余命宣告を受けた家族との時間：仕事との両立と後悔しないための選択

まず、今回の質問をされた方の置かれている状況に、心からお見舞い申し上げます。愛するご家族の病気、そして限られた時間の中で、様々な決断を迫られている状況は、計り知れないご心痛のことと思います。

先日、2月26日に母（69歳）が膵臓癌の宣告をされました。そして、28日に主治医の話を聞きました。

話を聞くと、「抗ガン剤治療もありますが副作用もあります。緩和ケアという考えもありますよ…」的に聞こえたので家族で話を聞いた後、私一人で余命を聞くと、余命３〜4ヶ月でした。膵臓癌を少々調べて行ったので厳しい病気だと覚悟していきましたがここまで時間がないとは…。愕然としました。

私は家系的に全くガンはありません。母は私の親・妻方の親の中でも一番元気だったので私もガンの勉強もせずに油断していました。そのため、現在必死になって膵臓癌のことを勉強しています。

母は病気になる前から「病気になったら延命措置ぜずに死なせてね」と言っていました。多分、延命措置をしたために寝たきりになった祖父やボケてしまい最期はたいへんだった祖母をずっと介護していたためこのように言っていると思うのです。このままほっておいたら、何もせずにあるがままを受け入れる気がします。

そこで、少しでも皆さんが知っている真実を教えていただきたく知恵袋に頼りました。

母は現在、膵臓癌ステージ４b。腹筋が痛いと言うので病院に行き判明しました。腹膜炎をおこしており、オキノーム・オキシコンチンを痛み止めに使っています。今の所、それで落ち着いています。黄疸は出ていません。CT・胃カメラ・血液検査から、ガンが腹膜、肝臓、胃に転移しているかもしれない・手術はできませんとのこと。

こんな状態ですが、これからどういう順番でどのようなことをしたら良いかわかりません。セカンドオピニオンもしようと思いますがネットを少し見た位ではどこに行けばよいかわかりません。抗ガン剤をすべきか、この状態ならどうしようもないのか、もう運を天にまかせて民間療法をすべきか…。今は、セカンドオピニオン・温熱療法・シイタケ菌糸をやってみようとは考えています。抗ガン剤治療はセカンドオピニオンしてするかどうか決めるつもりです。住まいは大阪北部です。

残り時間がなくて困っています。こんな不勉強な私ですがアドバイスよろしくお願いします。

追記 : ネットを利用して思いましたが、情報が多い時代になって良いこともありますが嘘の情報もあったりして判断が難しいですね。弱者の足元を見たりからかったり嘘をついたりする情報には本当に腹が立ちます。この質問の答えがそのようなことがないことを願っております。

この質問は、愛するご家族の病気と、その後の対応に苦悩されている方の切実な思いが伝わってきます。限られた時間の中で、最善の選択をしたいという強い願い、そして、情報過多な現代社会における情報への不安も感じられます。この記事では、この質問者の方の状況を理解し、少しでもお役に立てるよう、具体的なアドバイスをさせていただきます。

1. 現状の整理と今後の選択肢

まず、現状を整理しましょう。お母様は膵臓癌ステージ4bと診断され、腹膜炎を起こし、手術はできない状態です。余命は3〜4ヶ月と宣告されています。痛み止めで症状は落ち着いているものの、今後の治療方針について、ご家族は大きな決断を迫られています。

この状況で考えられる選択肢は、主に以下の3つです。

• 抗がん剤治療： がんの進行を遅らせ、延命効果が期待できますが、副作用のリスクもあります。
• 緩和ケア： 痛みの緩和や生活の質の向上を目指します。
• 民間療法： 効果は科学的に証明されていませんが、選択肢の一つとして考えることもできます。

それぞれの選択肢について、メリットとデメリットを理解し、ご家族で話し合い、お母様の意向を尊重しながら、最適な方法を選択することが重要です。

2. セカンドオピニオンの重要性

セカンドオピニオンは、現在の治療方針について、他の専門医の意見を聞くことです。複数の医師の意見を聞くことで、より客観的な判断材料を得ることができ、治療に対する納得感を高めることができます。

セカンドオピニオンを受ける際のポイントは以下の通りです。

• 情報収集： 信頼できる医療機関や医師を探しましょう。インターネット検索だけでなく、かかりつけ医や、がん相談支援センターに相談することも有効です。
• 準備： これまでの検査結果や治療内容をまとめ、セカンドオピニオンを受ける医師に渡せるようにしましょう。
• 質問： 治療方針について、疑問点や不安な点を明確にして、医師に質問しましょう。
• 記録： 医師の話をメモしたり、録音したりして、後で振り返れるようにしましょう。

大阪府北部にお住まいとのことですので、近隣の総合病院や、がん専門病院を検討することをおすすめします。セカンドオピニオンを受けることで、治療に対する新たな視点が得られるかもしれません。

3. 治療法の選択：抗がん剤治療、緩和ケア、そしてその他の選択肢

治療法の選択は、患者さんの状態、病状、そして本人の意向によって大きく異なります。それぞれの治療法について、詳しく見ていきましょう。

3.1 抗がん剤治療

抗がん剤治療は、がん細胞を攻撃し、がんの進行を遅らせることを目的とします。しかし、副作用として、吐き気、脱毛、倦怠感など、様々な症状が現れる可能性があります。抗がん剤治療を選択する際には、メリットとデメリットを十分に理解し、患者さんのQOL（生活の質）を考慮することが重要です。

抗がん剤治療を行うかどうかは、セカンドオピニオンで専門医と相談し、お母様の体力や病状、そして本人の意向を踏まえて決定しましょう。

3.2 緩和ケア

緩和ケアは、がんの痛みや苦痛を和らげ、患者さんのQOLを向上させることを目的とします。緩和ケアは、がんの進行度に関わらず、いつでも受けることができます。緩和ケアチームは、医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーなど、様々な専門家で構成されており、患者さんの身体的、精神的、社会的な苦痛をサポートします。

緩和ケアを受けることで、痛みや苦痛が軽減され、より穏やかな時間を過ごすことができる可能性があります。また、精神的なサポートを受けることで、不安や孤独感を和らげることができます。

3.3 その他の選択肢：民間療法、温熱療法、シイタケ菌糸

民間療法や温熱療法、シイタケ菌糸など、様々な治療法が存在しますが、その効果は科学的に証明されていないものが多くあります。これらの治療法を選択する際には、以下の点に注意しましょう。

• 効果の有無： 科学的な根拠があるかどうかを確認しましょう。
• 安全性： 副作用や、既存の治療との相互作用がないかを確認しましょう。
• 費用： 費用対効果を考慮しましょう。
• 医師との相談： 治療を受ける前に、必ず医師に相談しましょう。

民間療法を選択する場合は、既存の治療を中断することなく、医師の指導のもとで行うことが重要です。

4. 家族としてのサポート：仕事との両立と心のケア

ご家族が病気と向き合う中で、仕事との両立は大きな課題となるでしょう。また、精神的な負担も大きく、心のケアも重要です。

4.1 仕事との両立

仕事と介護を両立するためには、以下の対策を検討しましょう。

• 会社の制度の活用： 介護休暇や時短勤務など、会社の制度を活用しましょう。
• 周囲への相談： 上司や同僚に、状況を説明し、協力を求めましょう。
• 情報収集： 介護に関する情報を収集し、必要なサービスを利用しましょう。
• 休息： 疲労をためないように、十分な休息を取りましょう。

一人で抱え込まず、周囲の協力を得ながら、無理のない範囲で仕事と介護を両立することが大切です。

4.2 心のケア

ご家族の病気と向き合うことは、大きな精神的負担を伴います。心のケアも大切にしましょう。

• 感情の表現： 悲しみや不安など、自分の感情を抑え込まず、表現しましょう。
• 相談： 家族や友人、専門家（カウンセラーなど）に相談しましょう。
• 休息： 疲れたときは、休息を取り、気分転換をしましょう。
• 情報収集： 病気に関する情報を収集し、正しい知識を得ることで、不安を軽減しましょう。

心のケアは、自分自身を大切にするために不可欠です。無理せず、専門家のサポートも活用しましょう。

5. 後悔しないために：大切な時間を過ごす

限られた時間の中で、後悔しないためには、お母様との時間を大切に過ごすことが重要です。

• コミュニケーション： お母様と積極的にコミュニケーションを取り、思いを伝え合いましょう。
• 思い出作り： 一緒に旅行に行ったり、趣味を楽しんだり、思い出を作りましょう。
• 感謝の気持ち： 感謝の気持ちを伝え、愛情を伝えましょう。
• 記録： 日々の出来事や、お母様の言葉を記録しておきましょう。

残された時間を有意義に過ごすことで、後々、後悔の念を抱くことを避けることができます。

6. 情報過多な時代における情報との向き合い方

インターネット上には、様々な情報が溢れています。その中には、誤った情報や、根拠のない情報も存在します。情報収集する際には、以下の点に注意しましょう。

• 情報の信頼性： 情報源の信頼性を確認しましょう。医療機関や、専門家の情報源を参考にしましょう。
• 客観性： 様々な情報を比較検討し、客観的な視点を持つようにしましょう。
• 自己判断の回避： 情報を鵜呑みにせず、医師に相談し、専門家の意見を参考にしましょう。

情報過多な時代だからこそ、情報の取捨選択が重要です。信頼できる情報源から情報を収集し、専門家の意見を参考にしながら、適切な判断を行いましょう。

7. まとめ：最善の選択をするために

今回の質問者の方の状況は、非常に困難なものです。しかし、適切な情報収集と、専門家との連携、そしてご家族の愛情があれば、必ず最善の選択をすることができます。

以下に、今回の記事のポイントをまとめます。

• 現状の整理： 膵臓癌ステージ4b、余命3〜4ヶ月という状況を理解し、選択肢を検討する。
• セカンドオピニオン： 複数の専門医の意見を聞き、治療方針に対する納得感を高める。
• 治療法の選択： 抗がん剤治療、緩和ケア、民間療法など、それぞれのメリットとデメリットを理解し、患者さんのQOLを考慮して選択する。
• 家族としてのサポート： 仕事との両立、心のケアを行い、無理のない範囲でサポートする。
• 後悔しないために： お母様との時間を大切にし、感謝の気持ちを伝える。
• 情報との向き合い方： 信頼できる情報源から情報を収集し、専門家の意見を参考に、適切な判断を行う。

最後に、あなたの状況が少しでも好転することを心から願っています。そして、残された時間を、後悔のない、かけがえのないものにしてください。

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