住宅型有料老人ホームの訪問介護で「それって…」と感じたら? 経験者が語る、キャリアアップと問題解決のヒント
住宅型有料老人ホームの訪問介護で「それって…」と感じたら? 経験者が語る、キャリアアップと問題解決のヒント
この記事は、住宅型有料老人ホームで訪問介護の仕事に就いたばかりのあなたが直面している、様々な「それって…」と感じる状況について、具体的な解決策とキャリアアップのヒントを提供するものです。入社したばかりで、戸惑いや不安を感じているあなたへ、経験豊富な転職コンサルタントとして、問題解決の糸口を見つけ、前向きにキャリアを築くためのアドバイスをお届けします。
詳しい方教えてください
現在住宅型有料老人ホームに勤務しています。まだ入社したてなんですが「それって・・・」ということが多く正直困惑しています。その中でも下記の件を訪問介護諸先輩方に教えていただきたく存じます
- ほとんどの入居者の訪問介護手順書が存在しない
- 訪問時間を職員の一存で変更(報告は一切しないし、記録簿は変更せずに記入)
- 拒否がある人はすぐに退室し記録簿作成(あたかもやったように記入)
- 訪問介護が入る必要のない方も無理やりプランを作り、結果やることないからすぐに退室し記録簿作成(あたかもやったように記入
- 所定の内容がすぐに終わってしまい退室(5~10分くらいで退室)
- ほかの施設職員Aが対応してしまった内容を、別の職員Bが自分の名前で自分がやったかのように記録簿作成(一応AもBも訪問介護職員)
- ベットを壁にぴったりつけて、反対側は2点柵(記録、会議、同意書等々一切なし)
上記の内容って、私が別施設で指導を受けた時、真っ先に「やってはいけない事」として教わったのですが、今は問題ないのでしょうか?
お手数おかけしますが、どなたかご教授お願いいたします。
ここからは愚痴になりますが・・・
「施設備品は一切貸さない。すべて家族が持ってくる」というスタンスで、車椅子の空気が完全に抜けてても一切対応はせず、結果、ブレーキの利かない状態で移乗をしなければならない状態です。諸先輩方は「ぬけてるね。どうすんだろうね?」という始末。
指導も平たく言えば「今日は常識、明日は非常識」状態。必ず「決まったやり方ないから。今後どうするんだろうね~」と言われ、翌日指摘を受けます・・・。
問題の本質を見抜く:なぜ「それって…」と感じるのか?
あなたが「それって…」と感じる根本的な原因は、大きく分けて以下の3点に集約されます。
- 倫理観とのずれ: 以前の職場での教えや、あなた自身の倫理観と、現在の職場の行動規範との間にギャップがある。
- 情報不足: 訪問介護の手順や、記録に関する情報が不足しており、何が正解か判断できない。
- 組織の問題: 組織全体のコンプライアンス意識の低さ、または、教育体制の未整備。
これらの問題は、あなたのキャリア形成において大きな障壁となり得ます。しかし、適切な対応をとることで、これらの問題を乗り越え、成長の糧とすることができます。
ステップ1:現状の把握と記録
まずは、現状を客観的に把握し、記録することから始めましょう。具体的には、以下の3つのステップを踏みます。
- 事実の記録: どのような状況で「それって…」と感じたのか、具体的な事例を記録します。日時、場所、関係者、具体的な行動、あなたの感情などを詳細に記録しましょう。
- 関連情報の収集: 訪問介護に関する手順書、記録方法、関連する法令やガイドラインなどを収集します。インターネット検索、同僚への質問、上司への相談などを通じて情報を集めましょう。
- 問題点の整理: 記録した事実と収集した情報を基に、問題点を整理します。何が問題なのか、なぜ問題なのか、具体的にどのような影響があるのかを明確にしましょう。
この記録は、問題解決のための第一歩となるだけでなく、将来的にキャリアアップを目指す上でも、あなたの成長を証明する貴重な資料となります。
ステップ2:問題解決のための具体的な行動
記録と分析を終えたら、具体的な行動に移りましょう。ここでは、問題解決とキャリアアップを両立させるための、具体的なアクションプランを提案します。
1. 上司への相談と情報共有
まずは、上司に相談し、現状の問題点を共有しましょう。その際、感情的にならず、客観的な事実に基づき、問題点を具体的に説明することが重要です。例えば、以下のように伝えてみましょう。
「〇〇様(入居者)の訪問介護記録について、手順書がないため、どのように記録すればよいか迷うことがあります。以前の職場では、〇〇という手順で記録していました。この施設での記録方法について、詳しく教えていただけますでしょうか?」
上司とのコミュニケーションを通じて、施設のルールや方針を理解し、疑問点を解消しましょう。また、あなたの問題意識を伝えることで、改善への意識改革を促すことも期待できます。
2. 同僚との連携と情報交換
同僚との連携も、問題解決に不可欠です。同じように困っている同僚がいれば、情報交換や協力体制を築きましょう。例えば、以下のような会話を試してみましょう。
「〇〇さんの記録方法について、何か困っていることはありますか? 私は〇〇のことで悩んでいるのですが…」
同僚との情報交換を通じて、問題解決のヒントを得たり、互いに励まし合い、モチベーションを維持することができます。また、チームワークを強化し、より働きやすい環境を築くことにも繋がります。
3. 記録方法の見直しと改善提案
記録方法に問題がある場合は、改善提案を行うことも有効です。例えば、以下のような提案を検討してみましょう。
- 手順書の作成提案: 訪問介護の手順書がない場合、手順書の作成を提案し、作成に協力する。
- 記録方法の統一提案: 記録方法が統一されていない場合、記録方法の統一を提案し、記録の質を向上させる。
- 研修の実施提案: 記録方法や倫理観に関する研修の実施を提案し、職員全体の意識向上を図る。
提案を行う際は、根拠となるデータや事例を提示し、客観的な視点から問題点を指摘することが重要です。また、改善策を具体的に提示することで、実現可能性を高めることができます。
4. 専門家への相談
問題が深刻で、自分だけでは解決できない場合は、専門家への相談も検討しましょう。例えば、以下のような専門家に相談することができます。
- ケアマネージャー: 訪問介護に関する専門知識を持ち、適切なアドバイスをしてくれる。
- 弁護士: 記録の改ざんなど、法的問題に発展しそうな場合は、弁護士に相談する。
- 労働組合: 労働環境に関する問題について、相談に乗ってくれる。
専門家への相談を通じて、客観的なアドバイスを得たり、問題解決の糸口を見つけたりすることができます。
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ステップ3:キャリアアップのための戦略
問題解決と並行して、キャリアアップのための戦略を立てましょう。具体的には、以下の3つのステップを踏みます。
- 目標設定: あなたが将来的にどのようなキャリアを築きたいのか、具体的な目標を設定します。例えば、「訪問介護のスペシャリスト」「ケアマネージャー」「施設長」など、様々な目標が考えられます。
- スキルアップ: 目標達成に必要なスキルを明確にし、スキルアップのための計画を立てます。例えば、介護福祉士の資格取得、認知症ケアに関する研修受講、リーダーシップ研修受講など、様々な方法があります。
- 情報収集: キャリアアップに関する情報を積極的に収集します。求人情報、セミナー情報、キャリアに関する書籍など、様々な情報源を活用しましょう。
キャリアアップは、あなたの成長を加速させ、より充実した職業生活を送るための重要な要素です。積極的に行動し、目標達成に向けて努力しましょう。
成功事例:問題解決とキャリアアップを両立したAさんのケース
Aさんは、あなたと同じように、住宅型有料老人ホームで訪問介護の仕事に就いたばかりの頃、記録方法や倫理観の違いに困惑していました。しかし、Aさんは、積極的に問題解決に取り組み、最終的にキャリアアップを実現しました。Aさんの成功事例を参考に、あなたのキャリアプランを具体的にイメージしてみましょう。
- 問題の認識: Aさんは、記録方法の曖昧さや、倫理的に問題のある行動に疑問を感じ、問題意識を持ちました。
- 情報収集と記録: Aさんは、記録方法に関する情報を収集し、具体的な事例を記録しました。
- 上司への相談: Aさんは、上司に相談し、記録方法の改善を提案しました。
- 同僚との連携: Aさんは、同僚と協力し、記録方法の統一化に取り組みました。
- スキルアップ: Aさんは、介護福祉士の資格を取得し、認知症ケアに関する研修を受講しました。
- キャリアアップ: Aさんは、経験を積み、リーダーシップを発揮し、最終的にサービス提供責任者へとキャリアアップしました。
Aさんのように、問題解決への積極的な姿勢と、継続的な努力があれば、必ずキャリアアップを実現することができます。
まとめ:未来への一歩を踏み出すために
住宅型有料老人ホームでの訪問介護の仕事は、やりがいのある仕事であると同時に、様々な課題に直面することもあります。しかし、問題解決への積極的な姿勢と、キャリアアップへの意欲があれば、必ず成長し、充実した職業生活を送ることができます。
この記事で紹介したステップを参考に、現状を把握し、問題解決に取り組み、キャリアアップのための戦略を立てましょう。あなたの未来は、あなたの行動によって切り開かれます。一歩ずつ、着実に前進し、理想のキャリアを実現してください。
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