74歳の父が言うことを聞いてくれません…あなたができること、専門家が教えます
74歳の父が言うことを聞いてくれません…あなたができること、専門家が教えます
ご相談ありがとうございます。74歳のお父様のことで、大変ご心痛のこととお察しいたします。ご家族の介護や健康に関する問題は、誰にとっても非常にデリケートで、精神的な負担が大きいものです。特に、ご本人の意思疎通が難しく、専門家の助けを拒否する場合、どのように対応すれば良いのか途方に暮れてしまうこともあるでしょう。この記事では、そのような状況にあるあなたのために、具体的な解決策と、専門家への相談方法について詳しく解説します。
74歳の父が言うことをきいてくれません。五年ほど前、軽度の脳梗塞を発症したのですが、再検査も受けず、もちろん薬も飲まず、お酒ばかり飲んでいます。ここ3年ほどで、足腰が弱り、今は捉まる所がないと歩けません。脳梗塞の後遺症か、ろれつがうまくまわらず、入れ歯もしないので最近は酔っていても何を喋っているのかわかりません。もともと酒好きで、毎日晩酌をしていましたが、最近はほとんど食べ物を口にせず、水分も取らず、昼間は寝て、夜中ずっと起きているという生活のようです。風呂も入らず、爪も伸ばしっぱなしで、自分の事を何一つしようとしません。もう排尿もオムツにしているようですが暑いのか、プライドが許さないのか、オムツを履かずに漏らしてしまいます。母がその都度着替えをさせようとするのですが、それさえも嫌がり、濡れたまま動かないそうです。入れ歯を使っていて、壊れて歯医者に作りに行ったのですが、合わなかったらしく自分で削って、調整しようとして当然そのまま壊してしまい、今は何もいれていません。半年ほど前までは自分でお金をおろしたり、自転車で買い物に行ったりしていたのですが、今はまったく外出もせず、お酒を飲むか寝ているばかりです。
夫婦で元気に楽しく出掛けたり、孫の成長を喜んだりして欲しいだけなのですが、そういう一般的な思いはもう全く通じなくなっています。死ぬのを待っているだけのようで、見ていて辛くなります。母と姉で、市の方に相談に行き相談員の方に家に来ていただいたのですが、他人にあれこれ詮索されるような、そういう事が大嫌いで、相談員の方が帰った後、怒って「二度と勝手に呼ぶな」と怒鳴り散らしたそうです。完全にボケてしまった訳でもなく、お金の計算も出来るしなんとか一人で動ける状態なので、ケアマネをしている姉に言わせると、「一番中途半端な状態」だそうです。父も心配ですが、母の方が参ってしまい、鬱にでもならないかと心配です。私は結婚してバスで30分程の所に住んでいるので、チョコチョコ遊びに来て父の愚痴を言って帰りますが、実際は相当参って、悩んでいると思います。この様な状態の場合はどこに相談してどう動いたらいいのでしょうか。よろしくお願いいたします。
現状の整理と問題点の明確化
まず、現状を客観的に整理し、問題点を明確にすることが重要です。お父様の状況は、身体機能の低下、認知機能の軽度な障害、アルコール依存、そして本人の拒否という、複数の問題を抱えています。これらの問題が複雑に絡み合い、解決を困難にしていると考えられます。
- 身体機能の低下: 脳梗塞後遺症による歩行困難、排尿困難など。
- 認知機能の軽度な障害: ろれつが回らない、入れ歯の管理ができないなど。
- アルコール依存: 食事の摂取不足、生活リズムの乱れ、健康状態の悪化。
- 本人の拒否: 医療や介護サービスの拒否、家族の助けを拒否。
これらの問題に対して、どのように対応していくのか、具体的なステップを以下に示します。
ステップ1:医療機関への受診を促す
お父様の健康状態を改善するためには、まず医療機関への受診が不可欠です。しかし、本人が拒否している場合、どのようにすれば良いのでしょうか。
- かかりつけ医との連携: まずは、お父様のかかりつけ医に相談しましょう。状況を説明し、受診を促すためのアドバイスや、必要であれば往診の可能性について相談します。かかりつけ医は、お父様の病状をよく理解しており、信頼関係も築けているため、受診を促す上で重要な役割を果たします。
- 家族の協力: 家族で協力して、受診の必要性を説明しましょう。例えば、「最近、物忘れが多くなった」「食事がきちんと摂れていない」など、具体的な症状を伝え、健康への不安を共有することで、本人の気持ちに寄り添い、受診へのハードルを下げることができます。
- 専門医の紹介: 必要に応じて、脳神経内科や精神科などの専門医を紹介してもらいましょう。専門医は、より適切な診断と治療を提供することができます。
- 緊急時の対応: 症状が悪化し、緊急性がある場合は、迷わず救急車を呼びましょう。
ステップ2:介護サービスの検討と利用
身体機能の低下や日常生活の困難さをサポートするために、介護サービスの利用を検討しましょう。しかし、本人が拒否する場合、どのように進めれば良いのでしょうか。
- ケアマネージャーへの相談: ケアマネージャーは、介護に関する専門家であり、適切なサービスプランの作成や、関係機関との連携をサポートしてくれます。まずは、ケアマネージャーに相談し、お父様の状況に合ったサービスを検討しましょう。
- 体験利用: サービスを実際に体験してもらうことで、抵抗感を和らげることができます。例えば、訪問入浴サービスや、デイサービスなどを体験してもらい、サービスのメリットを実感してもらうことが有効です。
- 家族のサポート: 家族が積極的にサービスを利用することで、本人の安心感を高めることができます。例えば、訪問介護サービスを利用し、食事の準備や入浴の介助などをサポートしてもらうことで、本人の負担を軽減し、生活の質を向上させることができます。
- 本人の意思尊重: 最終的には、本人の意思を尊重することが重要です。無理強いするのではなく、本人の気持ちに寄り添い、納得できる形でサービスを利用できるように、根気強く話し合いましょう。
ステップ3:精神的なサポートとコミュニケーション
お父様の精神的な健康を保つためには、家族のサポートと、適切なコミュニケーションが不可欠です。
- 傾聴と共感: 家族は、お父様の気持ちに寄り添い、話をよく聞くことが重要です。本人の不安や不満を受け止め、共感することで、信頼関係を築き、本人の精神的な安定を図ることができます。
- 無理強いしない: 医療や介護サービスを無理強いすることは、逆効果になる可能性があります。本人のペースに合わせて、少しずつ受け入れてもらうようにしましょう。
- 趣味や楽しみの提供: 趣味や楽しみを見つけることで、生活に張り合いが生まれ、精神的な健康を保つことができます。例えば、昔好きだった音楽を聴いたり、一緒に散歩に出かけたりするなど、本人が楽しめる活動を取り入れましょう。
- 専門家のサポート: 必要に応じて、精神科医やカウンセラーなどの専門家のサポートを受けましょう。専門家は、本人の心のケアを行い、家族へのアドバイスも提供してくれます。
ステップ4:家族のケアとサポート
ご家族の負担は非常に大きいものです。特に、お母様の精神的なケアは重要です。以下に、家族をサポートするための具体的な方法を紹介します。
- 情報共有と連携: 家族間で情報を共有し、協力して問題に取り組むことが重要です。定期的に話し合いの場を設け、それぞれの状況や悩み、困っていることを共有しましょう。
- 休息時間の確保: 介護は体力と精神力を消耗します。家族は、十分な休息時間を確保し、心身ともに健康を保つ必要があります。
- 専門家のサポート: 介護に関する専門家(ケアマネージャー、医師、カウンセラーなど)に相談し、アドバイスやサポートを受けましょう。
- 地域の支援サービス: 地域の介護保険サービスや、相談窓口などを活用しましょう。
- 第三者のサポート: 家族だけで抱え込まず、親戚や友人、地域のボランティアなど、第三者のサポートも積極的に受けましょう。
ステップ5:法的・制度的なサポートの活用
状況によっては、法的・制度的なサポートが必要になる場合があります。
- 成年後見制度: 認知症などにより判断能力が低下した場合、成年後見制度を利用することができます。成年後見人は、本人の財産管理や身上監護を行います。
- 介護保険制度: 介護保険制度を利用することで、介護サービスの費用を軽減することができます。
- 障害者総合支援法: 障害者総合支援法は、障害のある方の自立した生活を支援するための制度です。
- 相談窓口: 各自治体には、介護や福祉に関する相談窓口があります。専門家のアドバイスを受けることができます。
具体的な行動計画の例
上記を踏まえ、具体的な行動計画の例を以下に示します。これはあくまで一例であり、お父様の状況やご家族の状況に合わせて、柔軟に調整してください。
- 1ヶ月目: かかりつけ医に相談し、受診を促す。ケアマネージャーに相談し、介護サービスを検討する。家族で情報共有し、協力体制を築く。
- 2ヶ月目: 専門医の受診を検討する。体験利用などを通して、介護サービスの利用を試みる。
- 3ヶ月目以降: 介護サービスの利用を開始する。定期的に家族で話し合い、状況を共有する。必要に応じて、専門家のサポートを受ける。
成功事例
ある70代の男性は、脳梗塞を発症し、自宅での生活が困難になりました。当初は、介護サービスを拒否していましたが、家族が根気強く話し合い、体験利用などを通して、徐々に受け入れるようになりました。現在では、訪問介護サービスを利用し、食事や入浴の介助を受けており、穏やかな生活を送っています。
この事例からわかるように、本人の意思を尊重しつつ、家族が協力し、専門家のサポートを受けることで、状況を改善することができます。
専門家への相談を検討しましょう
今回のケースのように、ご家族だけで問題を抱え込まず、専門家に相談することも有効な手段です。専門家は、客観的な視点からアドバイスをしてくれ、具体的な解決策を提案してくれます。また、精神的なサポートも提供してくれるため、ご家族の負担を軽減することができます。
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まとめ
74歳のお父様のことで、大変ご心痛のことと思います。今回のケースでは、身体機能の低下、認知機能の軽度な障害、アルコール依存、そして本人の拒否という、複数の問題が複雑に絡み合っています。解決のためには、医療機関への受診、介護サービスの検討と利用、精神的なサポートとコミュニケーション、家族のケアとサポート、法的・制度的なサポートの活用が重要です。ご家族だけで抱え込まず、専門家への相談も検討しましょう。あなたの悩みは決して一人ではありません。必ず解決策は見つかります。
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