介護職の夜勤が辛い…私にもできる働き方改革とは？

こんにちは。今回は、介護職として働く21歳女性の方から寄せられた、夜勤に関するお悩みにお答えします。以下、ご相談内容を引用します。

こんにちは。

介護職、夜勤についてご質問とご相談があります。

長くなり文章力がないのでご了承ください(;_;)

16歳から介護をしており、現在、21歳女性で介護福祉士、サービス付き高齢者
向け住宅で常勤で勤めております。

以前は小規模多機能デイにて二年半勤めており夜勤がありませんでした。(極たまに、21時〜翌朝9時までありました)

現在の職場の夜勤は15時から翌朝の10時までの19時間拘束です。

勤務内容に関して、特に忙しい事はないとは思うのですが、夜勤が辛いです。身体的より、精神的に辛い感じです…

お一人入居者様で精神病の方がいまして、(女性)夜間巡視に行った際にハサミなどを持っており歩行もしっかりされていて追いかけられる事などよくあります。また、そのご家族様も物凄い量の要望や◯◯さんには訪問入れないでなど、いわゆるモンスター家族です。(タオル、ゴミ、不穏時にはこうして、ああして)など。。仕事中ご家族に何度も呼びとめられ叫ばれたり、その精神病の入居者に日頃から不穏時暴力行為などで腕には消えない傷も残ってます。

深夜夜勤時の長時間のモンスター家族からの電話などで原因かはわかりませんが2ヶ月前に帯状疱疹になってしまいました。

それから夜勤が苦痛です。また身体を壊してしまうんではないか、とか、家に帰っても夜勤の事を考えて朝方まで眠れない時も多々あります。

介護職をやるには夜勤はほぼ必須だと思ってます。けれど、私には学歴も高校中退で転職を考えてられる立場ではありません。

それに介護職も好きです。

来年に仲の良いケアマネに新しい職場を紹介して頂いているのですが、夜勤があるため悩んでいます。

そのケアマネさんは現在一緒に働いており、次の職場でも一緒に働く信頼している上司です。

今の職場を辞める理由は夜勤とは関係なく、色々あります…が悩みの種ではありません。

何が言いたいのかも質問も明確でなくてすみません。

悩んでおり、次の職場でも夜勤ができるのか、休んだりして迷惑もかけたくありません。紹介を断るべきなのか、夜勤なしの仕事を探さなければいけないのか、病院に行ったほうがいいのか困惑していてまともに考えられません。

夜勤を乗り越えた方、どう乗り越えたか、また、病院に行ったほうがいいのか、質問と言うより相談になってしまいましたが、ダメダメな私にどなたかアドバイスをください‼️

よろしくお願いします…>_<…

16歳から介護の道に進み、介護福祉士の資格も取得された21歳の女性の方ですね。現在の職場の夜勤が精神的に辛く、体調にも影響が出ているとのこと。来年には信頼できるケアマネージャーの方から新しい職場を紹介してもらう予定があるものの、夜勤があるため悩んでいる状況なのですね。介護の仕事が好きであるからこそ、今後のキャリアについて深く悩まれていることと思います。この悩みに対し、具体的なアドバイスと、あなたらしい働き方を見つけるためのお手伝いをさせていただきます。

1. 現状の整理と問題点の明確化

まず、現状を整理し、問題点を明確にすることから始めましょう。相談者様の状況を詳しく見ていくと、以下の点が問題として挙げられます。

• 夜勤の負担：19時間拘束の夜勤が、身体的・精神的に負担となっている。
• 入居者と家族への対応：精神的な疾患のある入居者への対応や、モンスター家族への対応に苦慮している。
• 体調への影響：夜勤が原因と思われる帯状疱疹の発症や、不眠など、体調に悪影響が出ている。
• キャリアへの不安：学歴へのコンプレックスから、転職への不安を感じている。
• 将来への迷い：信頼できるケアマネージャーからの紹介を前に、夜勤のある職場への転職を迷っている。

これらの問題点を踏まえ、具体的な解決策を検討していきましょう。

2. 夜勤の負担を軽減するための対策

夜勤の負担を軽減するためには、以下の対策が考えられます。

2-1. 職場の環境改善を試みる

まずは、現在の職場でできることから始めてみましょう。具体的には、以下のような取り組みが考えられます。

• 上司や同僚への相談：夜勤中の悩みや困り事を、信頼できる上司や同僚に相談してみましょう。状況を共有し、協力体制を築くことで、精神的な負担を軽減できる可能性があります。
• 業務分担の見直し：夜勤中の業務分担を見直し、特定の入居者への対応を、複数人で分担する、または、得意なスタッフが担当するなど、負担を分散する方法を検討しましょう。
• 休憩時間の確保：19時間という長時間の勤務の中では、適切な休憩時間の確保が重要です。休憩時間中にしっかりと休息を取り、心身をリフレッシュできるように、職場と交渉してみましょう。
• 記録の徹底：入居者の状態や、家族からの要望などを記録に残すことで、情報共有がスムーズになり、対応の負担を軽減できます。また、記録は、万が一のトラブルの際にも、証拠として役立ちます。
• 職場への改善提案：夜勤体制や、入居者への対応方法について、改善提案をしてみましょう。例えば、夜勤中の人員配置の見直し、入居者への対応マニュアルの作成、家族への対応方法に関する研修の実施など、具体的な提案をすることで、職場の環境改善に繋がる可能性があります。

2-2. 専門家への相談

職場の環境改善だけでは解決しない場合は、専門家への相談も検討しましょう。

• 医療機関への受診：体調不良が続いている場合は、医療機関を受診し、専門家の診断を受けましょう。帯状疱疹や不眠の原因を特定し、適切な治療を受けることで、症状を改善することができます。また、精神的な負担が大きい場合は、精神科医やカウンセラーに相談し、心のケアを受けることも重要です。
• 産業医への相談：職場に産業医がいる場合は、産業医に相談してみましょう。産業医は、労働者の健康管理を専門とする医師であり、夜勤による健康への影響や、職場環境の問題点などについて、アドバイスを受けることができます。

2-3. 転職も視野に入れる

現在の職場の環境改善が難しい場合や、どうしても夜勤が辛い場合は、転職も視野に入れましょう。介護職には、夜勤のない働き方や、夜勤の少ない働き方など、様々な選択肢があります。

• 夜勤なしの職場：訪問介護、デイサービス、日中のサービスを提供する施設など、夜勤のない職場を探してみましょう。
• 夜勤の少ない職場：夜勤の回数が少ない職場や、夜勤手当が充実している職場を探してみましょう。
• 異業種への転職：介護職の経験を活かせる異業種への転職も検討してみましょう。例えば、医療事務、福祉用具専門相談員、ケアマネージャーなど、介護に関する知識や経験を活かせる仕事があります。

3. 転職活動の進め方

もし転職を決意した場合、どのように活動を進めていけば良いのでしょうか。以下に、具体的なステップを説明します。

3-1. 自己分析とキャリアプランの明確化

まずは、自己分析を行い、自分の強みや弱み、興味や関心、キャリアプランを明確にしましょう。自己分析を通して、自分がどのような働き方をしたいのか、どのような職場環境を求めているのかを明確にすることで、転職活動の方向性が定まります。

• 自己分析の方法：
  • 自己PRの作成：自分の強みや、これまでの経験をアピールできるように、自己PRを作成しましょう。
  • キャリアの棚卸し：これまでの職務経験を振り返り、どのようなスキルを身につけたのか、どのような成果を上げてきたのかを整理しましょう。
  • 興味関心の明確化：介護の仕事で、どのようなことに興味があるのか、どのような分野で活躍したいのかを明確にしましょう。
• キャリアプランの作成：
  • 目標設定：将来的にどのようなキャリアを築きたいのか、具体的な目標を設定しましょう。
  • ロードマップの作成：目標を達成するために、どのようなステップを踏む必要があるのか、具体的なロードマップを作成しましょう。

3-2. 求人情報の収集

自己分析とキャリアプランが明確になったら、求人情報を収集しましょう。以下の方法で求人情報を探すことができます。

• 求人サイトの活用：介護職専門の求人サイトや、一般の求人サイトを利用して、求人情報を検索しましょう。
• ハローワークの利用：ハローワークでも、介護職の求人情報を探すことができます。
• 転職エージェントの活用：転職エージェントに登録すると、あなたの希望に合った求人を紹介してもらえます。また、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策など、転職活動のサポートを受けることができます。
• 知人からの情報収集：介護業界に詳しい知人や、以前の職場の同僚などから、求人に関する情報を収集しましょう。

3-3. 応募書類の作成

応募書類は、あなたの能力や経験をアピールするための重要なツールです。以下の点に注意して、丁寧に作成しましょう。

• 履歴書：学歴、職務経歴、資格などを正確に記載し、誤字脱字がないように注意しましょう。
• 職務経歴書：これまでの職務経験を具体的に記述し、あなたの強みや、どのような成果を上げてきたのかをアピールしましょう。
• 自己PR：あなたの熱意や、仕事に対する意欲を伝えるために、自己PRを丁寧に作成しましょう。
• 応募書類のポイント：
  • 丁寧な言葉遣い：丁寧な言葉遣いを心がけ、失礼のない文章を作成しましょう。
  • 誤字脱字のチェック：誤字脱字がないか、何度も見直しを行いましょう。
  • 客観的な視点：第三者に添削してもらい、客観的な視点からアドバイスをもらいましょう。

3-4. 面接対策

面接は、あなたの人間性や、仕事に対する意欲を伝えるための重要な機会です。以下の点に注意して、面接対策を行いましょう。

• 企業の情報を収集：応募先の企業の情報を事前に収集し、企業の理念や事業内容、求める人物像などを理解しておきましょう。
• 想定される質問への回答準備：面接でよく聞かれる質問（自己PR、志望動機、経験、強みと弱み、キャリアプランなど）への回答を事前に準備しておきましょう。
• 模擬面接の実施：友人や家族に協力してもらい、模擬面接を行いましょう。面接の練習をすることで、本番での緊張を和らげ、スムーズに受け答えできるようになります。
• 面接時のポイント：
  • ハキハキとした受け答え：面接官の質問に対し、ハキハキと、分かりやすく答えましょう。
  • 熱意を伝える：仕事に対する熱意や、入社への意欲を伝えましょう。
  • 誠実な態度：誠実な態度で面接に臨みましょう。
  • 逆質問の準備：面接の最後に、質問する機会が与えられます。事前に質問を準備しておき、企業の情報を深く理解しようとする姿勢を示しましょう。

4. 信頼できるケアマネージャーとの連携

信頼できるケアマネージャーの方から、新しい職場を紹介してもらう予定があるとのことですので、積極的に連携を取りましょう。ケアマネージャーの方は、あなたの状況をよく理解しており、あなたに合った職場を紹介してくれる可能性が高いです。

• 現在の悩みを共有：現在の職場の状況や、夜勤に関する悩みをケアマネージャーに共有し、相談しましょう。
• 希望条件を伝える：夜勤の有無、給与、勤務時間など、希望する条件を具体的に伝えましょう。
• 紹介先の情報を収集：紹介してもらう職場の情報を、ケアマネージャーから詳しく収集しましょう。
• 面接対策の相談：面接対策について、ケアマネージャーに相談し、アドバイスをもらいましょう。

5. 学歴へのコンプレックスを乗り越える

学歴へのコンプレックスから、転職に不安を感じているとのことですが、学歴はあなたの全てではありません。介護の仕事は、経験や、人柄、コミュニケーション能力などが重視される仕事です。これまでの経験や、介護への熱意をアピールすることで、学歴に関係なく、あなたの能力を評価してもらうことができます。

• 自己肯定感を高める：自分の強みや、これまでの経験を振り返り、自己肯定感を高めましょう。
• 資格取得：介護に関する資格を取得することで、あなたのスキルアップに繋がり、自信を持つことができます。介護福祉士の資格をお持ちですので、更なるキャリアアップを目指すことも可能です。
• 経験を活かす：これまでの介護の経験を活かし、積極的に仕事に取り組みましょう。

学歴に自信がないからといって、諦める必要はありません。あなたのこれまでの経験や、介護への熱意をアピールし、自信を持って転職活動に臨みましょう。

6. 精神的なケア

夜勤による精神的な負担や、モンスター家族への対応など、精神的なストレスが大きい状況ですので、積極的に心のケアを行いましょう。

• 休息の確保：十分な睡眠を取り、心身を休ませましょう。
• 趣味やリフレッシュ：自分の好きなことや、リフレッシュできることを見つけ、積極的に行いましょう。
• 相談できる相手を持つ：家族、友人、同僚など、相談できる相手を持ち、悩みを打ち明けましょう。
• 専門家への相談：精神的な負担が大きい場合は、精神科医やカウンセラーに相談し、心のケアを受けましょう。

7. まとめと、あなたへのメッセージ

今回の相談内容を踏まえ、あなたに合った働き方を見つけるためのステップをまとめます。

1. 現状の整理と問題点の明確化：夜勤の負担、入居者と家族への対応、体調への影響、キャリアへの不安、将来への迷いなど、現状の問題点を整理しました。
2. 夜勤の負担を軽減するための対策：職場の環境改善、専門家への相談、転職などを検討しましょう。
3. 転職活動の進め方：自己分析、求人情報の収集、応募書類の作成、面接対策など、具体的なステップを説明しました。
4. 信頼できるケアマネージャーとの連携：ケアマネージャーとの連携を密にし、あなたの希望に合った職場を探しましょう。
5. 学歴へのコンプレックスを乗り越える：あなたの経験や熱意をアピールし、自信を持って転職活動に臨みましょう。
6. 精神的なケア：休息、趣味、相談、専門家への相談など、積極的に心のケアを行いましょう。

あなたは、16歳から介護の仕事に携わり、介護福祉士の資格も取得し、介護の仕事が好きという、素晴らしい経験と熱意を持っています。夜勤や、入居者への対応、ご家族への対応など、大変な状況の中、一生懸命に頑張ってこられました。今回の悩みを通して、今後のキャリアについて深く考え、より良い働き方を見つけたいというあなたの思いは、必ず実現できます。

まずは、ご自身の心と体の状態を最優先に考え、無理のない範囲で、できることから始めていきましょう。そして、一人で抱え込まず、周囲の人々や、専門家の方々に相談し、サポートを受けながら、あなたの理想とする働き方を見つけてください。あなたのこれからの活躍を心から応援しています。

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