介護と仕事の両立に悩むあなたへ：親の介護とキャリア、そして経済的な負担をどう乗り越えるか？

2年前から、親を自分の家に引き取って介護しています。長男夫婦が、それまでは同居していましたが、病気で倒れ入院後、退院時に施設に行って欲しいと言い、退院後は自宅へ帰って来ては困ると言いました。妹が、退院後、週末は親の面倒介護を手伝うと言うので、我が家へ引き取りました。しかし、妹は仕事が忙しい、疲れていると言って、1ヶ月に1日自宅で面倒を見て、夜泊めて、翌日デイサービスへ送って行くだけで、毎週末面倒を見ません。要介護3です。デイサービスとショートステイを組み合わせ、我が家も仕事をしつつ、親の介護をしています。兄夫婦は、全く親に関わりません。顔も見ません。入院中も、私が1人で、洗濯や面会に行きました。デイサービスやショートステイの費用は親のお金で支払っています。一年前から、親の介護料兼我が家での生活費を合わせて10万貰う事にしました。妹は、親は10万も使わない！と、文句を言われました。食費、光熱費、雑貨品、洗濯、掃除、デイサービスの送迎、週3回の訪問リハビリの為の掃除、お茶菓子など、身で動く事、世話…もろもろ合わせて10万まるまる我が家へお金が入ってくる訳ではありません。10万でも足らないと思います。いくらが妥当な金額なのでしょうか？？私は仕事もまともに出来ず、介護の為に、私の仕事で得る収入が、月に五万減りました。デイサービスに行っている時にしか、仕事が出来ず、仕事中もデイサービスの職員からの連絡の電話が入り、精神的にも24時間束縛されています。自由な時間が無くなりました。施設に入れたいのですが、兄弟が手続きしないと、親の少ないお金が無くなった場合、我が家のお金で支払い続けるのは不可能です。貧乏くじを引いた、親を押し付けられた、騙されて親を引き取らされたと言う気持ちでいっぱいです。介護料10万をもらい始めて1年、介護を始めた1年は、介護料は貰っていません。皆さんのご意見を伺いたいです。よろしくお願いします。

この記事では、親の介護と仕事の両立に悩むあなたに向けて、具体的な解決策を提案します。特に、経済的な負担、精神的なストレス、そして将来への不安といった、多くの介護者が抱える課題に焦点を当て、専門家の視点からアドバイスを提供します。 介護と仕事の両立は、想像以上に困難な道のりですが、適切な知識とサポートがあれば、よりスムーズに、そして心穏やかに乗り越えることが可能です。

1. 介護にかかる費用と適切な金額について

まず、ご質問にある「10万円の介護費用が妥当かどうか」についてお答えします。結論から言うと、10万円は決して高額ではありません。むしろ、要介護3の親御さんの介護をしながら、仕事も続けることを考えると、現状では不足している可能性が高いと言えます。

介護にかかる費用は、大きく分けて以下の項目があります。

• 食費：親御さんの食事、ご自身の食事を含め、毎日の食費は無視できません。
• 光熱費：介護をする上で、光熱費の増加は避けられません。
• 日用品費：介護用品、消耗品など、様々な日用品が必要になります。
• 医療費：薬代、医療機関への通院費用など。
• 介護サービス費用：デイサービス、ショートステイなどの費用。
• 交通費：デイサービスへの送迎、病院への通院など。
• あなたの賃金減少分：介護のために仕事時間が減り、収入が減少している分も考慮しなければなりません。
• 精神的負担に対する補償：24時間介護の精神的負担は計り知れません。この負担への対価も含まれるべきです。

これらの費用を全て考慮すると、10万円では足りないのは当然と言えるでしょう。 適切な金額は、ご家族の生活状況や介護の状況、そして地域の相場などを考慮して算出する必要があります。

具体的な金額の算出方法としては、まず各項目にかかる費用をリストアップし、合計額を算出します。その後、ご自身の収入と比較し、不足分をどのように補填するのかを検討する必要があります。 これは、単なるお金の問題ではなく、あなたの生活の質、そして精神的な健康を維持するために非常に重要です。

2. 兄弟姉妹との話し合いと役割分担

妹さんとの間で、介護費用や役割分担について意見の食い違いがあるとのことですが、これは多くの介護家族が直面する問題です。 まず、妹さんと冷静に話し合うことが重要です。 感情的な対立を避けるため、具体的な数字を示しながら、あなたがどれだけの負担を負っているのかを明確に伝えましょう。

例えば、エクセルシートなどに、具体的な費用を項目別にリスト化し、妹さんに見せることで、あなたの負担の大きさを理解してもらいやすくなります。 また、「親御さんの介護は、あなた一人だけで抱え込む必要はない」ということを伝え、協力体制を築くことが大切です。

話し合いの中で、それぞれの役割分担を明確に定めることも重要です。例えば、妹さんは週末の介護をもっと積極的に行う、兄夫婦は経済的な援助をするなど、具体的な役割分担を決めておくことで、公平性を保ち、負担を軽減することができます。 もし話し合いがうまくいかない場合は、第三者（民生委員や社会福祉士など）に仲介を依頼するのも一つの方法です。

3. 介護と仕事の両立のための具体的な対策

介護と仕事の両立は、非常に困難ですが、いくつかの対策を取ることで、負担を軽減することができます。

• 時短勤務や在宅勤務の検討：雇用主に相談し、時短勤務や在宅勤務が可能かどうかを確認してみましょう。多くの企業では、介護を理由とした柔軟な働き方を認めています。
• 介護休暇の取得：介護休暇制度を利用して、一時的に仕事を休むことも検討しましょう。介護休暇は、介護を行う上で重要な制度です。
• 介護サービスの活用：デイサービスやショートステイなどの介護サービスを積極的に活用することで、自分の時間を確保することができます。 訪問介護サービスも検討しましょう。
• ヘルパーの活用：家事や介護の一部をヘルパーに依頼することで、負担を軽減することができます。 介護保険サービスの利用も検討しましょう。
• 家族や友人への協力を依頼：家族や友人などに、一時的に介護をサポートしてもらうことを検討しましょう。

これらの対策は、状況に応じて柔軟に組み合わせることが重要です。 一人で抱え込まず、周囲の協力を得ながら、無理のない範囲で介護と仕事を両立させていくことが大切です。

4. 親御さんの施設入所について

親御さんの施設入所を検討されているとのことですが、兄弟姉妹の同意が必要な場合があります。 まずは、兄弟姉妹と改めて話し合い、施設入所について合意形成を目指しましょう。 施設の種類や費用、親御さんの状態などを説明し、理解を得ることが重要です。

もし、兄弟姉妹との合意が得られない場合は、弁護士や社会福祉士などの専門家に相談することをお勧めします。 専門家のアドバイスを受けることで、よりスムーズに手続きを進めることができます。

また、施設入所の費用については、介護保険制度を利用することで、負担を軽減することができます。 介護保険の申請手続きについても、専門家に相談することをお勧めします。

5. 精神的なケア

24時間介護は、想像以上に大きな精神的負担を伴います。 あなたは、現在、大きなストレスを抱えている状態です。 自分の気持ちを抑え込まず、誰かに相談することが重要です。 信頼できる友人や家族、または専門機関に相談してみましょう。

相談できる相手がいない場合は、地域包括支援センターや精神保健福祉センターなどに相談してみましょう。 これらの機関では、介護に関する相談だけでなく、精神的なケアも受けられます。

また、定期的に休息を取ることも大切です。 自分の時間を作って、趣味や好きなことをする時間を作ることで、リフレッシュできます。 無理せず、自分のペースで介護と仕事を両立させていきましょう。

まとめ

親の介護と仕事の両立は、非常に困難な課題ですが、適切な情報とサポートを得ることで、乗り越えることができます。 この記事で紹介した対策を参考に、ご自身の状況に合わせた解決策を見つけてください。 そして、一人で抱え込まず、周囲の協力を得ながら、無理のない範囲で介護と仕事を両立させていきましょう。 経済的な問題、精神的な負担、そして将来への不安など、多くの課題を抱えているかと思いますが、諦めずに、一歩ずつ進んでいきましょう。

それでもなお、困難を感じたり、解決策が見つからない場合は、専門家への相談を検討しましょう。 wovieでは、様々な専門家によるサポート体制を整えています。 まずは、お気軽にお問い合わせください。