高齢の親と兄弟の介護問題と、自分のキャリアを両立させる方法

高齢の親と弟のことで悩んでます。88歳の父親は離婚して戻ってきた一昨年から50歳の弟と2人暮らしです。母は8年前に亡くなりました。それからほぼ毎日ご飯を作って持って行ってます。今は2人分。週2回デイサービスに通っています。父は足腰は弱くなっていますが認知はほぼありません。弟がお金の管理をしているのですが父の年金も使ってしまうので父には貯金がありません。もちろん弟も貯金ゼロです。私が管理すると言っても大丈夫と言って通帳を渡してくれません。父に施設に入ってもらえば弟は否応なしに家を出て自立しなくてはいけません。父の家は借り家で片付いてはいるのですがあまりにも物が多く父が亡くなったあとは私が片付けをする羽目になると思います。自分の体調も良くないので少しでも早く部屋の、倉庫等の片付けをしたいのです。朝昼晩食事付きで24時間見守りが付いている施設は父にとってもいいと思うのですが嫌だと言います。借り家でも長く住んでいるところから離れるというのは嫌だという気持ちもわかります。しかしお葬式のお金もないので少しでも残せる方法が施設で弟にとっても自立を促せるので良いと思うのです。ちなみに姉もいるのですが遠く離れているところに住んでいるので話になりません。どなたかこういう経験をなさった方いましたらお話し聞かせてください。良い方法もあればよろしくお願いいたします。

この記事では、高齢の親の介護と兄弟との問題、そして自身のキャリアを両立させたいと考えている方に向けて、具体的な解決策を探ります。特に、ご自身の健康状態も考慮しながら、経済的な不安や将来への備え、そして家族関係の調整といった複雑な問題にどのように対処していくか、現実的な視点からアドバイスさせていただきます。 介護問題を抱えながら、自身のキャリアを築き、将来への不安を解消する方法を一緒に考えていきましょう。

1. 状況の整理と優先順位の明確化

まず、現状を整理し、優先順位を明確にすることが重要です。ご相談内容から、以下の課題が見えてきます。

• 経済的な問題：父親の年金管理、貯蓄の不足、葬儀費用など
• 介護の問題：父親の介護負担、弟の自立支援、父親の施設入居の可否
• 家事の問題：父親宅の片付け、遺品整理
• 家族関係の問題：弟とのコミュニケーション、姉との連携
• ご自身の健康：介護負担による健康への影響

これらの問題を同時に解決しようとすると、かえって混乱を招きます。まずは、最も緊急性の高い問題、例えば経済的な問題やご自身の健康問題から対処していくことをお勧めします。 例えば、父親の年金管理について、弟との話し合いを改めて試みるか、成年後見制度の利用を検討するなど、段階的に解決策を探っていく必要があります。

2. 経済的な問題への対処法

父親の年金管理と貯蓄の不足は、喫緊の課題です。弟との話し合いが難航している場合は、以下の選択肢を検討しましょう。

• 成年後見制度の利用：父親の財産管理を専門家に委託することで、年金の適切な管理と貯蓄の確保が可能になります。弁護士や司法書士に相談することをお勧めします。
• 福祉サービスの活用：介護保険サービスや生活保護制度などを活用することで、経済的な負担を軽減できます。市町村の福祉事務所に相談してみましょう。
• 葬儀費用への備え：生命保険への加入や、葬儀費用用の積立を検討しましょう。事前に準備することで、将来の不安を軽減できます。

これらの選択肢を検討する際には、専門家のアドバイスを受けることが重要です。弁護士、司法書士、社会福祉士など、それぞれの専門家に相談することで、最適な解決策を見つけることができるでしょう。

3. 介護の問題への対処法

父親の介護と弟の自立支援は、複雑に絡み合った問題です。父親の施設入居を検討する際には、以下の点を考慮しましょう。

• 父親との丁寧な話し合い：施設入居のメリット・デメリットを丁寧に説明し、父親の不安や懸念を解消する努力が必要です。施設見学なども行い、納得感を得られるようにサポートしましょう。
• 弟への自立支援：弟の自立を促すためには、具体的な計画とサポートが必要です。職業訓練や就職支援、生活相談などを活用し、自立に向けた具体的なステップを一緒に考えましょう。
• 適切な施設選び：父親の状況やニーズに合った施設を選ぶことが重要です。医療体制、介護サービスの内容、費用などを比較検討し、最適な施設を選びましょう。

施設入居は、父親にとって大きな変化となるため、十分な時間をかけて話し合い、納得感を得ることが重要です。また、弟の自立支援も並行して進めることで、より良い結果につながるでしょう。

4. 家事の問題への対処法

父親宅の片付けや遺品整理は、時間と労力を要する作業です。ご自身の健康状態も考慮し、以下の方法を検討しましょう。

• 専門業者への依頼：遺品整理業者に依頼することで、効率的に片付けを進めることができます。費用はかかりますが、時間と体力の節約になります。
• 家族や友人への協力を求める：家族や友人などに協力を依頼することで、負担を軽減できます。協力者と役割分担を明確にすることが重要です。
• 段階的な片付け：一気に片付けようとせず、少しずつ進めていくことで、負担を軽減できます。まずは、緊急性の高い部分から片付けていくことをお勧めします。

5. 家族関係の問題への対処法

弟や姉とのコミュニケーションは、問題解決に不可欠です。以下の点を意識しましょう。

• 定期的な連絡：定期的に連絡を取り合い、状況を共有することで、連携を強化できます。
• 話し合いの場を設ける：家族全員で話し合いの場を設け、それぞれの意見を聞き、共通の目標を設定しましょう。
• 専門家の介入：家族関係の調整が困難な場合は、家族相談やカウンセリングなどの専門家の介入を検討しましょう。

家族間の良好なコミュニケーションは、問題解決に非常に重要です。それぞれの立場を理解し、協力し合うことで、より良い解決策を見つけることができるでしょう。

6. ご自身の健康への配慮

介護負担は、ご自身の健康にも大きな影響を与えます。以下の点を心がけましょう。

• 定期的な健康診断：定期的に健康診断を受け、自身の健康状態を把握しましょう。
• 休息時間の確保：十分な休息時間を確保し、心身ともにリフレッシュしましょう。
• 介護休暇の活用：必要に応じて、介護休暇などを活用し、介護と仕事の両立を図りましょう。
• 専門機関への相談：介護疲れを感じた場合は、介護相談窓口などに相談し、適切なサポートを受けましょう。

ご自身の健康を維持することは、介護を続ける上でも非常に重要です。無理をせず、適切なサポートを受けながら、健康管理に努めましょう。

7. まとめ

高齢の親の介護と兄弟との問題、そして自身のキャリアを両立させることは、容易ではありません。しかし、一つずつ問題を整理し、優先順位をつけて解決策を探っていくことで、必ず道は開けます。専門家の力を借りながら、ご自身とご家族にとって最適な解決策を見つけていきましょう。

困難な状況の中でも、諦めずに一歩ずつ進んでいきましょう。 そして、ご自身のキャリアについても、将来設計を立て、実現に向けて努力を続けることが大切です。 必要に応じて、転職コンサルタントなどの専門家のサポートも活用し、自身のキャリアプランと介護問題の両立を目指しましょう。