ケアマネジャー変更は必要？介護1認定の母と、頼りにならないケアマネジャーへの対応

ケアマネについて質問です。現在87歳の一人暮らしの母は介護1です。私も今まで放っておいたのがいけないのですが、流石に高齢だし、と思い、今後に備えておいた方が良いだろうと思う項目をいくつか用意して、ケアマネと面談しました。最近支援2から介護1になったので、何か体調面で問題（出来てたことができなくなったとか）も質問しました。しかし、「大丈夫。今からそんな心配しても始まらない。無駄」と「わからない」のどちらかしか言わず、私と面談以降も、月一の面談報告もない。そもそも何故介護1になったかについては、支援2と介護1の境目はないから、理由はない、と言う回答。かかりつけ医と連携をとっていない様子で、家族として挨拶した方が良いかについても、不要との回答。ゆくゆくは老人ホームに入る予定なので、ホームの見学とか、毎月かかるお金と収入も家族は把握して探したら良いと思うと言う意見にも「大丈夫。」と何が大丈夫なのかわからない。実際トイレの失敗とかあるし、私の感じる限り初期の認知症と思われるが、こちらも大丈夫。（同じ話を繰り返すのは当たり前だが、この頃は最近の話は忘れてしまうのか、自分の子供だった時の話しばかりする。）普通ケアマネがしてくれると聞いている業務である、「月一の面談30分くらい」「面談結果の家族との共有」「ケアプランの家族への説明」など履行してくれない。このようなケアマネは私と相性がわるいので、変更した方が良いのではないかと思いますが、こちらがおかしいのでしょうか？

高齢の親御さんの介護、そしてケアマネジャーとの連携に悩む…多くの方が抱える深刻な問題です。この記事では、ご質問にあるような状況、つまり介護度1認定を受けた高齢の親御さんを抱え、ケアマネジャーとのコミュニケーションに課題を感じている方に向けて、ケアマネジャー変更の是非や、具体的な対応策を分かりやすく解説します。 特に、介護サービスの利用、ケアプラン作成、そして介護保険制度の活用といったキーワードに焦点を当て、具体的な事例や専門家のアドバイスを交えながら、あなたの不安を解消し、最善の解決策を見つけるお手伝いをいたします。

1. ケアマネジャーとの現状と問題点の整理

まず、現状を整理してみましょう。ご質問からは、以下の問題点が浮かび上がります。

• 介護度変更の理由の説明不足：支援2から介護1への変更理由が明確に説明されていない。
• コミュニケーション不足：ケアマネジャーからの連絡や報告が不足している。
• 連携不足：かかりつけ医との連携がとれていない可能性がある。
• 情報提供不足：老人ホーム入居に関する情報提供が不十分。
• 基本的な業務遂行の不足：月1回の面談、面談結果の共有、ケアプランの説明といった基本的な業務が履行されていない。

これらの問題点は、単なる「相性」の問題ではなく、ケアマネジャーとしての職務怠慢に該当する可能性があります。 介護保険制度では、ケアマネジャーは利用者とその家族にとって重要な役割を担っています。適切なケアプランの作成、関係機関との連携、そして定期的な情報提供は、質の高い介護サービス提供に不可欠です。

2. ケアマネジャー変更のメリット・デメリット

ケアマネジャーの変更を検討する際には、メリットとデメリットを比較検討することが重要です。

メリット

• 適切なケアプランの作成：新しいケアマネジャーは、あなたの母親の状態を正確に把握し、適切なケアプランを作成してくれる可能性が高いです。
• 円滑なコミュニケーション：信頼できるケアマネジャーであれば、定期的な連絡や報告、相談にもきちんと対応してくれるでしょう。
• 関係機関との連携強化：かかりつけ医との連携を強化することで、より総合的な医療・介護サービスを受けられる可能性があります。
• 安心感の向上：信頼できるケアマネジャーと連携することで、あなた自身の精神的な負担も軽減されます。

デメリット

• 手続きの煩雑さ：ケアマネジャーの変更手続きには、時間と手間がかかります。
• 新しいケアマネジャーとの関係構築：新しいケアマネジャーとの信頼関係を築くには、ある程度の時間がかかります。
• 一時的な混乱：ケアマネジャー変更に伴い、サービス提供体制に一時的な混乱が生じる可能性があります。

3. ケアマネジャー変更の手続きと注意点

ケアマネジャーの変更を希望する場合は、まず担当のケアマネジャーにその旨を伝え、変更の理由を明確に説明することが重要です。 その後、介護保険事業所（ケアマネジャーが所属する事業所）に連絡し、変更の手続きを行います。 手続きに必要な書類などは、事業所から指示されるので、それに従って進めましょう。 また、新しいケアマネジャーを探す際には、複数の事業所に問い合わせ、面談を行い、信頼できる人を見つけることが大切です。 口コミサイトや地域の相談窓口などを活用するのも有効です。

4. 具体的な対応策：母の状態把握と記録

ケアマネジャー変更を検討する前に、まずあなたの母親の状態を詳細に記録しましょう。 具体的には、以下の情報を記録することをお勧めします。

• 日常生活の様子：食事、排泄、入浴、移動など、日常生活における具体的な状況を記録します。
• 健康状態：血圧、体温、脈拍などのバイタルサイン、服用している薬、通院状況などを記録します。
• 認知機能：記憶力、判断力、会話能力などの認知機能の状態を記録します。 具体的なエピソードを記録することで、客観的な評価が容易になります。
• 精神状態：気分、不安、抑うつなどの精神状態を記録します。
• ケアマネジャーとのやり取り：面談の内容、連絡状況などを記録します。 日付、時間、内容を具体的に記録することが重要です。

これらの記録は、新しいケアマネジャーに状況を説明する際に非常に役立ちます。 また、記録を元に、かかりつけ医に相談することも有効です。 かかりつけ医の意見を参考に、ケアマネジャーとの面談に臨むことで、より効果的なコミュニケーションが期待できます。

5. 専門家への相談

どうしても一人で抱えきれない場合は、専門家のサポートを受けることを検討しましょう。 介護に関する相談窓口や、地域包括支援センターなどに相談することで、適切なアドバイスやサポートを受けることができます。 また、弁護士や社会福祉士などの専門家への相談も有効です。

6. まとめ

ケアマネジャーとの連携は、高齢者の介護において非常に重要です。 今回のケースでは、ケアマネジャーの対応に問題がある可能性が高いと言えるでしょう。 記録をしっかり残し、必要に応じてケアマネジャー変更の手続きを進めることをお勧めします。 そして、一人で抱え込まず、専門機関や相談窓口を活用し、適切なサポートを受けることが大切です。 あなたの母親、そしてあなた自身の幸せのために、最善の選択をしてください。

※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の状況に合わせたアドバイスではありません。具体的な対応については、専門家にご相談ください。