75歳母親の介護問題:障害年金と施設入居、自営の扶養がネック?具体的な解決策を徹底解説
75歳母親の介護問題:障害年金と施設入居、自営の扶養がネック?具体的な解決策を徹底解説
この記事では、75歳のお母様の介護問題に直面し、障害年金と施設入居を希望されているものの、自営の扶養がネックになっているというご相談について、具体的な解決策を提示します。介護保険制度、障害年金、施設の選び方、経済的な問題、そして精神的な負担を軽減するための方法を、包括的に解説します。介護と仕事の両立に苦しむあなたを支えるために、専門的な知識と実践的なアドバイスを提供します。
低所得者の介護認定が通りません(現在支援1です)。片足を引きずって最悪起きれない時もありますがご飯は食べれますしトイレも行けますが、総合失調症で障害認定受けてる75歳(近くに別居)の母親をどうすればいいか悩んでます。
希望では障害年金しか収入ないのでその範囲で入居できる施設を行政で対応して欲しいのですが当方自営の為扶養にしていてこれがネックになっている模様。今度の確定申告で申請しなきゃいいと思うのですがそれで扶養外したことになるでしょうか?
《今現在の状況は下記です》
一日連絡取れなきゃ外国移住したと思ったと地区や役所に電話の嵐、家にも(自営)1日数回の電話、朝の6時前からどうでもいい電話!子供の面倒もありこちらが鬱になりそうです。
週1回の介護施設への通所や薬の段取り、日に2回のお弁当、週1回の食材(調理しなくて食べれるもの)は有料で頼んでますが食材がつくと同時にほぼ食べてなくなり週末には食べるものがないと地区の民生委員や役所に電話し大変な騒ぎに・・・近くの親戚にも食べるものがないと電話し持ってきてもらう騒ぎに、お金の管理できないので全て私が管理してます。
何十回と周りに理不尽な迷惑を与えこちらが精神的に限界です。週1の食材にこんにゃくゼリーやもちを入れて残念な結果になることも本気で考えてます。
同居は無理です。1回3ヶ月ほど面倒みましたがいろいろあり本気で殺そうと思ったくらいです。
なにか良きアドバイスお願いします。
1. 介護保険制度と障害年金:基礎知識
まず、介護保険制度と障害年金について基本的な知識を整理しましょう。これらは、お母様の介護と生活を支える上で非常に重要な制度です。
1-1. 介護保険制度の利用について
介護保険は、65歳以上の方(第一号被保険者)と、40歳から64歳の方で特定疾病により介護が必要と認定された方(第二号被保険者)が利用できる制度です。お母様は75歳ですので、第一号被保険者として介護保険サービスを利用できます。
介護保険サービスを利用するためには、市区町村に申請し、要介護認定を受ける必要があります。要介護度は、本人の心身の状態や生活状況に応じて、要支援1から要介護5までの7段階に区分されます。要介護度が高いほど、利用できるサービスの範囲や費用負担が大きくなります。
今回の相談者様は、現在支援1とのことですが、お母様の状態(片足を引きずる、起きられない時がある、総合失調症)を考えると、より高い要介護度の認定を受ける可能性があると考えられます。再度、市区町村の介護保険窓口に相談し、現在の状態を詳しく伝え、適切なサービスを受けられるようにすることが重要です。
1-2. 障害年金について
障害年金は、病気やケガによって日常生活や仕事に支障がある場合に、生活を保障するための年金制度です。障害年金には、国民年金から支給される「障害基礎年金」と、厚生年金・共済年金から支給される「障害厚生年金」があります。お母様が加入していた年金の種類によって、受給できる年金の種類が異なります。
障害年金を受給するためには、以下の条件を満たす必要があります。
- 障害の原因となった病気やケガについて、初診日があること。
- 初診日の前日において、年金の加入期間の3分の1以上の期間について保険料を納付していること、または、保険料納付要件を満たしていること。
- 障害の状態が、障害年金の等級に該当すること。
お母様が総合失調症で障害認定を受けているとのことですので、障害年金の受給資格がある可能性が高いです。ただし、障害年金の等級は、障害の程度によって1級から3級に区分され、受給できる金額も異なります。障害年金の申請には、医師の診断書や病歴に関する資料などが必要となります。専門家(社会保険労務士など)に相談し、手続きを進めることをお勧めします。
2. 扶養の問題と確定申告
自営の扶養に入れていることが、施設入居のネックになっているとのことですが、この点について詳しく解説します。
2-1. 扶養から外すことのメリットとデメリット
扶養から外すことによって、お母様が障害年金を受給しやすくなる可能性があります。扶養に入っている場合、お母様の収入が一定額を超えると、扶養から外れることになります。障害年金は、収入の少ない方を対象とした制度ですので、扶養から外れることで、受給できる可能性が高まります。
一方、扶養から外すことには、デメリットもあります。例えば、税金や社会保険料の負担が増える可能性があります。また、扶養から外れることで、これまで利用できていた家族手当などの制度が利用できなくなることもあります。
扶養から外すかどうかは、お母様の収入状況、障害年金の受給可能性、税金や社会保険料の負担などを総合的に考慮して判断する必要があります。専門家(税理士、社会保険労務士など)に相談し、最適な方法を選択することをお勧めします。
2-2. 確定申告と扶養の関係
確定申告で扶養から外すためには、お母様の所得が一定額以下であることが条件となります。具体的には、年間の合計所得が48万円以下(給与所得のみの場合は103万円以下)であれば、扶養親族として認められます。確定申告の際に、お母様の所得がこの基準を超えている場合は、扶養から外すことになります。
確定申告の手続きは、税務署または税理士に相談して行うことができます。確定申告の時期には、税務署で相談会が開催されることもありますので、積極的に利用しましょう。
3. 施設入居と経済的な問題
障害年金だけの収入で入居できる施設を探すことは、容易ではありませんが、いくつかの選択肢があります。
3-1. 施設の種類と費用
施設には、特別養護老人ホーム(特養)、介護老人保健施設(老健)、介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホームなど、さまざまな種類があります。それぞれの施設によって、入居条件、費用、サービス内容が異なります。
- 特別養護老人ホーム(特養): 介護度が高く、常時介護が必要な方が入居する施設です。費用は比較的安価ですが、入居待機者が多く、入居までに時間がかかる場合があります。
- 介護老人保健施設(老健): 病院と在宅の中間に位置し、リハビリテーションを中心としたサービスを提供する施設です。入居期間は原則として3ヶ月から6ヶ月程度です。
- 介護付き有料老人ホーム: 介護サービスが充実しており、24時間体制で介護を受けられます。費用は高めですが、個室での生活が可能です。
- 住宅型有料老人ホーム: 介護サービスは外部の事業者に委託するため、自由度が高い施設です。費用は介護付き有料老人ホームより安価な場合があります。
障害年金だけの収入で入居できる施設を探すためには、費用が安価な施設を中心に検討する必要があります。特養や、所得に応じた補助金制度を利用できる施設を探すことが重要です。
3-2. 費用を抑えるための方法
障害年金だけの収入で施設入居する場合、費用を抑えるために、以下の方法を検討しましょう。
- 所得に応じた補助金制度の利用: 施設によっては、所得に応じて利用料が減額される制度があります。市区町村の介護保険窓口や、施設の相談員に相談してみましょう。
- 生活保護の利用: 収入が少ない場合は、生活保護の利用も検討できます。生活保護を受けることで、施設入居費用の一部を国が負担してくれます。ただし、生活保護の申請には、厳しい審査があります。
- 親族からの経済的支援: 親族からの経済的支援も、選択肢の一つです。親族に相談し、経済的な支援が得られないか検討してみましょう。
- 施設の比較検討: 複数の施設を比較検討し、費用やサービス内容を比較検討しましょう。パンフレットを取り寄せたり、見学に行ったりして、自分に合った施設を探しましょう。
4. 精神的な負担を軽減する方法
介護と仕事の両立は、精神的な負担が大きくなりがちです。ご相談者様の精神的な負担を軽減するために、以下の方法を試してみてください。
4-1. 専門家への相談
一人で抱え込まず、専門家に相談することが重要です。以下のような専門家が、あなたの悩みを解決するためのサポートをしてくれます。
- ケアマネジャー: 介護保険サービスに関する相談や、ケアプランの作成をサポートしてくれます。
- 社会福祉士: 福祉に関する相談や、制度の利用に関するアドバイスをしてくれます。
- 精神科医: 精神的な問題に関する相談や、治療をサポートしてくれます。
- カウンセラー: 悩みを聞き、心のケアをしてくれます。
- 弁護士: 法的な問題に関する相談や、手続きをサポートしてくれます。
これらの専門家に相談することで、問題解決への道筋が見え、精神的な負担を軽減することができます。
4-2. 休息とリフレッシュ
介護から一時的に離れ、休息とリフレッシュする時間を作りましょう。以下のような方法で、心身ともにリフレッシュすることができます。
- レスパイトケアの利用: 短期間、介護施設に入所したり、訪問介護サービスを利用したりして、介護から解放される時間を作りましょう。
- 趣味や娯楽を楽しむ: 自分の好きなことをする時間を作り、気分転換をしましょう。
- 睡眠をしっかりとる: 睡眠不足は、精神的な負担を悪化させます。質の高い睡眠をとるために、寝る前の習慣を見直しましょう。
- 適度な運動をする: 運動は、ストレスを軽減し、心身の健康を促進します。
休息とリフレッシュは、心身の健康を保ち、介護を続けるためのエネルギーをチャージするために不可欠です。
4-3. 周囲のサポート
一人で抱え込まず、周囲のサポートを頼りましょう。以下のような方法で、周囲のサポートを得ることができます。
- 家族や親族に相談する: 家族や親族に、介護の状況や悩みを打ち明け、協力を求めましょう。
- 地域の支援サービスを利用する: 地域の民生委員や、ボランティア団体などに相談し、サポートを受けましょう。
- 同じような境遇の人と交流する: 同じように介護をしている人と交流し、悩みを共有したり、情報交換をしたりすることで、精神的な支えを得ることができます。
周囲のサポートは、介護を続ける上で大きな力となります。積極的に周囲に頼り、支え合いましょう。
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5. 具体的なステップと行動計画
これまでの情報を踏まえ、具体的なステップと行動計画を立てましょう。以下に、段階的なアプローチを示します。
5-1. 現状の把握と情報収集
- お母様の現在の状態を詳しく把握する: 介護保険認定の状況、障害年金の受給状況、医療機関への通院状況などを確認します。
- 関係機関への相談: 市区町村の介護保険窓口、地域包括支援センター、精神科医、社会保険労務士などに相談し、必要な情報を収集します。
- 利用可能な制度の確認: 介護保険サービス、障害年金、生活保護、補助金制度など、利用できる制度をリストアップします。
5-2. 計画の立案と実行
- 目標の設定: お母様の生活の質を向上させ、あなたの精神的な負担を軽減することを目標とします。
- 優先順位の決定: 情報収集の結果をもとに、優先的に取り組むべき課題を決定します。例:障害年金の申請、施設探し、ケアプランの見直しなど。
- 具体的な行動計画の作成: 各課題に対して、具体的な行動計画を作成します。例:障害年金の申請に必要な書類を準備する、施設見学の予約をする、ケアマネジャーと相談してケアプランを修正する。
- 計画の実行と評価: 計画を実行し、定期的に進捗状況を評価します。必要に応じて計画を修正します。
5-3. 継続的な見直しと改善
- 定期的な状況確認: お母様の状態や、利用しているサービス、経済状況などを定期的に確認します。
- 専門家との連携: ケアマネジャー、社会保険労務士、精神科医など、専門家と連携し、継続的なサポートを受けます。
- 情報収集の継続: 最新の介護保険制度や、福祉サービスに関する情報を収集し、常に知識をアップデートします。
- 柔軟な対応: 状況の変化に応じて、柔軟に対応できるように、計画を修正し、改善を続けます。
6. まとめ:介護と仕事の両立を支えるために
今回の相談は、75歳のお母様の介護と、自営の仕事との両立に苦しむあなたの悩みに対するものです。介護保険制度、障害年金、施設の選び方、経済的な問題、精神的な負担を軽減する方法について解説しました。
最も重要なのは、一人で抱え込まず、専門家や周囲のサポートを頼ることです。介護保険制度や障害年金などの制度を最大限に活用し、経済的な問題を解決するための方法を検討しましょう。また、精神的な負担を軽減するために、休息とリフレッシュの時間を確保し、周囲のサポートを積極的に活用しましょう。
介護は、長期にわたる可能性があり、心身ともに大きな負担がかかります。しかし、適切なサポートと情報があれば、必ず乗り越えることができます。この記事が、あなたの介護と仕事の両立を支える一助となれば幸いです。ご自身の状況に合わせて、具体的なステップと行動計画を立て、一歩ずつ前に進んでいきましょう。
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