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70歳母の脳梗塞後遺症とリハビリ:限界を超える支援と希望の光

70歳母の脳梗塞後遺症とリハビリ:限界を超える支援と希望の光

理学療法士さんに質問です。 もちろん、理学療法士さんじゃなくても介護事業に携わる方や私と同じ様に思った方でも、ご意見いただければ幸いです。 私の母は数年前に脳梗塞で倒れました。 出先だった為、周りにいらっしゃった方々が素早く対応してくださり、病院の先生やその他大勢の方々のお陰で命は取り留めました。 本当に母の命を救ってくれた人々には感謝しております。 心原性脳梗塞であったことから、かなり広範囲で脳梗塞となり、外減圧手術をして右半分の頭蓋骨を外し脳の状態が治まった後ヘッドギアをした状態でリハビリ専門病院に入院しました。 リハビリ専門病院でも、沢山の方々に助けられ一生懸命、母親のリハビリをしていただいている姿を見て涙が止まらなくなったことを昨日の様に思い出します。 とても素晴らしい体験、世界を見させていただたと思います。 リハビリ専門病院を退院し、頭蓋骨にプレートを入れていただき次は老人保健施設に移りました。 そこでは母親が、今現在できる限りの力を維持する事や、リハビリ専門病院から自宅に戻るまでの間の準備期間の様な事などをする施設だというご説明を受けてこの老人保健施設でも可能な限りリハビリをしていただきました。 全ての方々に感謝しております。 自分が把握している日本のリハビリの仕組みと言いますか制度の内容ですが、リハビリが必要な方のリハビリ期間には上限があると認識しています。 それは、医療を受けられる方々の平等性を保つためや急性期という期間に、本当にリハビリを必要としている方々にリハビリを行う為。 というザックリですが、この様な認識です。 母親は現在70歳になります。 痴呆やアルツハイマー的な症状は今のところ無く、どちらかと言うと私が忘れている事など覚えていたりするので、かなりクリアだと思います。 後遺症としては、左半身がかなり麻痺してしまっています。 移動は車椅子で、立ち上がるのに介助は必ず必要です。 左手も自分では動かす事は出来ません。 左足も、何とか頑張れば動く時もあるかな? ぐらいです。 見ていると動かし方を忘れてしまった。みたいな状態です。 突っ張り棒を自宅に設置しており、それを掴んで少し介助してあげれば立つことが出来ます。 立った後に私が手を離しても母親自信で棒を持って1分程立つ事ができます。 右手と右足は正常に動くので、車椅子は右手と右足を器用に動かして移動します。 これも、リハビリ専門病院さんやリハビリに携わる方々のお陰です。 ある日、母親が 「私、少しは歩けるようになりたい」 と言い出しました。 私は、少し話を逸らすような言い回しで処理していたのですが、何度か口ずさむようになりました。 そしてお世話になっている老人保健施設さんの相談員さんに相談させていただいたところ 「そしたらリハビリの時間を増やしましょう」と言って下さり、点数の限界までリハビリをして下さってくれています。 本当に感謝です。 母親は要介護4です。 そして最近また母親が 「早く歩ける様になりたいな」 と呟きました。 私としては、今の力(ちから)を維持してくれてたらそれで精一杯、努力した結果なので歩ける様になって欲しい、など思っておりません。 しかし、母親は昔から人に迷惑をかけるのが嫌いな性格なので、私達に気を使って 「少しでも貴方たちの介護の負担が減るように歩ける様になりたい」 と言います。 正直、胸が張り裂けそうになります。 老人保健施設さんの方でも今できる最大限の事をしていただいております。 そして最近、リハビリの先生が男の先生に代わりました。 その時にも母親は 「力(ちから)の強い男の先生になったから歩く練習を積極的にしてもらう」 と、はりきっております。 母親は、同年代の方々に比べると少し大きな体格な為、男の先生や力(ちから)のある人を好みます。 そして最近 「今日、リハビリで少し足を使って歩く練習をしたよ。とても楽しかった。歩く練習ってあんなに楽しいんだね」 と母が私の携帯の留守電に入れてくれてました。 私は、もちろん母もこんなに嬉しい気持ちになってくれて本当に感謝しております。 その時に思いました。 「リハビリは、身体の機能を回復や維持する為だけでは無くメンタル的にも効果があるんだ」 と認識しました。 そこで質問です。 理学療法士さんやリハビリに関係している方々は 「この人は、もっとリハビリしてあげたいな」 とか 「もっとリハビリしたら、もっと良くなるかもしれないけど、制度的に仕方ないか」 など、思った方は、いらっしゃいますでしょうか? いらっしゃったとしたら、どうしたらこの様な制度の中でめいいっぱいのリハビリを、リハビリが必要な方々に受けていただけるのでしょうか? アドバイスいただきたいです。 よろしくお願いします。

はじめに:70歳、脳梗塞からのリハビリと、限界を超える希望

この質問は、70歳のお母様を脳梗塞から懸命に介護されているご家族からの切実な訴えです。 お母様は左半身麻痺の後遺症を抱えながら、ご自身の意思でリハビリに励み、「歩けるようになりたい」と願われています。 介護するご家族の心情、そしてリハビリの制度的限界、そして何よりお母様の強い意志… この複雑な状況を丁寧に紐解き、具体的な解決策を探っていきましょう。 理学療法士の立場から、そして介護現場の現実を踏まえ、可能な限り最善のサポート方法を提案します。

理学療法士の視点:制度の限界と、個々の可能性

まず、おっしゃる通り、日本のリハビリ制度には、医療資源の公平な配分を目的とした時間的な制限があります。 急性期に集中的なリハビリが必要な患者さんにリソースを集中させる必要があるためです。 そのため、慢性期のリハビリは、限られた時間の中で、効果を最大化することが求められます。

しかし、これは決して「限界」ではありません。 制度の枠組みの中で、いかに質の高い、そして患者さんにとって最適なリハビリを提供できるかが、私たちの腕の見せ所です。 「この人はもっとリハビリしてあげたいな」と思うことは、理学療法士として当然の思いです。 それは、患者さんの可能性を信じ、少しでも機能回復を促したいという強い意志の表れです。

お母様の場合、左半身麻痺の後遺症を抱えながらも、自立への強い意志と、リハビリへの意欲が感じられます。 これは非常に重要な要素です。 脳の可塑性(神経回路が変化する能力)は年齢に関わらず存在し、継続的なリハビリによって、機能回復の可能性は常にあります。 たとえ小さな進歩でも、その積み重ねが大きな変化につながるのです。

具体的なアドバイス:リハビリを最大限に活かす方法

現状を最大限に活かすためには、以下の点を考慮したアプローチが有効です。

  • 目標設定の明確化:「歩けるようになる」という漠然とした目標ではなく、「杖を使って10メートル歩けるようになる」「立ち上がりがスムーズになる」など、具体的な、そして達成可能な小さな目標を設定します。 これは、お母様のモチベーション維持にも繋がります。
  • 多職種連携:理学療法士だけでなく、作業療法士、言語聴覚士、看護師など、様々な専門職と連携することで、より包括的なリハビリを提供できます。 例えば、作業療法士は日常生活動作(ADL)の改善に、言語聴覚士はコミュニケーション能力の向上に貢献します。
  • 家庭でのリハビリ:老人保健施設でのリハビリに加え、ご自宅でも継続的なリハビリを行うことが重要です。 施設の理学療法士から、家庭でできる簡単な運動やストレッチなどを指導してもらいましょう。 これは、施設でのリハビリの効果を持続させる上で非常に重要です。
  • モチベーション維持:お母様の意欲を維持することが、リハビリの成功に繋がる重要な要素です。 ご家族の励まし、そしてリハビリ仲間との交流も効果的です。 楽しい雰囲気の中でリハビリに取り組むことで、継続性も向上します。
  • 環境整備:ご自宅の環境を、お母様の状態に合わせたバリアフリーに改修することで、安全に、そして快適にリハビリに取り組むことができます。 例えば、手すりの設置、段差の解消などです。
  • ICTツールの活用:近年では、VR技術を用いたリハビリ機器なども登場しています。 これらを活用することで、より楽しく、効果的なリハビリが可能になります。 施設や専門家にご相談ください。

制度の限界を超えるための提案:地域包括支援センターの活用

制度の枠組みを超えて、お母様に最適なリハビリを提供するためには、地域包括支援センターの活用も検討しましょう。 地域包括支援センターは、介護に関する様々な相談に対応し、必要なサービスにつなぐ役割を担っています。 介護保険制度の枠を超えた、多様なサービスの提供や、地域資源の活用を支援してくれる可能性があります。

例えば、ボランティアによる訪問リハビリや、地域交流の機会の提供などを相談できます。 また、介護者の負担軽減のための支援についても相談可能です。

成功事例:継続的な努力と希望の物語

私はこれまで多くの患者さんと接してきましたが、継続的なリハビリによって驚くべき回復を遂げたケースを数多く見てきました。 年齢や病状に関わらず、諦めずに努力を続けることで、必ず希望の光が見えてきます。 お母様の「歩きたい」という強い意志は、大きな力となります。 ご家族の温かいサポートと、専門家の適切な指導を組み合わせることで、必ず良い結果が得られると信じています。

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まとめ:希望を繋ぎ、未来へ

お母様の「歩きたい」という願いは、ご家族の愛情と、専門家の知恵によって、必ず実現できる可能性を秘めています。 制度の限界を感じながらも、諦めずに、あらゆる手段を駆使して、お母様をサポートしていきましょう。 小さな一歩を積み重ねることで、大きな希望が生まれるはずです。 そして、その過程で、ご家族自身も成長し、新たな未来を切り開いていけるでしょう。 困難な状況ではありますが、決して一人で抱え込まず、周囲の力を借りながら、前向きに進んでいきましょう。 専門家への相談も、積極的に活用することをお勧めします。

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