介護とキャリアの両立：仕事を辞めずに義母を支えるための具体的な方法

この記事では、介護とキャリアの両立という難しい問題に直面しているあなたへ、具体的な解決策を提示します。仕事への情熱を失わず、愛する義母を支えるために、今できること、そして将来のために準備できることを、具体的なステップと共にご紹介します。

お礼500枚…介護に関して どうしたらよいでしょうか（長文）

義母（72歳）に介護が必要になりました。

どのような体制でサポートしていくか、夫婦で考えに溝があり困っております。

現在、私と主人（共に30代半ば）は義両親と別世帯に住んでいます。

距離は車で20分電車でドアtoドア３０分の距離です。

私たち夫婦には子どもがおらず、不妊治療中です。

義父は全く家事ができません。

できる事と言えば、お湯をわかす・雨戸をあける くらいです。

自分の下着さえどこにあるかわかっていないような家事能力です。

持病もあり週3回病院へ通っています。

義父・主人・私の希望と状況をそれぞれを書いてみます。

【義父の希望・状況】

・なんとか自分たちだけで（行政のサポートも受けながら）頑張って行きたい。

ただし、家事が何もできないのでその点はサポートしてほしい。

・急な介護でどうしたらよいのかわからない

・性格的に 助けて と言いづらい（プライド、気使い等で）

・施設には入れたくない

・年金+不労働収入で経済的には問題なし

【主人の希望・状況】

・妻（私）が仕事を辞めてサポートしてくれたら嬉しい

・自分は勤務時間的に介護にはあまりかかわれない（6時半に家を出て帰宅は23時）

・施設には入れたくない

・家事は比較的得意（料理以外）

・月2～3回休日出社あり 有給はほぼ取れない

・年収500万 退職金なし

・本心では同居して介護してほしい様子（はっきりとは言わない）

・昨年新築マンションを購入し（ローン有）そこに住んでいる為義両親の家で同居と言いだしづらい？？

・気が強く苦手だから姉には相談したくない

【私の希望・状況】

・仕事は辞めたくない（というよりも今の会社を辞めたくない）

・義両親は大好きなのでできる範囲でサポートはしたい（週末）

・介護で離職＝妻が離職 と主人が考えている様子が気に入らない

・料理を含め家事は比較的得意

・施設＝不幸 という発想がない（施設選定は大切だと思うが…）

・実母が壮絶な介護生活を送っていたのを見ていた（手伝っていたので）無責任にやります と言えない

・土日祝日完全休み 有給は毎年20日しっかりとれる（7時半に家を出て帰宅は20時）

・年収550万 退職金1500万～2000万予定

・夫婦どちらかが仕事を辞めなければ介護ができないのであれば主人に退職してほしいのが本心

・主人が介護を頑張りたいというのであれば、収入面＋可能な範囲で介護を手伝い支えていく心積もりはしている

・介護するのは義父・主人・主人の姉 が主役と認識に3人でちゃんと話し合ってほしい

こんな状況です。

義父も主人も私も子供（孫）を望んでいる気持ちは共通です。

現在不妊治療をしていますが、主人が仕事で忙しく思うように進んでいません。

義父も義母もとってもとっても大切です。

仕事を辞めて介護して差し上げたい気持ちもあるんです。

しかし、ずっとずっと努力してやっと就けた仕事…辞める勇気が持てません。

とても変わった職種で一度辞めてしまえば復職はほぼ不可能です。

恵まれた会社で、介護休暇も年間40日まで取れます。

子供のいる社員も、介護中の社員もいますが皆で協力しあいながら働いています。

（子供や介護が理由で退職した人を見たことがありません）

一方主人の会社は 子供ができる＝退社 介護が必要＝女性は退社 という風習のようです。

大好きな義母なのに…介護のために仕事を辞める という決断ができない私はわがままでしょうか。

毎日主人が「どうする？」「どうしたらいいの？」と聞いてきます。

私の希望は伝えているのに聞いてくるということは私の希望以外の案を求めているようです。

優しいことが取り柄の主人ですが、優しさゆえに話が進みません。

だんだん自分がものすごく薄情な人間なんじゃないかと思えてきて落ち込んでいます。

補足たくさんの回答、ありがとうございます。

思わず読みながら涙ぐんでしまいました…

以下補足です。

■介護■

私が把握しているのは 寝返りの補助・おむつ交換・食事←柔らかくしたものを口に運ぶ・体を拭く・通院介助 などが必要。

■義母の状況■

寝たきりの状態で今は入院していますが、本人の希望もあり近々退院予定。

意思疎通はできますが言葉が聞き取りにくい状況。

以前とは打って変わって攻撃的なことを言ったり、情緒不安定になったりしている。

（病気をきっかけに痴呆のような症状がでている。老人性鬱？）

本人の希望は「家に帰りたい」デイケアは嫌だと…

■義姉■

私は会ったことがなく、自分の祖父の葬儀を「肌荒れ」という理由でドタキャンしたちょっと変わった方。

優しくて穏やかな義両親・長男（主人）と折り合いが合わず家出、5年ほど音信不通。

5年ぶりにお金の無心で連絡してきたと思ったらその1年後に資産家の方と結婚し「私はセレブだから庶民とは縁を切る」と言われたそうです。

と、書き表すのが難しいほど難易度の高い義姉で相談したくない主人と義両親の気持ちもわかるんです…

ただ、義姉に相談もなく私がかじ取りをするのは良くないと思うのです。

ご相談ありがとうございます。介護と仕事の両立は、多くの人が直面する難しい問題です。特に、あなたの場合は、義母への愛情と、長年かけて築き上げたキャリアへの思いの間で葛藤されていることと思います。この状況を乗り越えるために、具体的なステップと、役立つ情報を提供します。

1. 現状の整理と問題点の明確化

まずは、現状を客観的に整理し、問題点を明確にすることから始めましょう。これは、具体的な解決策を見つけるための第一歩です。

• 義母の介護状況の把握: 寝たきり、意思疎通の困難さ、情緒不安定さなど、具体的な介護の必要性を詳細に把握しましょう。
• 介護体制の現状分析: 義父、あなたの夫、あなたのそれぞれの希望と状況を改めて整理し、介護に割ける時間や能力を具体的に把握します。
• 経済状況の確認: 介護にかかる費用（医療費、介護サービス利用料など）を把握し、経済的な負担を考慮に入れます。
• 職場の状況の確認: あなたの会社の介護休暇制度や、周囲のサポート体制を確認します。夫の会社についても、介護に対する理解度やサポート体制を確認しましょう。

これらの情報を整理することで、何が問題で、どのような解決策があるのかが見えてきます。例えば、介護保険サービスの利用、訪問介護、デイサービス、ショートステイなどの選択肢を検討できます。

2. 介護サービスの活用と情報収集

介護と仕事を両立させるためには、介護サービスの活用が不可欠です。適切なサービスを利用することで、あなたの負担を軽減し、義母の生活の質を維持することができます。

• 介護保険サービスの利用: 義母が要介護認定を受けている場合は、介護保険サービスを利用できます。ケアマネジャーに相談し、義母の状況に合ったケアプランを作成してもらいましょう。
• 訪問介護サービスの利用: 訪問介護サービスを利用することで、食事、入浴、排泄などの介助を自宅で受けることができます。
• デイサービスの利用: デイサービスを利用することで、日中の見守りや機能訓練を受けることができます。
• ショートステイの利用: ショートステイを利用することで、短期間の入所が可能になり、あなたの負担を軽減できます。
• 地域包括支援センターへの相談: 地域包括支援センターは、介護に関する相談や情報提供を行っています。専門家のアドバイスを受けることができます。

介護サービスを利用する際には、義母の意向を尊重し、本人が安心して過ごせる環境を整えることが重要です。また、複数のサービスを組み合わせることで、よりきめ細やかなサポートが可能になります。

3. 職場との連携とキャリアプランの検討

介護と仕事を両立するためには、職場との連携が不可欠です。また、将来のキャリアプランを検討し、介護と仕事のバランスをどのように取るか考える必要があります。

• 介護休暇制度の活用: あなたの会社には、年間40日間の介護休暇があります。積極的に活用し、必要な時に休めるようにしましょう。
• 上司や同僚への相談: 介護の状況を上司や同僚に伝え、理解と協力を求めましょう。
• テレワークや時短勤務の検討: テレワークや時短勤務が可能であれば、介護と仕事の両立がしやすくなります。会社に相談してみましょう。
• キャリアプランの検討: 将来的に、介護の状況に合わせて、キャリアプランを柔軟に見直す必要があります。例えば、介護に専念するために、転職やキャリアチェンジを検討することもできます。
• スキルアップ: 介護に関する知識やスキルを習得することで、より効果的に介護を行うことができます。

職場との連携を密にすることで、介護と仕事の両立がスムーズに進みます。また、キャリアプランを明確にすることで、将来への不安を軽減し、前向きに介護に取り組むことができます。

4. 家族との協力体制の構築

介護は、一人で抱え込むのではなく、家族全体で協力して行うものです。夫や義父、場合によっては義姉とも協力体制を築き、負担を分担することが重要です。

• 夫との話し合い: 夫と介護に関する希望や考えを共有し、具体的な役割分担を決めましょう。夫の勤務時間やスキルを考慮し、無理のない分担をすることが大切です。
• 義父とのコミュニケーション: 義父の希望や状況を理解し、必要なサポートを提供しましょう。義父のプライドを傷つけないように、優しく接することが大切です。
• 義姉との連携: 義姉との関係性が難しい場合でも、介護に関する情報共有や、必要なサポートを求めることを検討しましょう。
• 専門家への相談: 家族だけでは解決できない問題は、専門家（ケアマネジャー、弁護士など）に相談しましょう。

家族との協力体制を築くことで、介護の負担を軽減し、精神的なサポートを得ることができます。また、家族全員が同じ方向を向いて介護に取り組むことで、義母も安心して過ごすことができます。

5. メンタルヘルスのケアと自己肯定感の維持

介護は、心身ともに大きな負担がかかるものです。あなたのメンタルヘルスを守り、自己肯定感を維持することも重要です。

• 休息時間の確保: 睡眠時間を確保し、心身を休ませる時間を作りましょう。
• 趣味やリフレッシュ: 趣味や好きなことに時間を使うことで、ストレスを解消しましょう。
• 相談できる相手の確保: 友人、家族、専門家など、悩みを相談できる相手を確保しましょう。
• 自己肯定感を高める: 自分の頑張りを認め、自己肯定感を高めましょう。
• 専門家のサポート: 精神的な負担が大きい場合は、カウンセリングなどの専門家のサポートを受けましょう。

メンタルヘルスのケアは、介護を続ける上で不可欠です。心身のバランスを保ち、自己肯定感を維持することで、前向きに介護に取り組むことができます。

6. 義姉との関係性について

義姉との関係性について、悩んでいる方もいるかもしれません。義姉との関係が良好でない場合でも、以下のような方法で、介護への協力を促すことができます。

• 客観的な情報提供: 義母の状況や、介護の必要性について、客観的な情報を提供しましょう。
• 役割分担の提案: 義姉に、できる範囲での役割分担を提案しましょう。例えば、定期的な訪問、電話での安否確認、必要な物の購入など、負担の少ないことから始めてもらうことができます。
• 感謝の気持ちを伝える: 義姉の協力に対して、感謝の気持ちを伝えましょう。
• 専門家の仲介: 関係修復が難しい場合は、ケアマネジャーなどの専門家に仲介を依頼することも検討しましょう。

義姉との関係性が良好でない場合でも、諦めずに、できる範囲で協力体制を築く努力をしましょう。介護は、一人で行うものではなく、家族全体で支え合うものです。

7. 最終的な決断と後悔しないために

最終的に、あなたがどのような選択をするかは、あなた自身の価値観と、状況によって異なります。しかし、後悔しないためには、以下の点を考慮することが重要です。

• 自分の気持ちに正直になる: 自分の本当の気持ちを理解し、それに従って決断しましょう。
• 情報収集を徹底する: 介護に関する情報を集め、様々な選択肢を検討しましょう。
• 周囲の意見を参考にする: 家族や専門家の意見を参考にしながら、最終的な決断をしましょう。
• 将来を見据える: 介護の状況は変化する可能性があります。将来を見据え、柔軟な対応ができるように準備しておきましょう。
• 自分を責めない: どんな選択をしても、自分を責めないでください。あなたは、最善を尽くしているのです。

あなたの決断が、あなたと義母にとって、最良の結果をもたらすことを願っています。

介護とキャリアの両立は、確かに難しい問題です。しかし、適切な情報収集、周囲との協力、そしてあなたの強い意志があれば、必ず乗り越えることができます。焦らず、一つ一つ問題を解決していきましょう。

この問題は非常に複雑で、一人で抱え込むには限界があります。専門家のアドバイスも参考にしながら、最適な解決策を見つけていきましょう。

8. まとめ

介護とキャリアの両立は、多くの人が直面する課題ですが、決して不可能ではありません。この記事で紹介したステップを参考に、あなた自身の状況に合った方法で、この困難な状況を乗り越えていきましょう。そして、あなたと義母にとって、最良の未来を切り開いてください。

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