寝たきり高齢者の高熱！適切な対応と家族の負担軽減策

寝たきりの老人が熱を出した時について アドバイスがあれば教えて下さい。 70代の寝たきりのお父様の世話をしている 50代男性の友人がいます。 友人は、３年前に ご両親の面倒を見る為に 子供達を連れて、実家に同居しました。 奥さんはおらず、シングルファザーです。 昼の仕事から、夜中の仕事に変えました。 私も、親しくはありますが 他の家の事なので、口出しは出来ませんが、 どうしても その友人のやり方にヤキモキしてしまい、 本来なら、他のやり方があるのでは？と 何か決まり事があるのなら、 と教えて欲しく、質問してみました。 寝たきりになっている 病名や状態はわかりませんが、 家事や身の回りの世話は お母様がされているようです。 どこか公共の医療機関に頼んでいたり、 訪問介護などは受けていないようです。 友人は、いつも お子さん達の送迎などでドタバタしていますが、 寝たきりのお父様の世話でも 手一杯になっているようです。 昨夜、夕方に連絡したところ 「父が高熱を出したので、 救急に連れて来ている」との事でした。 その後、私に手伝って欲しい。 優しいから。。みたいな事を言われました。 ハッキリ言って、、 なぜ？こんな雪が降り積もる時に(東北です) 熱を出している寝たきりの老人を 救急に連れ出したんだろう？？と そもそもどうして？と本気で疑問でした。 熱が命に関わるような状態であれば、 救急車だと思いますし、 熱がそこまででなければ、 救急に連れて行っても それほどの処置はされないでしょうし、 翌日再度診察に病院へになると思うので、 雪の日、一晩は家で看病すると思うのです。 これは一例ですが、 私から見ると、いつも この友人は、大変な方へ大変な方へと 自分を持って行って 大変だ。大変だと言っているように見えるのです。 いつもは労る言葉をかけたり、 連絡を入れたりするのですが、 昨夜、手伝って欲しい。と言われた時 え？と驚き、正直ひいてしまいました。 もし、私が手伝うとしたら 寝たきりの熱の人を雪の中出す事を 反対すると思いますし、 他のやり方はないのか？ 段取りに口出ししてしまうと思うのです。 訪問内科もいろいろある地域です。 私自身の事も不安になり心配になってしまったので 質問してみました。 高熱を出した老人への対処法って そもそも、他の年代の方との対応とは違うのでしょうか？ また、寝たきりの方への 対処法って、何か決まりはあるのでしょうか？ 私もよくわからないままなので 質問も的を得ないかもしれませんが、 何かしらアドバイスをお願い致します。 友人への直接の手伝いはしないと思いますが、 やり取りは続けると思うので、 言っていい事と、ダメな事への判断をしたいと思います。

寝たきり高齢者の高熱への対応：緊急時と日々のケア

まず結論から申し上げます。寝たきり高齢者の高熱は、状況によって対応が大きく異なります。緊急性を要するケースと、そうでないケースを的確に見極め、適切な医療機関へのアクセス、そして日々のケアをどのように行うかが重要です。今回のケースでは、友人の判断に疑問を感じられるのも無理はありません。雪の降る夜に救急搬送を選択した点、そしてあなたへの助けを求めた点に、いくつかの問題点が見受けられます。

高齢者、特に寝たきり状態の高齢者の場合、発熱は肺炎や尿路感染症など、重篤な合併症を招く可能性が高いです。そのため、軽視できません。しかし、全ての高熱が緊急搬送を必要とするわけではありません。

緊急性を判断するポイント

• 呼吸困難：息苦しそうで、呼吸が速い、浅い、ゼーゼーしているなど。
• 意識レベルの低下：呼びかけに反応しない、ぼーっとしているなど。
• 胸痛：胸に痛みを感じている。
• 強い脱水症状：尿が出ない、口が渇いている、皮膚が乾燥しているなど。
• けいれん発作：体が震えたり、けいれんを起こしたりする。
• 体温が非常に高い（40℃以上）：高熱が持続している。

これらの症状が見られる場合は、迷わず救急車を呼びましょう。しかし、これらの症状がなければ、必ずしも救急搬送が必要とは限りません。まずは、体温を測定し、状態を冷静に観察することが大切です。

高熱時の適切な対応

• 体温測定：こまめに体温を測定し、記録しましょう。
• 水分補給：脱水症状を防ぐために、こまめに水分を補給しましょう。経口摂取が困難な場合は、医師に相談しましょう。
• 安静：安静を保つようにしましょう。無理な体勢変更は避け、快適な体勢を保つ工夫が必要です。
• 体温調整：室温を適切に調整し、体温を下げる工夫をしましょう。必要に応じて、冷却シートなどを活用しましょう。
• 医療機関への連絡：症状が改善しない場合、または悪化する場合は、速やかに医療機関に連絡しましょう。訪問診療や往診サービスを利用するのも有効です。

寝たきり高齢者ケアにおける家族の負担軽減

友人のケースでは、シングルファザーであること、夜勤の仕事をしていること、そして高齢の両親の介護を一人で抱えていることが、負担を大きくしている原因と考えられます。

負担軽減のための具体的な対策

• 介護サービスの利用：訪問介護、デイサービス、ショートステイなどの介護サービスを積極的に利用しましょう。介護保険制度を活用することで、経済的な負担を軽減できます。介護サービス事業所は、地域包括支援センターなどに相談することで紹介してもらえます。
• 家族や友人への協力を求める：家族や友人などに協力を求めることも重要です。定期的にヘルプを依頼するシステムを作ることで、負担を分散できます。
• 地域包括支援センターの活用：地域包括支援センターは、介護に関する様々な相談に対応してくれます。介護サービスの紹介だけでなく、介護に関する様々な情報を提供してくれます。
• respite care (レスパイトケア) の利用：一時的に高齢者を施設に預けることで、介護者自身の休息を確保するレスパイトケアも有効です。介護疲れを防ぎ、心身ともに健康を維持するために活用しましょう。
• ケアマネージャーとの連携：ケアマネージャーは、介護計画の作成や介護サービスの調整など、介護に関する様々なサポートをしてくれます。ケアマネージャーと連携することで、より効率的な介護が実現できます。

友人へのアドバイス

友人に直接アドバイスする際には、批判的な言葉ではなく、共感と理解を示すことが大切です。彼の状況を理解し、具体的な解決策を提案することで、より効果的な支援ができます。例えば、「大変だね。一人で抱え込まずに、介護サービスの利用や家族・友人への協力を検討してみたらどうかな？」といった言葉が効果的です。

また、彼の状況を把握し、適切な介護サービスを提案することも重要です。地域包括支援センターやケアマネージャーに相談することで、最適な介護サービスを紹介してもらうことができます。

まとめ

寝たきり高齢者の高熱への対応は、緊急性と日々のケアの両面から考える必要があります。緊急性の高い症状が見られる場合は、迷わず救急車を呼びましょう。そうでない場合でも、こまめな体温測定や水分補給、安静を心がけ、症状が悪化する場合は医療機関に連絡することが大切です。

家族の負担軽減のためには、介護サービスの利用、家族や友人への協力を求めること、地域包括支援センターの活用などが有効です。友人の状況を理解し、適切なアドバイスをすることで、彼をサポートすることができるでしょう。

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