「見殺し」と言われても…認知症の父を精神病院に入院させる決断、後悔しないためにできること
「見殺し」と言われても…認知症の父を精神病院に入院させる決断、後悔しないためにできること
この記事では、認知症の症状が悪化し、精神病院への入院を検討しているご家族が抱える深い葛藤と、その中でどのように最善の選択をしていくかについて、具体的なアドバイスを提供します。介護と家族の絆、そして精神的な負担という複雑な問題に直面しているあなたへ、後悔のない選択をするためのヒントをお届けします。
父(69歳)が4月に脳出血で倒れ、重度だと言われましたが、自力で歩いてトイレにも行けますし、時々我を取り戻し、まともな話をする事があるのですが、段々と「認知症」の様な行為が多くなってきてしま意、今ではもう殆ど最近の事は一切わからない感じです。
例えば、大便を漏らしてしまったらしくその下着を外に捨てて下半身裸のまま外に出て行こうとしてしまったり、家中の窓を外してしまったり、下駄箱を倒して移動させようとしたり、台所でオタマに洗剤を入れて水で薄めて飲んでいたり、夜中は何回も起き出して出て行こうとしたり。
それに病院にも行きたがらず、薬も飲ませようとすると怒鳴りつけたり暴れたりが始まってしまうのです。
穏やかな時もありますが、元の性格が少し暴力的な部分もあり、その部分だけが異常に強く残ってしまっていて朝から暴言を家族に撒き散らしています。
一番心配でならないのはパーキンソン病を患っている母親に手でも掛けて転ばされてしまったら大変だと言う事です
私は結婚をして家を出て只今妊娠真っ最中で、父の事を家にいる兄と母親に任せきりになってしまっている状態です。
兄と電話連絡を取っていますが、疲労が酷そうでこのままでは周りの者が共倒れになりそうで非常に心配です。
脳出血で倒れた後、1ヶ月くらいでリハビリセンターへ転院が決まっていたので連れて行ったら入院の手続き中に大暴れや暴言を撒き散らして転院を拒否されてしまい在宅で見る事が急に決まってしまった感じです。
在宅介護中に、役所の人や病院と相談した結果、今現在は元の搬送された病院で検査入院的な扱いで診てもらっていますが、精神病院への転院を勧められています。リハビリセンターへの転院は何処も拒否をされてしまっています。
現在はその病院で手足を縛られ、薬を多めに打っているらしくいつもぼーっとしている感じです。
家族は母の事も考え在宅で見る事は非常に困難である事と結論をだして精神病院への転院を了承したのですが、父をよく知る方から「見殺しにするつもりか」「こんなに薄情だとは思わなかった」等を言われているらしく兄や母が非常に困惑しております。
この様な状態で精神病院に転院させる事と言うのは見殺しと同じなのでしょうか…..
私も兄も泣きながら考えた結論でした。
もし他に何か選択肢があるならどんな些細な事でも良いのでアドバイスをいただけませんでしょうか?
ご家族の皆様、今、本当に大変な状況に置かれていることと思います。お父様の病状、在宅介護の難しさ、そして周囲からの厳しい言葉… 抱えきれないほどの重圧を感じているのではないでしょうか。今回の相談は、認知症の進行、介護の負担、そして精神的な苦しみという、非常に複雑な問題が絡み合っています。この問題に対して、どのように向き合い、解決策を見出していくか、一緒に考えていきましょう。
1. 現状の整理と問題点の明確化
まず、現状を整理し、問題点を具体的に把握することから始めましょう。ご相談内容から、以下の点が特に重要だと考えられます。
- お父様の病状の進行: 脳出血後の認知機能の低下、徘徊、異食、暴力的な言動など、介護を困難にする症状が現れています。
- 介護者の負担: 妊娠中のあなた、そしてお兄様とパーキンソン病を患うお母様、この3人だけで介護を担うことは、心身ともに限界に近い状態です。
- 精神病院への転院に対する葛藤: 「見殺し」という言葉への罪悪感、そして本当にそれが最善の選択なのかという迷い。
- 医療機関との連携の難しさ: リハビリセンターへの転院拒否、精神病院での治療に対する不安。
これらの問題点を一つずつ丁寧に見ていくことで、具体的な解決策が見えてきます。
2. 精神病院への転院は「見殺し」なのか?
この問いに対する答えは、一概に「イエス」または「ノー」とは言えません。しかし、精神病院への転院が、必ずしも「見殺し」を意味するわけではないことを理解することが重要です。
精神病院は、認知症の症状が進行し、在宅介護が困難になった場合に、専門的な医療とケアを提供する場所です。お父様の現在の状況(暴言、暴力、徘徊など)を考えると、ご家族だけで安全な介護を続けることは非常に困難です。精神病院では、専門医による適切な薬物療法や、行動療法、環境調整などが行われ、症状の緩和が期待できます。また、24時間体制での看護ケアにより、ご家族の負担を軽減することも可能です。
重要なのは、精神病院が「終の棲家」ではなく、あくまでも「治療の場」であると認識することです。症状が安定すれば、在宅復帰や、グループホームなどの施設への移行も視野に入れることができます。転院の目的は、お父様の安全と健康を守り、ご家族の生活を守ることです。
3. 精神病院への転院を決断する前に
精神病院への転院を決断する前に、以下の点を検討し、できる限りの準備をしましょう。
- セカンドオピニオンの取得: 現在の主治医だけでなく、他の精神科医の意見も聞いてみましょう。複数の専門家の意見を聞くことで、より客観的な判断ができます。
- 精神病院の情報収集: 入院を検討している精神病院について、情報収集を行いましょう。施設の設備、医療体制、スタッフの質、面会時間、レクリエーション活動など、事前に確認しておくべき事項はたくさんあります。可能であれば、見学に行き、施設の雰囲気やスタッフの対応を直接確認することをおすすめします。
- 家族間の話し合い: 転院に関する決定は、ご家族全員で話し合い、合意を得ることが重要です。お父様の状況、今後の治療方針、そしてご家族の希望などを共有し、互いに理解し合うことが大切です。
- 本人の意思確認: お父様が、ある程度意思疎通ができる状態であれば、本人の意向も確認しましょう。本人の気持ちを尊重し、納得してもらえるように説明することが重要です。
- 転院後のサポート体制の検討: 転院後、定期的な面会や、病院との連携など、継続的なサポート体制を整える必要があります。
4. 精神病院への転院以外の選択肢
精神病院への転院が唯一の選択肢ではありません。状況によっては、他の選択肢も検討することができます。
- 在宅介護の継続: ご家族の負担が大きすぎる場合、現実的な選択肢ではありませんが、以下のサポート体制を整えることで、在宅介護を継続できる可能性もあります。
- 訪問看護・介護サービスの利用: 専門の看護師や介護士による訪問看護・介護サービスを利用することで、身体介護や生活援助、医療処置などのサポートを受けることができます。
- ショートステイの活用: 短期間、施設に入所することで、ご家族の休息時間を確保することができます。
- デイサービス・デイケアの利用: 日中の活動を施設で過ごすことで、ご家族の負担を軽減し、お父様の社会的な交流を促すことができます。
- 介護施設の検討: グループホームや介護老人保健施設など、専門的なケアを受けられる施設への入所を検討することもできます。
- 地域包括支援センターへの相談: 地域包括支援センターは、高齢者の介護に関する相談窓口です。専門の相談員が、様々な情報提供やアドバイスをしてくれます。
5. 周囲の言葉に惑わされないために
「見殺しにするつもりか」「薄情だ」といった周囲の言葉は、ご家族の心を深く傷つけ、更なる葛藤を生み出します。しかし、これらの言葉に惑わされてはいけません。最も大切なのは、お父様の健康と安全を守り、ご家族が心穏やかに過ごせるようにすることです。
周囲の言葉に苦しんでいる場合は、以下のことを意識しましょう。
- 自分の決断に自信を持つ: 家族で話し合い、最善の選択をしたという自信を持ちましょう。
- 周囲の意見を鵜呑みにしない: 周囲の意見は、あくまで参考として受け止め、自分の判断を優先しましょう。
- 理解を求める: 周囲の人々に、お父様の状況や、ご家族の苦悩を説明し、理解を求めましょう。
- 専門家への相談: 医師やソーシャルワーカーなど、専門家に相談し、客観的なアドバイスを求めましょう。
6. 妊娠中のあなたのために
妊娠中のあなたは、心身ともに非常にデリケートな時期です。お父様の介護に加えて、妊娠・出産という大きなイベントを抱えていることは、想像を絶するほどの負担です。無理をせず、ご自身の心と体の健康を第一に考えてください。
以下のアドバイスを参考にしてください。
- 休息をしっかりとる: 疲労を感じたら、無理をせずに休息をとりましょう。
- 周囲の協力を得る: 家族や友人、地域のサポートを積極的に活用しましょう。
- 専門家への相談: 産婦人科医や助産師、精神科医など、専門家に相談し、適切なアドバイスを受けましょう。
- 自分の気持ちを大切にする: 辛いときは、我慢せずに自分の気持ちを表現しましょう。
あなたは決して一人ではありません。周りの人に頼り、助けを求めることは、決して恥ずかしいことではありません。むしろ、自分を大切にするために、必要なことです。
7. 兄と母親を支えるために
お兄様と、パーキンソン病を患うお母様は、あなた以上に心身ともに疲弊しているはずです。以下のアドバイスを参考に、彼らを支えましょう。
- 定期的な連絡: 定期的に連絡を取り、状況を確認し、必要なサポートを提供しましょう。
- 情報共有: 介護に関する情報や、役立つ情報を共有しましょう。
- 精神的なサポート: 辛い気持ちを分かち合い、励まし合いましょう。
- 休息時間の確保: 可能な範囲で、彼らの休息時間を確保できるように、サポートしましょう。
家族一丸となって、この困難な状況を乗り越えていきましょう。
8. 今後の具体的な行動ステップ
最後に、今後の具体的な行動ステップをまとめます。
- 情報収集: 精神病院に関する情報収集、セカンドオピニオンの取得、地域包括支援センターへの相談など、情報収集を徹底しましょう。
- 家族会議: 家族全員で話し合い、今後の治療方針や、生活について話し合いましょう。
- 専門家への相談: 医師、ソーシャルワーカー、ケアマネージャーなど、専門家へ相談し、アドバイスを求めましょう。
- 決断: 情報を収集し、家族で話し合った上で、最適な選択をしましょう。
- サポート体制の構築: 転院後、または在宅介護を継続する場合でも、継続的なサポート体制を整えましょう。
これらのステップを踏むことで、後悔のない選択ができるはずです。
この問題は、非常に複雑で、すぐに解決できるものではありません。しかし、一つ一つ問題を整理し、解決策を探していくことで、必ず道は開けます。ご家族の皆様が、心穏やかに過ごせる日が来ることを心から願っています。
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最後に、改めて、ご家族の皆様の心身のご健康を心からお祈り申し上げます。そして、もし、あなたが一人で悩みを抱えきれなくなったら、いつでも、私たちにご相談ください。あなたの力になれるよう、精一杯サポートさせていただきます。
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