介護施設での虐待疑惑…86歳のお母様を守るために、私たちができること

この記事では、介護施設に入所しているご高齢の親御さんのケアについて、深刻な問題を抱えている方々に向けて、具体的な解決策と、今後の行動指針を提示します。86歳のお母様の栄養失調と虐待疑惑という、非常にデリケートな問題に直面されているあなた。この記事が、少しでもお役に立てれば幸いです。

はじめての投稿です… 86才になる母の事で良い意見を聞かせて頂けたら 助かります。 80才から特別養護老人ホームに入所したのですが 先日 具合が悪くなり 病院に受診をした所 ひどい栄養失調と肺炎で 緊急入院なりました。 医者からは こんなに、ひどい栄養失調は今で見た事がないと言われました… 様態がいつ急変するか、わからないので 覚悟をしておくように言われました…。

施設に入所した頃は お腹がすいたと 良く言っていたので 施設の方には たびたび 食事は きちんと 食べているのか？と訪ねても カロリー計算をして 栄養管理をしていると言われました…。

今回の入院の半月前には 体調がわるく 病院で見てもらいました。と連絡があり その後に 検査結果を訪ねる連絡をしたら 低栄養と言われました…。

すぐに 施設に行き どう言う事ですか？シッカリ 食事は食べていないから でわ ないですか？と 言うと 栄養士もいて 栄養管理をしています。と 言われた ばかりの出来事です。 今でにも アザをたびたびあり 骨折もありましたが すべて 母が転んだと言われました…。

おしめを外すから 拘束をしました。と 報告されましたが、今となっては すべて 信じられなくなりました。

施設の虐待疑惑を許せません。

どこに相談し どのように する事がよいか教えて下さい。お願い致します。

1. 現状の把握と初期対応

まず、ご家族が直面している状況を整理し、初期対応について具体的に見ていきましょう。お母様の健康状態、施設側の対応、そしてあなた自身の感情を整理することが、問題解決の第一歩です。

1-1. お母様の健康状態の確認と情報収集

お母様の現在の健康状態を正確に把握することが重要です。入院先の病院で、医師や看護師から詳細な説明を受けましょう。具体的には、以下の点を確認してください。

• 栄養失調の原因：なぜこのような状態になったのか、具体的な原因を医師に尋ねてください。食事摂取量の問題なのか、消化吸収の問題なのか、他の疾患が影響しているのかなど、詳細な情報を得ることが重要です。
• 肺炎の状況：肺炎の原因、重症度、治療法、予後について確認しましょう。
• 今後の治療計画：栄養補給の方法、肺炎の治療計画、今後の見通しについて、医師と綿密に話し合い、理解を深めましょう。
• 過去の医療記録：可能であれば、これまでの医療記録を取り寄せ、施設入所後の健康状態の変化を詳細に確認しましょう。

これらの情報を集めることで、施設側の対応が適切だったのか、あるいは問題があったのかを判断するための材料となります。

1-2. 施設とのコミュニケーションと記録

施設とのコミュニケーションは、問題解決の鍵となります。感情的にならず、冷静に事実を伝え、施設の対応を求めましょう。以下の点に注意して、施設とのやり取りを行いましょう。

• 事実確認：施設側に、お母様の栄養状態が悪化した原因について説明を求めましょう。食事の提供方法、栄養管理、健康状態のモニタリングなど、具体的な内容について質問し、記録を取りましょう。
• 説明責任：施設の責任者に、これまでの対応について説明を求め、今後の対応について具体的な提案を求めましょう。
• 記録の重要性：施設とのやり取りは、日時、担当者、話した内容を詳細に記録しておきましょう。これは、今後の相談や法的措置を検討する際に、重要な証拠となります。
• 改善要求：栄養管理の改善、食事内容の見直し、健康状態のモニタリング強化など、具体的な改善策を提案し、実施を求めましょう。

施設とのコミュニケーションを通じて、施設の対応や改善の意思を確認し、今後の対応方針を決定するための材料を集めましょう。

2. 相談窓口と専門家の活用

一人で抱え込まず、専門家や相談窓口に相談することが重要です。適切なアドバイスを受けることで、問題解決への道が開けます。

2-1. 介護保険サービス事業者への相談

まずは、お母様が利用している介護保険サービス事業者に相談してみましょう。ケアマネージャーや相談員は、介護に関する専門知識を持っており、状況の把握や適切なアドバイスをしてくれます。

• ケアマネージャーとの連携：ケアマネージャーに、お母様の状況を説明し、施設との連携を依頼しましょう。ケアマネージャーは、施設との連絡調整や、必要な支援の提案をしてくれます。
• 相談員の活用：施設に相談員がいる場合は、相談員に状況を説明し、相談に乗ってもらいましょう。相談員は、施設内の問題解決や、外部の専門家との連携をサポートしてくれます。
• 情報共有：ケアマネージャーや相談員と、これまでの経緯や現在の状況について詳細に情報共有し、今後の対応について相談しましょう。

介護保険サービス事業者は、あなたと施設の間に入り、問題解決をサポートしてくれる可能性があります。

2-2. 地域の相談窓口の利用

地域には、介護に関する様々な相談窓口があります。これらの窓口を利用することで、専門的なアドバイスや情報提供を受けることができます。

• 地域包括支援センター：高齢者の総合的な相談窓口であり、介護に関する様々な相談に対応してくれます。虐待に関する相談も受け付けており、専門的なアドバイスや、関係機関との連携をサポートしてくれます。
• 市町村の介護保険担当窓口：介護保険に関する手続きや、制度に関する相談に対応してくれます。虐待に関する相談も受け付けており、必要な場合は、関係機関との連携をサポートしてくれます。
• 消費者センター：介護サービスに関するトラブルや、契約に関する相談に対応してくれます。

これらの相談窓口を利用することで、専門的なアドバイスや、問題解決のための具体的な情報が得られます。

2-3. 弁護士への相談

虐待の疑いがある場合は、弁護士に相談することも検討しましょう。弁護士は、法的な観点から問題解決をサポートしてくれます。

• 証拠の収集：弁護士は、虐待の証拠となる情報を収集するためのアドバイスをしてくれます。
• 法的措置：弁護士は、施設に対する法的措置（損害賠償請求、刑事告訴など）について、アドバイスをしてくれます。
• 交渉：弁護士は、施設との交渉を代行してくれます。

弁護士に相談することで、法的な観点からのアドバイスを受け、今後の対応方針を決定することができます。

3. 証拠の収集と記録の重要性

虐待の疑いがある場合、証拠の収集が非常に重要になります。証拠は、問題解決のための交渉や、法的措置を検討する際に、重要な役割を果たします。

3-1. 証拠となるものの収集

虐待の証拠となりうるものを、できる限り収集しましょう。具体的には、以下のものを収集します。

• 医療記録：お母様の健康状態に関する医療記録（診断書、検査結果、投薬記録など）を収集しましょう。
• 施設の記録：施設の記録（食事記録、排泄記録、入浴記録、バイタルチェック記録など）を収集しましょう。
• 写真や動画：アザや傷の写真、施設の様子を撮影した動画など、虐待の証拠となりうるものを記録しましょう。
• 関係者の証言：医師、看護師、他の入居者、施設職員など、関係者の証言を記録しましょう。
• 日記やメモ：これまでの経緯や、施設とのやり取りを記録した日記やメモを保管しましょう。

これらの証拠は、虐待の事実を証明するための重要な材料となります。

3-2. 記録の重要性

日々の出来事を記録することは、非常に重要です。記録は、問題解決のための情報源となり、記憶の曖昧さを補完し、客観的な事実を把握するための助けとなります。

• 詳細な記録：施設とのやり取り、お母様の様子、体調の変化、気になる点などを詳細に記録しましょう。
• 日付と時間：記録には、日付と時間を必ず記載しましょう。
• 客観的な記述：感情的な表現を避け、客観的な事実を記述しましょう。
• 継続的な記録：記録は、継続的に行いましょう。

記録をすることで、問題の全体像を把握しやすくなり、今後の対応方針を決定するための材料となります。

4. 施設との交渉と改善要求

施設との交渉は、問題解決の重要なステップです。冷静かつ客観的に、改善を求めることが重要です。

4-1. 交渉の準備

交渉に臨む前に、しっかりと準備をしましょう。具体的には、以下の点を準備します。

• 目的の明確化：交渉の目的を明確にしましょう。例えば、「栄養管理の改善」「虐待の事実確認と謝罪」「再発防止策の提示」など、具体的な目的を設定しましょう。
• 証拠の整理：収集した証拠を整理し、交渉に臨む際に提示できるように準備しましょう。
• 要求事項の整理：施設側に求める具体的な要求事項を整理し、優先順位を付けておきましょう。
• 代替案の準備：交渉がうまくいかない場合に備えて、代替案を準備しておきましょう。

準備をすることで、交渉を有利に進めることができます。

4-2. 交渉の進め方

交渉は、冷静かつ客観的に行いましょう。感情的にならず、事実に基づいた説明を行い、改善を求めましょう。具体的には、以下の点に注意して交渉を進めます。

• 事実の提示：収集した証拠に基づき、事実を客観的に提示しましょう。
• 問題点の指摘：施設の対応の問題点を具体的に指摘しましょう。
• 改善要求：具体的な改善策を提示し、実施を求めましょう。
• 誠意ある対応：施設の責任者に対して、誠意ある対応を求めましょう。
• 記録の作成：交渉の内容を詳細に記録しましょう。

交渉を通じて、施設の改善を促し、お母様の安全と健康を守りましょう。

4-3. 改善が見られない場合の対応

交渉しても改善が見られない場合は、更なる対応が必要です。具体的には、以下の点を検討しましょう。

• 外部への相談：弁護士、行政機関、消費者センターなど、外部の専門家や相談窓口に相談しましょう。
• 法的措置：法的措置（損害賠償請求、刑事告訴など）を検討しましょう。
• 転居の検討：お母様の安全と健康を守るために、他の施設への転居を検討しましょう。

状況に応じて、適切な対応を選択しましょう。

5. 介護施設選びのポイントと予防策

今回の経験を活かし、今後の介護施設選びや、同様の問題を未然に防ぐための対策について考えてみましょう。

5-1. 介護施設選びのポイント

介護施設を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

• 施設の評判：施設の評判を、インターネット、口コミ、知人からの情報などから収集しましょう。
• 施設の見学：必ず施設を見学し、施設の雰囲気、職員の対応、入居者の様子などを確認しましょう。
• 情報公開：施設の運営状況、サービス内容、費用などを確認し、情報公開の度合いをチェックしましょう。
• 職員の質：職員の資格、経験、研修制度などを確認し、職員の質をチェックしましょう。
• 入居者との交流：入居者との交流の機会があるか、入居者の満足度などを確認しましょう。
• 契約内容：契約内容をしっかりと確認し、不明な点は質問し、納得してから契約しましょう。

これらのポイントを参考に、信頼できる介護施設を選びましょう。

5-2. 虐待を未然に防ぐための予防策

虐待を未然に防ぐためには、以下の予防策を講じましょう。

• 定期的な訪問：定期的に施設を訪問し、お母様の様子を確認しましょう。
• 情報交換：施設職員と積極的に情報交換し、お母様の状況を把握しましょう。
• 記録の確認：施設の記録（食事記録、排泄記録、入浴記録、バイタルチェック記録など）を確認しましょう。
• 疑わしい点の早期発見：少しでも疑わしい点があれば、すぐに施設に確認し、対応を求めましょう。
• 相談窓口の活用：地域の相談窓口や、専門家を積極的に活用しましょう。

これらの予防策を講じることで、虐待を未然に防ぎ、お母様の安全を守ることができます。

6. まとめと今後の行動指針

今回の問題は、非常に深刻であり、迅速かつ適切な対応が求められます。以下に、今後の行動指針をまとめます。

• お母様の健康状態の確認と、必要な医療ケアの提供を最優先事項としましょう。
• 施設とのコミュニケーションを密にし、事実確認と改善要求を行いましょう。
• 専門家や相談窓口に相談し、適切なアドバイスを受けましょう。
• 証拠を収集し、記録をしっかりと残しましょう。
• 必要に応じて、法的措置や転居を検討しましょう。
• 今回の経験を活かし、今後の介護施設選びや、虐待を未然に防ぐための対策を講じましょう。

この困難な状況を乗り越えるために、諦めずに、最善の努力を尽くしましょう。そして、お母様の笑顔を取り戻せるよう、心から応援しています。

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