42歳独身、パーキンソン病の母の介護と仕事の両立…限界を感じた時の解決策

この記事では、42歳独身でパーキンソン病を患う77歳の実母の介護をしながら、仕事との両立に苦悩されている方の状況をテーマにしています。介護と仕事の両立は、多くの方が直面する課題であり、特に独身で頼れる人が少ない状況では、精神的にも肉体的にも大きな負担となります。この記事では、介護疲れによる精神的な限界、今後の選択肢、そして具体的な解決策について、深く掘り下げていきます。

介護経験者の方もしくは関連の方宜しくお願いします。

現在、42才の独身でパーキンソン病の77才の実母の介護をして半年の状況です。以前よりご相談を繰り返しさせて頂きご意見を頂いておりました。

現在では正式な検査を踏まえた訳ではないですが認知症の初期症状っぽい状態です。いろいろあり過ぎた半年であり、いろいろご相談させて頂きましたが、重要な事に関して全く人の言う事を聞きません、病気のせい？年のせい？認知症のせい？。被害妄想、悲壮感が全開で自分の精神状態も限界です。なんせ病院が大好き？で本人は違うと言うでしょうが、何かにつけて病院に行きたがります。ここ半月で2回も仕事中に連絡があり「もう駄目だ救急車呼んでくれー」を連絡してくる始末です。

「なんでもない」と説明しても聞き入れずを繰り返しです、性格上の問題なのかなと認識しておりますが、介護疲れで同居の限界を感じております。「親なんだから・・・」でなんでも許せるのでしょうか？「老いては子に・・・」じゃありませんか？たった半年でギブアップするなんて早すぎるかもしれませんが、あまりにもいろいろあり過ぎた半年でした。

今後ですが、考えると選択肢をご意見下さい。現在、経済的にも有料の老人ホームへの入所はどう考えても無理です。現在区分変更をしておりますが、要介護3以上では無さそう、特養の申し込みすら無理、という事は現状維持にこれからも耐えるしか選択肢はないんですかね？

基本的には、本人の認識では施設系は論外なので短期の施設系ショートステイなどを利用するといずれ自宅に戻ってくる事を考えると・・・その後の本人の感情並びに精神状態が想像がつき「親を見捨てたと」騒ぐだけです。

同じような境遇を経験された方、どう対処しましたか？

もう本当にどうして良いかわかりません。補足補足ではありませんが、本日嫌がる母をケアマネが半ば強引にショートステイに連れて行きました。その時は朝から言い争いもし、連日の騒動から疲れ果て逃げ出したく、それを黙って見ているだけでした。今までの疲れ果てて逃げ出したい自分が半分、嫌がっていた母を一時的とはいえ追い出した罪悪感と後悔が激しく交錯しております。正直、いつ迎えに行くべきか悩んでおり、すぐにでも行ってあげたい気持ちと、戻ったら今まで通り、言い争いの毎日になるから、迎えに行きたくない気持ちと半々です。今は自分が今後どうすべきなのが見出せません。

介護と仕事の両立、限界を感じるのは当然です

介護と仕事の両立は、非常に困難な課題です。特に、パーキンソン病や認知症を患う方の介護は、心身ともに大きな負担を伴います。今回の相談者様のように、42歳という働き盛りの年齢で、独身という状況下で介護をされている場合、頼れる人が少なく、孤独感も深まりがちです。まず、あなたが「限界を感じている」という事実は、決して甘えや怠慢ではなく、当然の感情であることを理解してください。

介護は、体力的な負担だけでなく、精神的な負担も大きいものです。例えば、

• 病状の理解
• 服薬管理
• 食事の準備
• 入浴介助
• 排泄の世話
• 精神的なサポート

など、多岐にわたる業務をこなす必要があります。さらに、認知症の症状である被害妄想や徘徊、暴言などによって、精神的なストレスも増大します。仕事との両立となれば、自分の時間や休息を確保することも難しくなり、心身ともに疲弊してしまうのは当然のことです。

現状の課題を整理する

相談者様の現状を整理すると、以下の点が課題として挙げられます。

• 精神的な負担: 母親の病状（パーキンソン病、認知症の疑い）による被害妄想、不安、頻繁な救急要請など、精神的な負担が大きい。
• 介護疲れ: 半年間の介護で、心身ともに疲労困憊している。
• 将来への不安: 今後の介護継続、経済的な問題、施設入所の選択肢など、将来に対する不安が大きい。
• 罪悪感と葛藤: ショートステイへの預け入れに対する罪悪感と、今後の対応への迷い。
• 情報不足: 介護に関する情報やサポート体制について、十分な知識がない可能性がある。

これらの課題を一つずつ解決していくことが、現状を打破するための第一歩となります。

具体的な解決策とステップ

以下に、具体的な解決策とステップを提示します。これらを参考に、ご自身の状況に合わせて、一つずつ取り組んでいきましょう。

1. 専門家への相談と情報収集

まず、専門家への相談を通じて、現状を客観的に把握し、適切なアドバイスを受けることが重要です。具体的には、以下の専門家への相談を検討しましょう。

• ケアマネージャー: 介護保険サービスに関する相談や、適切なサービスの利用についてアドバイスを受けられます。ショートステイの利用や、今後の介護プランについても相談できます。
• 医師: 母親の病状について、専門的なアドバイスを受けられます。精神的な問題についても、精神科医や心療内科医に相談することも検討しましょう。
• ソーシャルワーカー: 介護に関する制度や、利用できるサービスについて、詳しい情報を提供してくれます。経済的な問題についても相談できます。

情報収集も重要です。介護に関する書籍やウェブサイト、地域の情報誌などを活用し、介護に関する知識を深めましょう。また、同じような境遇の方々の体験談を聞くことも、心の支えになります。

2. 介護保険サービスの活用

介護保険サービスを積極的に活用し、介護負担を軽減しましょう。利用できるサービスには、以下のようなものがあります。

• 訪問介護（ホームヘルプサービス）: 身体介護（入浴、食事、排泄の介助など）や生活援助（掃除、洗濯、買い物など）を受けられます。
• デイサービス（通所介護）: 日中に、食事や入浴、レクリエーションなどのサービスを受けられます。
• ショートステイ（短期入所生活介護）: 短期間、施設に入所し、介護を受けられます。相談者様の場合、母親がショートステイを嫌がるという問題がありますが、ケアマネージャーと相談し、段階的に慣れていく方法を検討しましょう。
• 訪問看護: 専門の看護師が自宅に訪問し、健康管理や医療処置を行います。
• 福祉用具のレンタル・購入: 車椅子や介護ベッドなど、介護に必要な福祉用具をレンタルしたり、購入したりできます。

これらのサービスを組み合わせることで、介護負担を大幅に軽減できます。ケアマネージャーと相談し、最適なサービスプランを作成しましょう。

3. 家族や親族との連携

もし可能であれば、家族や親族に協力を求めましょう。例えば、

• 週末だけ、交代で介護をする
• 定期的に、母親と会って話をする
• 経済的な支援をする

など、様々な形で協力してもらうことができます。一人で抱え込まずに、周囲に頼ることも大切です。もし、家族や親族との関係が難しい場合は、ソーシャルワーカーに相談し、間に入ってもらうことも検討しましょう。

4. 精神的なケア

介護は、精神的な負担が大きいものです。自分の心と体を守るために、以下のケアを行いましょう。

• 休息時間の確保: 睡眠時間を確保し、定期的に休息を取りましょう。
• 気分転換: 趣味を楽しんだり、散歩に出かけたり、気分転換になるような時間を作りましょう。
• 相談できる相手を見つける: 友人や家族、専門家など、誰でも良いので、悩みを打ち明けられる相手を見つけましょう。
• カウンセリング: 精神的な負担が大きい場合は、カウンセリングを受けることも検討しましょう。

自分の心の状態を把握し、必要に応じて専門家のサポートを受けることが重要です。

5. 経済的な問題への対策

経済的な問題は、介護における大きな不安要素の一つです。以下の対策を検討しましょう。

• 介護保険サービスの利用: 介護保険サービスを利用することで、介護にかかる費用を軽減できます。
• 高額介護サービス費制度の利用: 介護保険サービスの利用料が高額になった場合、一定額を超えた分は払い戻される制度です。
• 医療費控除: 医療費控除を利用することで、税金が軽減されます。
• 生活保護: 経済的に困窮している場合は、生活保護の申請を検討することもできます。

ソーシャルワーカーや、地域の相談窓口に相談し、利用できる制度について詳しく調べてみましょう。

6. 今後の選択肢について

現状維持が難しいと感じた場合、今後の選択肢を検討する必要があります。以下の選択肢を参考に、ご自身の状況に合わせて、最適な選択肢を選びましょう。

• 在宅介護の継続: 介護保険サービスを最大限に活用し、在宅介護を継続します。
• 施設入所: 経済的な問題や、本人の意向などを考慮しながら、施設入所を検討します。特別養護老人ホーム（特養）は、入所条件が厳しいですが、費用が比較的安価です。有料老人ホームは、費用は高いですが、様々なサービスが提供されています。
• 一時的な預け先: ショートステイや、グループホームなど、一時的に預けられる施設を探します。
• 介護離職: 仕事との両立がどうしても難しい場合は、介護離職も選択肢の一つです。ただし、介護離職は、経済的な問題や、将来のキャリアに影響を与える可能性があります。慎重に検討しましょう。

これらの選択肢について、ケアマネージャーや、ソーシャルワーカーと相談し、それぞれのメリットとデメリットを比較検討しましょう。

ショートステイへの対応

相談者様は、母親をショートステイに預けることに対して、罪悪感と後悔を感じています。しかし、ショートステイは、介護者の負担を軽減し、心身ともにリフレッシュするための、重要な手段です。以下に、ショートステイへの対応について、具体的なアドバイスをします。

• 母親の気持ちに寄り添う: 母親がショートステイを嫌がるのは、不安や寂しさがあるからです。母親の気持ちに寄り添い、なぜ嫌なのか、じっくりと話を聞いてあげましょう。
• ショートステイのメリットを説明する: ショートステイは、一時的に介護から解放されるだけでなく、他の入居者との交流や、専門的なケアを受けられるというメリットがあります。母親に、ショートステイのメリットを説明し、理解を求めましょう。
• 段階的に慣れていく: 最初から長期間のショートステイではなく、短期間から始め、徐々に期間を長くしていくなど、段階的に慣れていく方法を検討しましょう。
• ショートステイ中の母親の様子を把握する: ショートステイ中の母親の様子を、施設に確認しましょう。何か問題があれば、すぐに施設と連携し、対応策を検討しましょう。
• 罪悪感を乗り越える: ショートステイに預けることは、決して「親を見捨てる」ことではありません。介護者の心身の健康を守り、より良い介護を提供するための、必要な手段です。罪悪感を感じるかもしれませんが、それは、あなたが母親を大切に思っている証拠です。

ショートステイは、介護者と被介護者、双方にとって、より良い生活を送るための、重要な選択肢の一つです。母親の気持ちに寄り添いながら、ショートステイを有効活用しましょう。

仕事との両立を成功させるために

介護と仕事の両立を成功させるためには、以下の点に注意しましょう。

• 職場の理解を得る: 介護の状況を、上司や同僚に伝え、理解と協力を求めましょう。介護休暇や、時短勤務など、利用できる制度について、確認しましょう。
• 仕事の効率化: 仕事の効率を上げるために、タスク管理や、時間の有効活用を心がけましょう。
• 情報収集: 介護と仕事の両立に関する情報を収集し、自分に合った方法を見つけましょう。
• 周囲に頼る: 一人で抱え込まずに、周囲に頼り、サポートを受けましょう。
• 柔軟な働き方: リモートワークや、フレックスタイムなど、柔軟な働き方を検討しましょう。

介護と仕事の両立は、容易ではありませんが、周囲のサポートと、工夫次第で、乗り越えることができます。

まとめ

42歳独身で、パーキンソン病の母親の介護と仕事の両立に悩むあなたへ。現状の課題を整理し、専門家への相談、介護保険サービスの活用、家族や親族との連携、精神的なケア、経済的な対策、そして今後の選択肢を検討することが重要です。ショートステイへの対応や、仕事との両立を成功させるためのポイントも解説しました。一人で抱え込まず、周囲に頼り、適切なサポートを受けながら、より良い介護生活を送ってください。あなたの努力は、必ず報われます。

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