在宅介護の不安を解消！要介護5の義父を支えるための資金とケアプラン策定ガイド

在宅介護についての相談です。３カ月前に義父が慢性硬膜化血腫で倒れ現在も入院しています。今の病院には１２月まで入院できるのですが、主人は在宅介護を考えています。高額医療減免を申請しているのですが、食事代、おむつ代等は別にかかってくるため毎月１３万円程支払わなければなりません。義父が入っていた生命保険の入院保険は１２４日しか保証がないためもうすぐ終わります。今までまではそれでまかなえていましたが今後は入金がなく、義父の貯金もありませんでしたので支払いが難しくなってきました。義父は気管切開をし、胃ろうで栄養をとっています。体が全く動かないので義父を少し動かすだけでも素人の私達にはかなり難しいです。主人は一人っ子で、私には８カ月になる赤ちゃんがいるので義父の面倒をみる事は不可能です。義母はパーキンソン病を患っているので自分の事もできず、義母の姉が世話をして、週に一度ヘルパーさんがお手伝いに来てくれています。主人は義母の姉に義父の世話もしてもらうと言いますが、義母の姉は身長１４０センチ、体重３２キロです。今まで介護などした事がないので全くの素人です。主人の気持ちも分かるのですが、正直きれいごとで介護はできないと思いますし、義母の姉に負担がかかりすぎ、精神的、体力的にも無理だと思います。義父の容態も毎日ころころと変わるので病院から出して大丈夫か心配です。私としては１２月以降も病院を探して、もう少し状態が安定するまで入院してもらいたいと思っていますが、何しろお金がないので主人は聞く耳を持ってくれません。どのような制度を使えば義父を病院で看てもらえるでしょうか？義父は要介護５の認定をもらっています。また、在宅介護をした場合、要介護５の認定があればどの程度ヘルパーさんにお手伝いして頂けるのでしょうか？気管切開での痰の吸入、胃ろうからの食事のお手伝いはして頂けるのでしょうか？お金も知識もなく本当に困っています。どなたかアドバイス頂けると助かります。よろしくお願い致します。

ご状況、大変お辛いですね。要介護5の義父さんの介護、特にご自身も赤ちゃんのお世話で精一杯の中、ご心配されていることと思います。経済的な不安に加え、介護の負担、そしてご家族の健康状態など、多くの問題を抱えている状況を理解しています。

１．まずは現状整理と選択肢の明確化

まず、ご家族の状況を整理し、可能な選択肢を明確にすることが重要です。現状は、

• 経済的負担：毎月13万円の介護費用、生命保険の期限切れ
• 介護負担：要介護5の義父、パーキンソン病の義母、8ヶ月の赤ちゃん、そして介護経験のない義母の姉
• 医療状況：義父の容態不安定、気管切開、胃ろう

といった課題が複雑に絡み合っています。これらの課題を一つずつ解決策を探ることで、最適な道が見えてきます。

２．経済的な支援策

経済的な不安を解消するためには、以下の制度を活用することを検討しましょう。

• 介護保険制度：要介護5の認定を受けているため、介護保険サービスを最大限に利用できます。具体的には、訪問介護（ヘルパー派遣）、訪問看護、デイサービス、ショートステイなどがあります。これらのサービスは、介護保険の給付範囲内で利用できますので、費用負担を軽減できます。特に、訪問介護では、痰の吸引や胃ろうからの食事介助も含まれる可能性が高いです。ケアマネージャーと相談して、最適なサービス内容を決定しましょう。
• 医療費助成制度：高額医療費制度に加え、都道府県独自の医療費助成制度も活用できる可能性があります。居住地に合わせて、該当する制度を確認しましょう。また、低所得世帯向けの医療費助成制度なども存在しますので、ご自身の状況に合った制度を探してみてください。
• 生活保護制度：どうしても経済的な負担が大きすぎる場合は、生活保護制度の利用も検討しましょう。生活保護は、最低限の生活を保障する制度です。申請にはハードルがありますが、相談窓口で丁寧に説明を受けられます。
• 福祉サービス利用料減免制度：市町村によっては、介護サービス利用料を減免する制度があります。所得や世帯状況によって減免額が異なりますので、お住まいの市町村の福祉課に問い合わせてみてください。
• その他の支援：地域包括支援センター、民生委員・児童委員など、地域社会の支援ネットワークを活用することも重要です。相談することで、新たな支援策が見つかる可能性があります。

３．介護サービスの利用

要介護5であれば、介護保険サービスを幅広く利用できます。訪問介護では、痰の吸引や胃ろうからの食事介助も可能なヘルパーさんが派遣されます。ただし、ヘルパーさんの訪問時間には限りがあります。24時間体制の介護が必要な場合は、介護施設への入所も検討する必要があります。

具体的なサービス例：

• 訪問介護：日常生活の援助（食事、排泄、着替えなど）、身体介護（入浴、洗髪、体位変換など）、医療的ケア（痰吸引、胃ろう管理など）
• 訪問看護：医療的なケア（点滴、注射、薬の管理など）、健康状態の観察、リハビリテーション
• デイサービス：日中の介護サービス（入浴、食事、レクリエーションなど）、一時的な介護者の負担軽減
• ショートステイ：短期的な施設入所、介護者の休息や緊急時の対応

４．ご家族への配慮

義母の姉への負担を軽減するためには、ヘルパーさんの訪問頻度を増やす、デイサービスなどを利用する、ショートステイを利用するなど、様々な方法があります。義母の介護についても、同様に介護保険サービスなどを活用し、負担を軽減する必要があります。ご家族全員の状況を考慮し、バランスの良いケアプランを立てることが重要です。

５．病院での継続治療の可能性

現状維持を望むのであれば、まず、主治医とじっくりと相談することが大切です。経済的な問題を説明し、継続治療の可能性を探りましょう。医療費の支払い方法についても、主治医や病院のソーシャルワーカーに相談することで、新たな解決策が見つかるかもしれません。また、他の病院への転院も検討する価値があります。医療費や介護サービスの体制が異なる可能性があります。

６．専門家への相談

ケアマネージャー、社会福祉士、医師、弁護士など、専門家の力を借りることをおすすめします。これらの専門家は、介護に関する様々な情報を提供し、最適なプランの作成を支援してくれます。一人で抱え込まず、専門家の力を借りながら、解決策を探していきましょう。

７．まとめ

ご家族の状況は複雑ですが、諦めないでください。介護保険制度、医療費助成制度、その他の支援制度を最大限に活用し、専門家の力を借りながら、最適な解決策を見つけることが可能です。まずは、地域包括支援センターやケアマネージャーに相談し、具体的な支援策を検討しましょう。そして、ご家族とよく話し合い、皆が納得できるプランを立ててください。

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