発達障害の私が介護職で働くには?仕事選びと働き方のヒント
発達障害の私が介護職で働くには?仕事選びと働き方のヒント
この記事では、発達障害のある方が介護職として働き続けるために、仕事選び、職場でのコミュニケーション、そしてキャリア形成について、具体的なアドバイスを提供します。特養での経験を活かし、より働きやすい環境を見つけるためのヒントや、給与面での不安を解消するための情報も盛り込んでいます。
子供の頃から、人とコミュニケーションとることが上手くできず、その他にもいろいろ(精神的多汗、よく物を失くす、ケアレスミス多い、整頓下手、その場で意見をうまくまとめて発言できない※文章化すれば大丈夫、爪噛み癖、抜毛症、1人になるとフラッシュバック脳内反省会が止まらないetc.)あります。22歳の頃から心療内科のお世話にたびたびなっていますが、このほど初診の病院でADHDではないかと言われ検査をうけ、12/1の診断結果を待っている者です。
22歳から働き始めて、4年→1.5年→1.5年→1.5年転職歴です。いずれも仕事出来不足×コミュニケーション不足からくる人間関係の悪化から辛くなって辞めるパターン。今回は(基礎研修受講後)介護職で特養に1.5年いましたがやはり上司と折り合えず来月末で退職することになりました。
プライベートでも人とのつながりは希薄(わたしの悪いところをわかっていても付き合ってくれる数少ない友人はいる)なので、せめて仕事では給料分汗かいて一生懸命働いて、誰かのためになりたいと思い、ずっと接客業を選んできました。人と関わっていなければ社会的に死んでいるのも同じだと思っていました。役割を演じる分にはコミュニケーションが足りるのですが、従業員同士でうまく会話できず、会話しても悪気なく人を傷つける言葉を言っているようです。それで人間関係がいつも悪化します。
また、ケアレスミスが多いのでメモ魔になっており、朝30分くらいメモをしっかり読み返し、する仕事を脳内シュミレーションしてから来るのですが、接客業はルーチンワークだけではないですし、臨機応変に動いたり考えを巡らせたりすることが叶わず。周りと自分を比較して、劣等感に悩みます。入職最初の半年くらいならまだ許されると思うのですが、いくら経っても(自分で努力や先輩の真似していても)成果が見られないとやはり周りは呆れて困惑顔・迷惑顔。
特養の利用者さんは、デイサービスみたいに毎日違う顔ぶれになることはないですが、日々症状や状況は変わっていきますし、昨日のケアが今日のケアではないので、覚える→やるという仕事ではないです。観察眼を持って意見をいえるようにしないといけないです。また、1対1の仕事という訳でもなく、同じ介護職の人、看護師、ケアマネ、相談員、管理栄養士さんらと相談して今ベストのケアを探っていくチームワークの仕事ですよね。仕事上の相談はできるのですが、普段の雑談がうまくできないので、その点で他の介護職さんより遅れをとっていて自分の担当の利用者さまのことがうまく運ばず。結局周りからフォローを受けてばかりです。
ヒヤリハット・アクシデントも数えきれないくらいやっているのですが、できた施設だったので、わたしでなくても「誰もがしてしまうかもしれないミス」として捉え、事故の起きた状況の検証や対策を全体で考え体制を見直してきてくれました。ミスをした人を責めるような体制でなかったので1.5年も勤まったのだと思います。
Q1:さて、こんなわたしが従来型特養を2年弱で辞めるのですが、できればせめて介護福祉士が取れるまで介護の仕事は続けてみたいと思っています。給与の面で夜勤はしたいので、小規模多機能かグループホームかで働いてみたいと思っているのですが、無謀なことなのでしょうか?現在ストラテラは服用しており、それによってワーキングメモリーが増える(ケアレスミスが減る)ことは期待しているのですが、飲み始めたばかりで効果はわかりません。
Q2:発達障害で障害者手帳を取っていない・通常雇用で介護職の方、職場で発達障害だということは伝えて採用されているのでしょうか?伝えたことで仕事はやりやすいですか?やりにくいですか?当事者の方や、同僚でそのような方を知っている方がいれば教えてください。※現在上司と折り合えてませんが、まだマシな関係だった時ADHDかもしれなく内服をしていると伝えていました。その上司はADHDを理解しようとはされませんでしたが心に留め置きますといっていました。
Q3:直近の職場をなぜ辞めたかは、正直に話した方がよいのでしょうか?それとも特養とはまた別の職場で働いてみたくてということを言った方がいいのでしょうか。
Q1~3いずれかでもよいので、当事者や発達障害をご存知の方に回答いただけたら幸いです。よろしくお願いいたします。補足訳あって1人暮らし生活を持続させないといけないので、月に手取りで14は欲しいところなのです。もちろん夜勤ができるところでも、最初から夜勤ができるわけではないと思うので、3か月程度夜勤手当が当たらないのはいいのですが。訪問介護だけでもそのぐらい稼げるのでしょうか。訪問介護もショートステイ(夜勤)もデイもできるなら小規模多機能でもいいのかなと思ったのですが。
1. 介護職で働き続けるための第一歩:自己理解と強みの発見
まず、ご自身の特性を深く理解することが重要です。発達障害の特性は人それぞれ異なり、得意なこと、苦手なことも異なります。自己分析を通じて、ご自身の強みと弱みを把握し、どのような環境であれば能力を発揮しやすいのかを見極めることが、長く働き続けるための第一歩となります。
- 自己分析のツールを活用する: ストレングスファインダーやエニアグラムなどの自己分析ツールを活用し、客観的に自己理解を深めるのも良いでしょう。これらのツールは、自分の強みや才能を可視化し、自己肯定感を高めるのに役立ちます。
- 専門家への相談: 精神科医やカウンセラーに相談し、専門的なアドバイスを受けることも有効です。ご自身の特性についてより深く理解し、具体的な対策を立てるためのサポートが得られます。
- 過去の経験を振り返る: これまでの職務経験を振り返り、どのような状況で困り、どのような状況でうまくいったのかを分析します。成功体験から、自分の強みや得意な働き方を見つけ出すことができます。
2. 介護職の仕事選び:あなたに合った働き方を見つける
介護職には、様々な働き方があります。ご自身の特性や希望する働き方に合わせて、最適な職場を選ぶことが重要です。以下に、いくつかの働き方と、それぞれの特徴をまとめました。
- 特別養護老人ホーム(特養): 多くの入居者の生活を支えるため、チームワークが重要です。コミュニケーション能力が求められますが、経験豊富な先輩職員からのサポートも期待できます。
- グループホーム: 認知症の高齢者を対象とした施設で、少人数制のため、入居者との距離が近く、個別ケアに重点が置かれています。
- 小規模多機能型居宅介護: 「通い」「泊まり」「訪問」を組み合わせたサービスを提供しており、柔軟な働き方が可能です。様々な業務を経験できる一方で、マルチタスク能力も求められます。
- 訪問介護: 利用者の自宅を訪問し、生活援助や身体介護を行います。一人で業務を行うことが多いため、自己管理能力が重要です。
- デイサービス: 日中の時間帯に、入浴や食事、レクリエーションなどのサービスを提供します。利用者とのコミュニケーションが中心となります。
ご相談者様は、夜勤を希望されており、給与面での安定も重視されているため、小規模多機能型居宅介護やグループホームは、選択肢として有力です。訪問介護も、夜勤のあるショートステイと組み合わせることで、収入を増やすことが可能です。
3. 職場でのコミュニケーション:円滑な人間関係を築くために
職場での人間関係は、仕事の満足度を大きく左右します。発達障害のある方が、円滑なコミュニケーションを図るためには、いくつかの工夫が必要です。
- 自分の特性を伝える: 信頼できる上司や同僚に、自分の特性を伝えることで、周囲の理解を得やすくなります。ただし、伝えるタイミングや伝え方には注意が必要です。
- 具体的なコミュニケーション方法を学ぶ: アサーティブコミュニケーションや傾聴スキルを学ぶことで、相手に自分の意図を正確に伝え、良好な関係を築くことができます。
- 報連相を徹底する: 報告・連絡・相談をこまめに行うことで、周囲との連携をスムーズにし、誤解を防ぐことができます。
- 困ったときは助けを求める: 一人で抱え込まず、周囲に助けを求めることも重要です。同僚や上司に相談し、サポートを得ることで、問題を解決しやすくなります。
4. ケアレスミス対策:ミスを減らし、自信を高める
ケアレスミスは、誰でも起こりうるものですが、発達障害のある方は、特に注意が必要です。ミスを減らすための具体的な対策を講じましょう。
- チェックリストの活用: 業務の手順をまとめたチェックリストを作成し、確認しながら作業を進めることで、ミスを減らすことができます。
- メモの活用: 重要な情報をメモし、こまめに確認することで、記憶違いや見落としを防ぎます。
- 集中できる環境作り: 周囲の音や視覚的な刺激を遮断し、集中できる環境を整えることで、ケアレスミスを減らすことができます。
- ダブルチェックの徹底: 自分だけでなく、同僚にも確認してもらうことで、ミスを見つけやすくなります。
- ミスを恐れない: ミスをしても、落ち込まず、原因を分析し、再発防止策を講じることが大切です。
5. 職場への伝え方:オープンにするか、クローズにするか
職場に発達障害であることを伝えるかどうかは、非常に難しい問題です。伝えることのメリットとデメリットを比較し、ご自身の状況に合わせて判断しましょう。
- 伝えるメリット: 周囲の理解を得やすくなり、サポートを受けやすくなります。合理的配慮を求めることもできます。
- 伝えるデメリット: 偏見や誤解を受ける可能性があります。人間関係が悪化するリスクもあります。
伝える場合は、信頼できる上司や同僚から始め、徐々に範囲を広げていくのが良いでしょう。また、伝える際には、自分の特性だけでなく、困っていることや、どのようなサポートが必要なのかを具体的に伝えることが重要です。
6. 転職活動の進め方:成功する転職のために
転職活動では、これまでの経験を活かしつつ、自分に合った職場を見つけることが重要です。
- 自己分析の徹底: 自分の強みや弱みを理解し、どのような職場が自分に合っているのかを明確にします。
- 求人情報の収集: 様々な求人情報を比較検討し、自分の希望に合った求人を探します。
- 履歴書・職務経歴書の作成: これまでの経験やスキルを具体的にアピールし、自己PRを効果的に行います。
- 面接対策: 面接での質問を想定し、事前に回答を準備しておきましょう。面接官に、自分の強みや熱意を伝えることが重要です。
- 転職エージェントの活用: 転職エージェントは、求人情報の紹介だけでなく、履歴書・職務経歴書の添削や、面接対策など、様々なサポートを提供してくれます。
7. 給与と生活設計:安定した生活を送るために
一人暮らしを維持するためには、安定した収入を確保することが不可欠です。給与だけでなく、生活費についても、しっかりと計画を立てましょう。
- 給与の確認: 希望する働き方と、それに見合った給与水準を確認します。夜勤手当や資格手当なども考慮しましょう。
- 生活費の見直し: 家賃、食費、光熱費など、毎月の生活費を把握し、無駄な出費を削減します。
- 貯蓄の習慣: 将来のために、毎月一定額を貯蓄する習慣をつけましょう。
- 副業の検討: 本業に加えて、副業を検討することも、収入を増やす一つの方法です。
8. ストラテラの効果と、今後の展望
ストラテラは、ADHDの治療薬であり、ワーキングメモリの改善や、集中力の向上に効果があると言われています。服薬の効果を実感するには、時間がかかる場合があります。医師の指示に従い、継続して服薬し、効果を注意深く観察しましょう。
また、服薬だけでなく、生活習慣の見直しも重要です。十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動を心がけることで、症状の改善を促すことができます。
9. まとめ:自分らしい働き方を見つけるために
発達障害のある方が、介護職として働き続けるためには、自己理解を深め、自分に合った働き方を見つけることが重要です。職場でのコミュニケーションや、ケアレスミス対策など、様々な課題がありますが、一つずつ解決していくことで、自信を持って仕事に取り組むことができます。転職活動では、自己分析を徹底し、自分に合った職場を探しましょう。給与と生活設計についても、しっかりと計画を立て、安定した生活を送れるようにしましょう。
今回の相談者様は、これまでの経験から、ご自身の特性をある程度理解されており、今後の働き方についても、具体的な希望を持っておられます。まずは、ご自身の強みを活かせる職場を探し、積極的に情報収集することをおすすめします。そして、周囲とのコミュニケーションを大切にし、困ったことがあれば、積極的に相談するようにしましょう。焦らず、一歩ずつ進んでいくことで、必ず自分らしい働き方を見つけることができるはずです。
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