義母の介護と夫との関係… 疲弊しきった私が笑顔を取り戻すためにできること

この記事では、介護と夫との関係に悩み、心身ともに疲弊しているあなたに向けて、具体的な解決策を提示します。特に、認知症の義母の介護に直面し、夫とのコミュニケーションがうまくいかない状況で、どのようにすれば穏やかな日々を取り戻せるのか、そのヒントをお届けします。

痴呆の88歳の義母がいます。元々物忘れが多くなってきてましたが、コロナ禍の影響でデイサービスが休みになったり、テレビでその内容をずっと放映しているのを観ていたりして痴呆が進んでしまいました。近くに住んでいるので、飲み薬がちゃんと飲めず、家族で1日2回届けて、更にそのあと飲んだか確認しに行くなど頻繁に様子を見に行くようになりました。妄想癖、お金を隠すのが酷くなり、ヘルパーさんと相談しながらお金を私が管理することになりました。以前は年金が入るたびにそのまま本人に渡して生活をしてもらってたのですが、1万円札を小さく畳んだりして色んなところに隠すようになりました。それでお金がどこにいったか分からなくなり、誰かに盗まれたとなるのです。最近は主人にお金のことばかり、私らにお金を巻き上げられてる、自由がなくなってるなど、そのようなことばかり。私の前ではあまり口にしないのですが、主人に対してはそればかり言うようです。主人に痴呆の母にきつく言ってもダメだと私から何度も伝えましたが、聞かずに毎度喧嘩してくるようです。私はどちらも可哀想で、施設に入れた方が良いかなと考えています。ケアマネに何度か相談しましたが、まだその段階じゃない、怒っては逆効果だから優しく接するようにとばかり言って、こちら側を理解しようとしてくれません。私の妹もケアマネなので相談しましたが、そのケアマネはダメだと、自分で役所に相談に行き施設を探してもらえといいます。ただ、そのケアマネ以外のヘルパーさんは良くしてくれてるので、なんだか申し訳ない気持ちもあります。お互いがしんどくないように、義母が最後までみるにはどうしたらよいでしょうか。よろしくお願いします。

はじめに：あなたの苦しみを理解するために

この度は、大変な状況の中、ご相談いただきありがとうございます。88歳のお義母様の介護、そしてご主人との関係、さらにケアマネージャーとのコミュニケーション… 抱えきれないほどの悩みがあることと思います。まずは、あなたがどれほど大変な状況に置かれているかを理解し、寄り添いたいと思います。

介護は、心身ともに大きな負担がかかるものです。特に、認知症の症状が進むにつれて、介護の難易度は増し、ご本人だけでなく、介護をする家族の心にも大きな影響を与えます。さらに、ご主人との関係がうまくいかないとなると、孤独感や絶望感を感じてしまうこともあるでしょう。しかし、どうか一人で抱え込まず、一緒に解決策を探していきましょう。

1. 現状の整理：何があなたを苦しめているのか？

まずは、現状を整理し、何があなたを最も苦しめているのかを明確にしましょう。相談内容から、以下の3つの大きな問題点が見えてきます。

• 認知症の義母の介護： 薬の管理、お金の問題、妄想癖など、介護の負担が大きい。
• ご主人との関係： 義母への対応を巡って喧嘩が絶えず、理解を得られない。
• ケアマネージャーとの関係： 相談しても適切なサポートが得られないと感じている。

これらの問題が複雑に絡み合い、あなたの心身を蝕んでいると考えられます。それぞれの問題に対して、具体的な解決策を提示していきます。

2. 義母の介護：より良いケア体制を築くために

義母様の介護において、現状の課題は多岐にわたります。薬の管理、お金の問題、そして妄想癖… これらの問題に対処するためには、より専門的な知識とサポートが必要不可欠です。

2-1. 専門家との連携を強化する

現状のケアマネージャーとの関係がうまくいかない場合、他の専門家との連携を検討しましょう。具体的には、以下の方法があります。

• 別のケアマネージャーを探す： 妹さんのアドバイスを参考に、他のケアマネージャーを探してみましょう。複数のケアマネージャーに相談し、あなたと義母様に合った人を見つけることが重要です。
• 医師との連携： 認知症の専門医に相談し、義母様の症状に合わせた適切な治療やケアプランを作成してもらいましょう。定期的な診察を通じて、症状の変化に対応していくことが大切です。
• 地域包括支援センターの活用： 地域包括支援センターは、高齢者の介護に関する様々な相談に対応してくれます。専門的なアドバイスや、利用できるサービスの情報を提供してくれます。

2-2. 介護サービスの活用

一人で抱え込まず、積極的に介護サービスを活用しましょう。以下のようなサービスが、あなたの負担を軽減してくれる可能性があります。

• 訪問介護（ヘルパー）： 薬の管理や、生活援助など、義母様の身の回りのサポートをしてくれます。ヘルパーさんとの連携を密にし、義母様の状態を共有することで、より適切なケアが可能になります。
• デイサービス： 日中の時間をデイサービスで過ごすことで、義母様の生活にメリハリがつき、あなたの負担も軽減されます。また、他の高齢者との交流を通じて、義母様の社会性も維持できます。
• ショートステイ： 短期間の入所サービスを利用することで、あなたの休息時間を作ることができます。旅行や、冠婚葬祭など、一時的に介護ができない場合に活用できます。
• 認知症対応型共同生活介護（グループホーム）： 認知症の症状が進み、在宅での介護が難しくなった場合に、検討する選択肢です。少人数で共同生活を送ることで、安心して過ごせる環境を提供できます。

2-3. お金の問題への対応

義母様のお金の問題は、介護において大きな悩みの一つです。以下のような対策を講じましょう。

• 成年後見制度の利用： 認知症が進み、判断能力が低下した場合、成年後見制度を利用することで、財産管理や契約行為をサポートすることができます。
• 財産の管理方法の見直し： 義母様のお金を、あなた自身が管理する方法を検討しましょう。通帳やキャッシュカードを預かる、または、義母様が使いやすいように、少額のお金を小分けにして渡すなど、工夫が必要です。
• お金に関するトラブルの予防： 義母様がお金を隠してしまう場合、隠す場所を特定し、定期的に確認するなどの対策を講じましょう。また、お金を盗まれたという妄想に対しては、冷静に対応し、不安を取り除くように努めましょう。

3. ご主人との関係：理解と協力を得るために

ご主人との関係がうまくいかないことは、あなたの大きなストレスの原因になっているはずです。ご主人とのコミュニケーションを改善し、理解と協力を得るために、以下の点を意識しましょう。

3-1. 感情的な対立を避ける

ご主人が義母様に対してきつい言葉をかけてしまう場合、感情的な対立を避けることが重要です。冷静に、以下の点を伝えましょう。

• 認知症の特性を説明する： 認知症の症状は、本人の意思とは関係なく現れることを説明し、感情的に対応しても改善しないことを理解してもらいましょう。
• 義母様の気持ちを代弁する： 義母様がなぜそのような言動をするのか、その背景にある不安や寂しさを理解し、ご主人に伝えましょう。
• あなたの気持ちを伝える： あなたがどれほど大変な状況に置かれているかを伝え、理解と協力を求めましょう。

3-2. コミュニケーションの改善

ご主人とのコミュニケーションを改善するために、以下の点を意識しましょう。

• 定期的な話し合いの場を設ける： 介護に関する悩みや、困っていることを、定期的に話し合う時間を作りましょう。お互いの気持ちを共有し、理解を深めることが大切です。
• 感謝の気持ちを伝える： ご主人が介護に協力してくれていることに対して、感謝の気持ちを伝えましょう。感謝の言葉は、相手のモチベーションを高め、協力を促す効果があります。
• 共通の趣味や話題を見つける： 介護の話だけでなく、共通の趣味や話題を見つけ、一緒に楽しむ時間を持ちましょう。夫婦の絆を深めることが、関係改善につながります。

3-3. 専門家のサポートを受ける

ご主人との関係が改善しない場合、専門家のサポートを受けることも検討しましょう。

• 夫婦カウンセリング： 夫婦カウンセリングを受けることで、お互いの気持ちを客観的に理解し、より良いコミュニケーション方法を学ぶことができます。
• 家族教室： 介護に関する知識を深め、家族間のコミュニケーションを改善するための家族教室に参加することも有効です。

4. 施設入所：最終的な選択肢として

義母様の症状が進み、在宅での介護が困難になった場合、施設入所も選択肢の一つとなります。施設入所は、決して「見捨てる」ことではありません。むしろ、より専門的なケアを受けられる環境を提供し、あなた自身の心身の負担を軽減するための、前向きな選択肢です。

4-1. 施設の種類を検討する

施設には様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。義母様の状態や、あなたの希望に合った施設を選びましょう。

• 特別養護老人ホーム： 介護度の高い高齢者が入所する施設です。24時間体制で介護サービスが提供されます。
• 介護老人保健施設： 医療ケアが必要な高齢者が入所する施設です。リハビリテーションに重点が置かれています。
• 有料老人ホーム： 様々なタイプの有料老人ホームがあり、介護サービスや生活支援が提供されます。
• グループホーム： 認知症の高齢者が少人数で共同生活を送る施設です。

4-2. 施設の見学と情報収集

入所を検討する際には、複数の施設を見学し、情報収集を行いましょう。施設の雰囲気、スタッフの対応、サービス内容などを確認し、義母様に合った施設を選びましょう。

• 施設の雰囲気： 施設の清潔さ、明るさ、入居者の様子などを確認しましょう。
• スタッフの対応： スタッフの対応が丁寧で、入居者の気持ちに寄り添っているかを確認しましょう。
• サービス内容： どのような介護サービスが提供されているのか、医療体制はどのようになっているのかなどを確認しましょう。
• 費用： 入所費用や、月々の費用を確認しましょう。

4-3. 家族の気持ちの整理

施設入所は、家族にとっても大きな決断です。入所を決める前に、家族でよく話し合い、お互いの気持ちを共有しましょう。そして、義母様が安心して過ごせるように、積極的に面会に行き、コミュニケーションを取りましょう。

5. あなた自身のケア：心と体の健康を守るために

介護は、あなた自身の心身に大きな負担を与えます。あなた自身の心と体の健康を守るために、以下の点を意識しましょう。

5-1. 休息とリフレッシュ

十分な休息を取り、心身をリフレッシュすることが重要です。睡眠時間を確保し、休息日を設け、趣味や好きなことに時間を使いましょう。

• 睡眠： 毎日7〜8時間の睡眠を確保しましょう。
• 休息日： 週に1日は、介護から離れて、自分の時間を過ごしましょう。
• 趣味： 好きなことや、興味のあることに時間を使い、気分転換しましょう。

5-2. ストレス解消

ストレスを溜め込まないように、自分なりのストレス解消法を見つけましょう。友人との会話、軽い運動、音楽鑑賞など、自分に合った方法でストレスを解消しましょう。

• 友人との会話： 悩みを打ち明け、共感してもらうことで、心が軽くなります。
• 軽い運動： ウォーキングやストレッチなど、軽い運動は、心身のリフレッシュに効果的です。
• 音楽鑑賞： 好きな音楽を聴くことで、リラックス効果が得られます。

5-3. 相談できる相手を持つ

一人で抱え込まず、相談できる相手を持ちましょう。家族、友人、専門家など、誰でも構いません。悩みを打ち明け、アドバイスをもらうことで、気持ちが楽になります。

• 家族： 家族に悩みを打ち明け、協力をお願いしましょう。
• 友人： 信頼できる友人に、悩みを相談しましょう。
• 専門家： ケアマネージャー、医師、カウンセラーなど、専門家に相談しましょう。

6. まとめ：あなたの未来のために

義母様の介護、ご主人との関係、そしてあなた自身の心身の健康… 抱える問題は多く、解決への道のりは決して平坦ではありません。しかし、諦めずに、一つ一つ問題を解決していくことで、必ず明るい未来を切り開くことができます。

まずは、現状を整理し、問題点を明確にすることから始めましょう。そして、専門家との連携を強化し、介護サービスを積極的に活用しましょう。ご主人とのコミュニケーションを改善し、理解と協力を得る努力も必要です。そして何よりも、あなた自身の心と体の健康を大切にしてください。

この困難な時期を乗り越え、あなたと義母様、そしてご主人が、穏やかな日々を送れることを心から願っています。もし、一人で抱えきれないと感じたら、いつでもご相談ください。私達は、あなたの味方です。

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