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海外在住者必見!遺産相続手続きで揉めないための完全ガイド

海外在住者必見!遺産相続手続きで揉めないための完全ガイド

遺産相続の手続きが進んでいないと感じ、当惑しています。3ヶ月程前に高齢の母が亡くなりました。相続人は、兄と妹(私)の二人。共に50代後半。兄は、大学時代以外ずっと実家住まい。結婚後も義姉が実家に入って同居でした。以前、この件で知恵袋で質問させて頂き、自分の考えの確認が出来、感謝しています。この度は、今後の進め方について、です。*前回の質問の添付方法が分からなかったので、その概要を含め、背景、経過を記します。1 母の遺産は、不動産と預貯金、合計3000万程と推測。2 負債無し、介護無し、遺書なし。3 預貯金等は、母、自ら管理していたが、入院中や施設に入居中は、兄にキャッシュカードを渡して支出していた。4 去年の後半から今年の2月まで足の手術等で入院。退院後、介護が必要となり、2箇所の施設に数日づつ入り、10日経った頃、亡くなりました。費用は、全て母の預貯金から支払われたそうです。私は、長年海外在住で、もともとは、遺産分けの時は、兄に譲りたいと考えていましたが、長年に渡り、兄が様々な形で経済的負担を母に強いて来た事、実家の修理や手入れ等、全く貢献せず、将来退職後は義姉実家の方に移転=実家を売却するとの事のため、遺産の半分、マイナスお墓を守ってもらうため譲歩する、という考えになりました。兄は、当初、直ぐにでも相続を進めたかったようで、私が日本に帰国し、母の元に向かう車中で話を出し(私は上の空でしたが)、葬儀二日後に電話で「お前には相続放棄してもらう。」と告げて来ました。そして、3ヶ月しか無いと…。なので、「放棄しない。まだ気持ちも整理も出来ていない。49日をめどに総資産を明らかにして欲しい」と伝え、了解したのですが…。49日後、GWの後、5月21日に役所に行くから、と、伸ばされて、長年に渡るの兄の言動も有り、疑心行脚となっています。お伺いしたい点です。1 預貯金や家屋、土地くらいなのにこれくらいの時間がかかるのでしょうか?2 相続税がかかる場合なら、相続手続きにいくら時間がかかっても困る事は無いのでしょうか?3 司法書士さんに心当たりがあるので、その方にお願いし、兄と話し合いつつ手続きが出来ればと思っていましたが、兄の協力を得られない、分割協議が同意に至らない等、予想されます。最初から弁護士さんに依頼した方が良いと思われますか?又、その場合、どのように探すのが良いでしょうか?3 7月〜8月に一時帰国し、その後は、直ぐには帰国は、できないと思います。今回の帰国前、又、日本滞在中、自分でできるだけ証明書を入手したり、司法書士さんか弁護士さんを決めて来なければと思っています。全く分からない事ばかりで一つ一つ学びながらとなりますが、重要な点、知っていたら役に立つノハウなど有りましたら、是非、ご教授の程お願いします。以上よろしくお願いします。補足皆さま、ご回答をありがとうございます。先程、兄に電話すると、司法書士を決めたとの事。但し、「これから資産、費用、不動産価値や葬儀費用や他費用をまとめて遺産分割が終わったら、そっちに書類を送るから、署名してもらって…。」と。又、「墓守の費用を年間50万円として向こう21年分(20年と言ったかもしれません)遺産から差し引く事になる。だから、面倒で日本では嫁いだ者は遺産放棄すると、司法書士も言っていた。」とも…。色々と信じられず、墓守について調べ、改めて金額を確かめるとお寺に収める費用など年間20万円くらいだと値下げ。司法書士さんは、こういう金額をそのまま受け入れるのでしょうか。ただ、兄が誤解や自分に都合が良いよう理解している可能性もありますが。ある程度まとまったら司法書士の方に遺産分割協議をEメールで送って頂いたりして協議を進めたいと伝えました。今後も油断出来ないと思っています。

1.相続手続きの期間と相続税

まず、ご質問の「預貯金や家屋、土地くらいなのにこれくらいの時間がかかるのでしょうか?」という点についてお答えします。相続手続きの期間は、遺産の規模や複雑さ、相続人の数、そして何より相続人同士の合意形成の度合いによって大きく変動します。単純なケースであれば数ヶ月で完了することもありますが、ご質問のような状況では、1年以上かかることも珍しくありません。

相続税については、相続税の申告期限は、相続開始の日から10ヶ月以内です。相続税がかかるかどうかは、相続財産の評価額と基礎控除額を比較して判断されます。3000万円程度の遺産であれば、相続税がかからない可能性も高いですが、不動産の評価額によっては課税される可能性もあります。相続税の申告・納税が完了するまで相続手続きが完全に終了したとは言えません。相続税がかかる場合でも、手続きに時間がかかっても困ることはありません。むしろ、正確な手続きを行うために必要な時間と捉えるべきです。ただし、相続税の申告期限には注意が必要です。期限内に申告・納税を完了させるよう、計画的に手続きを進めることが重要です。

2.弁護士・司法書士の選び方と役割

次に、「最初から弁護士さんに依頼した方が良いと思われますか?又、その場合、どのように探すのが良いでしょうか?」というご質問です。ご兄弟間で遺産分割協議が難航する可能性が高い状況ですので、弁護士への相談は非常に有効です。特に、海外在住で頻繁に日本に帰国できない状況では、弁護士に代理人として手続きを委任することが現実的です。

弁護士選びは慎重に行いましょう。以下の点を考慮して弁護士を探しましょう。

  • 専門性:相続問題に特化した弁護士を選ぶことが重要です。多くの弁護士事務所のウェブサイトで、専門分野を確認できます。
  • 対応力:迅速かつ丁寧な対応をしてくれる弁護士を選びましょう。初回相談で、弁護士の対応の仕方や事務所の雰囲気を確認することも大切です。
  • 費用:弁護士費用は、着手金、成功報酬、時間報酬など、様々な方法があります。事前に費用体系を明確に確認しましょう。費用だけでなく、弁護士の経験や実績も考慮して総合的に判断することが重要です。
  • 紹介:信頼できる友人や知人、税理士、司法書士などに相談して、弁護士を紹介してもらうのも良い方法です。
  • 日本弁護士連合会のホームページ:弁護士検索システムを利用して、地域や専門分野から弁護士を探すことができます。

司法書士は、遺産分割協議のサポートや、相続登記などの手続きを代行できます。弁護士と比較すると、費用は一般的に低く抑えられますが、弁護士ほど幅広い法的アドバイスはできません。ご状況では、弁護士と司法書士の両方に相談し、それぞれの専門性を活かしてサポートを受けることをお勧めします。まずは、心当たりの司法書士に相談し、状況を説明した上で、弁護士への相談も検討することを提案してもらうのも良いでしょう。

3.海外在住者のための相続手続き対策

あなたは海外在住のため、日本への帰国が容易ではありません。そのため、事前にできる限りの準備を進めることが重要です。

  • 必要な書類の収集:母名義の預金通帳、不動産登記簿謄本、相続関係説明図など、相続手続きに必要な書類を事前に収集しておきましょう。遠隔地からでも、オンラインで申請できるサービスも活用できます。
  • 代理人への委任:弁護士や司法書士に代理人として手続きを委任することで、日本に滞在しなくても手続きを進めることができます。委任状の作成には、公証役場での公証が必要となる場合があります。
  • 定期的な連絡:弁護士や司法書士と定期的に連絡を取り、手続きの進捗状況を確認しましょう。メールやビデオ通話などを活用することで、遠隔地からでもスムーズなコミュニケーションが可能です。
  • 信頼できる連絡先:日本国内に信頼できる友人や知人を確保し、必要に応じて連絡を取り合えるようにしておきましょう。緊急時にも対応できる体制を整えておくことが大切です。

4.兄とのコミュニケーションと具体的な対策

兄とのコミュニケーションは、非常に重要です。兄が提示する「墓守費用」の金額についても、お寺に直接確認するなどして、正確な金額を確認する必要があります。司法書士に相談し、不当な要求であると判断された場合は、弁護士に相談して法的措置を検討することも可能です。

具体的な対策としては、以下の3点を意識しましょう。

  • 記録を残す:兄とのやり取りは、全て記録に残しましょう。メール、電話の内容、面会時のメモなどを保管することで、後々のトラブルを防ぐことができます。
  • 冷静さを保つ:感情的な対応は避け、冷静に事実を伝え、交渉を進めることが重要です。必要に応じて、弁護士や司法書士に相談しながら対応しましょう。
  • 証拠を揃える:兄の不当な要求や言動があった場合は、証拠を揃えておくことが重要です。例えば、メールや通話記録、証人など、証拠となるものをしっかりと確保しましょう。

5.まとめ

相続手続きは複雑で、時間のかかる作業です。特に、相続人同士で意見が食い違う場合は、弁護士や司法書士などの専門家の力を借りることが不可欠です。海外在住という状況を考慮すると、早期に弁護士に相談し、代理人として手続きを委任することが、円滑な相続手続きを進めるための最善策と言えるでしょう。兄とのコミュニケーションにおいては、冷静さを保ち、記録をしっかり残すことで、トラブルを回避し、ご自身の権利を守ることが重要です。

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