障害を持つご家族の将来とキャリア:親としてできること、専門家のアドバイス
障害を持つご家族の将来とキャリア:親としてできること、専門家のアドバイス
この度は、ご相談いただきありがとうございます。ご家族の将来について、深い愛情と責任感を持って考えられているお母様のお気持ち、大変よく理解できます。特に、障害を持つご家族の将来について考えることは、多くの親御様にとって大きな悩みであり、様々な不安を抱かれることと思います。
今回の記事では、知的障害を持つご家族の将来、特に経済的な問題、介護の問題、そしてご本人のキャリア形成について、具体的なアドバイスを提供させていただきます。ご相談内容を拝見し、以下のような構成で、お悩みに寄り添い、具体的な解決策を提示していきます。
- ご相談内容の整理と問題点の明確化:ご相談内容を整理し、それぞれの問題点を明確にします。
- 経済的な問題への対策:仕送り、将来の貯蓄、そして経済的な自立に向けた具体的なアドバイスを行います。
- 介護の問題への対策:長女様の今後の介護について、次女様への期待と現実的な対応策について考察します。
- キャリア形成へのアドバイス:次女様の現在のキャリアと今後のキャリアプランについて、専門的な視点からアドバイスを行います。
- 専門家の視点:キャリアコンサルタントとしての視点から、全体的なアドバイスと、具体的なアクションプランを提案します。
この記事が、少しでもお母様のお役に立てることを願っております。
わたくし2人の障害者(姉妹の)母親です。
長女は最重度の知的障害者で27才、次女は軽度の知的障害者で25才です。
次女に関しては言われなければわからないくらいです。
次女は5才のときの知能検査で軽度知的障害の結果が出たのですが、わたくし達にも普通にしか見えなかったので養護学校ではなく普通学校に進学させました。
今振り返ってみると、小中学校時代はたびたび問題が起きていました。同級生とのトラブルは日常茶飯事で泣いて帰ってくる日は何度もありました。また学校のお勉強にもついていけておらずテストでも低い点ばかりでした。
中学校は入学してしばらくすると登校拒否へ、不登校になりました。
高等学校は何とか進学できたものの偏差値も低い定時制高校です。
高校卒業後の進路は就職を考えていたみたいなのですが次女は何も資格を持っていないため、わたくしは何か資格があったほうが後々のためによいのではと思い就職ではなく看護学校への進学をすすめました。ですがそれでも次女は「看護士さんは人の命を預かる責任重大なお仕事だからね、自分が食べていくためって理由だけではなりたくないし私には出来ない」とあくまでも就職の意向を変えませんでした。でも高校卒業しても就職は内定しませんでした。
高校卒業後、3年近くバイトしていた飲食店を辞めて他の飲食店で働き始めます。
ですが6ヶ月も持たずに辞めてしまい、次のバイト先もすぐ辞めてしまいました。
わたくしはバイトもろくに続かず定職につかない次女が心配でした。ホームヘルパーの資格を取って介護をお仕事にすれば将来もお仕事がなくなることなく安心して続けていけるのではと思っていたので、資格を取ってみたら?と提案してみましたが「資格取っても辞める人多いみたいよ、重労働で低賃金だからね」とだけの回答が返ってきました。
じゃあお仕事どうするの?って聞くと次女は「お仕事見つけるよ」とだけ返答。
その2日後に次女は新しく違うお仕事を見つけましたが、そのお仕事はキャバクラ嬢でした。これが次女20才のころ。わたくしは次女に男性経験がなく彼氏がいたこともなかったことを知っていたので、あなたには無理でしょ!(笑)と言いました。
ですが、しばらくすると空気が読めないと指摘されることが多いと次女本人が発達障害の検査を受けると言い出しました。その検査には母親であるわたくしもついて行くように言われたとのことで、わたくしとしては次女には健常者として生きてほしいし何も今更検査を受けなくても。と思いました。なのでわたくしは、障害がなくても空気読めないって言われてる人なんて世の中いくらでもいるんだし考えすぎだよ(笑)とは伝えましたが、それでも本人は検査を受ける意思を曲げませんでしたので検査に同行しました。
数日後に検査結果が出ました、5才のときと同じ結果でした。
その時に次女は障害者手帳の申請をしました。障害年金は軽度ということで申請が通らなかったようです。
なので4年ほど前から次女も障害者となりました。
次女は今も水商売を続けています。来月にはこの家から出ることを伝えられております。
そこで皆さまのお知恵を借りたいので質問させていただきます。
①次女からは期待しないでほしいと言われたのですが仕送りはしてもらえるでしょうか?
②わたくしが長女の面倒を見れなくなった時には貯金も無く施設などには入れてあげられないかもしれないので、その際は次女にまかせたいのですが引き受けてくれるでしょうか?
万が一もし次女が引き受けてくれなくても引き受けさせる方法はありますか?もし次女が引き受けなかったとしたら長女はどうなってしまいますか?
③30才までには遠方の他県(関東)に引っ越す計画を最近偶然知ったのですが、これはお水の道を極めるということなんでしょうか?
やはり水商売を続けることを反対しなかったのは間違いだったのでしょうか?
ものすごい長文になってしまいましたが真面目に回答いただければと思います、よろしくお願いします。
補足
わたくしは長女のことを安心して任せられる人は次女しかいないと思っています。もし次女が長女のお世話を将来してくれないとしたら、それはわたくしが次女の育て方を間違えてしまったということでしょうか?
1. ご相談内容の整理と問題点の明確化
ご相談内容を整理すると、主に以下の3つの大きな問題点があると考えられます。
- 経済的な問題:次女様からの仕送り、将来の生活費、長女様の介護費用など、経済的な不安が大きい。
- 介護の問題:長女様の将来の介護を誰が担うのか、次女様への期待と現実のギャップ。
- キャリアと自立の問題:次女様の現在の職業(水商売)に対する懸念、今後のキャリアプラン。
これらの問題は、それぞれが複雑に絡み合っており、解決のためには多角的なアプローチが必要です。
2. 経済的な問題への対策
経済的な問題は、将来の生活を左右する重要な要素です。まずは、具体的な対策を検討しましょう。
2-1. 仕送りについて
次女様から「期待しないでほしい」と言われている状況で、仕送りをしてもらえるかどうかは、非常に難しい問題です。法律的には、親が子を扶養する義務はありますが、子が親を扶養する義務は、親が生活に困窮している場合に限られます。次女様が経済的に自立している場合、仕送りを期待することは難しいかもしれません。
しかし、経済的な支援を求める前に、まずは次女様とのコミュニケーションを図ることが重要です。なぜ「期待しないでほしい」と言われたのか、その背景にある気持ちを理解しようと努めましょう。もしかしたら、経済的な負担を感じているのかもしれませんし、自立した生活を送りたいという強い思いがあるのかもしれません。
次女様との話し合いを通じて、経済的な支援の必要性や、その方法について、建設的な話し合いができるように努めましょう。
2-2. 将来の貯蓄と資産形成
ご自身の将来の生活費、そして長女様の介護費用を考慮すると、貯蓄や資産形成は非常に重要です。
- 公的年金の確認:ご自身の年金受給額を確認し、不足分を把握しましょう。必要であれば、iDeCoやNISAなどの制度を活用して、資産形成を行いましょう。
- 介護保険の利用:長女様の介護が必要になった場合、介護保険を利用することで、費用負担を軽減できます。介護保険制度について詳しく調べ、必要な手続きを行いましょう。
- 専門家への相談:ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談し、具体的な資産形成プランを立てることも有効です。
2-3. 経済的な自立支援
次女様の経済的な自立を支援することも、重要な課題です。
- 就労支援:障害者向けの就労支援サービスを活用し、次女様の就労をサポートしましょう。就労移行支援や就労継続支援などのサービスを利用することで、就労に関する相談や訓練を受けることができます。
- キャリアカウンセリング:キャリアカウンセラーに相談し、次女様の適性や能力に合った職業を見つけるためのアドバイスを受けましょう。
- 資格取得支援:次女様の興味や関心のある分野で、資格取得を支援することも有効です。
3. 介護の問題への対策
長女様の将来の介護は、非常に重要な問題です。次女様への期待と、現実的な対応策を検討しましょう。
3-1. 次女様への期待と現実
長女様の介護を次女様に頼りたいというお気持ちは、理解できます。しかし、次女様の現在の状況や、将来のキャリアプランを考えると、介護を担うことが難しい場合も考えられます。
次女様との話し合いを通じて、介護に対する考えや、可能な範囲での協力について、話し合いましょう。無理強いするのではなく、次女様の気持ちを尊重し、互いに納得できる方法を探ることが重要です。
3-2. 介護保険と福祉サービスの活用
長女様の介護が必要になった場合、介護保険や福祉サービスを活用することで、費用負担を軽減し、専門的なサポートを受けることができます。
- 介護保険の申請:長女様の介護保険の申請を行い、介護度を認定してもらいましょう。
- 介護サービスの利用:訪問介護、デイサービス、ショートステイなどの介護サービスを利用することで、ご家族の負担を軽減できます。
- 施設の検討:将来的に、施設入所も視野に入れる必要があるかもしれません。地域の介護施設について調べ、情報収集を行いましょう。
3-3. 法的な手続き
長女様の介護について、法的な手続きが必要になる場合があります。
- 成年後見制度:長女様が判断能力を失った場合、成年後見制度を利用することで、財産管理や身上監護をサポートすることができます。
- 遺言書の作成:ご自身の遺言書を作成し、長女様の介護について、具体的な指示を残すことができます。
4. キャリア形成へのアドバイス
次女様のキャリア形成は、経済的な自立と密接に関わっています。現在の職業(水商売)に対する懸念を踏まえ、今後のキャリアプランについて、専門的な視点からアドバイスを行います。
4-1. 現状の分析
次女様が水商売を選んだ背景には、様々な要因が考えられます。しかし、将来的なキャリアプランを考えると、水商売を続けることが、必ずしも最善の選択肢とは言えません。
まずは、次女様の現在の状況を客観的に分析しましょう。
- 強みと弱みの把握:次女様の強み(コミュニケーション能力、社交性など)と弱み(体力的な負担、精神的なストレスなど)を把握しましょう。
- 興味関心:次女様の興味や関心のある分野を探り、将来的なキャリアプランのヒントを見つけましょう。
- 就労経験:これまでの就労経験を振り返り、成功体験や失敗体験から学びましょう。
4-2. キャリアプランの検討
次女様の強みや興味関心、就労経験などを踏まえ、具体的なキャリアプランを検討しましょう。
- 目標設定:将来的にどのような働き方をしたいのか、具体的な目標を設定しましょう。
- 情報収集:興味のある職業について、情報収集を行いましょう。インターネット、書籍、セミナーなどを活用して、必要な情報を集めましょう。
- 資格取得:目標とする職業に必要な資格があれば、資格取得を検討しましょう。
- 就労支援サービスの活用:就労支援サービスを利用し、就職活動をサポートしてもらいましょう。
4-3. 水商売からの転換
水商売から他の職業へ転換する場合、いくつかの課題があります。
- スキルアップ:これまでの経験を活かせるスキルを磨き、新しい職業に活かせるようにしましょう。
- 自己肯定感の向上:自己肯定感を高め、自信を持って就職活動に臨めるようにしましょう。
- 周囲のサポート:家族や友人、専門家からのサポートを受けながら、就職活動を進めましょう。
水商売から他の職業へ転換することは、容易ではありませんが、諦めずに努力を続ければ、必ず道は開けます。
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5. 専門家の視点:キャリアコンサルタントからのアドバイス
キャリアコンサルタントとして、今回の相談内容に対する全体的なアドバイスと、具体的なアクションプランを提案します。
5-1. 全体的なアドバイス
今回の相談は、経済的な問題、介護の問題、キャリアの問題が複雑に絡み合っており、非常に難しい状況です。しかし、焦らず、一つ一つ問題を解決していくことが重要です。
- 情報収集:まずは、関連する情報を集め、現状を把握しましょう。
- 専門家への相談:必要に応じて、専門家(ファイナンシャルプランナー、介護専門家、キャリアコンサルタントなど)に相談しましょう。
- 家族とのコミュニケーション:家族とのコミュニケーションを密にし、互いの気持ちを理解し合いましょう。
- 柔軟な対応:状況は常に変化します。柔軟に対応し、最善の選択肢を選びましょう。
5-2. 具体的なアクションプラン
以下に、具体的なアクションプランを提案します。
- 経済的な問題
- ご自身の年金受給額を確認し、不足分を把握する。
- ファイナンシャルプランナーに相談し、資産形成プランを立てる。
- 次女様と仕送りについて話し合い、経済的な支援の必要性や、その方法について、建設的な話し合いをする。
- 障害者向けの就労支援サービスについて調べ、次女様と相談する。
- 介護の問題
- 長女様の介護保険の申請を行い、介護度を認定してもらう。
- 地域の介護サービスについて調べ、情報収集を行う。
- 次女様と介護に対する考えについて話し合い、協力できる範囲について確認する。
- 成年後見制度や遺言書について、専門家に相談する。
- キャリア形成
- 次女様の強みや弱み、興味関心、就労経験などを把握する。
- キャリアカウンセラーに相談し、キャリアプランについてアドバイスを受ける。
- 就労支援サービスを利用し、就職活動をサポートしてもらう。
これらのアクションプランを実行することで、少しずつ問題が解決し、将来への不安を軽減できるはずです。
6. まとめ
今回の相談は、非常に複雑で、解決のためには時間と労力が必要です。しかし、諦めずに、一つ一つ問題を解決していくことが重要です。ご自身の心身の健康を大切にし、周囲のサポートを受けながら、前向きに進んでいきましょう。
ご家族の将来について、最善の選択ができるよう、心から応援しております。
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