脳梗塞で倒れた父への対応と、かかりつけ医への不信感…私たちができること

この記事では、脳梗塞で倒れたお父様の医療対応と、かかりつけ医への対応について、具体的なアドバイスを提供します。医療訴訟の可能性、今後の生活への影響、そしてご家族の心のケアに至るまで、多角的に検討していきます。専門家の視点と、同様の状況を乗り越えた方々の経験談を交えながら、今あなたができることを明確にしていきます。

父(76)の事で教えてください。

私は実家を離れ遠方に住んでいて、医療知識もないので詳細はズレてるかもしれないです。ご了承ください。

先月父が脳梗塞で倒れました。

元々、高血圧で心房細動の手術を過去にしております。

近所にかかりつけ医があり、高血圧の為定期的に診察してもらってます。

大先生（推定８０代）、若先生（息子）の2人体制で診察しており、同じ曜日に行く父は大先生に当たります。

6月に不整脈もあり心電図も取りました。心房細動が出ていたそうです。そこで大先生はいつもの高血圧の薬のみ処方して終わり。

1か月後再び受診。そこでも同じように高血圧の薬のみ。

次に行く予定日前に脳梗塞で倒れました。

左脳がやられ、右半身麻痺と言語障害で会話ができないだろうと言われ家族で絶望しておりました。

ただ父の頑張りで麻痺も予想より悪くなく、歩行までできるように！

ただ、会話が成り立たず…言っていることは理解しているようなしてないような？

母が同じ病院で高血圧の薬を貰いに行き、若先生に聞いたそうです。

そしたら上記事項が判明。最初は父の事だから面倒がって行かなかったのかな？と言ってたのですが…。

若先生は「僕だったら放置しませんでした…」と言われたそうです。

長い事通っているので、父が心房細動で手術しているのも知っています。

起きてしまったことを覆すことができないのも知っています。

ただ血液をサラサラにする薬を処方するなり、大きな病院に紹介状を出すなり防ぐことはできたのでは？と腹が立ちます。

子どもはみな自立して遠方に住んでいます。母一人で介護は不可能だと思ってます。

おそらく最悪兄が地元に戻ることになりそうです。

父のリハビリの状況次第では、家の構造上引っ越しか建て替えやリフォームもしなければいけません。

この様な場合、かかりつけ医には何も問題はないのでしょうか？

訴訟は母の精神的負担から長引く恐れがあるのなら母は避けたいそうです。

ただ、本当に納得いきません。

今まで普通に元気に過ごしていて、孫も大好きな祖父だったのです。

もし訴訟して医師に非を認めてもらえる事案なのでしょうか？

個人的には大先生には引退と謝罪を求めたいです…。

あと、今までの生活が一変する費用も請求したいです。

詳しい方どうか、お知恵をお貸しください。

1. 状況の整理と初期対応

まず、お父様の状況を整理し、現時点での対応を明確にしましょう。脳梗塞後のリハビリは非常に重要であり、早期からの適切な治療が回復の鍵となります。同時に、かかりつけ医の対応に対する疑問や不信感は、今後の対応を左右する重要な要素です。

1-1. お父様の現在の状況と今後の見通し

お父様の現在の状況は、脳梗塞による右半身麻痺と言語障害、そしてリハビリによる歩行能力の回復という段階にあります。会話が困難な状況は、今後の生活において大きな影響を与える可能性があります。リハビリの進捗状況や、言語療法の効果を見ながら、長期的な見通しを立てることが重要です。

• リハビリの継続: 専門的なリハビリ施設や、訪問リハビリの利用を検討しましょう。
• 言語療法: 言語聴覚士による訓練は、コミュニケーション能力の回復に不可欠です。
• 生活環境の整備: バリアフリー化や、介護保険サービスの利用など、生活しやすい環境を整えましょう。

1-2. かかりつけ医とのコミュニケーション

若先生の言葉から、大先生の対応に問題があった可能性が示唆されています。まずは、若先生と改めて話し合い、当時の状況や今後の対応について確認することが重要です。その上で、大先生との面談を設け、今回の件について説明を求めることも検討しましょう。

• 事実確認: どのような経緯で、どのような治療が行われたのか、詳細な説明を求めましょう。
• 今後の対応: 今後の治療方針や、専門医への紹介について相談しましょう。
• 記録の開示: 診療記録や検査結果の開示を求め、詳細な情報を把握しましょう。

2. 医療訴訟の可能性と法的アドバイス

かかりつけ医の対応に不信感がある場合、医療訴訟を検討することも選択肢の一つです。しかし、訴訟には時間と費用がかかり、精神的な負担も大きいため、慎重な判断が必要です。ここでは、医療訴訟の可能性と、弁護士への相談について解説します。

2-1. 医療過誤の可能性

今回のケースでは、心房細動の既往歴があるにも関わらず、適切な検査や治療が行われなかったことが問題点として挙げられます。血液をサラサラにする薬の処方や、専門医への紹介など、脳梗塞を予防するための措置が講じられなかった場合、医療過誤と判断される可能性があります。

• 注意義務違反: 医師には、患者の病状に応じて適切な検査や治療を行う義務があります。
• 結果との因果関係: 医師の対応が、脳梗塞の発症につながったと証明できるかが重要です。
• 専門家の意見: 医療訴訟では、専門医の意見が重要な証拠となります。

2-2. 弁護士への相談

医療訴訟を検討する場合は、専門の弁護士に相談することが不可欠です。弁護士は、医療記録を精査し、医療過誤の有無を判断し、訴訟の手続きをサポートします。また、訴訟以外の解決策（示談など）についてもアドバイスをしてくれます。

• 医療訴訟専門の弁護士: 医療訴訟の経験が豊富な弁護士を選びましょう。
• 無料相談の活用: 多くの弁護士事務所では、無料相談を実施しています。
• 情報収集: 弁護士の評判や、過去の解決事例などを参考にしましょう。

3. 今後の生活と介護体制の構築

お父様の介護が必要となる場合、今後の生活と介護体制を整えることが重要です。ご家族だけで抱え込まず、介護保険サービスや、地域のサポートを活用しましょう。また、住環境の整備や、経済的な準備も必要となります。

3-1. 介護保険サービスの利用

介護保険サービスを利用することで、介護負担を軽減し、お父様の生活の質を向上させることができます。ケアマネージャーに相談し、お父様の状況に合わせたケアプランを作成してもらいましょう。

• ケアマネージャーとの連携: ケアプランの作成、サービスの調整などを行います。
• 訪問介護: 食事、入浴、排泄などの介助を行います。
• デイサービス: 日中の活動支援、リハビリなどを行います。
• ショートステイ: 短期間の入所サービスを利用できます。

3-2. 住環境の整備

お父様の身体状況に合わせて、住環境を整備することが重要です。バリアフリー化や、介護しやすい間取りへの変更など、専門家のアドバイスを受けながら、快適な生活空間を整えましょう。

• バリアフリー化: 段差の解消、手すりの設置などを行います。
• 住宅改修: 介護保険を利用して、住宅改修を行うことができます。
• 介護ベッドの導入: 寝返りや起き上がりの負担を軽減します。

3-3. 経済的な準備

介護には、様々な費用がかかります。介護保険サービス利用料、医療費、生活費など、事前に経済的な準備をしておくことが重要です。また、介護保険以外の制度（高額療養費制度など）も活用しましょう。

• 介護費用の見積もり: 必要な費用を事前に把握しましょう。
• 預貯金の活用: 介護費用に充当できる預貯金を確認しましょう。
• 保険の活用: 介護保険や、医療保険の給付金を確認しましょう。
• 補助金の活用: 住宅改修や、福祉用具購入に関する補助金制度を調べましょう。

4. 精神的なサポートと心のケア

ご家族は、お父様の病気や介護、そしてかかりつけ医への不信感など、様々な問題に直面し、精神的な負担を感じていることでしょう。ご家族の心のケアも、非常に重要です。専門家への相談や、地域のサポートを活用し、心の健康を保ちましょう。

4-1. 家族間のコミュニケーション

ご家族で、お父様の状況や、今後の対応について話し合い、情報を共有することが重要です。それぞれの思いを伝え合い、互いに支え合いながら、問題解決に向けて協力しましょう。

• 定期的な家族会議: 定期的に集まり、現状や課題を共有しましょう。
• 役割分担: 介護や、手続きなどの役割分担を決めましょう。
• 感謝の気持ち: 互いに感謝の気持ちを伝え合いましょう。

4-2. 専門家への相談

精神的な負担を感じた場合は、専門家（カウンセラー、精神科医など）に相談しましょう。専門家は、あなたの気持ちを理解し、適切なアドバイスやサポートを提供してくれます。

• カウンセリング: 専門家との面談を通して、心の整理をしましょう。
• 精神科医の受診: 必要に応じて、薬物療法などの治療を受けることもできます。
• 家族カウンセリング: 家族全体のコミュニケーションを改善することができます。

4-3. 地域のサポート

地域には、様々なサポート体制があります。介護相談窓口、地域包括支援センター、NPO法人など、積極的に活用しましょう。情報収集や、交流の場としても役立ちます。

• 地域包括支援センター: 介護に関する相談や、情報提供を行います。
• NPO法人: 介護に関する様々なサポートを提供しています。
• 交流会: 同じような悩みを持つ人たちと、情報交換や交流ができます。

5. まとめ：今、あなたができること

お父様の脳梗塞という事態に直面し、かかりつけ医への不信感、今後の生活への不安など、様々な困難に立ち向かっていることと思います。しかし、諦めずに、一つ一つ問題を解決していくことが重要です。以下に、今あなたができることをまとめます。

• お父様の状況を把握し、必要なサポートを検討する: リハビリの継続、言語療法の検討、生活環境の整備など、お父様の回復を最優先に考えましょう。
• かかりつけ医とのコミュニケーションを図る: 若先生との話し合い、大先生との面談などを通して、事実確認と今後の対応について話し合いましょう。
• 専門家への相談を検討する: 弁護士への相談、カウンセリングの受診など、専門家のアドバイスを受けながら、問題解決に向けて進みましょう。
• 介護保険サービスの利用、住環境の整備、経済的な準備を進める: 介護体制を整え、安心して生活できる環境を構築しましょう。
• ご家族の心のケアを大切にする: 家族間のコミュニケーションを深め、専門家や地域のサポートを活用し、心の健康を保ちましょう。

この困難な状況を乗り越えるためには、ご家族の協力と、専門家のサポートが不可欠です。焦らず、一つ一つ問題を解決し、お父様の回復と、ご家族の幸せのために、前向きに進んでいきましょう。

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