回復期リハビリの選択肢：原因不明の病状と向き合うためのチェックリストとアドバイス

この記事では、原因不明の病状に苦しむご家族を支えるために、利用できる回復期リハビリテーションや関連施設、制度について、具体的な選択肢と、それらを選ぶ際のポイントを解説します。回復期リハビリテーションの期限が迫る中で、どのように行動すれば良いのか、焦りや不安を抱えるあなたに、具体的なステップと情報を提供します。介護保険、医療保険、制度改革など、複雑な情報に惑わされず、最適な選択をするための羅針盤となることを目指します。

リハビリ制度についての質問です。

それまで元気だった69になる母が7週前 急に身体が全く動けなくなり2日程フローリングで這いずって飲まず食わずの後 発見し、 地元区の中核病院に救急で入りました。

その3日前から 今日に左肩腕がすごい筋肉痛で近くの病院で肩関節炎といわれていたものの 動かしにくい、と言っていたのでした。

MRI,CTなど検査をされたのですが 有意な異常所見が 腎臓の腫れのみで尿路感染腎盂炎とされてしまい 動けていない事に関して訴えても 明らかに取り合ってない対応でした。

2週間後 腎盂炎は治った、と言われ でも動けていないのはなぜかと聞いたら たしかに変 調べてみよう、と腎臓内科医が担当のまま 調べることになったのですが(これが一回目こちらからリクエストして初めて話せた時間でした)

それから17日後やっと 二回目 会えた時 結局原因不明とのこと 伝えられました。

ただその報告の5日前から 尿カテーテルとってトイレに補助されていくようにしてみて リハビリも一日２回 １０分ずつしてもらいだしてから 動ける部分が急に増えてきたので それを指摘したら 「え そうなの」とのこと。

その際に ・原因不明についてはよくある、大学病院で検査する事は全て した ので原因究明の転院紹介にはネガティブ ・リハビリについては もう症状が固定してしまったし また原因不明だから 受入先ないのでは とこれもネガティブ。

自宅で訪問リハビリでも 受ければと言われて困りました。 それが９月１９日の事です。

しかし原因不明で でも身体が動き始めてきた矢先 家で(単身で離れてすんでいます)とは
私も 仕事生活を全てやめなくては無理です。

同様な症状だと脳溢血等の場合 回復期リハビリというのが本気のリハビリのようだと聞きました。

あと４日くらいで入院してから２ヶ月たつ事で ギリギリの期間ですが
原因不明とはいえ 他の疾患もないことが今回判明しているので また2週の病臥での廃用ということで 回復期リハビリ という選択肢を選びたいのですが

ケースワーカーさんに聞いてみてと 言われて相談していますが 忙しいようでなかなかゆっくり話せません。頼んでいても 探せばわかりますよ、と言われて困ってるところです。

そんな折

先週末 院長先生に 原因不明とこと 告げたら 担当医を叱責して 家族・病院の時間資源の浪費や 手配不足 段取り スピード感にかける 進め方を 謝られて、神経内科に転科され し尽くしたと言われたはずの検査がまた始まりました。腎盂炎は倒れていた３日で 排尿による雑菌流しができてなかっただろうとのことでした。

原因究明は 確かに 一般的なレベルで納得できる信用できる先生に手をつくしてもらい説明されたら
もし不明となっても受け入れるのですが ただ全身が動かないといった かなり重篤なものの原因ですので セカンドオピニオンでも受けたい とは考えている、といったら それは勿論です、と言われたのです。

ただ原因不明のままでも この３週ほど どんどん下肢から順番に動けるようになっているのを見ると
なんとかして おざなりでない 本気のリハビリを受けさせたいと考えてます。それで無理ならいろいろなことは家族として受け入れるべきとは思います。

しかしあと ５日で 回復期リハビリの 期限が来てしまう、 今 いるところ神経内科の入院は 投薬や点滴もなく ただ一日２回のリハビリ以外何もすることなく ただひたすら ぼーっとしていなくてはならずメンタルもきつそうですので 焦っています。

①原因不明という困難承知ですが それでも回復期リハビリ病棟に受け入れてもらえるべくチャレンジ行動を起こすべきか。

② その際 原因究明は通院で出来ると思うが制度上 問題ないか

③そもそも ケースワーカーさんから『A回復期リハビリ病棟』『B療養病棟』『C老人保健施設』『Dリハビリ科あるなしに関わらずとりあえず入院させてくれてリハビリもできる施設』があると言われています。加えて ある程度 ひとりでも不安がないレベルになった時としては『E通所リハビリ』『F訪問リハビリ』というもあるようですが ・受けられるリハビリの質・程度・回数・頻度・費用に差がどのようにあるのでしょうか。

URLでも電話相談先でも知りたいのですが どう調べてみてもわかりません。

介護保険 医療保険 また保険点数と頻繁な制度改革があるようで 相まって なかなかわかりません。

それをケースワーカーさんに聞いても『D』をいま リストアップしていますので(説明は忙しい) と言われて ３週間音沙汰なし。

どんどん 入院時間がたつことにより 回復期リハビリの制限のみならず 何か不利益あったら どうしよう、と焦るのみです。

このケースの場合 どう動くのがベターでしょうか。 息子としてはできることは何でもするつもりです。

私なら こうする、とか 経験ある方 どうかお願い致します。

はじめに：現状と課題の整理

ご相談ありがとうございます。お母様の原因不明の病状と、それに対する医療機関の対応、そして回復期リハビリテーションに関する情報不足に、大変なご心労のこととお察しします。まずは、現状を整理し、具体的な行動計画を立てるためのステップを一緒に見ていきましょう。

今回のケースでは、以下の点が重要な課題として挙げられます。

• 原因不明の病状：全身が動かないという重篤な症状の原因が特定されていないこと。
• 回復期リハビリテーションの期限：入院期間が迫っており、適切なリハビリテーションを受けられる機会が失われる可能性があること。
• 情報不足：回復期リハビリテーションに関する情報、特に施設の種類や費用、利用条件について、十分な情報が得られていないこと。
• 医療機関とのコミュニケーション：医療スタッフとのコミュニケーションが円滑に進んでいないこと。

これらの課題を解決するために、具体的なアクションプランを立て、一つずつ実行していくことが重要です。

ステップ1：回復期リハビリテーション病棟へのチャレンジ

まず、回復期リハビリテーション病棟への受け入れについて、積極的にチャレンジすることをお勧めします。原因不明の病状であっても、リハビリテーションの必要性があれば、受け入れを検討してもらえる可能性があります。以下の点を意識して、行動しましょう。

• 主治医との連携：

  主治医に、回復期リハビリテーション病棟への転院を希望する旨を伝え、意見書や紹介状の作成を依頼しましょう。現在の病状やリハビリテーションの必要性を具体的に説明してもらうことが重要です。主治医が消極的な場合は、その理由を詳しく聞き、解決策を一緒に探る姿勢を見せましょう。

• 回復期リハビリテーション病棟の情報収集：

  近隣の回復期リハビリテーション病棟をリストアップし、それぞれの施設の受け入れ基準や、原因不明の病状に対する対応について、問い合わせてみましょう。病院のウェブサイトや、地域の医療連携室、ケースワーカーに相談することも有効です。

• 積極的な情報開示：

  お母様のこれまでの病状、現在の症状、リハビリテーションへの意欲などを、詳細に伝えましょう。検査結果や診療記録など、必要な資料を準備し、病院側に提供することで、受け入れの可能性を高めることができます。

ステップ2：原因究明とセカンドオピニオン

原因不明の病状の究明は、今後の治療方針を決定する上で非常に重要です。セカンドオピニオンの取得も積極的に検討しましょう。

• セカンドオピニオンの取得：

  現在の主治医に、セカンドオピニオンを希望する旨を伝え、紹介状や検査データなどの提供を依頼しましょう。セカンドオピニオンを受ける医師は、神経内科医や、原因不明の病状に詳しい専門医を選ぶと良いでしょう。セカンドオピニオンの結果を踏まえ、今後の治療方針を検討しましょう。

• 原因究明のための検査：

  セカンドオピニオンを受ける医師と相談し、必要な検査を追加で受けることを検討しましょう。検査結果によっては、新たな治療法が見つかる可能性があります。検査費用や、検査を受ける際の注意点についても、事前に確認しておきましょう。

• 情報共有：

  セカンドオピニオンの結果や、追加検査の結果は、現在の主治医にも共有し、今後の治療方針について、一緒に検討しましょう。医療機関との連携を密にすることで、より適切な治療を受けることができます。

ステップ3：回復期リハビリテーション病棟以外の選択肢

回復期リハビリテーション病棟への受け入れが難しい場合でも、他の選択肢を検討し、お母様に最適なリハビリテーション環境を提供できるよう、情報収集と検討を進めましょう。

• 療養病棟：

  療養病棟は、長期的な療養が必要な患者を受け入れる施設です。リハビリテーションの設備が整っている場合もあり、お母様の病状に合わせて、適切なリハビリテーションを受けることができます。療養病棟の設備や、リハビリテーションの内容について、事前に確認しておきましょう。

• 老人保健施設：

  老人保健施設は、在宅復帰を目指す高齢者のための施設です。リハビリテーションや、日常生活の支援を受けることができます。入所条件や、リハビリテーションの内容について、事前に確認し、お母様の状況に合っているか検討しましょう。

• リハビリ科のある病院：

  リハビリ科のある病院に入院し、集中的なリハビリテーションを受けることも可能です。入院期間や、リハビリテーションの内容、費用について、事前に確認し、お母様の状況に合っているか検討しましょう。

• 通所リハビリテーション：

  通所リハビリテーションは、日帰りでリハビリテーションを受けるサービスです。自宅での生活を続けながら、リハビリテーションを受けることができます。利用条件や、リハビリテーションの内容、費用について、事前に確認しましょう。

• 訪問リハビリテーション：

  訪問リハビリテーションは、理学療法士や作業療法士が自宅に訪問し、リハビリテーションを行うサービスです。自宅での生活を続けながら、リハビリテーションを受けることができます。利用条件や、リハビリテーションの内容、費用について、事前に確認しましょう。

ステップ4：施設選びのチェックリスト

様々な施設の中から、お母様に最適な施設を選ぶために、以下のチェックリストを活用しましょう。

• リハビリテーションの質：

  リハビリテーション専門職（理学療法士、作業療法士など）の配置人数や、経験年数、専門性などを確認しましょう。どのようなリハビリテーションプログラムが提供されているのか、具体的な内容を確認しましょう。最新のリハビリテーション機器が導入されているかどうかも、確認しましょう。

• リハビリテーションの頻度と時間：

  1日に何回、どのくらいの時間リハビリテーションを受けられるのか、確認しましょう。週に何回、リハビリテーションを受けられるのかも、確認しましょう。リハビリテーションの頻度や時間は、回復のスピードに大きく影響します。

• 費用の詳細：

  リハビリテーションにかかる費用（保険適用、自己負担額など）を、詳細に確認しましょう。入所費用や、利用料、その他の費用（食事代、日用品費など）についても、確認しましょう。費用に関する不明な点は、施設に問い合わせて、明確にしておきましょう。

• 施設の設備：

  リハビリテーションに必要な設備（リハビリ室、運動器具など）が整っているか、確認しましょう。バリアフリー設計になっているか、安全に移動できる環境が整っているか、確認しましょう。個室や、共有スペースの環境も、確認しましょう。

• スタッフの対応：

  スタッフの対応が丁寧で、親切であるか、確認しましょう。相談しやすい雰囲気であるか、質問にきちんと答えてくれるか、確認しましょう。スタッフの専門性や、経験についても、確認しましょう。

• 家族の面会：

  面会の時間や、頻度、方法について、確認しましょう。家族が積極的に参加できるような、イベントやプログラムがあるか、確認しましょう。家族との連携体制が整っているか、確認しましょう。

• その他：

  施設の雰囲気や、清潔さ、食事内容など、総合的に判断しましょう。他の入所者の様子や、評判についても、参考にしましょう。見学や、体験入所などを利用して、施設の雰囲気を実際に確かめてみましょう。

ステップ5：ケースワーカーとの連携

ケースワーカーは、医療機関と患者、家族との橋渡し役として、様々な相談に乗ってくれます。積極的に連携を取り、情報収集を行いましょう。

• 定期的な面談：

  ケースワーカーとの定期的な面談を設定し、現在の状況や、今後の希望について、詳しく伝えましょう。疑問点や、不安な点があれば、遠慮なく質問しましょう。

• 情報提供：

  回復期リハビリテーション病棟や、その他の施設に関する情報を、積極的に提供してもらいましょう。施設の見学や、体験入所についても、相談してみましょう。

• 問題解決の協力：

  医療機関とのコミュニケーションがうまくいかない場合や、手続きで困ったことがあれば、ケースワーカーに相談し、協力を得ましょう。ケースワーカーは、問題解決のために、様々なサポートをしてくれます。

ステップ6：情報収集のコツ

情報収集は、適切な選択をする上で非常に重要です。以下の方法を参考に、積極的に情報収集を行いましょう。

• インターネット検索：

  回復期リハビリテーション病棟や、その他の施設に関する情報を、インターネットで検索しましょう。施設のウェブサイトや、口コミサイトなどを参考に、情報を集めましょう。信頼できる情報源かどうか、注意して確認しましょう。

• 地域の医療相談窓口：

  地域の医療相談窓口に相談し、情報提供や、アドバイスを受けましょう。医療相談窓口は、様々な情報を持っており、あなたの状況に合った情報を提供してくれます。

• 友人や知人からの情報：

  友人や知人に、回復期リハビリテーション病棟や、その他の施設に関する情報がないか、聞いてみましょう。実際に利用した経験がある人の話は、非常に参考になります。

• 専門家への相談：

  医療ソーシャルワーカー、理学療法士、作業療法士などの専門家に相談し、アドバイスを受けましょう。専門家は、あなたの状況に合わせた、具体的なアドバイスをしてくれます。

ステップ7：焦らず、諦めない

原因不明の病状と向き合い、適切なリハビリテーション環境を探すことは、大変な道のりです。しかし、焦らず、諦めずに、一つずつステップを踏んでいくことが重要です。

• 感情のコントロール：

  不安や焦りを感じた時は、深呼吸をして、落ち着きましょう。家族や友人、専門家に相談し、気持ちを共有することも大切です。無理をせず、自分のペースで、一つずつ進んでいきましょう。

• 情報整理：

  収集した情報を整理し、優先順位をつけ、計画的に行動しましょう。メモを取ったり、記録を残したりすることで、状況を把握しやすくなります。

• 柔軟な対応：

  状況は常に変化します。計画通りに進まないこともありますが、柔軟に対応し、臨機応変に、対応策を検討しましょう。

• サポート体制の構築：

  一人で抱え込まず、家族や友人、専門家などのサポート体制を構築しましょう。困ったことがあれば、遠慮なく相談し、助けを求めましょう。

お母様の回復を心から願っています。この情報が、少しでもお役に立てれば幸いです。

“`