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母の介護と経済的困窮…障害を持つ私ができることは?専門家が教える解決策

母の介護と経済的困窮…障害を持つ私ができることは?専門家が教える解決策

この記事では、60代の母親がくも膜下出血で倒れ、介護と経済的な問題に直面している方が、現状を打開するための具体的な方法を解説します。ご自身の身体的な問題、義理の父親の健康問題、そして経済的な苦境といった、複雑に絡み合った問題に対して、どのように対応していくべきか、専門家の視点からアドバイスします。生活保護の申請、介護施設の選択肢、利用できる制度、そして精神的なサポートについて、具体的な情報を提供し、問題解決への道筋を示します。

母がくも膜下出血になりました。60代前半です。すごく重症で自宅復帰は厳しいようです。「自宅介護」か「施設」と言われました。経済的にも介護施設などへ入るお金を出すのが厳しく、自宅介護も厳しい状況です。

経済的に苦しい理由は、私が幼少の頃に離婚していて子供は私を含めて三人いたのですが、養育費などを払って貰えてなかったようでずっと苦しい生活を続けてきました。もちろん自分の学校はバイトしながら通いましたし、社会人になって結婚してからも仕送りをしてきました。他の兄姉もそうです。

それに加えて、母は生活が厳しくて生命保険も入ってなかったようです。意識もしっかりしておらず失語があり、話は出来る状態ではありません。証書を探しましたが見つからず、思いつく限りの生命保険会社へ電話した所「時期は言えないが解約されてます」という返事でした。

また、母は老齢基礎年金を繰り上げて貰っていたようで障害年金は貰えないようです。頂いてた年金額は月額1万円程度だそうです。もちろん生活できないので、子供から仕送りしていましたし、母自身も倒れる前日まで仕事をしていて、倒れた日も通勤途中でした(パートなので労災はありません)。もちろん「住民税非課税世帯」になっていますので医療費は高額医療で35,400円ですが、現在入院中の回復期リハビリ病棟は部屋代が日額1050円かかります。もちろん大部屋です。

現在は子供三人で親の医療費を払っています。

実の父はどこにいるのか、生きているのかすら解りません。

家族介護が厳しい理由は、まず夫ですが再婚であり私には義理の父にあたります。重度のうつ病で最近は障害年金を頂いて生活しています。自分の健康管理(服薬)も難しい状況です。

兄は同居していましたが、仕事を正社員で始めたばかりです。姉は結婚していて子供が三人います。経済的にそんなにゆとりはなさそうです。私も結婚していて子供はいませんが、先日病気により身体障害者になりました。仕事は出来ない状況です。私の方も自分にかかる医療費などで経済的にゆとりはあまりありません。もちろん自分におりた生命保険を母に使う予定です。

時間は病院に行く以外はありますが、障害者が障害者を介護するという事ができるように思えません。

そこで、義父と母を離婚させ母を生活保護にできれば少しは楽になるかなと思ったのですが、本人の意識もなく可能でしょうか。これがベストかどうかも解らない状態です。他に道があれば教えてください。補足労災がないというのはもちろん問い合わせましたが、勤務時間からみて労災にはならないと言われました。会社が労災に入ってるかどうかは解りません。

はじめに:現状の整理と問題の核心

ご相談ありがとうございます。お母様の病気、経済的な問題、ご自身の健康問題、そしてご家族の状況と、非常に多くの困難が同時に降りかかってきている状況、心中お察しいたします。まずは、現状を整理し、問題の核心を理解することから始めましょう。

  • お母様の状況: くも膜下出血による重症、意識不明、失語症、介護の必要性。
  • 経済状況: 医療費、介護費用、生活費の負担、過去の養育費未払い、生命保険の未加入。
  • ご自身の状況: 身体障害、就労困難、医療費の負担。
  • 家族の状況: 義理の父親の健康問題、兄の就労状況、姉の経済状況。

これらの要素が複雑に絡み合い、解決策を見つけにくい状況です。しかし、一つずつ問題を分解し、利用できる制度やサポートを最大限に活用することで、必ず道は開けます。以下、具体的な解決策をステップごとに解説していきます。

ステップ1:利用できる制度の確認と申請

まずは、利用できる可能性のある制度を洗い出し、積極的に申請を行いましょう。これらは、経済的な負担を軽減し、介護の選択肢を広げるために不可欠です。

1.1 生活保護の申請

お母様の収入が少なく、医療費や介護費用を賄えない場合、生活保護の申請を検討しましょう。生活保護は、生活に困窮する人々に対して、必要な保護を行う制度です。申請には、お住まいの地域の福祉事務所に相談し、必要な書類を提出する必要があります。

  • 申請に必要なもの: 申請書、収入を証明する書類(年金、仕送りなど)、資産を証明する書類(預貯金など)、病状を証明する書類(診断書など)。
  • 審査: 収入、資産、親族からの援助の可能性などを総合的に判断して、保護の必要性が決定されます。
  • 注意点: 義理の父親との離婚が生活保護の申請に影響を与える可能性があります。弁護士や行政書士に相談し、適切な手続きを進めましょう。

1.2 障害年金の申請

ご自身の身体障害により、就労が困難な状況であれば、障害年金の申請を検討しましょう。障害年金は、病気やケガによって生活や仕事に支障が出た場合に支給される年金です。

  • 申請に必要なもの: 申請書、年金手帳、医師の診断書、病歴申告書など。
  • 審査: 障害の程度や、保険料の納付状況などに基づいて審査が行われます。
  • 注意点: 障害年金の申請には、専門的な知識が必要となる場合があります。社会保険労務士に相談し、手続きをサポートしてもらうことをお勧めします。

1.3 高額療養費制度の利用

医療費が高額になる場合、高額療養費制度を利用することで、自己負担額を軽減できます。高額療養費制度は、1ヶ月の医療費の自己負担額が一定額を超えた場合に、超過分が払い戻される制度です。

  • 申請方法: 医療機関の窓口で、限度額適用認定証を提示するか、後日、加入している健康保険に申請します。
  • 注意点: 回復期リハビリ病棟の部屋代は、高額療養費制度の対象外です。

1.4 その他の制度

自治体によっては、低所得者を対象とした医療費助成制度や、介護保険サービスの利用料を軽減する制度などがあります。お住まいの地域の役所や福祉事務所に相談し、利用できる制度がないか確認しましょう。

ステップ2:介護サービスの選択肢と費用

お母様の介護が必要な状況において、自宅介護か施設入所か、どちらを選択するのかは、非常に重要な決断です。それぞれの選択肢について、メリットとデメリット、費用、利用できるサービスなどを詳しく見ていきましょう。

2.1 自宅介護

自宅介護は、お母様が慣れ親しんだ環境で生活できるというメリットがあります。しかし、介護者の負担が大きく、専門的な知識やサポートが必要となる場合があります。

  • メリット: 慣れ親しんだ環境で生活できる、家族との絆を深められる。
  • デメリット: 介護者の負担が大きい、専門的な知識や技術が必要、24時間体制での介護が必要となる場合がある。
  • 利用できるサービス:
    • 訪問介護(ホームヘルプサービス): 食事、入浴、排泄などの介助。
    • 訪問看護: 医療処置や健康管理。
    • デイサービス: 日中の活動支援や機能訓練。
    • ショートステイ: 短期間の入所。
    • 福祉用具のレンタル: 車椅子、ベッドなど。
  • 費用: 介護保険サービスを利用することで、自己負担額を軽減できます。自己負担割合は、所得に応じて1割〜3割となります。
  • 注意点: ご自身の身体的な問題、義理の父親の健康状態、そして経済的な状況を考慮し、現実的に自宅介護が可能かどうかを慎重に検討しましょう。

2.2 介護施設への入所

介護施設への入所は、専門的な介護を受けられるというメリットがあります。しかし、費用が高額になる場合があり、入所を希望してもすぐに入れない場合があります。

  • メリット: 専門的な介護を受けられる、介護者の負担が軽減される、24時間体制でのケアが受けられる。
  • デメリット: 費用が高額になる場合がある、入所を希望してもすぐに入れない場合がある、慣れない環境での生活。
  • 施設の選択肢:
    • 特別養護老人ホーム(特養): 介護度が高い方が入所できる施設。
    • 介護老人保健施設(老健): リハビリテーションを中心とした施設。
    • 介護付き有料老人ホーム: 24時間介護体制の施設。
    • 住宅型有料老人ホーム: 生活支援が中心の施設。
  • 費用: 施設のタイプや、介護度、部屋の種類によって費用が異なります。月額費用は、10万円〜30万円程度が一般的です。
  • 注意点: 施設の情報を収集し、見学を行い、お母様の状況に合った施設を選びましょう。経済的な問題がある場合は、費用を抑えられる施設や、減免制度の利用を検討しましょう。

2.3 介護保険サービスの利用

介護保険サービスを利用することで、介護の負担を軽減できます。介護保険サービスを利用するには、要介護認定を受ける必要があります。

  • 要介護認定の申請: お住まいの地域の役所または地域包括支援センターに申請します。
  • 認定調査: 調査員が訪問し、心身の状態や生活状況を調査します。
  • 介護度判定: 調査結果に基づいて、介護度が判定されます。
  • ケアプランの作成: ケアマネジャーが、利用者の状況に合わせたケアプランを作成します。
  • サービスの利用: ケアプランに基づいて、介護保険サービスを利用します。

ステップ3:経済的な問題への対策

経済的な問題は、介護と並んで大きな悩みです。しかし、様々な方法で負担を軽減することができます。

3.1 家族間の協力

ご自身の経済的な状況が厳しい場合、他のご家族との協力が不可欠です。兄、姉と話し合い、それぞれの経済状況に応じて、医療費や介護費用を分担することを検討しましょう。親族間で助け合うことは、精神的な支えにもなります。

3.2 生命保険の活用

ご自身がお母様のために加入した生命保険は、非常に有効な手段です。この保険金を、医療費や介護費用に充当しましょう。また、ご自身の医療費も考慮し、今後の生活設計を立てましょう。

3.3 弁護士・行政書士への相談

生活保護の申請や、義理の父親との離婚など、法的な手続きが必要な場合は、弁護士や行政書士に相談しましょう。専門家のサポートを受けることで、スムーズに手続きを進めることができます。また、法的なアドバイスを受けることで、ご自身の権利を守ることができます。

3.4 医療費控除の活用

医療費が高額になる場合、医療費控除を利用することで、所得税を軽減できます。医療費控除は、1年間の医療費が一定額を超えた場合に、所得から控除される制度です。

  • 申請方法: 確定申告時に、医療費控除の申請を行います。
  • 必要なもの: 医療費の領収書、保険金などで補填された金額を証明する書類など。

ステップ4:精神的なサポートと心のケア

介護と経済的な問題は、心身ともに大きな負担となります。ご自身の心のケアも、非常に重要です。

4.1 専門家への相談

精神的な負担が大きい場合は、専門家に相談しましょう。精神科医、カウンセラー、ソーシャルワーカーなどに相談することで、心の負担を軽減し、問題解決への糸口を見つけることができます。

4.2 地域の相談窓口の利用

地域には、介護に関する相談窓口や、精神的なサポートを提供する機関があります。これらの窓口を利用し、情報収集や相談を行いましょう。地域包括支援センターは、介護に関する相談だけでなく、様々なサポートを提供しています。

4.3 休息とリフレッシュ

心身の健康を保つためには、休息とリフレッシュも必要です。定期的に休息を取り、趣味や好きなことに時間を使い、心身のリフレッシュを図りましょう。無理をせず、自分のペースで生活することが大切です。

4.4 家族や友人とのコミュニケーション

家族や友人とのコミュニケーションは、心の支えとなります。悩みを打ち明け、支え合い、励まし合うことで、精神的な負担を軽減できます。一人で抱え込まず、周りの人に頼ることも大切です。

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ステップ5:将来を見据えた計画

現状の解決策に加えて、将来を見据えた計画を立てることも重要です。長期的な視点を持つことで、より安定した生活を送ることができます。

5.1 介護保険サービスの利用計画

お母様の介護度が進行した場合、介護保険サービスの利用計画を見直す必要があります。ケアマネジャーと相談し、必要なサービスを追加したり、変更したりしましょう。また、将来的に施設入所を検討する場合も、早めに情報収集を行い、準備を進めましょう。

5.2 経済的な計画

将来の経済的な安定のためには、長期的な視点での計画が必要です。収入と支出を把握し、無駄な出費を削減し、貯蓄や資産運用を検討しましょう。また、障害年金や、その他の制度の活用も検討しましょう。

5.3 健康管理

ご自身の健康管理も、非常に重要です。定期的な健康診断を受け、持病の治療を継続し、健康的な生活習慣を心がけましょう。健康な心身は、問題解決への原動力となります。

まとめ:困難を乗り越えるために

今回のケースは、非常に複雑で困難な状況ですが、諦めずに一つずつ問題を解決していくことで、必ず道は開けます。生活保護の申請、介護サービスの選択、経済的な対策、精神的なサポート、そして将来を見据えた計画、これらを総合的に検討し、実行していくことが重要です。ご自身の健康と心のケアを忘れずに、周りの人に頼りながら、困難を乗り越えていきましょう。

最後に、今回のケースでは、以下のような行動を優先的に行うことをお勧めします。

  1. 生活保護の申請: まずは、お住まいの地域の福祉事務所に相談し、生活保護の申請を行いましょう。
  2. 介護保険サービスの申請: お母様の要介護認定を受け、介護保険サービスを利用しましょう。
  3. 専門家への相談: 弁護士、行政書士、社会福祉士、精神科医など、専門家への相談を行い、適切なアドバイスを受けましょう。
  4. 家族との協力: 家族と話し合い、協力体制を築き、問題を共有し、支え合いましょう。
  5. ご自身の心のケア: 休息を取り、趣味や好きなことに時間を使い、精神的な負担を軽減しましょう。

この情報が、少しでもお役に立てれば幸いです。困難な状況ではありますが、諦めずに、一歩ずつ進んでいきましょう。応援しています。

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