介護と仕事の両立で疲弊…認知症の母親を施設に入れる決断を迫られています

この記事では、介護と仕事の両立に苦しみ、認知症の母親の施設入所を検討しているあなたに向けて、具体的なアドバイスと、その決断を支えるための情報を提供します。介護疲れからくる精神的な負担を軽減し、より良い選択をするためのヒントを見つけましょう。

質問させてください。

母親が認知症で要介護２です。難病の兄がいて無職です。

排泄は水を流すのを忘れることがたまにありますし１時間に３～４回行く時もあります。お風呂は使い方やシャンプーなどの順もわからないので教えながらじゃないと入れないです。片足をあげるのが難しい時も増え下着やパジャマを着替える時は物に手をつかないといけないときもあります。

食事も最近はむせることが増えてきました。また独り言も増えたりうたた寝すると痙攣？ビクッとなります。夜中に何回も起きることもあり明日の朝ごはんなど冷蔵庫の中の物を食べたりしている時もあります。

兄との折り合いも悪く(病院やケアマネさんとの面談など言えばしてくれます。)１人で仕事して生活費を稼いで母親の世話をして(週３回デイサービス行ってます)など疲れてしまってます。疲れからイライラしてキレることでもないのに母親の言動や行動に対してキツいことを言ってしまうこともあります。そのうち言葉の虐待をしてしまうもうしてるんじゃないかと思ってます。

世の中にはもっと大変な介護をされているのは重々承知していますが、母親と離れて暮らしたほうがお互いのためだと感じていて施設にいれたいと思う日々です。要介護３でないと難しいのはわかっていますが２でも特例で入れる場合があると聞きました。今の我が家では難しいでしょうか？ケアマネさんに聞けばすむ話だとわかっていますが話をするなら覚悟を決めてからじゃないとと思っています。

親のお金もそんなにないので(今現在500万ほど)将来生活保護が受けれる施設に入れたいです。

長々と失礼致しました。補足むせることが増えたのは最近でケアマネさんにも最近報告しました。兄は私の扶養に入っていて難病の申請をしているので病院代も限度額があってそれ以上は払わなくてもいいようになってます。兄に関するお金は母親の貯金から出してます。生活費などは私が決まった金額をだしてオーバーした月は親の年金(昔未払い期間がありほとんどもらえませんが)からもらってます。デイサービスのお金も年金からです。親が施設などに行ったら兄を養うことはできないので別々に暮らす予定です。

あなたは、認知症の母親の介護と、無職の兄のサポート、そして仕事の両立に疲れ果て、施設入所を検討しているのですね。介護の負担、経済的な不安、そして将来への漠然とした不安が、あなたを押しつぶしそうになっていることと思います。この状況は、多くの人が直面する可能性のある問題であり、決してあなただけではありません。

この記事では、あなたの抱える問題に対して、以下の3つのステップで解決策を提示します。

• ステップ1：現状の整理と課題の明確化：現在の状況を客観的に把握し、問題点を整理します。
• ステップ2：施設入所に関する情報収集と準備：施設入所の可能性、費用、手続きについて詳しく解説します。
• ステップ3：心のケアと今後のキャリアプラン：介護と仕事の両立を支えるための心のケアと、今後のキャリアプランについて考えます。

ステップ1：現状の整理と課題の明確化

まずは、現状を客観的に把握し、抱えている課題を明確にすることから始めましょう。以下に、現状を整理するためのチェックリストを用意しました。あなたの状況に当てはまる項目にチェックを入れてください。

現状チェックリスト

• 母親の認知症が進み、介護の負担が増加している。
• 無職の兄の生活を経済的に支えている。
• 仕事と介護の両立で疲労困憊している。
• 母親への対応にイライラし、自己嫌悪に陥ることがある。
• 施設入所を検討しているが、費用や手続きに不安がある。
• 経済的な不安（親の貯蓄、将来の生活費など）を抱えている。
• ケアマネージャーとの相談に踏み切れていない。

チェックした項目が多いほど、あなたの負担が大きいことがわかります。このチェックリストを通じて、あなたが抱えている問題が多岐にわたることを認識し、一つずつ解決していくための第一歩を踏み出しましょう。

あなたの抱える主な課題は以下の通りです。

• 介護負担の増加：母親の認知症の進行に伴い、介護の負担が大きくなっています。排泄、入浴、食事など、日常生活の多くの場面でサポートが必要となり、あなたの時間と労力が奪われています。
• 経済的な不安：無職の兄の生活費を負担し、母親の介護費用も捻出しなければならないため、経済的な不安が大きくなっています。親の貯蓄が限られていることも、将来への不安を増大させています。
• 精神的な負担：仕事と介護の両立による疲労、母親への対応に対する自己嫌悪、そして将来への漠然とした不安が、あなたの精神的な負担を増大させています。

これらの課題を認識し、一つずつ解決策を検討していくことが重要です。

ステップ2：施設入所に関する情報収集と準備

母親の施設入所を検討するにあたり、まずは情報収集と準備を始めましょう。ここでは、施設の種類、費用、手続きについて詳しく解説します。

1. 施設の種類

施設には様々な種類があり、それぞれ入居条件や費用が異なります。あなたの母親の状況や経済状況に合わせて、適切な施設を選ぶことが重要です。

• 特別養護老人ホーム（特養）：原則として要介護3以上の方が対象ですが、緊急性や家族の状況によっては、要介護2でも入所できる場合があります。費用は比較的安価ですが、入居待機期間が長い傾向があります。
• 介護老人保健施設（老健）：リハビリテーションを目的とした施設で、在宅復帰を目指す方が利用します。入所期間は原則として3ヶ月程度です。
• 介護付き有料老人ホーム：食事や入浴、排泄などの介護サービスが受けられます。比較的費用は高めですが、手厚い介護を受けられます。
• 住宅型有料老人ホーム：生活支援サービスが中心で、介護が必要な場合は外部の訪問介護サービスなどを利用します。
• グループホーム：認知症の高齢者が少人数で共同生活を送る施設です。

2. 費用

施設の費用は、施設の種類、入居する部屋のタイプ、介護サービスの内容などによって異なります。一般的に、以下の費用がかかります。

• 入居一時金：入居時に支払う費用で、施設によっては不要な場合もあります。
• 月額利用料：家賃、食費、管理費、介護サービス費などが含まれます。
• その他費用：医療費、おむつ代、理美容代など、個別の費用がかかる場合があります。

あなたの母親の貯蓄額（500万円）と、将来的に生活保護の利用を検討していることを考慮すると、費用が安価な施設を選ぶことが重要になります。特養や、生活保護受給者の受け入れ実績のある施設を検討すると良いでしょう。

3. 手続き

施設入所の具体的な手続きは以下の通りです。

1. 情報収集：地域の施設情報を収集し、見学や資料請求を行います。
2. 相談：ケアマネージャーや地域包括支援センターに相談し、適切な施設を紹介してもらいます。
3. 申し込み：希望する施設に申し込みを行います。
4. 入所判定：施設の審査を受け、入所の可否が決定されます。
5. 契約：入所が決まったら、施設との契約を行います。

特に重要なのは、ケアマネージャーとの連携です。ケアマネージャーは、あなたの状況を把握し、適切な施設選びをサポートしてくれます。また、施設との連絡や調整も行ってくれるため、あなたの負担を軽減できます。

特例入所の可能性についてですが、要介護2でも、緊急性や家族の状況によっては特養に入所できる場合があります。具体的には、以下の状況が考慮されます。

• 同居家族が病気や介護疲れで介護が困難な場合
• 家族からの虐待やネグレクトの可能性がある場合
• 認知症の症状が重く、在宅での生活が困難な場合

あなたの場合は、仕事と介護の両立による疲労、母親へのキツい言葉、そして経済的な不安など、特例入所の可能性を検討できる要素がいくつかあります。ケアマネージャーに相談し、これらの状況を詳しく説明し、特例入所の可能性について検討してもらいましょう。

ステップ3：心のケアと今後のキャリアプラン

介護と仕事の両立は、心身ともに大きな負担を伴います。ここでは、あなたの心のケアと、今後のキャリアプランについて考えます。

1. 心のケア

介護疲れからくる精神的な負担を軽減するために、以下の対策を実践しましょう。

• 休息時間の確保：まとまった休息時間を確保し、心身を休ませましょう。
• 気分転換：趣味や好きなことに時間を使い、気分転換を図りましょう。
• 相談：家族、友人、専門家（カウンセラー、精神科医など）に悩みを相談しましょう。
• 情報収集：介護に関する情報を収集し、知識を深めましょう。
• サポートサービスの利用：デイサービス、訪問介護、ショートステイなどのサポートサービスを利用し、負担を軽減しましょう。

特に重要なのは、一人で抱え込まないことです。誰かに話を聞いてもらうだけでも、心が軽くなることがあります。専門家のサポートを受けることも、有効な手段です。

2. 今後のキャリアプラン

介護と仕事の両立は、あなたのキャリアにも影響を与える可能性があります。今後のキャリアプランを考える際には、以下の点を考慮しましょう。

• 労働時間の調整：介護の状況に合わせて、労働時間を調整できる働き方（時短勤務、テレワークなど）を検討しましょう。
• 転職：介護と両立しやすい職種への転職を検討することもできます。例えば、介護業界や、在宅勤務可能な事務職などがあります。
• スキルアップ：現在の仕事でキャリアアップを目指すだけでなく、介護に関する知識やスキルを習得することも、将来的に役立ちます。
• キャリアカウンセリング：キャリアカウンセラーに相談し、あなたの状況に合わせたキャリアプランを立てましょう。

あなたの状況に合わせて、柔軟にキャリアプランを立てることが重要です。無理のない範囲で、自分のキャリアを築いていきましょう。

3. 専門家の活用

一人で抱え込まず、専門家のサポートを受けることも重要です。以下のような専門家が、あなたの問題解決をサポートしてくれます。

• ケアマネージャー：介護に関する相談、施設紹介、手続きのサポートなどを行います。
• 社会福祉士：経済的な問題、生活保護に関する相談などを行います。
• 精神科医、カウンセラー：精神的な負担、心のケアに関する相談を行います。
• キャリアカウンセラー：キャリアプラン、転職に関する相談を行います。

専門家の力を借りることで、あなたの負担が軽減され、より良い選択ができるようになります。

まとめ

この記事では、介護と仕事の両立に苦しみ、認知症の母親の施設入所を検討しているあなたに向けて、現状の整理、施設入所に関する情報、心のケアとキャリアプランについて解説しました。

あなたの状況は大変ですが、決して一人ではありません。情報収集、専門家への相談、そして心のケアを忘れずに、より良い選択をしてください。あなたの未来が明るいものになることを心から願っています。

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