介護職のブラック企業判定チェックリスト｜転職を考える前に知っておくべきこと

ブラックでしょうか？ 介護職で特養に勤めていますが、シフトの休みに勝手に有給にされていて予定が無いのに有給の届を出さなければなりません。 あと、記録などで職場に残る場合は残業申請の対象になりません。何故なら記録はその都度書くものだから終わってからまとめて書くのはおかしいとのことです。 また、急な職員の休みがあった場合、休んだ職員のシフトもやらなければならないので、早番の場合、遅出も１人でやらなけレバいけません。その場合は残業扱いになります。ただし次の日も早番であれば予定通りに早番で出勤になります。 常に人手不足ではありますが、１人でフロア見てても応援もないし、休憩すら行けなく、ぶっ通しで(7時～21時まで)働いたこともあります。 あと、直接職場とは関係がありませんが、過去にあることで書類送検になりニュースになったこともあります。 また、理事長が施設のお金を使い込んでおり、前施設長が刑事告訴をしようとして途中でバレてしまい理事長からクビになったことも、おかしな施設です。今の施設長になってからは理事長のことは一切言わず刑事告訴をするという話しすら無かったことになってます。 こんな施設はやめた方が良いですか？

この記事では、介護職、特に特別養護老人ホーム（特養）で働くあなたが抱える「ブラック企業かどうか」の判断に迷う状況を、具体的なチェックリストと事例を交えながら解説します。 長時間労働、残業代の未払い、パワハラ、不正経理など、介護現場特有のブラック企業の特徴と、転職を考える際のステップについて、転職コンサルタントの視点から詳しくご説明します。 あなたの状況を客観的に分析し、より良いキャリアパスを選択するためのヒントを提供します。

1. 労働時間と残業代のチェックポイント

まず、あなたの状況を整理してみましょう。シフトの休日に勝手に有給休暇を申請させられる、記録作成の残業が認められない、急な欠員補充で長時間労働を強いられる…これらの状況は、労働基準法に抵触する可能性があります。

• 残業代の未払い：記録作成や急な欠員補充による長時間労働に対して、適切な残業代が支払われていますか？ 「記録は都度書くもの」という主張は、労働基準法に反する可能性があります。残業は、業務終了後にまとめて記録を作成する場合でも、労働時間として認められるべきです。
• 休憩時間の確保：7時から21時までぶっ通しで勤務されたとのことですが、これは法定労働時間と休憩時間を大幅に超えています。労働基準法では、6時間以上の労働に対しては少なくとも45分の休憩が義務付けられています。休憩が取れていない状況は、重大な労働基準法違反です。
• 有給休暇の取得：本来、有給休暇は従業員が自由に取得できる権利です。予定がないのに勝手に有給休暇を申請させられるのは、不当な扱いと言えます。 有給休暇の取得を妨げられていると感じたら、労働基準監督署への相談も検討しましょう。

これらの問題点について、記録をしっかり残しておくことが重要です。勤務時間、休憩時間、業務内容などを詳細に記録し、証拠として残しておきましょう。 もし、残業代が支払われていない、または休憩時間が確保されていない場合は、会社に改善を要求し、それでも改善が見られない場合は、労働基準監督署に相談することをお勧めします。

2. 人員不足と職場環境のチェックポイント

常に人手不足で、応援もなく、休憩も取れない状況は、深刻な問題です。これは、あなたの健康と安全を脅かすだけでなく、サービスの質にも悪影響を及ぼします。

• 人員配置の適切性：あなたの施設では、適切な人員配置が行われていますか？ 人手不足による負担は、あなただけでなく、利用者にも悪影響を与えます。 人員配置基準を満たしていない場合は、改善を求めるべきです。
• 職場環境の安全性：長時間労働や人手不足は、ミスや事故のリスクを高めます。安全な職場環境が確保されているか、確認しましょう。 もし、安全面で不安がある場合は、上司や人事部に改善を要求しましょう。
• パワハラ・セクハラ：職場でのパワハラやセクハラはありませんか？ もしあれば、すぐに相談窓口に報告しましょう。 多くの企業は、相談窓口を設置しています。

人手不足による過剰な負担は、あなたの心身に深刻な影響を与えます。 無理をせず、休むべき時は休む勇気を持つことが大切です。 そして、改善を求める努力をしましょう。 それでも改善が見られない場合は、転職も視野に入れるべきです。

3. 企業の体質と倫理性のチェックポイント

理事長の不正経理や前施設長の解雇といった情報は、企業の体質を反映しています。 このような企業では、倫理観が欠如しており、従業員の権利や安全が軽視されている可能性が高いです。

• 企業のコンプライアンス：企業は、法令や倫理規範を遵守していますか？ 不正経理や隠蔽体質は、企業の信頼性を著しく損ないます。 このような企業で働き続けることは、リスクが大きいです。
• 内部告発の体制：不正行為を告発できる体制は整っていますか？ もし、不正行為を目撃した場合、安心して報告できる体制がなければ、企業の体質に問題があります。
• 従業員の権利保護：従業員の権利や安全は、適切に保護されていますか？ もし、従業員の権利が侵害されていると感じたら、すぐに相談しましょう。

企業の体質は、あなたのキャリアにも大きく影響します。 倫理観が欠如した企業で働き続けることは、あなたのキャリアにとって大きなリスクとなります。 転職を検討する際には、企業の体質をよく調べてから判断することが重要です。

4. 転職を考える際のステップ

現在の職場環境に問題を感じているのであれば、転職を検討することも一つの選択肢です。 転職活動は、時間と労力を要しますが、より良い職場環境を見つけるための重要なステップです。

• 自己分析：自分の強みや弱み、キャリアプランを明確にしましょう。 転職活動において、自己分析は非常に重要です。
• 求人情報の収集：介護職の求人情報を集め、条件の良い職場を探しましょう。 求人サイトや転職エージェントを利用すると効率的です。
• 面接対策：面接では、自分のスキルや経験を効果的に伝えられるように準備しましょう。 模擬面接を行うと効果的です。
• 転職活動のサポート：転職エージェントやキャリアカウンセラーのサポートを受けるのも有効です。 専門家のアドバイスを受けることで、よりスムーズに転職活動を進めることができます。

転職活動は、一人で抱え込まず、専門家のサポートを活用しましょう。 転職エージェントは、求人の紹介だけでなく、面接対策や給与交渉などのサポートも行ってくれます。 キャリアカウンセラーは、あなたのキャリアプランを一緒に考え、最適な転職先を見つけるお手伝いをしてくれます。

5. まとめ

あなたの状況から判断すると、現在の職場はブラック企業の可能性が高いと言えます。 長時間労働、残業代の未払い、休憩時間の確保、人手不足による過剰な負担、そして企業の体質の問題など、多くの問題点が指摘できます。 これらの問題点を改善する努力をしても改善が見られない場合は、転職を真剣に検討すべきです。 より良い職場環境を見つけるために、転職活動の準備を始めましょう。

転職活動は大変ですが、より良い未来への第一歩です。 あなたの状況を詳しく理解し、最適なキャリアパスを一緒に考えましょう。 まずは、お気軽にご相談ください。