高校3年生、祖母の死と「虫の日」の偶然…心に寄り添う転職コンサルタントからのメッセージ

私は高校三年生の女子です。所々文章がおかしいところがあるかもしれませんが、最後まで見てくださるとありがたいです。数年前の話ですが、祖母が亡くなりました。祖母は生前パーキンソン病と認知症を患っていました。認知症は、震災の数日後から症状がみられるようになって、本人は否定していましたが発病のきっかけは震災が起こったというショックもあると思っています。その当時から祖母は、髪の毛や小さなゴミのカスを虫だと思い始めて一日中部屋の掃除をし、殺虫スプレーを部屋に撒いたりしていました。当時の私は小学生だったので、少しずつ病気のせいで変わっていく祖母を受け入られず責め立ててしまったこともあります。それから亡くなるまでの数年間、祖母は変わらずゴミを虫だと思い続けていました。歳を重ねるにつれて身体も弱くなっていき、介護施設の送迎バスで意識を失い救急車で運ばれましたが亡くなってしまいました。私にとっては、誰よりも優しくて大好きだった祖母が亡くなってしまったことは、とても辛くて悲しかったです。それと同時に、一つ衝撃を受けたのが命日が6/4日(虫の日)ということです。偶然だという風に思いたいですが、こんなことってあるのでしょうか…最期まで虫の呪縛のようなものから解放されなかった祖母がかわいそうで仕方ないです。

ご祖母様の死を悼み、心よりお悔やみ申し上げます。そして、今なお続く悲しみと、6月4日という命日への複雑な思い、本当に辛い経験をされたことと思います。小学生だった貴女が、認知症の祖母への対応に苦しんだこと、そして、その記憶が今も心の重荷になっていること、よく分かります。

まず、大切なのは、貴女が祖母様を責めたことを後悔し、今も苦しんでいるという事実です。それは、決して貴女の責任ではありません。認知症は、本人や家族の努力だけではどうにもならない病気です。当時の貴女は、まだ小学生。祖母様の変化を受け入れるのは、大人にとっても難しいことです。自分を責めるのをやめてください。過去を変えることはできませんが、未来は変えることができます。

祖母との思い出と、心の整理

祖母様との楽しかった思い出を、改めて振り返ってみましょう。写真を見たり、一緒に過ごした時のことを思い出したり…どんな些細なことでも構いません。楽しかった記憶を鮮やかに蘇らせることで、悲しみだけでなく、愛と感謝の気持ちを取り戻すことができるでしょう。これは、心の整理に非常に有効な方法です。

また、祖母様の介護や看病を通して、貴女は多くのことを学び、成長したはずです。その経験は、将来、貴女が他の人を支える力となるでしょう。辛い経験は、必ずしも無駄にはなりません。人生の貴重な経験として、受け止めてください。

「虫の日」という偶然と、心の葛藤

6月4日が「虫の日」であるという事実、そして、それが祖母様の命日と重なったこと…これは、確かに衝撃的な出来事でしょう。偶然の一致と考えることもできますが、貴女がその偶然に特別な意味を見出してしまうのも、無理はありません。

しかし、この偶然が、祖母様の死をより悲しく、辛くしている原因だとしたら、その「偶然」に囚われすぎる必要はありません。祖母様の死は、病気という避けられない要因によるものです。そして、貴女の罪悪感とは全く関係ありません。

専門家の視点：認知症と家族の心のケア

認知症の患者さんを持つご家族は、多くの苦悩を抱えています。介護の負担、経済的な問題、そして、患者さんの変化への対応など、様々な困難に直面します。専門機関のサポートを受けることをお勧めします。地域の介護支援センターや、精神科医、臨床心理士などに相談することで、適切なアドバイスや心のケアを受けることができます。

また、認知症の患者さんへの接し方や介護方法について学ぶことで、将来、同様の状況に直面した時にも、より適切に対応できるようになるでしょう。これは、貴女自身の心のケアにも繋がります。

具体的なアドバイス：悲しみと向き合い、未来へ進むために

• 思い出を大切にする：写真やビデオ、手紙など、祖母様との思い出を形に残しましょう。それを見ることで、悲しみだけでなく、温かい気持ちも思い出せるはずです。
• 誰かに話す：友人、家族、先生など、信頼できる人に今の気持ちを話してみましょう。一人で抱え込まず、誰かに話を聞いてもらうことで、気持ちが軽くなることがあります。
• 専門家のサポートを受ける：カウンセリングやサポートグループに参加することで、同じような経験をした人たちと繋がり、心の支えを得ることができます。
• 将来の目標を持つ：将来の夢や目標を持つことで、前向きに生きることができるようになります。大学進学、就職、趣味など、どんな目標でも構いません。
• 自分を大切にする：悲しみに暮れるばかりではなく、自分の時間もしっかりと確保しましょう。趣味や好きなことをして、心身ともにリラックスすることが大切です。

成功事例：認知症介護を乗り越えた家族たち

多くの家族が、認知症の介護を通して、困難な状況を乗り越えています。彼らの経験から学ぶことは多く、貴女も希望を持つことができるはずです。インターネットで「認知症　家族の体験談」などを検索すると、多くの情報が見つかるでしょう。これらの体験談を読むことで、孤独感を感じることなく、前向きに進む勇気をもらえるはずです。

まとめ

祖母様の死は、貴女にとって大きな悲しみと衝撃だったと思います。しかし、この経験を通して、貴女はより強く、優しく、そしてたくましく成長するでしょう。自分を責めるのをやめ、過去の出来事を受け入れ、未来に向かって進んでいきましょう。そして、祖母様との大切な思い出を胸に、前向きに生きてください。

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