介護職のパートで悩んでいます…遅刻や欠勤でシフト減、我慢すべき？

介護職員のパートです。仕事場で遅刻や欠勤の勤務態度が悪いと指摘されてシフトを減らすことになり落ち込んでいます。ただ、どうしても腑に落ちません。今の仕事場は勤めて9か月ですが、寝坊による遅刻2回と欠勤1回です。腑に落ちない理由は、7時から出勤ですが6時半までには行かないといけないルールがあり（30分は給料は出ません）、6時50分についてしまって遅刻と言われました。欠勤は急遽祖母が亡くなり、次の日出勤だったけど行けなくなり、他の人に変わって欲しいと言ったら「他の人に変わってほしいとか迷惑かかるのわかってます？お祖母さんが亡くなったのは御愁傷様です。が、出勤態度は悪いですよ？」と言われました。介護職は人手不足で仕方がないのですが、そこで不満を持つ自分が悪いのでしょうか？介護職はなんでも我慢しなければいけないのでしょうか？補足　86時半まで→✕6時半まで

この記事では、介護職のパートとして働くあなたが抱える「遅刻・欠勤によるシフト削減」という悩みを、具体的な事例と専門家の視点を交えながら深く掘り下げていきます。人手不足が深刻な介護業界で働く中で、自分の感情や権利をどのように守るか、そしてより働きやすい環境を見つけるにはどうすれば良いのか、一緒に考えていきましょう。 特に、「許容範囲を超えた厳しさ」と「自己責任の範囲」の線引きに焦点を当て、具体的な解決策を提案します。

1. 状況の整理と感情の受け止め方

まず、あなたの状況を整理してみましょう。9ヶ月間の勤務で、寝坊による遅刻が2回、祖母のご逝去による欠勤が1回。これは決して「悪い勤務態度」と一括りにできるものではありません。特に、祖母の訃報による欠勤については、会社側にもっと配慮が求められるはずです。 「迷惑をかける」という言葉を突きつけられたことへの怒りや悲しみ、そしてシフト削減による不安…これらの感情は、全て正当なものです。決して、あなたが悪いわけではありません。

多くの介護職従事者は、慢性的な人手不足の中で、過酷な労働環境に耐えながら働いています。その中で、自分の感情を押し殺し、我慢することが美徳とされている風潮も否定できません。しかし、それは必ずしも正しいとは限りません。 あなたの感情を否定するのではなく、まずはそれを受け止め、大切にしましょう。 この感情を理解することが、次のステップへの第一歩となります。

2. 遅刻に関するルールと会社の対応の妥当性

6時50分出勤で遅刻扱いというのは、確かに厳しいルールです。30分の猶予なく、給与が減額されるのは、労働基準法に抵触する可能性があります。 日本の労働基準法では、所定労働時間の前後の30分は、休憩時間として扱われることが一般的です。 あなたの勤務先では、この点が明確に示されているでしょうか？ もし、就業規則などに明記されていない、もしくは曖昧な記述しかされていない場合は、労働基準監督署に相談することを検討しましょう。 これは、あなたの権利を守る上で非常に重要なステップです。

会社側の対応についても、改善の余地があります。 「他の人に変わってほしい」というあなたの発言に対して、「迷惑」という言葉を投げかけるのは、共感能力の欠如と言えます。 亡くなった祖母への弔意を示す言葉はあっても、あなたの感情への配慮が全く感じられません。 これは、会社側の教育体制や、従業員への配慮が不足している可能性を示唆しています。

3. 欠勤に関する会社の対応と介護業界の現状

祖母のご逝去による欠勤については、会社側の対応は明らかに不適切です。 緊急の事態における欠勤は、やむを得ない事情であり、会社はそれを理解し、サポートする責任があります。 「迷惑」という言葉で片付けるのは、人として、そして会社として、許される行為ではありません。 介護業界は人手不足が深刻ですが、それは、従業員に過剰な負担を強いる正当な理由にはなりません。

介護業界の現状は確かに厳しいですが、それは、個々の介護職員が全てを我慢しなければならない理由にはなりません。 人手不足を理由に、従業員の感情や権利を無視するような対応は、決して許されるべきではありません。 むしろ、この現状を変えるために、声を上げる必要があるでしょう。 まずは、あなたの感情をきちんと伝え、会社側に改善を求めることが重要です。

4. 具体的な行動計画

では、具体的にどのような行動をとるべきでしょうか？

• 1. 就業規則の確認： 遅刻に関するルール、休憩時間に関する規定、欠勤に関する規定などを改めて確認しましょう。曖昧な点があれば、人事担当者に質問し、明確な回答を得るようにしましょう。
• 2. 上司との面談： あなたの感情、そして会社側の対応への不満を、冷静に、しかし明確に伝えましょう。 具体的な改善策を提案し、話し合いの場を持つことを求めましょう。 この際、感情的に言い争うのではなく、事実を基に、冷静に主張することが重要です。 必要であれば、録音など証拠を残しておきましょう。
• 3. 労働基準監督署への相談： 就業規則に問題がある、もしくは会社側の対応が不当だと感じた場合は、労働基準監督署に相談しましょう。 専門家のアドバイスを受け、あなたの権利を守りましょう。
• 4. 新しい職場を探す： 現状が改善されない、もしくは改善の見込みがないと判断した場合は、転職も視野に入れましょう。 より働きやすい環境、そしてあなたを尊重してくれる職場を探すことが重要です。 転職活動の際には、wovieなどの求人サイトを活用し、自分に合った職場を見つけましょう。

5. 専門家への相談

一人で抱え込まず、専門家に相談することも有効な手段です。 弁護士や労働相談窓口などに相談することで、法的観点からのアドバイスや、具体的な行動計画の策定に役立ちます。 また、転職活動においても、転職エージェントの活用がおすすめです。 キャリアアドバイザーは、あなたのスキルや経験、希望などを踏まえ、最適な求人を紹介してくれます。

6. まとめ

介護職のパートとして働くあなたは、決して一人で戦っているわけではありません。 あなたの抱える悩みは、多くの介護職従事者が共有する現実です。 まずは、あなたの感情を認め、そして具体的な行動を起こすことで、状況を改善していくことができます。 就業規則の確認、上司との面談、労働基準監督署への相談、そして転職活動… これらの選択肢を検討し、あなたにとって最適な方法を選びましょう。 そして、必要であれば、専門家の力を借りることをためらわないでください。 あなたの未来は、あなた自身の手で切り開くことができます。

※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の法的アドバイスではありません。具体的な問題については、専門家にご相談ください。