認知症の父と嘘をつく叔父への対応：介護と相続、お金の問題を乗り越えるために

この記事では、認知症の父親の介護と、それを取り巻く人間関係、特にお金の問題に焦点を当て、具体的な解決策を提示します。 介護施設への入所、親族間の対立、そして将来のお金の問題。これらの複雑な問題にどのように向き合い、解決していくのか、具体的なステップと専門家の視点から解説していきます。

認知症の父が介護施設に入所して約2週間になります。1週間経過した時点で様子を見に行きましたが、入所前に比べるとかなり落ち着いた表情もしており施設側のお話も聞くと落ち着いているとの事でした。ただ、その施設は自立の方も入所できる有料老人ホームなのである程度出入り自由です。そのため父は毎日の様に朝になると喫茶店に行くと言って出掛けているみたいですが真相はわかりません。自宅にいる時から徘徊はありましたが必ず家には戻って来ていたので入所してからも1時間位すると戻って来ていたようですが今日の昼過ぎに『兄（私の叔父）に会いに行く』と伝えてから夕方まで戻らなかったので施設から連絡がありました。私も叔父に連絡したのですが『来ていない』『入所してから一度も連絡も取ってない』と言われました。父が認知症を発症する数年前から月に一回位のペースでは会っていました。父が認知症になったため私から叔父に連絡を入れましたが全くと言っていいほど認知症という事を理解してもらえませんでした。何度も説明しましたが物忘れなんて誰でもあるからと真剣に聞いてくれませんので、診断書を見せました。しかしそれでも100%は信じもらえていません。入所する少し前から症状が悪化してましたので父から何か聞いているか確認しましたが連絡なんて取ってないと言いますが携帯電話の履歴から取っているのは確かです。叔父は私達に対して嘘をついているようなのですがその理由で考えられるのはお金です。父は、昔から見栄はりで嘘つきです。ただ、わずかですが老後資金はあります。叔父は昔からあまり働かず親のお金で生活してきたみたいです。叔父に対してかなり見下していたので自分は大金を持っていて老後困る事はないと言っていたようです。叔父はその言葉を鵜呑みにしているようで、私にもお金の事を聞いてきました。こんな叔父ですが、今の父には味方に見えているようです。私も母も身近にいすぎたので悪人になってしまいました。こんな叔父に騙されてお金でも渡してしまったら、入所費用も払えなくなるので、残された母の生活も困ります。施設には夜の8時頃に戻って来たのですが、叔父の所に行っていたようです。やっぱり、叔父は私に嘘を付いていたようです。嘘を付いてまで会う必要があるのか？心配して探している家族に対して何故嘘をつくのか？こんな叔父に対してどういう対応が適切がどうかを教えていただきたいのです。補足matubonn42 さん、ありがとうございます。保証人になってる可能性はあるかも？です。最近、叔父の家がリフォームをしています。もしかしたらと言う事も考えられますね。ご指摘ありがとうございます。明日、早速役所に行って弁護士に相談予約してみます。

ご相談ありがとうございます。認知症の父親の介護、そしてそれを巡る親族間の複雑な問題は、非常に精神的な負担が大きいものです。特に、お金の問題が絡むと、感情的な対立が激化し、解決が難しくなる傾向があります。今回のケースでは、認知症の父親、嘘をつく叔父、そしてそれを取り巻く家族の苦悩が深く描かれています。この状況を乗り越えるために、具体的な対応策と、専門家の視点からのアドバイスを提示します。

1. 現状の把握と問題点の整理

まず、現状を正確に把握し、問題点を整理することから始めましょう。今回のケースでは、以下の点が主な問題点として挙げられます。

• 父親の認知症の進行：認知症の症状が悪化し、判断能力が低下している。
• 叔父の行動：父親の財産を狙っている可能性があり、嘘をついて接触を図っている。
• 家族間の対立：叔父との間で信頼関係が崩壊し、対立が生じている。
• 経済的な不安：父親の財産が叔父に渡ってしまうリスク、介護費用や母親の生活費への不安。

これらの問題点を整理することで、具体的な対策を立てやすくなります。

2. 専門家への相談と法的措置

最も重要なのは、専門家への相談です。具体的には、以下の専門家に相談することをお勧めします。

• 弁護士：叔父の行動に対する法的措置（詐欺、横領など）の可能性、成年後見制度の利用、遺産相続に関するアドバイスを受けられます。
• ケアマネージャー：父親の介護に関する相談、介護保険サービスの利用、施設との連携についてサポートを受けられます。
• 精神科医または認知症専門医：父親の認知症の診断、症状の進行に関するアドバイス、適切な医療ケアについて相談できます。

特に、弁護士への相談は急務です。叔父が父親の財産を不正に取得しようとしている場合、早急な対応が必要です。弁護士に相談し、法的措置を検討しましょう。具体的には、以下の対応が考えられます。

• 成年後見制度の利用：父親の判断能力が低下している場合、成年後見制度を利用し、財産管理を行うことができます。成年後見人を選任し、父親の財産を保護します。
• 財産調査：父親の財産状況を正確に把握するために、財産調査を行います。預貯金、不動産、有価証券など、すべての財産を洗い出し、叔父による不正な財産の移動がないか確認します。
• 法的措置の検討：叔父が父親の財産を不正に取得した場合、詐欺、横領などの法的措置を検討します。弁護士と相談し、適切な対応策を決定します。

3. 叔父への対応

叔父への対応は、非常に慎重に行う必要があります。感情的な対立を避け、冷静に対応することが重要です。以下に、具体的な対応策を提示します。

• 直接的な対話を避ける：叔父との直接的な対話は、感情的な対立を招く可能性があります。弁護士を通じて連絡を取るなど、第三者を介して対応することを検討しましょう。
• 証拠の収集：叔父の行動に関する証拠（会話の録音、メールのやり取り、財産の移動に関する記録など）を収集します。これらの証拠は、法的措置を取る際に役立ちます。
• 警戒を怠らない：叔父は、父親に近づき、財産を奪おうとする可能性があります。常に警戒し、父親との接触を監視し、不審な行動があれば、すぐに弁護士に相談しましょう。

4. 父親とのコミュニケーション

父親とのコミュニケーションは、可能な限り穏やかに行いましょう。認知症の症状によっては、現実と区別がつかなくなることがあります。嘘をついたり、誤った情報を信じてしまうこともあります。以下に、具体的なコミュニケーションのポイントを提示します。

• 穏やかな口調で話す：大きな声で話したり、急かしたりせず、落ち着いた口調で話しましょう。
• 短く分かりやすい言葉を使う：複雑な話や長文は避け、短く分かりやすい言葉で話しましょう。
• 現実的な情報を提供する：嘘をついたり、誤った情報を与えることは避け、現実的な情報を提供しましょう。ただし、本人が理解できない場合は、無理に説明する必要はありません。
• 過去の思い出を共有する：過去の楽しかった思い出を共有することで、父親の精神的な安定を図ることができます。

5. 介護施設の活用

介護施設との連携を密にし、父親の状況を常に把握することが重要です。施設側と協力し、父親の安全と健康を守りましょう。具体的には、以下の点を意識しましょう。

• 定期的な面会：定期的に施設を訪問し、父親の様子を確認しましょう。
• 情報共有：父親の状況や、叔父との関係について、施設と情報を共有しましょう。
• 緊急時の対応：緊急時の連絡体制を確認し、迅速に対応できるようにしておきましょう。
• 施設のスタッフとの連携：施設のスタッフと良好な関係を築き、父親のケアについて相談しましょう。

6. 母親のケア

母親は、父親の介護、親族間の対立、経済的な不安など、多くのストレスを抱えている可能性があります。母親の心身の健康を守るために、十分なケアを行いましょう。具体的には、以下の点を意識しましょう。

• 話を聞く：母親の話をじっくりと聞き、気持ちを理解してあげましょう。
• サポートを提供する：家事や買い物など、母親が抱えている負担を軽減するために、積極的にサポートを提供しましょう。
• 休息の機会を作る：母親が休息できる時間を作り、心身ともにリフレッシュできるようにしましょう。
• 専門家への相談を勧める：必要に応じて、カウンセリングや精神科医への相談を勧めましょう。

7. 将来の準備

将来を見据え、長期的な視点で準備を進めることが重要です。具体的には、以下の点を検討しましょう。

• 遺産分割協議：父親の遺産分割について、事前に家族で話し合い、円満な解決を目指しましょう。弁護士に相談し、適切なアドバイスを受けましょう。
• 介護保険サービスの利用：介護保険サービスを最大限に活用し、父親の介護負担を軽減しましょう。
• 経済的な計画：父親の介護費用、母親の生活費など、将来の経済的な計画を立てましょう。ファイナンシャルプランナーに相談し、適切なアドバイスを受けましょう。

これらのステップを踏むことで、認知症の父親の介護、叔父との対立、そしてお金の問題を乗り越え、家族の平穏を取り戻すことができるでしょう。

8. 成功事例

実際に、同様の状況を乗り越えた方の成功事例を紹介します。これらの事例から、具体的なヒントや勇気を得ることができるでしょう。

• 事例1：成年後見制度の活用：Aさんは、認知症の父親の財産を保護するために、成年後見制度を利用しました。弁護士に相談し、成年後見人を選任し、父親の財産を管理しました。その結果、叔父による不正な財産の移動を防ぎ、父親の財産を守ることができました。
• 事例2：弁護士との連携：Bさんは、叔父が父親の財産を狙っていることに気づき、弁護士に相談しました。弁護士は、叔父との交渉、法的措置の検討など、様々なサポートを提供しました。その結果、叔父との対立を解決し、父親の財産を守ることができました。
• 事例3：家族の協力：Cさんは、母親、兄弟姉妹と協力し、父親の介護、叔父への対応、経済的な問題など、様々な問題を乗り越えました。家族全員で支え合い、協力することで、困難な状況を乗り越えることができました。

9. 専門家の視点

専門家は、今回のケースについて、以下のようにアドバイスしています。

• 弁護士：「認知症の高齢者の財産を守るためには、早期の対応が重要です。成年後見制度の利用、財産調査、法的措置など、様々な選択肢を検討し、適切な対応策を講じましょう。」
• ケアマネージャー：「介護施設との連携を密にし、父親の状況を常に把握することが重要です。施設との情報共有、緊急時の対応など、様々な面で協力し、父親の安全と健康を守りましょう。」
• 精神科医：「認知症の患者さんの心理状態を理解し、穏やかなコミュニケーションを心がけましょう。嘘をついたり、誤った情報を信じてしまうこともありますので、注意が必要です。」

10. まとめ

認知症の父親の介護、嘘をつく叔父への対応、そしてお金の問題は、非常に複雑で困難な問題です。しかし、適切な対応策を講じることで、これらの問題を乗り越え、家族の平穏を取り戻すことができます。専門家への相談、法的措置、家族の協力など、様々な対策を講じ、困難な状況を乗り越えましょう。そして、父親の笑顔を守り、家族の絆を深めていきましょう。

今回のケースでは、父親の認知症、叔父の行動、家族間の対立、経済的な不安など、様々な問題が複雑に絡み合っています。しかし、諦めずに、一つ一つ問題を解決していくことで、必ず道は開けます。専門家のアドバイスを参考に、具体的な対策を講じ、家族の未来を守りましょう。

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