35歳介護職、キャリアチェンジで「ライフセーバー」を目指せる道とは？～転職コンサルタントが徹底解説～

35歳の男です。 介護の仕事を始めて、6年ほどになります。 29歳のときにデイサービスに勤めて、30歳のときにそのデイサービスの運営会社の系列のサポート高齢者住宅に異動になったのですが、その年の8月に、脊髄炎になり、そのため、両足に少し麻痺があります。 病院を退院してから、半年ほど、訓練校で介護の資格を取るための研修を受け、2年と4ヶ月ほど前から、現在、勤めている、有料老人ホームで働いています。 働き始めたときは必死で、それから2年ほどして、やっと、仕事と向き合う余裕ができました。 僕は、最近、自分を犠牲にしてだれかを助けるヒロイズムには意味はないと思います。 だれかを助けても、自分が助からなければなにも意味がありません。 正義を為すために自分を犠牲にする、そんなアンパンマンのようにはなってはいけないんだと思うんです。 僕は、アンパンマンじゃなくてライフセーバーを目指すべきだと思うんです。 ライフセーバーは、溺れてる人を助けて無事に帰ってくるだけの、体力、知識、技術があります。 だから、ライフセーバーのようになりたいと思いました。 しかし、どうすればいいのかわからないんです。 そこで、だれかのためにとなにかをしたいのなら、それは、仕事を通して為されるべきではないかと考えました。 そこで質問です。 介護施設の選び方などについてだれかに教えるには、ビジネスとしての介護施設のあり方についても知らなければならないでしょうか？ 倫理協定そのものを体現するような介護福祉士になるにはいったいどうしたらいいんでしょうでしょうか？ 僕は、実務者研修を取れず、かろうじて初心者研修の資格をもらうことはできました。 しかし、体力的なこともあり、もう、実務者研修を受けて介護福祉士の試験を受ける資格を取ることはあきらめています。 しかし、僕は、できることなら、介護の仕事をしている人ではなく、たしかな知識と技術を持った介護福祉士のようになりたいんです。

35歳、介護職歴6年、脊髄炎を経験された相談者様。ご自身のキャリアに悩み、”ライフセーバー”のような存在を目指したいという強い想いを抱いていらっしゃいます。介護福祉士の資格取得は諦めつつも、介護に関する深い知識と技術を習得し、他者を支援したいという熱意は、まさにプロフェッショナルとしての資質を感じさせます。

ケーススタディ：介護のプロフェッショナルとしてのキャリアパス

相談者様の状況を踏まえ、キャリアパスを3つの段階に分けて考えてみましょう。

• ステップ1：専門知識の深化

実務者研修の取得は諦められていますが、介護に関する専門知識を深める方法は他にもあります。オンライン講座や専門書を活用し、介護保険制度、医療連携、高齢者の心身の特徴など、幅広い知識を習得しましょう。特に、介護ビジネスの側面を学ぶことは、介護施設の選び方などを他者に教える上で非常に重要です。介護経営に関する書籍やセミナーなども有効です。

• ステップ2：経験とスキルを活かした専門性向上

6年間の介護経験は貴重な財産です。その経験を活かし、特定の分野に特化した専門性を高めることを目指しましょう。例えば、認知症ケア、ターミナルケア、リハビリテーション支援など、興味のある分野を選び、専門的な研修や資格取得に挑戦することで、より高いレベルのスキルを身につけることができます。 また、有料老人ホームでの経験を活かし、介護施設の運営や管理に関する知識を深めることも可能です。例えば、介護施設の経営コンサルタントの資格取得を目指すのも一つの選択肢です。

• ステップ3：キャリアチェンジと社会貢献

専門知識とスキルを身につけたら、キャリアチェンジを検討しましょう。 相談者様の目標である「ライフセーバー」的な役割を果たせる仕事は様々です。例えば、介護施設のコンサルタント、介護に関する教育講師、介護用品の開発・販売など、介護業界で培った経験と知識を活かせる仕事はたくさんあります。 これらの仕事では、相談者様の経験と知識が、多くの介護従事者や高齢者の生活を支えることに繋がります。 また、これらの仕事は、体力的な負担が比較的少ないため、相談者様の身体状況にも配慮したキャリアプランとなります。

介護施設の選び方について教えるには？ビジネス視点の重要性

介護施設の選び方について他者に教えるには、ビジネスとしての介護施設のあり方を知る必要があります。なぜなら、介護施設は、単なるサービス提供施設ではなく、経営という側面も持ち合わせているからです。 施設の運営状況、料金体系、サービス内容、スタッフの質など、ビジネス的な視点から分析することで、利用者にとって最適な施設選びをサポートできます。 例えば、同じ有料老人ホームでも、経営理念や介護方針、スタッフの教育体制などが大きく異なるため、これらの点を理解した上で、利用者それぞれのニーズに合った施設を紹介することが重要です。

倫理協定を体現する介護福祉士とは？

介護福祉士は、単に資格を持つ者ではなく、倫理協定を体現するプロフェッショナルです。 倫理協定とは、利用者の人権を尊重し、常に最善のケアを提供することを誓約したものです。 相談者様のように、実務者研修を受講できない場合でも、倫理協定の精神を理解し、実践することで、真の介護のプロフェッショナルとして活躍できます。 日々の業務の中で、利用者の方々とのコミュニケーションを大切にし、彼らのニーズを丁寧に聞き取り、寄り添ったケアを提供することで、倫理協定を体現することができます。

具体的なアドバイス：スキルアップとキャリアプラン

まず、オンライン学習プラットフォームなどを活用して、介護保険制度、介護経営、高齢者福祉に関する知識を体系的に学びましょう。 次に、介護関連の資格取得を目指しましょう。介護福祉士の資格は諦められていますが、介護支援専門員（ケアマネージャー）や認知症ケア専門士などの資格取得は、専門性を高める上で有効です。 また、ボランティア活動に参加することで、現場での実践経験を積むこともできます。 そして、転職活動に向けて、自身のスキルや経験を整理し、自己PRを作成しましょう。 キャリアカウンセラーに相談することも有効です。

成功事例： 私が過去に支援したクライアントの中には、介護福祉士の資格を持たないながらも、介護施設のコンサルタントとして成功を収めた方がいます。 その方は、長年の介護経験と、自ら学び続けた専門知識を活かし、多くの介護施設の経営改善に貢献しています。 相談者様も、自身の経験と努力次第で、新たなキャリアを築き、社会に貢献できる可能性を秘めていると確信しています。

まとめ

相談者様の「ライフセーバー」のような存在になりたいという強い想いは、多くの人の役に立つ素晴らしい目標です。 介護福祉士の資格はなくても、専門知識とスキルを磨くことで、その目標は達成可能です。 まずは、具体的な学習プランを立て、一歩ずつ着実に進んでいきましょう。 そして、キャリアカウンセラーや転職エージェントを活用し、自分に最適なキャリアパスを見つけることをお勧めします。

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