親の介護と兄弟間の葛藤…どうすれば母親を安全に守れる？

親の介護の分担 同居して無職の兄が親の面倒をみてます。私は仕事もありますし、子供もいますので忙しいです。実家からは片道1時間くらい掛かります。 毎週1日だけ休みがあるので、買い物や介護の手伝いをしてきましたが、先日兄から暴言を吐かれて遠回しで、もう来るなと言われました。 介護で疲れてきたのか兄が精神疾患を持ってると言ってます。怖いので、もう行くのをやめよう思ってます。妻に相談したら当分行くのをやめるように言われました。 そんな、精神疾患を持って30年も働かず親の年金をたかってる兄にも私もうんざりしてます。 兄はどうでもいいですが、母親を安全な場所へ保護させたいです。包括センターや市役所にも相談しましたがダメです。兄とは具体的に親を施設に淹れるか否かで揉めてます。 もちろん、私が施設を推奨してます。その方が効率いいです。兄は働きたくないので、それを断固拒否してます。今のところ、特に介護をしている気配はありません。食事も犬や猫が食べるような食事しか親にあげてません。お風呂も入れてません。 本気でヤバいです。放置するのも心が痛みます。何とかこの二人を引き離したいです。親は要介護5です。もうすぐ死ぬと思います。 ウチで引き取る話しもしましたが折り合いが合わずダメでした。

このご相談、非常に深刻で、多くの家族が直面する可能性のある問題です。ご兄弟間の確執、介護負担の不公平、そして何より、要介護5のお母様の安全と尊厳が脅かされている状況…本当に辛いですね。まずは、ご自身の気持ちを整理し、冷静に状況を分析していきましょう。この記事では、専門家である転職コンサルタントの視点から、具体的な解決策と、今後お母様を安全に守るためのステップを提案します。

現状分析：複雑に絡み合う問題点

ご相談内容から、いくつかの問題点が複雑に絡み合っていることがわかります。

• 兄弟間の深刻な不和：兄からの暴言、介護への協力不足、そして生活態度に対する不信感など、兄弟間の関係は修復不可能なほど悪化している可能性があります。
• 不十分な介護：お母様の食事、入浴といった基本的な介護が適切に行われていない可能性が高く、これは虐待に当たる可能性も否定できません。
• 行政機関への相談の難航：包括センターや市役所への相談がうまくいっていないとのことですが、これは、兄弟間の問題が複雑に絡み合っているため、行政側が介入しづらい状況にあるのかもしれません。
• 経済的な問題：兄の無職状態と、親の年金への依存は、問題解決を更に複雑にしています。
• ご自身の負担：ご自身も仕事と育児で忙しい中、介護にも関わろうとしていたにも関わらず、兄から拒絶されたことは、大きなストレスとなっているでしょう。

解決策：段階的なアプローチで問題解決へ

このような複雑な問題を解決するには、段階的なアプローチが必要です。まずは、お母様の安全を確保することが最優先です。

ステップ1：お母様の安全確保を最優先

まずは、お母様の身の安全を確保することが最優先です。兄の行動が虐待に当たる可能性があるため、以下の対応を検討しましょう。

• 警察への相談：お母様の状況が虐待に該当する可能性があれば、警察に相談することをお勧めします。証拠となる写真や動画があれば、より効果的です。
• 弁護士への相談：弁護士に相談することで、法的観点からのアドバイスを受け、今後の対応を検討することができます。特に、親権や財産に関する問題が生じる可能性があるため、専門家の意見は重要です。
• 成年後見制度の活用：お母様の意思決定能力が低下している場合、成年後見制度を利用することで、お母様の財産管理や生活の意思決定を支援することができます。

ステップ2：専門機関への再相談

包括センターや市役所への相談がうまくいかなかったとのことですが、具体的な状況を説明し、再度相談することをお勧めします。必要であれば、弁護士やケアマネージャーなどの専門家の協力を得ながら、行政機関と交渉を進めていきましょう。具体的な事例を提示することで、行政機関も対応を検討しやすくなります。

ステップ3：兄弟間のコミュニケーション（専門家の介入が必要）

兄弟間のコミュニケーションは非常に難しい状況ですが、専門家の介入が必要となるでしょう。家族相談やカウンセリングなど、第三者機関の力を借りることで、感情的な対立を避け、冷静な話し合いを進めることができます。 この段階では、兄の精神状態についても専門家の評価が必要となる可能性があります。

ステップ4：介護方法の検討

お母様の介護方法については、施設入所が最も現実的な選択肢かもしれません。しかし、兄の同意を得られない場合は、成年後見制度などを活用し、法的手続きを進める必要があるかもしれません。 施設の種類や費用についても、事前にしっかりと調べておくことが重要です。 また、施設選びは、お母様の状態やご自身の状況に合わせて、慎重に行う必要があります。

成功事例：専門家の協力を得て解決に導いたケース

以前、当相談室では、高齢の親の介護を巡り、兄弟間で深刻な対立が生じたケースがありました。このケースでは、弁護士とケアマネージャーの協力を得ながら、行政機関との交渉を進め、最終的に高齢者の親御さんを適切な介護施設に入所させることができました。 この事例からもわかるように、専門家の協力を得ることは、問題解決に非常に有効です。

まとめ

お母様の安全と尊厳を守るためには、迅速かつ適切な行動が必要です。 ご自身だけで抱え込まず、弁護士、ケアマネージャー、警察、行政機関など、様々な専門機関に相談し、協力を得ながら解決策を探っていくことが重要です。 この状況は、決してあなただけではありません。多くの家族が同様の問題を抱えています。 一人で悩まず、専門家の力を借り、一歩ずつ解決に向けて進んでいきましょう。

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