ADHDと介護職の両立は可能?抱えがちな悩みと働き方のヒント
ADHDと介護職の両立は可能?抱えがちな悩みと働き方のヒント
この記事では、ADHD(注意欠如・多動性障害)を抱えながら介護福祉士として働くことの難しさと、それを乗り越えるための具体的な方法について解説します。仕事と家庭の両立に悩み、精神的に疲弊しているあなたへ、少しでも心が軽くなるようなヒントをお届けできれば幸いです。
私自身がADHDを持っています。娘も19歳の長女がADHD、17歳の次女がアスペルガー症候群、広汎性発達障害と診断を受けています。娘の事で、受診を勧められ、訪れた病院で私自身も診断を受けました。
今一番困っている症状としては、短期記憶が出来ない、音が聞き取りにくい、という事がとても大きいです。整理整頓も、幼いころはとても苦手で、独身の頃は汚部屋の住人でしたが、主人がとても几帳面で綺麗好きな人であることもあり、私自身も色々な本を読んだりして学び、今は、それほど汚い家でもないと思っています。
家では、主人に頼まれたことを忘れてしまう、娘の学校の提出物や予定を忘れてしまう、地域の役員が回ってきているのですが、仕事や家事に追われると役員の仕事をうっかりしてしまう、お風呂の水を止め忘れてしまう、布団や洗濯物を取り入れるのをうっかりして冷えてしまう、魚を焼いていて焦がしてしまう、等、トラブルだらけです。目に見える範囲内で起こっていることは記憶していられるのですが、視界に入っていないことは直ぐに忘れてしまうのです。
もっと苦しんでいるのが仕事についてです。介護福祉士の資格を取って、デイサービスで働いています。事務の仕事もしたことがあるのですが、私の特性上、無理でした。10年前にずっと興味があったこの仕事をはじめ、主人の仕事の都合で引っ越しもあり、職場も変わりましたが、この仕事には生きがいを感じて頑張っています。けれど、音楽がかかっていたり、テレビがご利用者様にも聞こえるように大きい音でかかっていたりすると、頼まれたことや、職員同士で話し合ったり報告しあったりしている声がとても聞き取りずらく、私だけ情報が届かない、と言ったことが多発しています。
現職場の面接を受けた時に、「耳が悪いので大きい声で伝えてほしい」と施設長には説明し、その上で採用され、皆にも説明はして頂いており、皆、情報は知っていると思いますが、あまりに何回も聞き返したり、聞き漏らしてしまって(声をかけられたことにさえ気づかなかった)、皆、「いいかげんにしてよ」と言う感じになってしまいました。
また、一日の流れの中で決まっていることは頭に入っているのですが、それが変更になったり、非日常の頼まれごとをした時に記憶していられず、忘れてしまう事があります。今まで、手ぶらでデイサービスに来ていた利用者様が、たまたま着替えを持ってきたとき、帰り際に荷物を持って行くのを忘れてしまったり、利用者様が食事をこぼしてしまってシャツを洗濯した際、「洗濯しているから干しておいて」と頼まれて忘れてしまったり。
わざとやっている訳ではないのですが、失敗ばかりです。
とはいえ、ご利用者様の命を預かっている仕事なので、転倒、事故が起こらないように、勤務中は本当に気を張っています。その上、他の職員の言っている事を聞き逃さないように、とか、失敗がないように、とか、色々気を張りながら働いているので、物凄く疲れてしまいます。
迷惑をかけている分、トランスやトイレ誘導等、肉体的負担の多い仕事は進んでするようにしていて、他の職員よりも多くこなしているつもりです。
中々、「ADHD」を持っている、とは言い出しにくく、かといって、面接の時に「発達障害です」と言えば、採用してもらえたかどうかわかりません。家の事情でどうしても働けなければならない状況ですし、不採用になるのが怖くて面接の時はその旨は話せませんでした。
得意ではない家事をこなしながら、障害のある娘を育てながら、仕事場でも疲労困憊でもう、精神的にボロボロです。
娘の送り迎え、支援学校なのでやり取りも多く、親が手助けしなければならないことも多く、児童相談所の心理の先生との面接、月に一度の娘の精神科とカウンセリングの通院、放課後デイサービスの面接や支払い、利用日の報告等、やらなければいけないことが沢山あり、自分のキャパシティーがいっぱいいっぱいになってしまっているように感じます。
もう、どうしたらいいかわかりません。ADHDを持っている私がどうしたら、普通の社会生活が送れるのでしょうか?補足ご回答頂き本当にありがとうございます。頂いたご回答に主人に相談した方が…とありましたので捕捉させていただきます。主人は、発達障害については、説明したり、そういうテレビ番組を一緒に見てもらったりしているにも拘わらず、全く理解ができない人です。努力が足りない、だらしがない、いい加減に生きてる、やる気がないのだ、と言いきって、次女のことも全く受け入れられていません。発達障害を相談できる相手ではないのです。
受診した病院の先生には、結婚生活が継続出来ていて、働く事も出来ているのなら心配ない、ADHDのことはそんなに気にしなくていい、といわれました。でも、私にとって、とても深刻な状況です。専業主婦出来たらどんなに幸せか、と思います。でも、働かなければ食べて行けないんです。
ADHDの特性を持つ方が、介護福祉士として働き、仕事と家庭を両立させることは、確かに多くの困難を伴います。しかし、適切な対策と工夫を取り入れることで、これらの課題を乗り越え、充実した毎日を送ることは十分に可能です。以下に、具体的な解決策を提示します。
1. ADHDの特性を理解し、自己分析を行う
まず、ご自身のADHDの特性を深く理解することが重要です。具体的にどのような状況で困り、どのような時に集中しやすいのか、どのような環境が苦手なのかを把握しましょう。自己分析には、以下の方法が役立ちます。
- 専門家との相談: 精神科医や臨床心理士に相談し、詳細な診断とアドバイスを受けましょう。認知行動療法などの治療法も検討できます。
- 自己観察: 毎日の行動や感情を記録する日記をつけ、自分のパターンを把握しましょう。
- 特性のリストアップ: 集中力の持続、忘れ物、整理整頓の苦手さなど、具体的な困りごとをリストアップし、それぞれの対策を考えましょう。
自己分析を通じて、自分の強みと弱みを理解することで、効果的な対策を立てることができます。例えば、聴覚過敏がある場合は、静かな環境で作業する時間を作る、メモを取る習慣をつけるなどの対策が考えられます。
2. 職場での工夫と対策
介護の現場でADHDの特性が影響しやすい場面を具体的に挙げ、それぞれの対策を提案します。
- 情報伝達の聞き取りにくさ:
- 対策:
- 同僚に、重要な情報をメールやチャットで共有してもらう。
- メモを取る習慣を徹底し、聞き漏らしを防ぐ。
- 必要に応じて、相手にゆっくりと話してもらう、または繰り返して説明してもらう。
- 周囲の音を遮断するために、ノイズキャンセリングイヤホンを使用する。
- 対策:
- 指示や予定の忘れ:
- 対策:
- タスク管理ツール(Todoist、Trelloなど)を活用し、タスクを可視化する。
- スマートフォンや手帳のリマインダー機能を活用し、予定を管理する。
- 同僚に、重要な予定やタスクを事前に確認してもらう。
- 日々の業務の流れをルーティン化し、習慣化することで忘れを防ぐ。
- 対策:
- 集中力の維持:
- 対策:
- ポモドーロテクニック(25分集中、5分休憩)を取り入れ、集中力を維持する。
- 静かな環境で作業できる時間帯を見つける。
- 休憩中に軽い運動やストレッチを行い、気分転換をする。
- 集中しやすい時間帯を把握し、重要なタスクをその時間帯に行う。
- 対策:
- 多忙による疲労:
- 対策:
- 休憩時間を確保し、こまめに休息を取る。
- 業務量を調整し、無理のない範囲で働く。
- 同僚に、困っていることや助けが必要なことを積極的に伝える。
- 睡眠時間を確保し、心身の疲労を回復させる。
- 対策:
これらの対策を実践することで、職場での困難を軽減し、より働きやすい環境を築くことができます。
3. 周囲への理解を求める
ADHDであることを職場に伝えるかどうかは、個人の判断によります。伝えることで、周囲の理解と協力を得やすくなる一方で、偏見や誤解を受ける可能性もあります。伝える場合は、以下の点に注意しましょう。
- 信頼できる人に相談する: まずは、信頼できる同僚や上司に相談し、理解を得ることから始めましょう。
- 具体的な困りごとを伝える: 自分の特性と、それによってどのような困りごとが生じるのかを具体的に説明しましょう。
- 具体的なサポートを求める: どのようなサポートがあれば働きやすくなるのかを具体的に伝えましょう(例:指示をメモで残してもらう、タスクの優先順位を一緒に決める)。
- オープンな姿勢で: 自分の特性を隠さず、オープンな姿勢で接することで、周囲の理解を深めることができます。
もし、職場に伝えることに抵抗がある場合は、無理に伝える必要はありません。しかし、信頼できる同僚や上司に相談することで、精神的な負担を軽減し、協力体制を築くことができる可能性があります。
4. 家庭生活での工夫と対策
仕事だけでなく、家庭生活においてもADHDの特性が影響することがあります。家庭での工夫としては、以下の点が挙げられます。
- 整理整頓の工夫:
- 対策:
- 収納場所を固定し、物の定位置を決める。
- ラベルを活用し、物の場所を分かりやすくする。
- こまめに整理整頓する習慣をつける。
- 家族にも協力してもらい、一緒に整理整頓を行う。
- 対策:
- タスク管理:
- 対策:
- 家族の予定を共有するカレンダーを作成する。
- To-Doリストを作成し、タスクを可視化する。
- リマインダー機能を活用し、忘れ物を防ぐ。
- 家族に協力してもらい、タスクを分担する。
- 対策:
- 家事の効率化:
- 対策:
- 家事代行サービスや宅配サービスを利用する。
- 調理家電を活用し、家事の負担を軽減する。
- 家族に家事を分担してもらう。
- 完璧主義を手放し、適度に手を抜く。
- 対策:
これらの工夫により、家庭生活での負担を軽減し、心に余裕を持って過ごすことができます。
5. 専門家や支援機関の活用
一人で抱え込まず、専門家や支援機関に相談することも重要です。以下のような機関を活用できます。
- 精神科医やカウンセラー: 定期的な診察やカウンセリングを受け、心のケアを行いましょう。
- 発達障害者支援センター: 専門的な相談や情報提供、就労支援などを受けることができます。
- 地域包括支援センター: 高齢者向けのサービスだけでなく、子育て支援や生活に関する相談もできます。
- 就労移行支援事業所: 就職に向けた訓練やサポートを受けることができます。
専門家や支援機関のサポートを受けることで、問題解決への道筋を見つけ、より良い生活を送ることができます。
6. ライフスタイルの見直し
ADHDの特性を抱えながら、心身ともに健康に過ごすためには、ライフスタイルの見直しも重要です。以下に、具体的なポイントを挙げます。
- 規則正しい生活:
- 対策:
- 睡眠時間を確保し、質の高い睡眠をとる。
- 食事の時間を規則正しくし、バランスの取れた食事を摂る。
- 起床時間と就寝時間を固定する。
- 対策:
- 適度な運動:
- 対策:
- ウォーキング、ジョギング、水泳など、自分に合った運動を習慣にする。
- 週に数回、軽い筋力トレーニングを行う。
- 運動することで、気分転換になり、集中力も高まる。
- 対策:
- ストレス管理:
- 対策:
- 趣味やリラックスできる時間を持つ。
- 瞑想や深呼吸などのリラックス法を試す。
- ストレスの原因を特定し、対策を講じる。
- 必要に応じて、専門家や友人、家族に相談する。
- 対策:
これらのライフスタイルの見直しは、心身の健康を維持し、ADHDの特性による影響を軽減するのに役立ちます。
7. ポジティブな自己肯定感を育む
ADHDの特性を持つ方は、自己肯定感が低くなりがちです。しかし、自己肯定感を高めることは、困難を乗り越え、前向きに生きていくために非常に重要です。以下の方法を試してみましょう。
- 自分の強みを見つける:
- 対策:
- 自分の得意なこと、好きなこと、誇れることをリストアップする。
- 周囲の人に、自分の良いところを聞いてみる。
- 小さな成功体験を積み重ね、自信をつける。
- 対策:
- 自分を褒める:
- 対策:
- 毎日、自分の良いところを一つ見つけて褒める。
- 困難な状況を乗り越えた自分を褒める。
- 自分を大切にし、優しく接する。
- 対策:
- 成功体験を積み重ねる:
- 対策:
- 目標を細分化し、達成しやすい目標を設定する。
- 小さな目標を達成するたびに、自分を褒める。
- 成功体験を積み重ねることで、自信がつき、自己肯定感が高まる。
- 対策:
自己肯定感を高めることで、困難な状況にも前向きに向き合い、自分らしく生きることができます。
ADHDの特性を持つ方が、介護福祉士として働き、仕事と家庭を両立させることは、決して容易ではありません。しかし、自己分析を行い、職場や家庭での工夫を重ね、周囲の理解と協力を得ながら、専門家や支援機関のサポートを受けることで、必ず道は開けます。そして、何よりも大切なのは、自分自身を大切にし、諦めずに前向きに努力を続けることです。
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