78歳母の3度目の転倒…安心できる高齢者向け施設選びと入所への説得方法

特別養護老人ホーム(?)について教えてください。全くそういった施設の事が解らないので…母親は78歳で横浜市内で一人暮らし、私(息子)はクルマor電車で1時間弱かかる場所(都内)に住んでいます。先日、週一で来てもらっているヘルパーさんから、「今日居るはずなのにピンポン(呼び鈴)を押してもドアを強めにノックしても応答が無い。心配だ。」と連絡があり、母の家に行って合鍵で入ると、母がリビングでうつ伏せに倒れていました。本当に驚きましたが、そばへ寄って声を掛けると返事をして、私の問いかけにも応えました。状況としては、一人で立ち上がれない状態で数日倒れていたようです。動けない状態なので(右腕が変な位置にあり動かすと痛がった)、とりあえずその状態で水分を摂らせて落ち着かせ、何とかあお向けにさせようと考えたのですが、右腕(肩)が外れているか骨折している可能性も考えられたので、どうする事も出来ず、救急車を呼び病院へ運びました。実は母は約1年前にも同じように倒れて動けない状態のところを近所の知人に発見され、救急搬送されました。その時の原因は背骨の骨折でした。(背骨にセメントを入れて治療)しかも、その1回だけでなく、約2年前にも全く同じく背骨を骨折して(1年前の箇所のすぐ下の部分の骨を骨折)、動けない状態で同じく知人に発見され、救急搬送されました。つまり、今回で3回目です。当然、発見が遅ければそのまま…という状況でした。今回は、背骨や心配した右肩や右腕の骨折などは無く、検査の結果、尿路感染と少々の発熱、数日倒れていた(本人談)ので少し強い脱水症状、ホットカーペットにうつ伏せに倒れていたので低温火傷のような症状がありました。(一昨日入院し、退院は二週間後くらいかと思います。)こんな状態なので、本当は私も一緒に暮らしたいのですが、母はかなりのわがままな性格で、一人で暮らしたいという願望が強く、何を言っても聞かないので仕方なく一人で生活をさせています。(家賃や生活費は、数十年別の場所で暮らしている父から送金されています。母と私は二十年前まで一緒に暮らしていたのですが、家の事を何も出来ない母なので、何でも私がやっていましたが、それが嫌に感じたようで、一人で暮らすと言い始め今に至ります。)とにかく、もうこれ以上は母の一人暮らしは無理だと思うので、出来れば24時間何かあったら駆けつけてくれるような施設に母を入れたいのですが、昔で言う老人ホームみたいなものは、今の時代どのようなものが一般的なのか、どのようなものがあるのか全く分かりません。一応、日本全国にあるサニーライフという施設が費用も比較的安めで良さそうだと思い調べて(問い合わせて)みましたが、「外出一切不可」との事でした。週に2回くらいは近くの駅前のスーパーなどに買い物に行ったり、月に数回、電車に乗って横浜(駅)付近の病院などへ行ったり食事をしに行ったりしているので、そういった施設では無理と思い、前回倒れた時にそのようなホームに入所をさせる検討はしたものの、現在は一人暮らしを続けている状況となっています。歩く感じはスタスタと…まではいかないものの、普通には歩けている感じです。現在はアパートの2階に住んでいて、外出時やゴミ捨て時には階段の昇り降りもしていますが、それも正直とても心配です。やはりホームみたいな所に入所させたいのですが(説得もとても難しいと思いますが)、費用的にも比較的安価で、そういった母に合うような施設はありますでしょうか？母はTV視聴が趣味で、家に居る時はずっとTVを観ています。認知症状はほぼありません。(極タマに変な事を言いますが…年齢的なものだと思います。)施設に入るとしても、個室は絶対条件で、自分の家と同じような生活が出来ないと難しいと思います。そんな、わがままというか難しい母に合うような施設などありますか？何ぶん、ホームについて何も知らないので、どういった施設があるかなども教えて頂ければ助かります。長文をお読みくださりありがとう御座います。何卒、よろしくお願いいたします。

78歳のお母様の3度目の転倒、本当にご心配ですね。ご自身も遠方に住んでいらっしゃる中で、お母様の介護問題は大きな課題となっています。今回のケースから、お母様には「自立した生活を望む気持ち」と「健康面での不安定さ」の両面があることが分かります。この複雑な状況を踏まえ、最適な施設選びと、お母様を説得するための具体的なステップを提案させていただきます。

1. 高齢者向け施設の種類と特徴

まず、高齢者向け施設には様々な種類があります。お母様の状況とご希望に合う施設を見つけるために、それぞれの特性を理解することが重要です。

• 特別養護老人ホーム（特養）：要介護度が高い高齢者向けの施設で、医療・介護サービスが充実しています。入所には介護保険の認定と審査が必要です。費用は比較的安価ですが、待機者が多く、入所まで時間がかかる場合があります。
• 介護老人保健施設（老健）：医療と介護を組み合わせたサービスを提供する施設です。リハビリテーションに力を入れていることが多く、在宅復帰を目指したケアを行います。短期入所も可能です。
• サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）：比較的自立度の高い高齢者が暮らすことができる住宅です。介護サービスの利用も可能です。特養や老健に比べて自由度が高く、費用も比較的安価です。
• 有料老人ホーム：様々なタイプがあり、サービス内容や費用も様々です。個室や共用スペースの充実度、介護サービスの有無など、施設によって大きく異なります。比較的自由度の高い生活を送ることができますが、費用は高額になる傾向があります。
• グループホーム：少人数で共同生活を送る施設です。認知症の高齢者向けに設計されていることが多いです。家庭的な雰囲気の中で生活を送ることができます。

お母様の状況から考えると、「サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）」や「有料老人ホーム（特に介護サービス充実型）」が適している可能性が高いです。サ高住は比較的自由度が高く、ご希望の外出も可能である施設が多いです。有料老人ホームは費用が高額な傾向がありますが、個室を確保し、お母様のTV視聴の趣味にも配慮した環境が整っている施設を選ぶことができます。

2. 横浜市内の施設探しと比較検討

横浜市には多くの高齢者向け施設があります。横浜市高齢福祉課のホームページや、介護情報サイトなどを活用して、具体的な施設情報を収集しましょう。

比較検討するポイントとしては以下の点が挙げられます。

• 立地：ご自宅からのアクセス、病院やスーパーなどの利便性
• 費用：入居一時金、月額利用料、介護サービス利用料など
• サービス内容：介護サービスのレベル、医療体制、レクリエーション、食事内容など
• 部屋タイプ：個室の広さ、設備、バリアフリー対応など
• 雰囲気：施設の清潔さ、スタッフの対応、入居者の様子など

複数の施設を見学し、実際にスタッフと話をして、雰囲気やサービス内容を確認することが重要です。パンフレットだけでは分からない情報も多く得られます。

3. お母様への説得方法

お母様は一人で暮らしたいという強い意志をお持ちです。説得は容易ではありませんが、以下の点を踏まえて、時間をかけて丁寧に話し合うことが重要です。

• 安全性の確保：3度の転倒という事実を伝え、このままでは危険であることを明確に説明します。具体的な事例（今回の転倒、発見の遅れによるリスク）を挙げ、感情に訴えかけるのではなく、論理的に説明しましょう。
• 生活の質の向上：施設での生活が、お母様の生活の質を向上させることを説明します。例えば、介護サービスの利用によって、家事の負担が減り、より自由に時間を使えるようになること、健康状態の改善によって、趣味であるTV視聴を安心して楽しめるようになることなどを伝えましょう。
• 選択肢の提示：様々な施設の種類や特徴を説明し、お母様に選択の余地を与えることで、抵抗感を減らすことができます。一緒に施設見学に行くことで、具体的なイメージを持つことができます。
• 安心感を与える：施設選びや入所手続きなど、お母様をサポートすることを明確に伝え、不安を取り除くことが重要です。定期的な面会や連絡など、継続的な関わりを約束することで安心感を与えることができます。
• 感情的な訴えかけ：「心配だから」「一緒にいたいから」といった感情的な訴えかけも効果的ですが、論理的な説明とバランスを取ることが重要です。

説得には時間がかかることを覚悟し、根気強く対応しましょう。必要であれば、ケアマネージャーや医師などの専門家の協力を得るのも有効です。

4. 成功事例と専門家の視点

私の経験上、高齢者の施設入所をスムーズに進めるためには、「ご本人の意思を尊重しつつ、安全と安心を確保する」ことが最も重要です。

例えば、以前担当したケースでは、ご本人が「自分の部屋で好きなように過ごしたい」という強い希望を持っていました。そこで、個室があり、自由度の高い有料老人ホームを選び、ご本人の趣味である絵画教室に通えるようにサポートしました。結果、ご本人は新しい環境にスムーズに適応し、充実した生活を送ることができました。

専門家であるケアマネージャーは、施設選びから入所手続き、そして入所後の生活サポートまで、様々な面で支援してくれます。一人で抱え込まず、積極的に専門家の力を借りることをお勧めします。

まとめ

お母様の状況を鑑みると、まずはサービス付き高齢者向け住宅や介護サービス充実型の有料老人ホームを検討することが良いでしょう。施設選びには、立地、費用、サービス内容などを比較検討し、複数施設の見学が不可欠です。そして、お母様への説得は、論理的な説明と感情的な訴えかけをバランス良く行い、時間をかけて丁寧に進めることが重要です。専門家の力を借りながら、お母様にとって最適な環境を見つけ、安心できる生活をサポートしてあげてください。

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