生活保護受給中の介護と就労指導の悩み:ケースワーカーとの向き合い方
生活保護受給中の介護と就労指導の悩み:ケースワーカーとの向き合い方
この記事では、生活保護を受給しながら、ご家族の介護をされている方が直面する就労指導に関する悩みについて、具体的なアドバイスを提供します。介護と仕事の両立という困難な状況下で、どのようにケースワーカーとコミュニケーションを取り、ご自身の状況を理解してもらい、より良い生活を送るためのヒントをお伝えします。
生活保護の就労指導の事で相談があります。
55歳の母と20歳の僕の母子家庭で、母と生活保護を受けて1年になります。元々母が体が不自由で(下半身の感覚がほぼ無く、両手を上手く握ることが出来ず常にしびれた状態、ベッドから起き上がることが出来ず、膝の皿が変形し、関節が固まっており膝を伸ばすことが出来ずいつも曲がったままの状態でした)、自転車も車も免許証も資産も貯金もなく、頼れる親戚や家族がいないと言う事で即日開始になりました。
そして、去年の10月に最寄りの病院に搬送されました。そこで約2ヶ月が経過し、そこでは原因がわからないと言われ、今度は県内にある国立の病院に検査に行くことに。MRIや医療機器を色々使って調べてくださいましたが、結局お医者さんも原因が全く分からないと言う事で、後は薬やリハビリを行って「下半身麻痺や不随は治らないけれど、これ以上悪化しないために」と自宅療養に切り替わり、退院しました。唯一判明したのは(自閉症スペクトラム)と言う精神病を持っていたと言うことくらいです。障害者手帳も発行してくださるとのことですがまだとのことです。
退院する際にそこの病院に週1か2の看護師、リハビリ師、薬剤師の方が訪問で来てくださるように申請を出しました。今家で僕がおむつの介護を行っているのですが、四六時中介護で時間がないのと精神的に余裕が無いので働く意欲が湧いてこないのです。元々僕は近所のコンビニで3年程アルバイトをしていたのですが、突如母が足腰が付随になり、僕が見なければならなくなり辞めました。そこで生活保護を受給したと言う流れです。
その時のCWさんはどちらかと言うと(働かないと保護を停止にする)よりも(早く病院に行かないと保護を停止にする)って言う感じで、就労指導より優先度が高かった記憶があります。今はもう病院にいっていて週2回の訪問看護(三十分程度)が来ていただけるので保護を停止にするとは言われません。就労指導は続いているのですが…何故か働かないと保護を停止にする!と強くは言われません…。
正直に今の働く心の余裕がない+介護で働きに出る時間がないと言うのを伝えても良いのでしょうか? 一応私がやってる介護としては、食後に薬剤師さんから渡された(劇薬の痛み止め2個胃薬1個抗うつ剤1個 痛み止めが切れて下半身がまた痛がりだしたら服用させる)←母は記憶力自体よくなくて薬の服用数を覚えてないので僕が管理しています。これもいつ切れるか分からないので四六時中です。おむつも自分で変える事が出来ない+便意や下半身の感覚がないので逐一僕がチェックして変えなければいけません。それと空いた時間はこれ以上悪化しないためにリハビリ師さんから言われてるやり方でリハビリを行います。それと運動やストレス解消(精神病持ちなので)ため車椅子に乗せて会話をしながら散歩しています。
母が寝た深夜の時間でも薬の効果が切れたり、おむつの交換や必要ならばその他補助が必要になるので働きに行くと言う事が出来ません。加えてここは田舎で働き口も少なく、過疎地なのでどこか行くにしてもお金がかかります。最寄りの呉服店ですら2時間かかる所です…。介護やその他の理由で働く事が難しい状態でもケースワーカーが行う就労指導には強制的に従う必要があるでしょうか?? でもそうすると2時間以上母を見れない事にもなるしその間母は大丈夫だろうかとずっと考えながら働く自信がありません。担当医からは薬の管理や下の整理やその他の補助、お母さんの急な様態にも対応できる様につきっきりで見てあげて欲しいと言われてあります。アドバイスよろしくお願い致します。
現状の整理と問題点の明確化
ご相談ありがとうございます。現在、あなたは生活保護を受給しながら、お母様の介護を一人で担い、就労指導を受けているという状況ですね。非常に大変な状況であり、精神的な負担も大きいことと思います。まずは、現状を整理し、問題点を明確にすることから始めましょう。
- 介護の負担: お母様の介護は24時間体制であり、薬の管理、おむつ交換、リハビリ、精神的なケアなど、多岐にわたります。
- 就労の困難さ: 介護に時間を取られ、働きに出ることが難しい状況です。また、地域的な問題として、働き口が少ない、移動に時間がかかるという課題もあります。
- 精神的な負担: 介護による疲労、将来への不安、就労指導によるプレッシャーなど、精神的な負担も大きいと考えられます。
- ケースワーカーとの関係: 就労指導に対する疑問や、現在の状況を理解してもらえないのではないかという不安があります。
これらの問題点を踏まえ、具体的な解決策を検討していきましょう。
ケースワーカーとのコミュニケーション:現状を理解してもらうために
まずは、ケースワーカーとのコミュニケーションを通じて、あなたの現状を正確に伝え、理解を求めることが重要です。具体的に以下の点を意識しましょう。
- 正直に伝える: 介護の状況、働くことの困難さ、精神的な負担など、正直に伝えましょう。嘘をついたり、隠したりすることは、後々関係を悪化させる可能性があります。
- 具体的な説明: 介護の内容、時間、必要なサポートなどを具体的に説明しましょう。例えば、「1日のうち、薬の管理に〇時間、おむつ交換に〇時間、リハビリに〇時間かかります」といったように、具体的な数字や事例を交えて説明すると、相手に伝わりやすくなります。
- 医師の意見: 担当医からの指示や意見を伝えましょう。医師の意見は、あなたの状況を客観的に示す強力な証拠となります。診断書や意見書があれば、積極的に提示しましょう。
- 今後の希望: 今後の生活に対する希望(例えば、将来的に働きに出たい、介護サービスを利用したいなど)を伝えましょう。希望を伝えることで、ケースワーカーも具体的な支援策を検討しやすくなります。
- 記録を残す: ケースワーカーとの面談内容や、やり取りの記録を残しておきましょう。後々、言った言わないのトラブルを避けるためにも、重要な情報です。
コミュニケーションの際には、感情的にならず、冷静に話すことを心がけましょう。相手に理解を求める姿勢を見せることで、より建設的な話し合いができるはずです。
就労指導への対応:柔軟な対応を求める
就労指導に対しては、あなたの状況に合わせて、柔軟な対応を求めることが可能です。
- 就労免除の可能性: 介護の状況が深刻であり、就労が困難であると判断されれば、就労免除となる可能性があります。ケースワーカーに、就労免除の可能性について相談してみましょう。
- 就労支援の利用: 就労支援を受けることも検討しましょう。ハローワークや地域の就労支援機関では、あなたの状況に合わせた求人紹介や、就労に関する相談、訓練などを受けることができます。
- 短時間勤務や在宅ワーク: 短時間勤務や在宅ワークなど、あなたの状況に合わせた働き方を探すことも可能です。ケースワーカーに、これらの働き方について相談してみましょう。
- 介護サービスの利用: 介護サービスの利用を検討しましょう。訪問介護やデイサービスなどを利用することで、介護の負担を軽減し、就労への可能性を広げることができます。
就労指導は、必ずしも「働かなければならない」というものではありません。あなたの状況に合わせて、柔軟な対応を求めることが重要です。ケースワーカーと相談しながら、最適な方法を見つけましょう。
介護サービスの活用:負担軽減と生活の質の向上
介護サービスの利用は、あなたの負担を軽減し、生活の質を向上させるために非常に重要です。利用できるサービスには、以下のようなものがあります。
- 訪問介護: ホームヘルパーが自宅を訪問し、食事、入浴、排泄などの介護を行います。
- 訪問看護: 看護師が自宅を訪問し、健康管理や医療処置を行います。
- デイサービス: 施設に通い、入浴、食事、レクリエーション、機能訓練などを受けます。
- ショートステイ: 短期間、施設に入所し、介護を受けます。
- 福祉用具のレンタル: 車椅子、介護ベッド、ポータブルトイレなどの福祉用具をレンタルできます。
- 住宅改修: 手すりの設置や段差の解消など、自宅のバリアフリー化を支援します。
これらのサービスを利用することで、介護の負担を軽減し、あなたの時間的、精神的な余裕を生み出すことができます。地域包括支援センターや、ケアマネージャーに相談し、適切なサービスを検討しましょう。
精神的なサポート:心の健康を保つために
介護は、心身ともに大きな負担を伴います。精神的なサポートを受けることは、心の健康を保つために非常に重要です。
- カウンセリング: 専門のカウンセラーに相談し、悩みや不安を打ち明けることで、心の負担を軽減することができます。
- 相談窓口: 地域の相談窓口(保健所、精神保健福祉センターなど)に相談し、情報収集や支援を受けることができます。
- 家族会: 同じような状況の家族が集まる家族会に参加し、情報交換や交流をすることができます。
- 休息: 意識的に休息を取り、心身を休ませましょう。
- 趣味や気分転換: 趣味や気分転換になる活動を行い、ストレスを解消しましょう。
一人で抱え込まず、積極的にサポートを求めることが大切です。
経済的な支援:生活費の確保
生活保護を受給している場合でも、様々な経済的な支援を受けることができます。
- 医療費の無料化: 生活保護受給者は、医療費が無料になります。
- 介護保険サービスの利用: 介護保険サービスを利用する際の自己負担が軽減されます。
- 一時扶助: 冠婚葬祭や、特別な事情がある場合に、一時的な生活費の支援を受けることができます。
- その他の制度: 障害者手帳を取得することで、様々な福祉サービスや、税金の減免などを受けることができます。
これらの制度を活用することで、経済的な不安を軽減し、安定した生活を送ることができます。ケースワーカーに相談し、利用できる制度について確認しましょう。
具体的なステップと行動計画
最後に、具体的なステップと行動計画をまとめます。
- ケースワーカーとの面談: 介護の状況、就労の困難さ、医師の意見などを伝え、現状を理解してもらう。就労免除や、就労支援、短時間勤務などについて相談する。
- 介護サービスの利用検討: 地域包括支援センターや、ケアマネージャーに相談し、利用できる介護サービスを検討する。
- 精神的なサポートの利用: カウンセリングや、相談窓口の利用を検討する。
- 情報収集: ハローワークや、地域の就労支援機関で、求人情報や、就労支援に関する情報を収集する。
- 障害者手帳の申請: お母様の障害者手帳の申請手続きを進める。
- 記録: ケースワーカーとのやり取りや、介護サービス利用の記録などを残しておく。
これらのステップを踏み、一つずつ問題を解決していくことで、より良い生活を送ることができるはずです。
あなたの状況は大変ですが、諦めずに、積極的に行動していくことが大切です。応援しています。
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