20代介護福祉士の転職活動における短期離職の履歴書・職務経歴書への記載方法

20代前半の介護福祉士です。現在転職を考えているのですが、転職回数が多く悩んでます。1社目が老健で入社しましたが「病棟でひとがたりないし、母体が精神なので勉強の為精神病棟に移動してくれ」と言われて精神病棟に移動しましたが患者様に襲われ膝を負傷してしまい会社の人からは「精神病棟なので鼻折ったりする事もある」と言われて若いうちに身体を壊したくなかった事や怖くなり３か月で退社してしまいました。2社目は親のコネですぐ入社したのですが膝を負傷したままでの介護が難しく「施設長からも介護を続けるなら膝は大事だし若いうちから無理はしない方が良い」と言われ、膝を良くしてから働こうと思い３か月で退社しました。3社目は膝の治療も兼ねて最初はパートで入社し膝の治療をしある程度良くなり1年2ヶ月くらい続けましたが入浴介助や食事介助も無い施設でせっかく介護福祉士を取ったらスキルアップの為にも入浴や食事介助もしたかったので1年2か月退社しました。4社目はカイゴジョブの紹介で入社したのですが職員のうつ病が多く休日でも午前中だけ入浴介助して欲しいなど休日出社が多く中々予定も立てれずキツいところがあり一応3か月が試用期間中だったのでとりあえず3か月頑張って考えよと3か月在籍してましたが3か月たっても状況改善されず休日出社が多く体力的にキツかったので3か月で退社しました。5社目は初めは正社員で働こうと思っていたのですが田舎に住む曽祖母に介助が必要となり会社から片道1時間以上かかる上認知症の曽祖母の介助もしないと行けなかったのでパートで入社しました。曽祖母の介助が終われば正社員になれると言う話でしたがパートの間に利用者様2人退所してしまい一日の利用者様の人数が3人程になってしまい家族経営で社長一家正社員で自分含め2人パートで働いていますが「人が増えれば正社員にしたいけどそれまでパートじゃ駄目かな」と言われ自分も将来的に一人暮らしや結婚を考えておりいつまでもパートは難しいと話し10ヶ月で退職する事になりました。次で6社目になるのですが、自分は介護職をこれからもしたいと思ってますが流石に介護職でも5回も短期離職をしてる人を雇ってくれる所があるか心配です…。今勤めている会社の社長は「3か月、半年で辞めた所は省略して書く人も多いし、いちいち調べない。けど雇う側からしたら正直に書いてくれた方が嬉しい」と言っていました。自分もあまり気は進みませんが上記の理由じゃ難しいでしょうか？短い所や試用期間中のは省略して書いた方が良いのでしょうか？文章が長くなり大変申し訳ありませんが回答の程よろしくお願い致します。

この記事では、20代前半で介護福祉士として5回の転職経験を持つあなたが、今後の転職活動で履歴書や職務経歴書に過去の職歴をどのように記載すべきか、具体的なアドバイスを提供します。 短期離職の理由を正直に書くことのメリット・デメリット、そして面接での対応策まで、丁寧に解説していきます。 多くの介護職経験者、そして転職を成功させた方々の事例も交えながら、あなたの不安を解消し、自信を持って次のステップへ進むためのサポートをいたします。

1. 短期離職の理由を正直に書くことのメリットとデメリット

まず、あなたの現在の状況を整理しましょう。5回の転職は確かに多いですが、それぞれの理由には正当な事情があり、決して「怠惰」や「責任感の欠如」といったネガティブな要素とは言い切れません。 むしろ、自身のキャリアプランや健康状態、働き方への意識を常に高く持ち、より良い環境を求めて行動してきたと言えるでしょう。 これは、多くの企業が求める「成長意欲」や「主体性」と必ずしも矛盾しません。

正直に書くメリットは、採用担当者にあなたの真摯な姿勢を伝えることができる点です。 嘘や隠ぺいは、後々大きな問題となる可能性があります。 あなたの経験から得た学びや、今後のキャリアプランに活かそうとする姿勢を明確に示すことで、採用担当者の理解と共感を獲得できる可能性が高まります。 特に、あなたの前職の社長が「正直に書いてくれた方が嬉しい」と言われたように、誠実さを評価してくれる企業は少なくありません。

一方で、正直に書くデメリットとしては、ネガティブな印象を与えてしまう可能性があることです。 しかし、これは適切な表現方法を選ぶことで軽減できます。 例えば、「３ヶ月で退職」ではなく、「３ヶ月の試用期間を経て、業務内容と自身のキャリアプランとの相違を感じ、退職いたしました」のように、事実を客観的に記述し、ポジティブなニュアンスを加えることが重要です。

2. 履歴書・職務経歴書への具体的な記載方法

履歴書や職務経歴書では、それぞれの職歴について、以下の点を意識して記述しましょう。

• 期間：正確な入社日と退社日を記載します。短期の職歴であっても省略せずに記載することが重要です。ただし、日数は正確に記載する必要はありません。月単位で記載しても問題ありません。
• 会社名・職種：正確に記載します。 介護施設名や具体的な部署名などを記載することで、より具体的なイメージを与えられます。
• 業務内容：具体的な業務内容を簡潔に記述します。 数値データなどを用いることで、あなたの貢献度を明確に示すことができます。 例えば、「利用者様10名に対する、入浴介助、食事介助、排泄介助等を担当」「認知症高齢者に対する個別ケアプランの作成と実施」など。
• 退職理由：これが最も重要です。 正直に書くことを前提に、ネガティブな表現を避け、ポジティブな言葉で表現します。 例えば、
  • 1社目：「精神科病棟における業務経験を通して、患者様への安全確保の重要性を痛感しました。しかし、自身の身体的な限界を感じ、より安全な環境でスキルアップを目指したいと考え退職いたしました。」
  • 2社目：「膝の負傷により、介護業務の継続が困難となったため、治療に専念するため退職いたしました。」
  • 3社目：「介護福祉士としてのスキルアップを図るため、入浴介助や食事介助を含む業務内容の豊富な施設への転職を希望し、退職いたしました。」
  • 4社目：「過度な休日出勤により、心身のバランスを保つことが困難になったため、自身の健康管理を優先し退職いたしました。」
  • 5社目：「曽祖母介護と仕事の両立が困難となり、より安定した生活基盤を築くため、退職いたしました。」
• スキル・資格：介護福祉士資格はもちろん、取得済みの資格やスキルを明確に記載します。 さらに、研修やセミナーへの参加歴があれば、積極的に記載しましょう。

3. 面接対策

履歴書・職務経歴書で正直に記載した内容について、面接で聞かれる可能性が高いです。 事前に、それぞれの退職理由について、簡潔かつ明確に説明できるよう準備しておきましょう。 ポイントは、「なぜその会社を辞めたのか」ではなく、「なぜ次の会社で働きたいのか」を明確に伝えることです。 過去の経験から何を学び、どのように成長し、今後どのように貢献したいのかを具体的に説明することで、採用担当者の不安を解消し、あなたの真価を伝えられます。

また、面接では、ポジティブな姿勢をアピールすることも重要です。 過去の経験を糧に、成長し、前向きに仕事に取り組む姿勢を示すことで、採用担当者の信頼を得ることができます。 「失敗から学び、成長できた」という点を強調することで、あなたの強みとしてアピールできます。

4. キャリアプランの明確化

面接では、あなたの将来のキャリアプランについて聞かれる可能性があります。 介護職を続けたいというあなたの意思は明確ですが、それを具体的に説明することが重要です。 例えば、「特定の介護分野に特化したい」「管理職を目指したい」「専門性を高めたい」など、あなたの目標を明確に示すことで、採用担当者はあなたの意欲と能力を評価しやすくなります。 また、「安定した職場環境で長く働きたい」という希望も伝えることで、あなたの真面目さをアピールできます。

5. まとめ

5回の転職歴は確かに多いですが、それぞれの理由に正当な事情があり、あなたの能力や人となりを否定するものではありません。 履歴書・職務経歴書、そして面接では、正直に、そしてポジティブな姿勢で、あなたの経験と成長をアピールしましょう。 過去の経験を糧に、より良い職場環境を見つけ、介護福祉士としてのキャリアを積んでいくことを心から応援しています。