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海外在住の娘と、実家同居の兄との遺産相続問題:公正な分割と今後の対応

海外在住の娘と、実家同居の兄との遺産相続問題:公正な分割と今後の対応

遺産相続について悩んでいます。ID非公開の上、まとまりの無い長文ですが、ご意見、ご提案を頂きたく、お願いします。二ヶ月前に高齢の母が亡くなりました。*父は、若くして、死去。相続人は、兄と私。二人とも50台後半です。遺産は、母名義の預貯金と築40年の一戸建ての実家。兄によると、預貯金は亡くなる直前に入っていた施設料金や葬儀代で無くなる。実家は古く、タダ同然。土地代で1000万円程。*ただ、10年程前の固定資産税請求書の土地評価価格は2400万円。最近の路線価格だと2600万円程に。実は、お金については、兄を信用していません。借金、介護、遺言は、全て無しです。兄は、大学卒業後から実家住まい。結婚後も義姉が実家に入り、同居。*会社がある都心近くに新居を検討したものの、高くて断念したと聞いてます。90近い母と同居して来た。今後もしばらく住む。私分を渡したくとも、「お金が無い」との事で、葬儀2日後、電話にて私に「遺産放棄をしてもらう。」と言ってきました。私は、国際結婚で海外(欧米)移住。その後離婚し、その国で働きながら子育てをし、今も在住しています。当初は、遠くで何も出来ないため、兄達に感謝し、相続は考えていませんでした。が、その後様々な事情を知り、考えが変わり、今は、遺産の50%、今後の兄達の墓守り分を考慮してその分、譲歩したいと思うようになりました。兄には、其のように伝え、遺産や葬儀代などの金額を49日をめどに明らかにして欲しいと伝え、了解してもらいましたが、連絡が来ず、今は、忙しいので5月連休後に役所に相談に行くとの事。同居に関する背景、事情ですが…。当時、母は現役で働いていて、住宅ローン、固定資産税、家や庭の手入れなど家に関しては全て母の負担。又、母の分の食費を毎月3万円義姉に支払ってました。兄達負担は、光熱費と電話代。専業主婦となった義姉が家事の担当でした。実家の二階三部屋が兄達使用。一階に母の部屋が一室、客間、食堂、居間は共同使用。ですが、兄夫婦の子供が二人出来ると、共同の部屋も兄家族の物で溢れ、母が使えるのは母の寝室のみとなりました。子供達や犬も居る事で襖が破け、客室の畳はボロボロとなり…。修理の話をすると「お金が無いから」と、放置。他にも自分達が使用して消耗、壊れても「お金が無いから」結局、母が払っていたそうです。物が溢れているので掃除もできず…。母の年金となってからは、修理等、追い付かず…。実家は惨めな状態となって行きました。私も年に二回は帰省して、必要に応じて金銭的援助やベッドや座敷用椅子や車椅子など買ったり、母が同居が辛いと言い出してからは、2年に一度は母を海外にある私宅に呼び寄せ、2ヶ月程滞在してもらいました。費用は、当然、私持ちです。兄によると、私は良いとこ取りだそうです。多分、同居をするよりは、楽なのかもしれません。が、子供を育てながら、私宅を持ち、母を呼び寄せるのは、余裕で出来たわけでは無いです。援助は受けていません。その後、今からは17、8年前になりますが、兄がリストラされ、事業を始めたのですが、失敗。資金繰りで困窮したいた時、母の口座から無断で500万円を引き出していました。これは、今も返済されていません。上記を私が知っていると、思わないのか、遺産の件で母の預貯金の事を話す時、「母さんは、貯金が得意じゃ無かったからね。」と言い、実家の事は、「間取りが悪くて使い難い。古いから価値無し。」と。尚、遺産とは別の話で、ですが、将来は、義実家が有る地方都市に移住する。老後資金は、義姉がしっかり蓄えているとの事。*義姉の両親は、地元でマンション経営。母は、生前、兄達は、義実家の方に行くだろうから実家の手入れなどどうでも良いのだろうと言っていました。まとまらない文を長々申し訳ありません。お伺いしたいのは、3点です。1 私の考えているような遺産分割は、有り得るでしょうか?2 相続税の心配が無くてて、兄が放置するとしたら、こちらで動こうを思っていますが、司法書士と弁護士などどのような方にお願いすべきでしょうか?3 同居をした兄に相続破棄をしないのは、不公平な言い分なのでしょうか?宜しくお願いします。補足質問の2、3が分かりにくいと思いますので訂正します。2 相続税の心配が無い様なので、兄が放置する可能性が有ります。こちらで動こく場合、司法書士、弁護士などどの様な方にお願いしたら良いでしょうか?3 同居した兄に対して、私が相続放棄をしないのは、不公平な(勝手な)言い分なのでしょうか?宜しくお願いいたします。

1.ご希望の遺産分割は可能か?

まず結論から申し上げますと、ご希望の遺産分割(遺産の50%、墓守り分を考慮した譲歩)は、十分に実現可能な可能性があります。しかし、実現のためには、いくつかのステップを踏む必要があります。

現状、兄は預貯金がほとんど残っていないと主張し、不動産についても低価格で評価しています。しかし、ご提示の情報から、兄の主張には不透明な点が多く見られます。10年前の固定資産税評価額や最近の路線価格から、不動産の価値は兄の主張よりもはるかに高いと推測できます。さらに、過去に母名義の口座から500万円を無断で引き出していた事実も、兄の主張の信憑性を疑わせる重要な要素です。

そのため、まずは正確な遺産の評価を行うことが不可欠です。不動産については、不動産鑑定士による評価を依頼することをお勧めします。預貯金の残高や、兄が過去に無断で引き出した500万円についても、詳細な調査が必要です。これらの調査には、弁護士や司法書士の協力を得ることが有効です。

遺産分割協議においては、ご自身の主張を明確に伝え、客観的な証拠に基づいて交渉を進めることが重要です。兄が協力的でない場合は、家庭裁判所での遺産分割調停を検討する必要があります。調停においては、専門家の意見を参考に、公正な分割を目指しましょう。

2.相続手続きにおける専門家の選び方

相続税の心配がないとはいえ、兄が放置する可能性がある場合、ご自身で積極的に動く必要があります。その際、司法書士と弁護士のどちらに依頼すべきか迷うかもしれません。それぞれの専門性を踏まえ、以下に解説します。

  • 司法書士:相続手続き全般をサポートします。遺産分割協議、相続登記、相続税申告(相続税がかかる場合)など、手続きの進め方や書類作成を支援します。特に、相続登記は司法書士の独占業務であるため、不動産の名義変更には必ず必要です。
  • 弁護士:法律的な問題が発生した場合に強力なサポートを提供します。例えば、兄との間で遺産分割協議がまとまらない場合、裁判での争いを回避するため、または裁判になった場合の代理人として活躍します。また、兄による500万円の無断借用についても、法的措置を検討する際には弁護士の助言が不可欠です。

どちらを選ぶか迷う場合は、まずは司法書士に相談することをお勧めします。司法書士は相続手続き全体を俯瞰的に把握しており、弁護士が必要かどうかを判断する上で的確なアドバイスをしてくれます。必要であれば、司法書士から弁護士への紹介を受けることも可能です。

3.相続放棄しないことの是非

兄が実家で長年同居し、家事や介護に携わっていたことを考慮すると、相続放棄しないことは不公平な言い分ではないと言えるでしょう。むしろ、兄の貢献を適切に評価した上で、遺産分割を行うべきです。

しかし、兄の貢献度を客観的に示す必要があります。単なる同居ではなく、具体的な貢献内容(家事、介護、修繕など)とその期間、経済的な負担などを明確に示すことで、ご自身の主張の正当性を高めることができます。

また、兄が母名義の口座から無断で500万円を引き出していた事実も、遺産分割協議において重要な要素となります。この点について、適切な対応を検討する必要があります。弁護士に相談し、法的措置を検討することも可能です。

まとめ

今回のケースは、複雑な事情が絡み合っているため、専門家の助力を得ながら慎重に進めることが重要です。まずは、不動産の鑑定評価を行い、正確な遺産額を把握しましょう。その後、ご自身の主張を明確に伝え、客観的な証拠に基づいて兄と交渉を進めます。それでも合意に至らない場合は、家庭裁判所での調停を検討しましょう。

兄との良好な関係を維持しつつ、公正な遺産分割を実現するためには、冷静かつ毅然とした態度で臨むことが大切です。ご自身の権利を主張しつつ、兄の貢献も適切に評価することで、納得のいく解決を目指しましょう。

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