福祉職員の訪問調査と虐待疑惑：法的な問題とキャリアへの影響

この記事では、福祉職員による訪問調査とその対応について、法的な側面とキャリアへの影響を掘り下げて解説します。特に、認知症の父親を持つ家族が直面した問題を取り上げ、同様の状況にある方々が抱える疑問や不安に応えます。虐待の疑い、不適切な調査方法、そして介護施設への入居勧誘といった問題に対し、具体的なアドバイスと解決策を提供します。

福祉の職員が、ウソの用件で調査しに家の中に入ってきました。違法ではないのですか？

先日、とても驚くことがありました。

我が家には認知症の父がいます。（精神障害者手帳１級）

この父は認知症に加えて人格障害のようなものを発症していて

日々、夜～深夜にかけて家を飛び出し、家の前を歩く人に声をかけて

自分は家族に殴られて殺されるということを迫真の演技をして泣きつきます。

もちろん実際には誰も殴ったりしていませんし、体に触れるようなことすらありません。

完全な作り話です。

日ごろから被害妄想や悪質なウソの作り話をして家族を振り回しています。

そしたら先月、地域包括センターというところの職員から電話があり

認知症の父ではなく、足腰が弱っている母のことで健康状態のお話を聞きたいということで

電話をかけてきました。その人は見知らぬ人です。

そして実際に家に入ってきて、１時間ほど色んな話をしていて

そのうち、父母が席を外したら

「実は、近所から市に通報があり、おたくのお父さんが殺されると言って泣いているので、虐待の可能性があるので調査にきたんです。」

と我が家に来た本当の理由を話し始めました。この時点ですごい違和感を感じました。

母の健康状態のことは全てどうでもよくて、ただ我が家の雰囲気を偵察に来たらしいのです。

私は「虐待の調査なら、そういう名目で電話してほしかったです。」と言ったら

「虐待の調査だと最初から言えば、家に入れてくれない家庭も多いので」という返事です。

そして本題ということで、暴力や虐待はないんですか？という質問が始まりました。

もちろん、ありません。

それについては我が家はみんな穏やかな性格ですし、職員に丁寧に対応していたので

父がただの作り話をして近所の人に泣きついているだけだということは理解してもらえたようです。

ただし、夜になると家を飛び出して近隣の家の呼び鈴を鳴らして泣きつくので

その家の住人から、どうにかしてくださいという苦情がきたので

我が家の玄関や窓に新しい鍵をかけて、誰も家から出られないようにして就寝しています。

夜から朝は私達家族の全員が家から出られない状態です。

父の部屋に鍵をかけたりはしていません。あくまでも玄関と窓だけです。

（鍵をかけなかったら窓からも出ていきます）

しかしその状態でも、厳密にいえば虐待だとその職員は言いました。

でも実際問題として夜に玄関に鍵をかけないまま寝たら

家族が寝ている夜２時などに玄関をあけて、開けっ放しにして、

近所の人の呼び鈴を鳴らすのですけど、それでいいんですか？と言うと

それもそうですよね、といって黙ってしまいました。

そしてしきりに、父に介護施設への入居を勧めてから、帰っていきました。

（もう後期の認知症だから介護施設が何のことかなど理解できないのに）

その日は以上です。

後で家族と話し合っているうちに、あの職員のやったことはおかしいと家族で意見が一致しました。

ウソの名目で勝手に家にあがりこむこと自体、詐欺というか犯罪ではないのでしょうか？

警察なら逮捕状を持って家宅捜索をすることはできるかもしれませんが

市から依頼を受けた社会福祉士の人にそんなスパイ行為のような権限は無いと思うのです。

非常に不愉快だし、できれば謝罪してもらいたいと考えていますが

実際のところ、これは正当な行為なのでしょうか？

何か法的に、あるいは福祉の仕事の常識としておかしいところはないのでしょうか？

こういった問題に詳しい方、教えてください。

おそらくこの社会福祉士は、自分と関係する施設に入居してもらえれば、ボーナスが入るのだと思います。だから入居者を探すためにこういう「それって虐待ですよ。施設に入った方がいいんじゃないですか？」と勧めるのでしょう。これもなんだか腹立たしいです。単なる客引きですし、人さらいのような活動だと思います。

基本的に父は、夜だけ性格がおかしくなるだけで、昼はむしろ家族とそれなりに楽しくやっていて

毎年、旅行もいきますし、日々、テレビを見て笑ったり家族と買い物にでかけたりしているのです。

それなのに厳密にいえば虐待です、なんていうのも余計なお世話だと思います

父は家族の誰かがいなくなると、あいつはどこに行ったんや、寂しいなぁとずっとウロウロするような性格でもあります。（人に依存したり、逆に、殺されると叫んだり、両極端なのです）

だから施設にいくことだけが幸せで、今家で暮らしていることが不幸だとは限らないと思います。

どんな人だって家庭内に１つや２つ、不満はあるわけで

その不満が１つ２つあるからといってその家の全てが悪いとか不幸な家庭というわけではないですよね。

１００％全てが楽しい家庭など存在しないと思います。

我が家は基本的に父に優しくしてますし、食事も風呂もちゃんと世話しています。

暴力はゼロです。それなのに虐待だから施設に行かせようとするのはおかしいと思いませんか？補足先ほどネットで社会福祉士のマニュアルを読みました。

すると、立ち入り調査する時はちゃんと家の人に立ち入る目的を伝える必要があると書いてありました。

ということは、この社会福祉士は間違った方法で立ち入り調査をしたことになるのではないでしょうか？

それにしてもこの社会福祉士というのは、留守の家に勝手に入ったり、子供や老人を拉致できるような権限を持っていることを知り、驚きました。警察以上の権限を持っているのではないでしょうか、恐ろしい機関です。

はじめに

ご相談ありがとうございます。福祉職員の訪問調査に関するご質問、大変ご心痛のことと思います。今回のケースは、認知症の父親の介護をされている中で、不信感や疑問を感じる出来事だったと推察します。この記事では、この問題について、法的な側面、福祉の専門家の行動、そしてご家族が取るべき対応について、詳しく解説していきます。特に、虐待の定義、不適切な調査方法、介護施設への入居勧誘の問題点について焦点を当て、具体的なアドバイスを提供します。また、同様の状況にある方々が抱える不安を解消し、より良い介護生活を送るためのヒントをお伝えします。

1. 訪問調査の違法性について

まず、福祉職員が嘘の用件で自宅を訪問した行為について、違法性の有無を検討しましょう。

1.1 立ち入り調査の法的根拠

社会福祉士や、地域包括支援センターの職員が家庭訪問を行う場合、その法的根拠は児童福祉法や高齢者虐待防止法など、関連する法律に基づいています。これらの法律は、虐待の疑いがある場合に、事実確認のために立ち入り調査を行うことを認めています。しかし、これらの調査には、いくつかの制約があります。

1.2 調査目的の告知義務

立ち入り調査を行う際には、事前にその目的を明確に告げる必要があります。これは、プライバシー保護の観点から非常に重要です。今回のケースのように、別の目的を告げて訪問することは、明らかに不適切です。これは、調査対象者の権利を侵害する可能性があります。

1.3 虚偽の告知と詐欺罪の可能性

嘘の用件で訪問した行為は、状況によっては詐欺罪に該当する可能性があります。刑法には、人を欺いて財物を交付させたり、財産上の不法の利益を得たりした場合に詐欺罪が適用されると規定されています。今回のケースでは、財物の交付はありませんが、虚偽の告知によって情報を得ようとした行為は、詐欺罪の構成要件に該当する可能性がないとは言えません。

1.4 結論

今回のケースでは、職員が調査の目的を偽ったことは、法的に問題がある可能性があります。また、調査方法も不適切であり、ご家族の権利を侵害していると言えるでしょう。

2. 虐待の定義と今回のケースへの適用

次に、虐待の定義と、今回のケースがそれに該当するかどうかを検討します。

2.1 虐待の種類

虐待には、身体的虐待、心理的虐待、ネグレクト（養育放棄）、性的虐待、経済的虐待など、様々な種類があります。

2.2 今回のケースにおける虐待の可能性

ご相談内容から判断すると、ご家族は父親に対して暴力行為を行っておらず、食事や入浴の世話もきちんと行っているようです。しかし、夜間に父親が家を飛び出し、近隣に迷惑をかけている状況は、ネグレクトと見なされる可能性がないとは言えません。

2.3 虐待の判断基準

虐待の判断は、個々の状況によって異なります。専門家は、虐待の有無を判断する際に、父親の心身の状態、家族の介護能力、そして生活環境などを総合的に考慮します。

2.4 結論

今回のケースでは、虐待の可能性は低いと考えられますが、父親の行動が近隣に迷惑をかけている点については、改善の余地があると言えるでしょう。

3. 介護施設への入居勧誘の問題点

次に、介護施設への入居勧誘の問題点について解説します。

3.1 入居勧誘の目的

介護施設の職員が、入居を勧める理由は様々です。施設の経営状況、入居者のニーズへの対応、そして報酬などが考えられます。

3.2 勧誘方法の問題点

今回のケースのように、虐待の疑いをほのめかして入居を勧める方法は、倫理的に問題があります。これは、利用者の不安を煽り、不必要な入居を促す可能性があります。

3.3 介護施設の選択

介護施設を選ぶ際には、施設の質、費用、そして入居者のニーズへの対応などを考慮する必要があります。

3.4 結論

今回のケースでは、介護施設への入居勧誘が、ご家族の意向を無視して行われた可能性があります。これは、介護サービスの提供者としての倫理に反する行為と言えるでしょう。

4. ご家族が取るべき対応

最後に、ご家族が取るべき対応について、具体的なアドバイスを提供します。

4.1 専門家への相談

今回のケースのような問題に直面した場合、弁護士や社会福祉士などの専門家に相談することをお勧めします。専門家は、法的なアドバイスや、適切な対応策を提供してくれます。

4.2 証拠の収集

問題解決のためには、証拠の収集が重要です。今回のケースでは、訪問調査の記録、職員とのやり取りの記録、そして近隣住民とのトラブルの記録などを保管しておきましょう。

4.3 関係機関への相談

問題が解決しない場合は、関係機関に相談することもできます。例えば、市町村の福祉課や、消費者センターなどです。

4.4 介護サービスの利用

認知症の父親の介護を続ける中で、ご家族だけで抱え込まずに、介護サービスを利用することも検討しましょう。訪問介護、デイサービス、ショートステイなど、様々なサービスがあります。

4.5 結論

今回のケースでは、まずは専門家への相談を検討し、証拠を収集しながら、関係機関に相談することをお勧めします。また、介護サービスを利用することで、ご家族の負担を軽減することができます。

5. まとめ

今回のケースでは、福祉職員の不適切な対応が問題となりました。嘘の用件での訪問、虐待の疑いに関する誤解、そして介護施設への不適切な勧誘など、様々な問題が複雑に絡み合っています。ご家族は、法的な問題、倫理的な問題、そして介護に関する問題に直面し、大きな不安を感じていることでしょう。

この記事では、これらの問題について、法的な側面、福祉の専門家の行動、そしてご家族が取るべき対応について、詳しく解説しました。

ご家族が取るべき対応としては、まず専門家への相談、証拠の収集、関係機関への相談、そして介護サービスの利用などが挙げられます。これらの対応を通じて、問題解決への道筋を見つけ、より良い介護生活を送ることができるでしょう。

最後に、今回のケースが、同様の状況にある方々にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。

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