95歳祖父の赤ちゃん返りと施設入居拒否…家族を支えるための具体的な解決策

祖父（95歳）がとても甘ったれた子供のような赤ちゃん返りのようなわがまま発言をして困っています。話す人すべてに対して甘えてきます。孫の私にも子供のように甘えてきます。もう嫌で嫌で仕方ありません。しかも施設に入ってくれないのです。祖父としての自覚がなく、一番年上なのに、長男なのに、若いころからとても甘ったれた精神年齢の低い人でした。子育ても手伝わず、ただ黙々と米を作るだけでした。そのコメもそんなに美味しいかと聞かれたら、そうでもない、仕事で何かてがらをたてたわけでもない、ただの貧乏農夫でした。施設に入ってくれたら、毎週毎週介護に親が行かなくてもいいのに、入ってくれないので困っています。要介護は2です。施設の人がヘルパーが来ると、人が変わったように突然しっかりして、なんでもできると言い張ります。だから、要介護２という低さなんです。本当は何にもできません。どうしたらいいですか？ずっとこたつで寝ています。ひげもそれず、ぼさぼさで、一週間に一度息子が来てそります。祖父一人では何もできません。でも施設に入ってくれません。どうしたらいいですか？補足　祖母の葬式の時も、ずっとこたつで寝たきり。お坊さんのお経が終わった後、突然むくっと起き上がってきて、座ってずずずとみんなの前に来て、いきなりみなさん、ご苦労様でした。といいました。ただ、それだけ。祖母の葬式で祖父がしたことは！あとは、食べることは、絶対に忘れません！人の倍食べます。豚のように食べます。祖父は、ぶくぶくと太り、豚のようです。

95歳のお祖父様の赤ちゃん返りと、施設入居への抵抗、そしてご家族の負担…大変な状況ですね。この問題、高齢者の介護と施設入居に関する相談で非常に多く寄せられるケースです。ご自身の感情を正直に吐露していただき、ありがとうございます。まずは、ご自身の気持ちを否定することなく受け止め、冷静に解決策を探っていきましょう。

この状況を乗り越えるには、まずお祖父様の状態を正確に把握し、ご家族の負担軽減と、お祖父様の尊厳を保つ両立を目指していく必要があります。そのためには、多角的なアプローチが必要となります。単に「施設に入ってもらう」という目標だけでなく、お祖父様の気持ち、ご家族の状況、そして専門家の意見を総合的に考慮する必要があります。

1. お祖父様の状態の正確な把握

現在の状況を客観的に分析するために、以下の点をチェックしてみましょう。

• 身体機能：要介護度2とのことですが、具体的にどのようなことができないのでしょうか？食事、排泄、着替え、移動など、それぞれの自立度を記録してみましょう。専門のケアマネージャーに相談し、改めてアセスメントを行うことも有効です。
• 認知機能：認知症の症状はありますか？記憶力、判断力、思考力などに問題はありませんか？専門医による認知機能検査を検討しましょう。
• 精神状態：赤ちゃん返りの原因を探る必要があります。単なる老化によるものか、うつ病や認知症に関連した症状なのか、精神科医の診察を受けることをお勧めします。不安やストレスを抱えている可能性もあります。
• 社会参加：お祖父様は、日中どのように過ごされていますか？孤独を感じている可能性もあります。デイサービスや地域包括支援センターなどの利用を検討しましょう。

2. 施設入居への抵抗の理由を探る

お祖父様が施設入居を拒否する理由を理解することが重要です。単に「嫌だ」というだけでなく、その背景にある不安や恐怖を丁寧に聞き出してみましょう。

• 慣れ親しんだ環境への執着：長年住み慣れた自宅を離れることに抵抗があるのかもしれません。写真や思い出の品を見せながら、ゆっくりと話し合ってみましょう。
• プライバシーの侵害への不安：施設での生活にプライバシーが侵害されるのではないかと不安に感じている可能性があります。施設の見学を行い、実際の様子を見せることで不安を軽減しましょう。
• 人との関係への不安：新しい環境で人付き合いがうまくいくか不安に感じているかもしれません。施設の雰囲気やスタッフとの関係性を事前に確認し、安心感を与えましょう。
• 経済的な不安：施設の費用について不安を感じている可能性があります。費用の内訳を詳しく説明し、経済的な負担を軽減する策を探りましょう。

3. ご家族の負担軽減策

ご家族の負担を軽減するために、以下の対策を検討しましょう。

• ヘルパーの利用：訪問介護サービスを利用し、家事や身の回りの世話の負担を軽減しましょう。要介護度2であれば、利用できるサービスはたくさんあります。
• デイサービスの利用：日中、お祖父様をデイサービスに預けることで、ご家族は自分の時間を確保できます。リハビリやレクリエーションを通して、お祖父様の社会参加を促進することもできます。
• ショートステイの利用：短期的に施設に入所することで、ご家族の休息や旅行などを可能にします。ショートステイを経験することで、施設生活への抵抗感を減らす効果もあるかもしれません。
• 家族会議：ご家族で話し合い、役割分担を明確にしましょう。介護の負担を一人で抱え込まず、協力体制を築くことが重要です。

4. 専門家の活用

ケアマネージャー、医師、精神科医、社会福祉士など、様々な専門家の協力を得ることが重要です。

• ケアマネージャー：介護サービスの利用計画作成、施設探し、各種手続きなど、様々なサポートをしてくれます。
• 医師：お祖父様の身体状態や認知機能の評価、適切な医療処置の提供などを行います。
• 精神科医：赤ちゃん返りの原因を特定し、適切な治療を行います。薬物療法や精神療法が有効な場合があります。
• 社会福祉士：介護に関する相談、経済的な支援、生活上の問題解決など、幅広いサポートをしてくれます。

5. 成功事例

以前、同様のケースで、ご家族が「施設に入ってもらう」という目標に固執せず、「お祖父様の生活の質を向上させる」という目標にシフトしたことで、解決に導いた事例があります。具体的には、デイサービスの利用を通して社会参加を促し、趣味を見つけることで、お祖父様の生活に張り合いが生まれ、施設入居への抵抗感が薄れていったケースです。また、ご家族が定期的に施設を訪問し、温かいコミュニケーションを続けることで、安心感を提供できたことも成功要因の一つでした。

まとめ

お祖父様の赤ちゃん返りと施設入居拒否の問題は、一筋縄ではいかない複雑な問題です。しかし、お祖父様の状態を正確に把握し、ご家族の負担軽減策を講じ、専門家の協力を得ながら、段階的に解決策を進めていくことで、必ず道は開けます。焦らず、一つずつ着実に進めていきましょう。そして、何よりも大切なのは、お祖父様への愛情と、ご家族の支え合いの精神です。

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