介護問題と転職:社会福祉士の対応に不満を感じた時の対処法
介護問題と転職:社会福祉士の対応に不満を感じた時の対処法
今回は、介護中のご家族の対応に困り、転職を検討されている方、または介護と仕事の両立に悩んでいる方に向けて、具体的なアドバイスを提供します。特に、病院の社会福祉士の対応に不満を感じ、今後の対応に不安を抱えている方の疑問にお答えします。
認知症で要介護5の母親が入院している病院の社会福祉士がいい加減で困っています。長文で申し訳ございません。
昨年の6月から心不全で4ヶ月ほど(リハビリも含めて)入院しました。この時はコロナのクラスターが発生し、途中でリハビリが完全にストップしました。
その後、老健に3か月半ほど入所し、退所、自宅に2週間ほどいましたが、ショートステイ先の施設で下血があり救急搬送され、2月からまた入院しました。
なんとか回復し、3月下旬リハビリ病棟に移り、現在に至ります。
移った当初、次の行き先を早目に考えていきましょうねと社会福祉士から言われ、私は以前お世話になった老健にもう一度入所を希望しますと伝えておりました。
コロナで母親には面会も出来ず、母親の様子を聞くのは洗濯物の受け渡しをする看護師のみでした。
最近は、時間はかかりますが、流動食をパクパク食べているとの事でしたし、元気にされていますよと言われておりました。
しかし、先月、入院してからずっと酸素マスクをしている事を社会福祉士から初めて知らされ、ショックを受けました。看護師からは一言も聞かされておりません。もちろん医師からもです。
リハビリ病棟は2ヶ月しか入院できす、5月末には別の病院に移らなければなりません。
しかし、昨日、リハビリ病棟に入院しているにも関わらず、リハビリが全く行われていなかった事が判明しました。
そして、リハビリを行っていないので坐位が取れない事も判明しました。
病院側から受け入れて欲しいと老健に連絡があったという事で、老健の方が心配して私の携帯に直接電話を下さいました。
酸素をしていても何とか受け入れ出来そうなので、期限が迫っているからすぐに母親の面談に勝手に行かしてもらうよと嬉しい回答を頂きました。退院と同時に老健に来て貰えるように手続きして頂ける事でした。
ホッとしたのも束の間、翌日、老健の方が面談に行く直前に病院から電話があったそうで、坐位が取れないから面談は中止と言われたそうです。
そこで私もこの社会福祉士が信用できなくなり、怒りがこみ上げて来て病院に電話して文句を言ってやりました。
リハビリ病棟に入院しているのに坐位が取れないとはどういう事ですか?と問いただしたところ、何と、僕も今日知りましたとの返事が返ってきました。
私も凄く怒りがこみ上げて来て、酸素をしている事も坐位が取れない事も、大事な事なのに、何で隠してたんですか?
病棟と連携も取れていないのに、他の病院と連携なんかとれる訳がない、何が地域連携室やと言ってやりました。
普通、患者の様子も確認しないで、期限が迫っているからといって、よその病院に紹介するなんてあり得ないですよね?
しかも、私の許可無しにかなり遠く離れた病院に勝手に面談の約束を取りつけて来て、非常に迷惑しました。
この社会福祉士、職務怠慢で恥じるべきですよね?
老健とその横にある病院どちらにも2回断られたと言うのも嘘のようです。
社会福祉士の方がいらっしゃったら、ご意見お聞かせ願いたいのですが、よろしくお願いいたします。
何とか老健に入所させたいですが、万が一の事も考えて、老健の横にある病院にも面談に行く事にしました。
今、怒りがいっぱいで病院側にはまだ言い足りないです!
補足
期限が迫っているから早く出ていって欲しいとの事です。
ちなみに、この病院と老健、面談に行く予定の病院は同じグループです。
ご相談ありがとうございます。ご家族の介護に関する問題は、精神的にも体力的にも負担が大きく、大変な状況だと思います。特に、医療機関や介護施設の対応に不信感を持つと、その負担はさらに増大します。今回のケースでは、病院の社会福祉士の対応に不満を感じ、今後の対応に不安を抱えているとのこと。この問題について、具体的な解決策と、今後のキャリア形成に役立つ情報を提供します。
1. 現状の整理と問題点の明確化
まず、現状を整理し、問題点を具体的に把握することが重要です。ご相談内容から、以下の点が問題点として挙げられます。
- 情報伝達の不足: 母親の病状(酸素マスク、リハビリの未実施など)に関する情報が、医師や看護師から適切に伝えられていない。
- 連携の欠如: 病院内の病棟間の連携が取れていない。社会福祉士が患者の状況を把握していない。
- 不適切な対応: 母親の状況を十分に確認せずに、他の施設への紹介を進めようとした。
- 信頼関係の喪失: 社会福祉士の対応に対する不信感が高まっている。
- 時間的制約: リハビリ病棟の入院期間が限られており、今後の行き先を早急に決めなければならない。
2. 社会福祉士とのコミュニケーションと改善策
まずは、社会福祉士とのコミュニケーションを図り、問題解決に向けて努力することが重要です。具体的には、以下のステップで進めましょう。
2-1. 感情を伝え、事実確認を行う
冷静さを保ちながら、社会福祉士に対して、これまでの経緯と不満に感じている点を具体的に伝えます。感情的にならず、事実に基づいて話すことが大切です。例えば、「母親の酸素マスクのことやリハビリが行われていないことを、なぜ事前に教えてくれなかったのか」「他の施設への紹介を進める前に、母親の状況をきちんと確認するべきではないか」など、具体的な疑問を投げかけます。
2-2. 改善を求める
問題点を伝えた上で、今後の対応について改善を求めます。具体的には、以下の点を提案します。
- 情報共有の徹底: 母親の病状や治療方針について、定期的に詳細な情報提供を受けることを求める。
- 連携の強化: 病棟間の連携を強化し、母親の状況を正確に把握することを求める。
- 丁寧な情報収集: 施設への紹介を進める前に、母親の状況を詳細に確認し、適切な情報を提供することを求める。
- 今後の対応: 今後の具体的な対応について、一緒に計画を立てることを提案する。
2-3. 記録を残す
社会福祉士とのやり取りは、日時、内容、相手の反応などを記録しておきましょう。これは、今後の交渉や、必要に応じて上司や病院への相談を行う際に役立ちます。
3. 病院への相談と苦情申し立て
社会福祉士とのコミュニケーションで問題が解決しない場合は、病院の上司や相談窓口に相談することも検討しましょう。
3-1. 上司への相談
社会福祉士の上司(ソーシャルワーカーのチームリーダーや、医療相談室の責任者など)に、これまでの経緯と、社会福祉士の対応に対する不満を伝えます。上司は、問題解決に向けて、社会福祉士への指導や、今後の対応について指示をしてくれる可能性があります。
3-2. 病院の相談窓口への相談
多くの病院には、患者やその家族からの相談を受け付ける窓口が設置されています。相談窓口に相談し、社会福祉士の対応に対する不満を伝えます。相談窓口は、病院内の関係部署との連携を図り、問題解決に向けてサポートしてくれます。
3-3. 苦情申し立て
病院の対応に納得できない場合は、苦情申し立てを行うこともできます。苦情申し立ては、病院の倫理委員会や、外部の第三者機関(医療紛争解決センターなど)に対して行うことができます。苦情申し立てを行うことで、病院側の対応を改善し、再発防止に繋げることができます。
4. 介護施設の選定と入所手続き
母親の今後の行き先を決めるために、介護施設の選定と入所手続きを進める必要があります。
4-1. 介護施設の選定
母親の状況や希望、ご自身の介護力などを考慮して、適切な介護施設を選びましょう。具体的には、以下の点を考慮します。
- 施設のサービス内容: どのようなサービスを提供しているのか(食事、入浴、排泄、医療ケアなど)。
- 施設の設備: バリアフリー、個室の有無、医療設備など。
- 施設の雰囲気: 職員の対応、入居者の様子など。
- 費用: 入所費用、月額費用など。
- 立地: 自宅からの距離、交通の便など。
複数の施設を見学し、母親とご自身の希望に合った施設を選びましょう。
4-2. 入所手続き
入所を希望する施設が決まったら、入所手続きを行います。手続きに必要な書類や、入所までの流れは、施設によって異なります。施設の担当者に確認し、指示に従って手続きを進めましょう。また、入所前に、母親の健康状態や介護状況について、施設に詳しく説明することが重要です。
5. 介護と仕事の両立支援
介護と仕事の両立は、多くの人が抱える課題です。両立を支援するための制度やサービスを活用し、負担を軽減しましょう。
5-1. 介護休業・介護休暇
介護が必要な家族がいる場合、会社によっては、介護休業や介護休暇を取得することができます。介護休業は、最長93日間、介護のために休業できる制度です。介護休暇は、年間5日(対象家族が2人以上の場合は10日)まで、介護のために休暇を取得できる制度です。会社の制度を確認し、必要に応じて利用しましょう。
5-2. 勤務時間の調整
会社によっては、勤務時間の調整(時短勤務、時差出勤など)が可能な場合があります。介護と仕事の両立のために、勤務時間の調整を検討しましょう。会社の制度を確認し、上司や人事部に相談してみましょう。
5-3. 介護サービスの利用
介護保険サービスや、その他の介護サービスを利用することで、介護の負担を軽減することができます。具体的には、以下のサービスがあります。
- 訪問介護: ホームヘルパーが自宅を訪問し、食事、入浴、排泄などの介護を行います。
- 通所介護(デイサービス): 施設に通い、食事、入浴、機能訓練などを受けます。
- 短期入所生活介護(ショートステイ): 短期間、施設に入所し、介護を受けます。
- 訪問看護: 看護師が自宅を訪問し、医療処置や健康管理を行います。
- 介護タクシー: 介護が必要な方の移動をサポートします。
これらのサービスを組み合わせることで、介護の負担を軽減し、仕事との両立を図ることができます。市区町村の介護保険窓口や、地域包括支援センターに相談し、適切なサービスを選びましょう。
5-4. 相談窓口の活用
介護に関する悩みや不安を抱えた場合は、専門の相談窓口に相談しましょう。具体的には、以下の窓口があります。
- 地域包括支援センター: 高齢者の介護に関する相談を受け付け、必要なサービスを紹介してくれます。
- 介護保険相談センター: 介護保険に関する相談を受け付け、手続きをサポートしてくれます。
- NPO法人や民間企業が運営する相談窓口: 介護に関する様々な相談に対応してくれます。
これらの相談窓口を活用することで、専門家のアドバイスを受け、問題解決に繋げることができます。
6. 転職を検討する場合の注意点
介護と仕事の両立が困難になり、転職を検討する場合は、以下の点に注意しましょう。
6-1. 転職先の選定
転職先を選ぶ際には、介護と仕事の両立がしやすい環境かどうかを考慮しましょう。具体的には、以下の点をチェックします。
- 勤務時間: 柔軟な勤務時間(時短勤務、時差出勤など)に対応しているか。
- 休暇制度: 介護休暇や、その他の休暇制度が充実しているか。
- 福利厚生: 介護に関する支援制度(介護休業制度など)があるか。
- 職場の理解: 介護に対する職場の理解があるか。
転職先の情報を収集し、面接などで質問し、ご自身の状況に合った職場を選びましょう。
6-2. キャリアプランの検討
転職を機に、今後のキャリアプランを検討しましょう。介護と仕事の両立をしながら、キャリアアップを目指すことも可能です。例えば、介護に関する知識やスキルを活かせる仕事(介護福祉士、ケアマネージャーなど)への転職も検討できます。また、在宅ワークや、リモートワークが可能な仕事も選択肢として考えられます。
6-3. 転職活動の準備
転職活動を始める前に、しっかりと準備を行いましょう。具体的には、以下の準備を行います。
- 自己分析: 自分の強みや弱み、キャリアビジョンを明確にする。
- 情報収集: 転職先の情報を収集し、企業の情報を理解する。
- 応募書類の作成: 履歴書や職務経歴書を作成し、企業の求める人材像に合わせた内容にする。
- 面接対策: 面接の練習を行い、自己PRや志望動機を明確に伝える。
転職エージェントやキャリアコンサルタントに相談し、アドバイスを受けることも有効です。
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7. まとめ:問題解決への道筋とキャリア形成
今回のケースでは、病院の社会福祉士の対応に対する不満が、大きなストレスの原因となっています。しかし、適切な対応と情報収集、そして関係各所との連携を図ることで、問題解決への道筋を見つけることができます。
まず、社会福祉士とのコミュニケーションを通じて、情報共有の徹底や、今後の対応について改善を求めましょう。それでも問題が解決しない場合は、病院の上司や相談窓口に相談し、苦情申し立てを行うことも検討しましょう。同時に、母親の今後の行き先を決定するために、介護施設の選定と入所手続きを進めます。介護と仕事の両立支援制度を活用し、負担を軽減しながら、転職を検討する場合は、介護と仕事の両立がしやすい職場を選び、キャリアプランを検討しましょう。
介護問題は、一人で抱え込まず、周囲のサポートや、専門家の助言を積極的に活用することが重要です。そして、ご自身のキャリア形成についても、積極的に考え、行動していくことが大切です。今回の情報が、あなたの問題解決と、今後のキャリア形成に役立つことを願っています。
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