親の介護におけるヘルパーさんへの相談:どこまで頼れる? 娘の私ができること
親の介護におけるヘルパーさんへの相談:どこまで頼れる? 娘の私ができること
この記事では、高齢の両親の介護をされている方々が抱える、ヘルパーさんへの相談内容に関する疑問にお答えします。特に、親御さんの認知症が進み、金銭管理や健康食品の購入などで悩んでいる娘さんの視点から、具体的なアドバイスを提供します。ヘルパーさんの役割、相談できる範囲、そして遠方に住む娘さんができることについて、詳しく解説していきます。
両親だけで住む家にヘルパーさんが出入りしてくれるようになりました。デイサービスや訪問看護もお世話になっています。
ヘルパーさんの役割がよく分からないのですが、どこまでお世話してくださるのでしょうか?
私は娘で両親は80代半ば・痴呆が始まっています。ただ痴呆の自覚がないことから、ワケのわからない高額な健康食品を通販で注文したりそれでかかってくる営業電話にまんまと乗せられて更に買い物をしたり(電話がかかってきて、前の商品の感想を聞いたり世間話をした後に新商品の説明をして購入を勧めるので気を良くして注文してしまうのです…焼酎とか蜂蜜とか梅干しとか…)、親はまだ身動きが出来るのと変にお金がある事からホイホイ買って支払いもせっせと済ませてしまうのです。
ヘルパーさんには、そういうものの管理等まで把握して貰えますか?
2人も耳が遠くなって電話もなかなか繋がらないし話せても会話にならない事もあり心配なのですが、何度か財布や通帳がない、とも言ってみたり後日確認すると見つかった、ということもあれば、そもそも無くした、と騒いだ記憶がなかったりしていますが、最近では電話も諦めたので様子も分かりません。
車で1時間半ほどの隣県住みなので、ヘルパーさんに何かとお願いすると「来れない距離でもないのに自分で様子を見に来ればいいのに…」と思われそうで気が引けるのです。
ただ私にも家庭の事情があって、滅多に実家に行き来出来ないうえに正直、親の事まで構っていられないという状況でもあります。
ヘルパーさんにはどういう事まで相談やお願いが出来るのでしょうか?
ケアマネさんが様子みてヘルパー手配をしてくれました。コロナワクチン接種も予約から集団接種会場への付き添い、すべてケアマネさんとヘルパーさんで1度目を済ませました。
ヘルパーさんの役割と相談できること
ご両親の介護、特にお母様、お父様の認知症が進んでいる状況でのご心配、お察しいたします。ヘルパーさんの役割は多岐にわたりますが、どこまで頼れるのか、具体的に見ていきましょう。
1. ヘルパーさんの主な役割
- 身体介護:食事、入浴、排泄、着替えなどの介助を行います。
- 生活援助:掃除、洗濯、調理、買い物など、日常生活のサポートを行います。
- 見守り:安否確認や、異変がないかの確認を行います。
今回のケースでは、ご両親の認知症の症状から、金銭管理や健康食品の購入に関する問題が起きています。ヘルパーさんは、原則として金銭管理は行いません。しかし、異常に気づいた場合は、ケアマネージャーやご家族に報告する義務があります。
2. 相談できることの具体例
- 異変の報告:
- 高額な商品の購入や、不審な電話への対応など、認知症による問題行動に気づいた場合は、ヘルパーさんからケアマネージャーやご家族に報告されます。
- 服薬管理のサポート:
- 薬の飲み忘れがないか確認したり、薬を飲む声かけをしたりする場合があります。
- ただし、薬の準備や投与は、医師や看護師の指示に基づき行われます。
- 安否確認とコミュニケーション:
- 定期的な訪問を通して、ご両親の健康状態や生活状況を確認します。
- ご両親とのコミュニケーションを通じて、孤独感の軽減や精神的なサポートを行います。
金銭管理と、ヘルパーさん以外のサポート
ご両親の金銭管理については、ヘルパーさんだけでは対応できません。しかし、他の専門家や制度を利用することで、問題を解決することができます。
1. ケアマネージャーとの連携
ケアマネージャーは、介護に関する様々な相談に乗ってくれる専門家です。今回のケースでは、以下の点でケアマネージャーに相談できます。
- 金銭管理に関するアドバイス:
- 成年後見制度の利用や、家族信託などの提案を受けることができます。
- ヘルパーさんへの指示:
- ヘルパーさんに、ご両親の様子を詳しく観察し、異常があれば報告するように指示を出すことができます。
- その他の介護サービスの提案:
- デイサービスや訪問看護など、ご両親の状況に合わせた介護サービスを提案してくれます。
2. 家族としての対応
遠方に住んでいる場合でも、できることはあります。定期的に電話をしたり、ビデオ通話を利用したりして、ご両親の様子を確認しましょう。また、以下のような対策も検討できます。
- 通帳や貴重品の管理:
- ご両親に内緒で、通帳や貴重品を預かることはできません。しかし、ご両親に相談し、安全な場所に保管するよう促すことはできます。
- 通販の停止:
- 通販会社に連絡し、商品の発送を停止してもらうことができます。
- ご両親が利用しているクレジットカードを一時的に利用停止することも検討できます。
- 成年後見制度の検討:
- ご両親の判断能力が低下している場合、成年後見制度を利用することで、財産管理や契約行為をサポートすることができます。
遠方に住む娘さんができること
遠方に住んでいるからといって、何もできないわけではありません。テクノロジーを活用したり、地域のサービスを利用したりすることで、ご両親をサポートすることができます。
1. テクノロジーの活用
- 見守りカメラ:
- 室内に設置することで、ご両親の様子を遠隔で確認できます。
- 異常があった場合に、すぐに気づくことができます。
- スマートスピーカー:
- 音声で話しかけることで、安否確認やコミュニケーションができます。
- 緊急時に、家族やヘルパーさんに連絡することも可能です。
- オンライン診療:
- 医師の診察をオンラインで受けることができます。
- 通院の負担を軽減できます。
2. 地域のサービス利用
- 地域包括支援センター:
- 介護に関する相談や、様々なサービスの情報提供を受けられます。
- ご両親の状況に合わせた、適切なサービスを紹介してくれます。
- 配食サービス:
- 栄養バランスの取れた食事を、自宅まで届けてくれます。
- 調理の負担を軽減できます。
- 移動支援サービス:
- 通院や買い物など、外出の際にサポートしてくれます。
- 移動の負担を軽減できます。
ヘルパーさんとの良好な関係を築くために
ヘルパーさんは、ご両親の生活を支える大切な存在です。良好な関係を築くことで、より質の高い介護を受けることができます。
1. コミュニケーションを大切に
- 感謝の気持ちを伝える:
- 日頃から、感謝の言葉を伝えるようにしましょう。
- 感謝の気持ちは、ヘルパーさんのモチベーションを高めます。
- 定期的な情報共有:
- ご両親の健康状態や生活の変化について、積極的に情報共有しましょう。
- ヘルパーさんは、ご両親の状況をより深く理解し、適切な対応ができるようになります。
- 困ったことは相談する:
- 何か困ったことがあれば、遠慮なく相談しましょう。
- ヘルパーさんは、問題解決のために協力してくれます。
2. 適切な距離感を保つ
- プライバシーへの配慮:
- ヘルパーさんのプライバシーに配慮しましょう。
- 過度な干渉は、ヘルパーさんの負担になります。
- 専門性を尊重する:
- ヘルパーさんの専門性を尊重しましょう。
- 介護に関する専門的な知識や技術を持っています。
- 過度な期待をしない:
- ヘルパーさんに、すべてのことを期待するのは避けましょう。
- ヘルパーさんの役割には限界があります。
ヘルパーさんとの良好な関係を築くことは、ご両親の介護を成功させるための重要な要素です。コミュニケーションを大切にし、適切な距離感を保ちながら、協力してご両親を支えていきましょう。
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まとめ
今回のケースでは、認知症が進んだご両親の介護について、ヘルパーさんの役割、相談できること、そして遠方に住む娘さんができることについて解説しました。ヘルパーさんは、身体介護や生活援助、見守りなど、様々なサポートをしてくれますが、金銭管理は原則として行いません。金銭管理については、ケアマネージャーや成年後見制度などの専門家と連携することが重要です。遠方に住んでいる場合でも、テクノロジーの活用や地域のサービスを利用することで、ご両親をサポートすることができます。ヘルパーさんとの良好な関係を築き、協力してご両親を支えていきましょう。
ご両親の介護は、大変なことも多いですが、決して一人で抱え込まず、様々なサポートを活用して、乗り越えていきましょう。
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