「生まれてこなきゃよかった」からの脱却：30代が「自分らしい働き方」と「生きがい」を見つけるロードマップ

30代半ばの男性の方から、自身の生い立ちや家族関係、そして将来への不安について、深い悩みをお寄せいただきました。幼少期の孤独感、親族との関係性、そして将来への展望が見えないことなど、多くの困難を抱えながら生きている様子が伝わってきます。

30代半ばの男です。

私の両親は見合い結婚をしました。

母親は田舎の独特な慣習や馴れ合いに順応しきれず、最近都市部に引っ越すまで半ばうつのような状態でした。

元々神経質な性格で、親しい友人もほとんどおらず、周りの悪口や不満を私に話していました。

経済的に苦しくはなく、結婚当初から義両親（祖父母）と別居の選択は出来たのに、父方はそれもしませんでした。

さらに母親（義母）を施設に入れたくない父の意向、というより我儘で、亡くなるまで自宅での介護を7年しました。

近くに住む親族（叔父2名と叔母）は非協力的で、ほとんど何もしてくれなかったです。

叔母2人に至っては母や私を無視したり態度が変わったりします。

母方の祖母は、父の家には嫁がせたくなかったと今も悔やんでいるようです。

そんなことを間接的に言われ、私なんか生まれてくるべきではなかったと思いました。

私も小学校で周りに馴染めず、大人になった今でもお盆が辛く、地元に帰るのも嫌です。

学校では優しく仲良かった友達も、同窓会で何もしてないのに冷ややかな視線を浴びられ、それ以来地元がさらに嫌いになりました。

自分自身も発達障害があり、生きにくさを感じてますが30代になって交友関係が変化し、少しだけ楽になっています。

ですが、今度は周りが必死に子育てしてるのに、今更習い事や趣味やSNSに夢中になって孤独を紛らわす自分が情けなく感じます。

それ以前に自分自身に子供を育てる覚悟や、子供に何かを伝えられる生き方をしていません。

お見合いで妥協し、母方から見て「嫁がせたくない」ような家から生まれた自分が心底嫌になる時があります。

そんな家から生まれたから、皆私が嫌いで苦手で、親族は誰もLINE送ってないし、愛されるわけないのも納得です。

彼女はいますが、もし結婚したとしても子供欲しくない。

それくらい辛いですが、子供がない人生も辛いです。

こんなトラウマから解放されたいです。

お見合いなんて1970年代には廃れてたのに、昭和終わりにそれで結婚はかなり異常なことを知ったのは最近でした。

貧しくてもいいから、普通の家に生まれたかった。

自然に出会って恋愛し、愛し合った両親から生まれて、喧嘩しても仲直りして、親族もそこそこ優しく、ましてや母方の両親が「嫁がせるべきでなかった」と言わない、愛が普通にある家で育ちたかった。

「怪我したら危ないから」そんな理由でスポーツもまともにやらせてもらえなかった学生時代。

運動や球技できる人はカッコいいし、チームプレーだから友人にも恵まれやすい、だから元運動部は大体結婚して幸せな家庭を築いている。

30歳になる前の自分が気付けたことを、うちの両親は結婚した後でさえ気付けなかった、その観察力の無さや世間知らずぶりにも絶望しています。

母親も周りがほとんどしてて勧められてるLINEを「既読未読が嫌だから」とやるつもりがないのですからかなり変わってます。（私はLINEもインスタもやってます）

外面だけ良い仮面夫婦より、喜怒哀楽にあふれる家庭を羨ましく思います。

私は生まれた時点で皆の嫌われ者、おそらく生まれてきてはいけなかった人間。私である人生に疲れてます。

彼女にはすごい申し訳ないですが、正直あと何十年とこの苦しみを味わいたくないので、早くあちらに行きたいです。

トラウマを忘れるには、世界からさようならするしかないですよね。

この深い苦しみから抜け出すために、まずは「自分らしい働き方」を見つけ、経済的な自立と精神的な安定を図ることが重要です。そして、自己肯定感を高め、過去のトラウマを乗り越えながら、自分自身の価値観に基づいた「生きがい」を見つけるための具体的なステップを提案します。

1. 自己分析：過去の経験と向き合い、強みと弱みを理解する

過去の経験は、今のあなたを形作る重要な要素です。しかし、過去に囚われすぎると、未来への一歩を踏み出すことが難しくなります。まずは、これまでの人生を振り返り、そこから得られた教訓や、あなたの強みと弱みを客観的に分析することから始めましょう。

• 幼少期の経験： 幼少期の人間関係、特に家族との関係性について深く掘り下げてみましょう。どのような感情を抱き、どのような影響を受けたのかを具体的に書き出すことで、自己理解が深まります。例えば、親族との関係で感じた孤独感や疎外感は、人間関係に対するあなたの価値観に大きな影響を与えている可能性があります。
• 学生時代の経験： 学校生活での出来事、友人関係、そして興味を持ったことなどを振り返りましょう。スポーツを経験できなかったことへの後悔があるようですが、それ以外に熱中したことや、得意だったことは何でしょうか？　得意なことや興味のあることは、あなたの強みを発見するヒントになります。
• 現在の状況： 現在の仕事、交友関係、趣味などを客観的に評価しましょう。30代になり、交友関係に変化があったことは、大きな進歩です。どのような変化があり、何があなたを楽にしているのかを具体的に分析することで、今後の行動に活かすことができます。
• 強みと弱みのリストアップ： 自己分析の結果をもとに、あなたの強みと弱みをリストアップしましょう。強みは、自己肯定感を高め、自信を持って行動するための基盤となります。弱みは、改善すべき点として認識し、成長の機会と捉えましょう。

自己分析は、自分自身を深く理解するための第一歩です。このプロセスを通じて、過去の経験が今のあなたに与えている影響を認識し、未来を切り開くための具体的な行動計画を立てることができます。

2. キャリアプラン：自分らしい働き方を見つける

過去のトラウマから解放され、自己肯定感を高めるためには、経済的な自立が不可欠です。そのためには、自分に合った働き方を見つけ、キャリアプランを立てることが重要です。ここでは、多様な働き方の中から、あなたに合った選択肢を見つけるためのヒントを紹介します。

2-1. 働き方の選択肢

• 正社員： 安定した収入と福利厚生が魅力です。しかし、人間関係や業務内容によっては、ストレスを感じることもあります。あなたの性格や価値観に合った企業を選ぶことが重要です。
• 契約社員： 期間を定めて働くため、プロジェクト単位での仕事や、特定のスキルを活かしたい場合に適しています。
• 派遣社員： 様々な企業で働くことができ、多様な経験を積むことができます。また、自分のスキルや経験に合わせて仕事を選ぶことができます。
• アルバイト・パート： 自分のペースで働きたい、副業として働きたい場合に適しています。
• フリーランス： 自分のスキルを活かして、自由に働きたい場合に適しています。時間や場所に縛られず、自分のペースで仕事を進めることができます。
• 副業： 本業を持ちながら、自分の興味のある分野で収入を得ることができます。

2-2. 自分に合った働き方を見つけるためのステップ

1. 自己分析の結果を活かす： 自己分析で得られた強みや興味関心、価値観を考慮し、どのような働き方が自分に合っているのかを検討します。例えば、人間関係に苦手意識がある場合は、一人でできる仕事や、少人数のチームで働く仕事を選ぶと良いでしょう。
2. 情報収集： 興味のある働き方について、具体的な情報を収集します。インターネット検索、求人サイトの閲覧、セミナーへの参加などを通して、仕事内容、必要なスキル、収入などを調べましょう。
3. スキルアップ： 興味のある仕事に必要なスキルを習得するための努力を始めましょう。オンライン講座、専門学校、書籍など、様々な学習方法があります。
4. 行動： 積極的に求人に応募したり、フリーランスとして仕事を始めてみたり、副業に挑戦してみましょう。
5. 経験を積む： 実際に働き始めることで、仕事の楽しさや難しさ、そして自分に合うかどうかを実感することができます。経験を通して、自分のキャリアプランを修正していくことも大切です。

自分らしい働き方を見つけることは、自己肯定感を高め、人生の満足度を向上させるために不可欠です。様々な選択肢を検討し、積極的に行動することで、あなたに最適な働き方を見つけることができるでしょう。

3. 自己肯定感を高める：過去のトラウマを乗り越える

過去のトラウマを乗り越え、自己肯定感を高めるためには、意識的な努力が必要です。ここでは、具体的な方法を紹介します。

• 認知行動療法： 認知行動療法は、ネガティブな思考パターンを特定し、より建設的な思考に置き換えるための心理療法です。専門家のサポートを受けながら、過去の出来事に対する考え方を変え、心の負担を軽減することができます。
• マインドフルネス： マインドフルネスは、現在の瞬間に意識を集中させることで、ストレスを軽減し、心の平穏を得るための方法です。瞑想や呼吸法などを通して、自己観察力を高め、感情に振り回されない心を養うことができます。
• 自己肯定的な言葉： 毎日、自分自身に対して肯定的な言葉を語りかけましょう。「私はできる」「私は価値がある」といった言葉を繰り返し唱えることで、自己肯定感を高めることができます。
• 小さな成功体験： 小さな目標を設定し、それを達成することで、自己肯定感を高めることができます。目標達成の経験を積み重ねることで、自信がつき、困難な状況にも立ち向かうことができるようになります。
• 他者との比較をやめる： 他人と比較することは、自己肯定感を低下させる原因となります。自分のペースで、自分の目標に向かって努力することが大切です。
• 趣味や興味を持つ： 自分の好きなことや興味のあることに時間を使いましょう。趣味に没頭することで、ストレスを解消し、心のバランスを保つことができます。
• 専門家のサポート： 心理カウンセラーやセラピストなどの専門家に相談することも有効です。専門家のサポートを受けることで、過去のトラウマを整理し、心の傷を癒すことができます。

自己肯定感を高めることは、人生をより豊かに生きるために不可欠です。これらの方法を実践し、自分自身を大切にすることで、過去のトラウマを乗り越え、自信を持って未来を歩むことができるでしょう。

4. 人間関係の構築：孤独感を解消し、支えとなる人間関係を築く

孤独感は、心の健康を害する大きな要因です。支えとなる人間関係を築くことは、孤独感を解消し、精神的な安定を得るために重要です。ここでは、人間関係を構築するための具体的な方法を紹介します。

• 積極的にコミュニケーションを取る： 積極的に他人とコミュニケーションを取ることで、人間関係を築くことができます。挨拶、笑顔、感謝の言葉など、基本的なコミュニケーションスキルを意識しましょう。
• 共通の趣味や興味を持つ： 共通の趣味や興味を持つ人との交流は、人間関係を深める上で効果的です。趣味のサークルに参加したり、イベントに参加したりすることで、自然な形で知り合いを増やすことができます。
• ボランティア活動に参加する： ボランティア活動は、社会とのつながりを築き、自己肯定感を高めることができます。困っている人を助けることで、感謝され、やりがいを感じることができます。
• SNSを活用する： SNSは、遠く離れた人ともつながることができる便利なツールです。ただし、SNSでの交流は、現実の人間関係を補完するものであり、依存しすぎないように注意しましょう。
• 相談できる相手を見つける： 悩みや不安を打ち明けられる相手がいることは、精神的な安定に繋がります。信頼できる友人、家族、または専門家などに相談してみましょう。
• 境界線を設定する： 人間関係においては、自分の心を守ることも大切です。不快な思いをさせられたり、利用されたりした場合は、相手との距離を置くなど、適切な境界線を設定しましょう。

人間関係を築くことは、孤独感を解消し、心の健康を保つために不可欠です。積極的に行動し、自分にとって心地よい人間関係を築くことで、より豊かな人生を送ることができるでしょう。

5. 将来への展望：自分らしい生きがいを見つける

過去のトラウマを乗り越え、自己肯定感を高め、人間関係を築くことができれば、将来への展望が開けてきます。自分らしい生きがいを見つけ、充実した人生を送るために、以下のステップを実践しましょう。

• 目標設定： 将来の目標を設定しましょう。目標は、具体的で、達成可能なものが望ましいです。目標を達成するための計画を立て、段階的に進めていくことで、達成感を得ることができます。
• 自己成長： 常に自己成長を意識し、新しい知識やスキルを習得しましょう。自己成長は、自信を高め、自己肯定感を高める効果があります。
• 社会貢献： 社会貢献活動に参加することで、社会とのつながりを深め、自己肯定感を高めることができます。自分の能力を活かして、社会に貢献できる方法を探してみましょう。
• 感謝の気持ち： 日常生活の中で、感謝の気持ちを持つようにしましょう。感謝の気持ちを持つことで、心の豊かさを感じ、幸福度を高めることができます。
• 柔軟な思考： 変化を恐れず、柔軟な思考を持つようにしましょう。人生は、予期せぬ出来事の連続です。変化を受け入れ、柔軟に対応することで、困難な状況を乗り越えることができます。
• 自分を大切にする： 自分を大切にすることは、自己肯定感を高め、幸福度を向上させるために不可欠です。十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動など、心身の健康を保つための習慣を身につけましょう。

自分らしい生きがいを見つけることは、人生をより豊かに、そして意味のあるものにするために不可欠です。これらのステップを実践し、自分自身の価値観に基づいた生き方を見つけることで、充実した人生を送ることができるでしょう。

今回の相談者の方のように、過去の経験から深い苦しみを抱え、将来への不安を感じている方は少なくありません。しかし、自己分析、キャリアプランの策定、自己肯定感の向上、人間関係の構築、そして将来への展望を持つことで、必ず状況を改善し、自分らしい生き方を見つけることができます。焦らず、一歩ずつ、自分自身と向き合い、未来を切り開いていきましょう。

最後に、あなたが自分自身の人生を切り開くために、最も大切なことは、「諦めないこと」です。困難な状況に直面しても、希望を捨てずに、前向きに行動し続けることが、未来を明るく照らす力となります。

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