな。と思ってしまわないといけないのも、とっても悲しいです。でも思ってしまうんです。

確かに、私には体が動きにくいことの苦しみはわかりませんし、着替えることの大変さもわかりませんが、とにかく着替えてほしいです。そうすれば言い合いをすることもなくなるのに…

どうしたら話の通じない、逆ギレする祖母が着替えてくれますか。

また、匂いの消し方やオススメのオムツありますか。介護用の消臭力も効果があるのかどうかわかりません。。。

母も私もほんとうにストレスで…何かアドバイスがほしいです。。。よろしくお願いします。どうか助けてください。

補足

体が痛くて着替えられないといいつつも、かなりゆっくりではありますが、家の中を歩きまわることはできます。

はじめに：介護と仕事の両立におけるあなたの現状

まず、あなたが置かれている状況を理解することから始めましょう。22歳で地元に就職し、実家で祖母の介護をしながら、仕事をされているのですね。これは、多くの若者が直面する「介護と仕事の両立」という、非常にデリケートな問題です。特に、祖母の排泄に関する問題は、心身ともに大きな負担となっていることでしょう。匂い問題は、生活の質を著しく低下させ、精神的なストレスを増大させます。また、祖母とのコミュニケーションがうまくいかないことも、あなたの心を深く傷つけているはずです。

この状況を乗り越えるためには、問題の根本原因を理解し、具体的な解決策を講じることが重要です。そして何よりも、あなた自身の心のケアを忘れないでください。あなたは一人ではありません。多くの人が、あなたと同じような悩みを抱えながら、介護と仕事を両立させています。

1. 祖母とのコミュニケーション：なぜ話が通じないのか？

祖母とのコミュニケーションがうまくいかない原因は、いくつかの要因が考えられます。まず、認知機能の低下です。90歳という年齢は、認知症のリスクが高まる年齢です。認知症は、記憶力や判断力の低下を引き起こし、コミュニケーションを困難にします。また、体の痛みや不快感も、祖母の精神状態に影響を与え、コミュニケーションをさらに難しくする可能性があります。

さらに、祖母のこれまでの人生経験や価値観も、コミュニケーションに影響を与えます。例えば、かつては几帳面だった祖母が、体の不調によって着替えを拒否するようになった場合、そのギャップに祖母自身が苦しんでいる可能性があります。また、孤独感や不安感も、コミュニケーションを阻害する要因となります。

1-1. コミュニケーションを円滑にするための具体的な方法

• 優しく、ゆっくりと話す: 祖母の目線に合わせて、ゆっくりと、分かりやすい言葉で話しかけましょう。急かしたり、強い口調で話したりすることは避けましょう。
• 言葉だけでなく、表情やジェスチャーも使う: 相手に伝わりやすいように、表情や身振り手振りを交えて話しましょう。
• 肯定的な言葉を使う: 否定的な言葉ではなく、「大丈夫」「できるよ」といった肯定的な言葉を使いましょう。
• 祖母の気持ちを理解しようと努める: なぜ着替えたくないのか、何が不安なのか、祖母の気持ちに寄り添うようにしましょう。
• 専門家の意見を聞く: 認知症や介護に関する専門家（医師、ケアマネージャーなど）に相談し、適切なアドバイスを受けましょう。

2. 匂い問題への対策：快適な生活空間の実現

匂い問題は、介護生活における大きなストレス要因の一つです。特に、排泄に関する匂いは、生活の質を著しく低下させ、精神的な負担を増大させます。匂い対策は、快適な生活空間を実現するために不可欠です。

2-1. 匂い対策の具体的な方法

• 適切なオムツの選択: 吸収力が高く、消臭効果のあるオムツを選びましょう。様々なメーカーから、様々な種類のオムツが販売されています。祖母の体型や排尿量に合わせて、最適なものを選びましょう。
  • おすすめのオムツ:
    • 吸収量: 夜間や長時間外出する際は、吸収量の多いものを選びましょう。
    • 素材: 肌に優しい素材のものを選びましょう。
    • 消臭機能: 消臭効果のあるものを選びましょう。
• こまめな交換: オムツはこまめに交換し、清潔さを保ちましょう。
• 消臭剤の活用: 介護用の消臭剤や、空気清浄機を活用しましょう。
  • 消臭剤の種類:
    • スプレータイプ: 空間全体に吹きかけて、匂いを消します。
    • 置き型タイプ: 部屋に置いて、匂いを吸着します。
    • トイレ用: トイレの匂いを消します。
• 換気: 定期的に換気を行い、空気を入れ替えましょう。
• 洗濯: 汚れた衣類やシーツは、こまめに洗濯しましょう。洗濯洗剤だけでなく、漂白剤や重曹なども活用すると、匂いを取り除く効果があります。
• 部屋の掃除: 部屋の掃除をこまめに行い、匂いの原因となるものを除去しましょう。
• 専門家への相談: 匂い対策について、専門家（ケアマネージャー、訪問看護師など）に相談し、適切なアドバイスを受けましょう。

3. 着替え問題への対応：祖母の協力を得るために

着替えを拒否する祖母に、どのように対応すれば良いのでしょうか？ 焦らず、根気強く、そして祖母の気持ちに寄り添うことが重要です。

3-1. 着替えを促すための具体的な方法

• 着替えの必要性を説明する: なぜ着替えが必要なのか、匂いが気になること、清潔さを保つことの重要性などを、優しく説明しましょう。
• 着替えやすい服を選ぶ: ゆったりとした、着脱しやすい服を選びましょう。
• 着替えのタイミングを工夫する: 入浴後や、気分が良い時に着替えを促しましょう。
• 着替えを手伝う: 祖母が自分で着替えるのが難しい場合は、手伝いましょう。
• 褒める: 着替えをしたら、褒めてあげましょう。
• ご褒美を用意する: 着替えをしたら、好きなおやつや飲み物を用意するのも良いでしょう。
• 専門家の意見を聞く: 医師や理学療法士に相談し、着替えを楽にする方法や、体の痛みを軽減する方法についてアドバイスを受けましょう。
• 焦らない: すぐに効果が出なくても、焦らずに、根気強く対応しましょう。

4. 介護者の心のケア：あなたが健康でいるために

介護は、心身ともに大きな負担がかかります。特に、家族介護の場合は、感情的な負担も大きくなりがちです。あなた自身の心のケアを怠ると、心身の健康を損ない、介護を続けることが困難になる可能性があります。あなた自身が健康でいることが、祖母の介護にとっても、非常に重要なのです。

4-1. 心のケアのための具体的な方法

• 休息をとる: 十分な睡眠をとり、休息する時間を確保しましょう。
• 気分転換をする: 好きな音楽を聴いたり、映画を見たり、趣味に時間を費やしたりして、気分転換をしましょう。
• 誰かに話を聞いてもらう: 家族、友人、または専門家（カウンセラー、ソーシャルワーカーなど）に、悩みを打ち明けましょう。
• 相談窓口を利用する: 介護に関する相談窓口や、精神的なサポートを提供する機関を利用しましょう。
  • 相談できる窓口の例:
    • 地域包括支援センター
    • 介護保険相談センター
    • 精神保健福祉センター
    • NPO法人
• 自分の時間を確保する: 介護から離れて、自分の時間を確保しましょう。
• 運動をする: 適度な運動は、心身の健康に良い影響を与えます。
• 食事に気を遣う: バランスの取れた食事を心がけましょう。
• 介護保険サービスを利用する: 訪問介護やデイサービスなど、介護保険サービスを利用して、介護の負担を軽減しましょう。
• 罪悪感を抱かない: 介護から離れることや、自分の時間を過ごすことに、罪悪感を抱かないでください。
• 専門家のサポートを受ける: 介護に関する専門家（ケアマネージャー、訪問看護師、医師など）のサポートを受けましょう。

5. 介護と仕事の両立を成功させるために

介護と仕事の両立は、容易なことではありません。しかし、適切な対策を講じ、周囲のサポートを得ることで、両立を成功させることが可能です。

5-1. 両立を成功させるための具体的なポイント

• 情報収集: 介護保険サービスや、利用できる制度について、積極的に情報収集しましょう。
• 計画を立てる: 介護と仕事の両立に関する計画を立てましょう。
  • 計画の例:
    • 介護の分担
    • 利用する介護サービス
    • 仕事の調整
• 周囲に相談する: 家族、友人、同僚、上司など、周囲の人々に相談し、協力を得ましょう。
• 会社の制度を利用する: 介護休業や、時短勤務など、会社の制度を利用しましょう。
• 専門家のアドバイスを受ける: ケアマネージャーや、介護に関する専門家のアドバイスを受けましょう。
• 柔軟な働き方を検討する: 在宅勤務や、テレワークなど、柔軟な働き方を検討しましょう。
• 無理をしない: 抱え込まず、無理をしないようにしましょう。
• 感謝の気持ちを持つ: 介護をしてくれる祖母に、感謝の気持ちを伝えましょう。
• ポジティブな気持ちを持つ: ポジティブな気持ちで、介護と仕事の両立に取り組みましょう。

6. 終わりに：あなたの未来を応援しています

この記事では、祖母の介護、匂い問題、着替え問題、そしてあなたの心のケアについて、具体的なアドバイスを提供しました。介護と仕事の両立は、困難な道のりですが、決して一人ではありません。この記事で紹介した解決策を参考に、あなた自身の状況に合わせて、柔軟に対応してください。そして、あなた自身の心のケアを忘れずに、無理のない範囲で、介護と仕事の両立を目指してください。あなたの未来が、明るく、希望に満ちたものになることを心から願っています。

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