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「昭和」と「令和」を行き来する高齢者:世代を超えた生き方の多様性とキャリアを考える

「昭和」と「令和」を行き来する高齢者:世代を超えた生き方の多様性とキャリアを考える

「昭和で止まった高齢者」と「現代に生きる高齢者」の違いは何だと思いますか? ここ近年、戦前に生れて大往生で亡くなる有名人が多いのですが、一方で、その人たちは最晩年まで今の時代に生きていることにも気づきました。 たとえば昨年亡くなった詩人の谷川俊太郎氏さん、晩年はMacBookAirを用いて作詞活動をしていました。古い詩人といえども「紙と筆」ではないのです。 作家で有名な僧侶の瀬戸内寂聴さんは平成後半に当時ブームだった携帯小説にチャレンジしたり、Instagramをつくって自分の写真をアップしたりしながら亡くなりました。 漫画家の水木しげるさんは亡くなる前にスタバで新作のラテを飲んでました。 みんな今風のテクノロジーやコンテンツ、そして「センス」に順応していますよね。ご健在な方だと黒柳徹子さんであったり、最新の若者の聴く洋楽にいまだについていっている小林克也さんや湯川れい子さんあたりでしょう。 私自身、そういう老人と接する機会はあります。以前地域のIT関係のNPOに顔を出していたのですが、やはり戦前生まれで80代のお婆さんにもかかわらず最新のガジェットに詳しい人がいました。パソコンもスマホも楽々使いこなしながら、地域のIT推進に取り組む役割を担っていました。(ちょうど同じ世代のお婆さんでアプリを開発してappleの偉い人と面会したニュースがありましたが、まさにあんな感じの人です) また、たまたまサイゼで遅めの食事をとってていたら、どう見ても後期高齢者のお婆ちゃんがお茶会をしていて、「Snow Manのだれが一番イケメンか」談義をしてました。あの世代でファミレスに行くのもすごいと思いますが、話題がまるでいまのJKっぽかったです。ちなみに私は元介護士なので、だいたい見た目で年齢が分かりますよ。 一方で、「昭和で止まった高齢者」もいます。 ネットで俗にいう「団塊老害」と叩かれる70代の人たちです。高齢者とはいえ戦後生まれです。人によっては先に列挙した戦前の人たちの子世代でもおかしくないでしょう。 しかしながら、私が過去に福祉関係の仕事で接した高齢者の中には、特にご家族の中に昭和で止まっている人がいました。年齢は戦後生まれの団塊世代ですが、同僚によると「あの人のお宅はすべてが昭和で止まっている」と言っていました。言葉遣いもなんとなく昭和の日本人っぽく、たまたま音楽の話をしていた時に「あなたは若いんだからエレキをやったらお似合いですよ」と言われたことがあります。おほめいただいたのはうれしかったのですが、若者=エレキという発想には驚きました。 現在、私はいわゆる中小企業相手の営業職に転職しました。ようは町工場、土建屋です。家族経営で、そうした事務所に行くと、まるで「爺ちゃんの家」のような雰囲気です。OA機器だけが最先端なのですが、それ以外は全部昭和です。社長は80近く、社員は全員白髪頭です。「こないだ、うちの若いモンが課長になったんですよ」と社長が言っていて、その「若いモン」が68歳とか、そんな世界です。 平成すっ飛ばした昭和の空間の中で、こうした人たちはみんな「昭和の会社員」のノリなんです。よく言えば人情味があるのですが、娯楽といえば酒、プロ野球みたいな。古い日本人がそのまま令和に生きている感じです。休憩時間にはたいがい職場の片隅でゴルフの素振りの真似事をしています(昭和の漫画で見た光景がいまだにあることにびっくりしました)InstagramもTikTokも知りません。音楽といえばスナックのカラオケで歌う演歌や昭和歌謡です。 で、疑問があるんです。そうはいっても戦後生まれで、「ビートルズにハマった洋楽ロック世代」のはずなんですが、全然そんな気がないということです。それよりずっと年上の小林さんや湯川さんのほうがよほど最先端の音楽についていけているんです。人によっては「海外のワアワアうるさい音楽なんてわからん!日本人なら演歌を聴け!」と言ってきそうなセンスを感じます。そういう「封建時代の古い価値観」を一番嫌ったはずの団塊世代が、なぜああなるのでしょうか? この「昭和で止まった戦後世代の老人」がピンとこない人はNHKのど自慢を見てほしいです。あれに大勢出てくる演歌や昭和歌謡を謡いたがる70代こそ、まさにその人たちです。

この質問は、高齢者のライフスタイルや価値観の多様性、そして世代間のギャップを鋭く突いています。 「昭和で止まった高齢者」と「現代に生きる高齢者」の差は、単なる年齢や時代背景の違いではなく、情報へのアクセス方法、新しい技術や文化への受容性、そして価値観の柔軟性に大きく影響されていると言えるでしょう。

「昭和」と「令和」を行き来する高齢者たちの共通点と違い

質問者の方の観察眼は非常に鋭く、多くの高齢者像を的確に捉えています。 谷川俊太郎氏や瀬戸内寂聴氏、水木しげる氏といった例は、年齢に関わらず新しい技術や文化を取り入れ、積極的に活用することで、現代社会に適応し、創造性を維持できることを示しています。 一方、「昭和で止まった高齢者」は、情報収集の方法や新しい技術への抵抗感、そして固定された価値観にとらわれている傾向が見られます。 しかし、これは決して全員が当てはまるわけではありません。 高齢者層も非常に多様であり、それぞれの経験や個性、ライフスタイルによって、現代社会への適応度合いは大きく異なります。

重要なのは、「昭和」と「令和」のどちらが良い悪いではなく、それぞれの価値観を理解し、尊重することです。 「昭和」の時代には、人情味あふれる人間関係や、職人気質といった良い面もありました。 「令和」の時代には、情報化社会の利便性や多様なライフスタイルといったメリットがあります。 高齢者の方々の中には、両方の時代を経験し、それぞれの良さを取り入れながら生きている方も多くいます。

「昭和で止まった高齢者」の背景を探る:キャリアと価値観の変遷

「昭和で止まった高齢者」と言われる方々の多くは、高度経済成長期を経験し、安定した雇用と社会的地位を築いてきた世代です。 その経験が、変化への抵抗感や、従来の価値観への固執につながっている可能性があります。 また、情報化社会への対応が遅れていることも、この世代の大きな特徴です。 インターネットやスマートフォンの普及は、情報格差を生み出し、新しい技術や情報にアクセスできない高齢者にとっては、社会とのつながりを弱める要因にもなり得ます。

さらに、キャリアパスも大きな要因です。 中小企業や家族経営の企業では、長年培ってきた人間関係や、伝統的な経営スタイルを重視する傾向があります。 そのため、新しい技術や手法の導入が遅れがちで、従業員もそれに合わせて変化を拒否する傾向が見られる場合があります。 これは、企業文化や組織風土、そして個々のキャリア形成と密接に関連しています。

現代社会における高齢者のキャリア支援:変化への対応と新たな可能性

高齢者のキャリア支援においては、デジタルリテラシーの向上が不可欠です。 パソコンやスマートフォンの操作方法だけでなく、インターネットを活用した情報収集やコミュニケーションスキルを習得することで、社会とのつながりを維持し、新たな可能性を広げることができます。 また、学び続ける姿勢も重要です。 年齢に関係なく、新しい知識やスキルを学ぶことで、自己成長を促し、社会貢献の機会を増やすことができます。

さらに、高齢者の経験や知識を活かす場を提供することも重要です。 シニア向けのボランティア活動や、地域社会への貢献活動など、高齢者の経験や知恵が活かせる場を増やすことで、社会参加の機会を創出し、生きがいを見つけることができます。 企業においても、高齢者の経験と知識を活かす人事戦略を取り入れることで、企業の活性化にもつながります。

  • デジタルリテラシー向上のための研修プログラムの提供
  • シニア向けスキルアップ講座の開催
  • 地域貢献活動への参加促進
  • 高齢者の経験を活かしたメンター制度の導入

成功事例:高齢者の積極的な社会参加とキャリア転換

多くの高齢者が、第二の人生で新たなキャリアを築き、社会に貢献しています。 例えば、定年退職後に起業し、成功を収めているシニア起業家や、専門知識を活かしてコンサルタントとして活躍している方々などがいます。 これらの成功事例は、年齢に関係なく、意欲と能力があれば、新たなキャリアを築くことが可能であることを示しています。

重要なのは、自分自身の強みや興味を理解し、それを活かせるキャリアパスを見つけることです。 キャリアカウンセリングや転職支援サービスなどを活用することで、自分に合った仕事を見つけ、新たな挑戦をすることができます。 年齢を重ねることは、人生の終わりではなく、新たなスタートの機会です。

まとめ

「昭和で止まった高齢者」と「現代に生きる高齢者」の違いは、情報へのアクセス、新しい技術や文化への受容性、価値観の柔軟性などにあります。 しかし、これは決して高齢者全体を語るものではなく、多様な高齢者像が存在することを理解することが重要です。 高齢者のキャリア支援においては、デジタルリテラシーの向上、学び続ける姿勢の育成、経験と知識を活かせる場の提供が不可欠です。 年齢はただの数字であり、人生100年時代において、高齢者も新たなキャリアを築き、社会に貢献できる可能性を秘めているのです。

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