60代からの転職活動と雇用保険受給：再就職と経済的不安への具体的な対策

2025.2.11付を持って業務外疾病（C-19が5類に分類された2023.5.7以降,2023.8.9発症からの重症化→間質性肺炎）を理由として契約満了を宣告され離職した元契約社員（無期契約, 満62歳）です。退職理由は2Dとされています。今年5/20に傷病手当金の支給終了に伴い雇用保険の申請を考えているのですが ①契約解除になった会社だけで雇用保険の加入期間は20年10ヶ月です。 ②退職理由には納得しておりません2Cと主張します ③元職は職業運転手ですが,それ以外の職種なら仕事に復帰しても問題ないと主主医から証明書とれます。 ④配偶者もおらず退職金もなし、（厚生年金は前々職も含めて38年加入） 以上の情報で新しい仕事を探しながら雇用保険を受給申請をしたいのですが（受給 延長申請は完了）何か注意点はございますでしょうか？ 上記情報が不足しているのであれば可能な限り開示させて頂きます。尚当方は単身独身,要介護5（実母＝特養在住）→そのため預貯金を使い果たしました。借金は自分の奨学金の残り30万と住宅ローンの残高200万→月々の支払約4万です。 精通者様よりのアドバイスお待ち申し上げております

この記事では、60代で病気療養後の再就職を目指す方、特に業務外疾病による離職を経験し、経済的な不安を抱えている方を対象に、雇用保険の受給と転職活動について具体的なアドバイスを提供します。 ご自身の状況を踏まえ、雇用保険の受給資格の確認、再就職活動における戦略、そして経済的な不安への対処法を丁寧に解説していきます。

1. 雇用保険受給申請における注意点

まず、雇用保険の受給資格と申請手続きについて確認しましょう。 ご質問にあるように、契約解除された理由に納得できない場合（2Cと主張する場合）は、雇用保険受給に影響する可能性があります。 雇用保険の受給資格は、離職理由によって異なります。 業務外疾病による離職は、原則として受給資格があります。しかし、会社側の主張が「2D（自己都合）」である場合、受給資格が制限される可能性があります。 この点については、ハローワークに相談し、必要な書類を準備することが重要です。

必要な書類としては、離職票、健康保険証、医師の診断書などが挙げられます。特に、医師の診断書は、病気の状態と仕事への復帰可能性を明確に示す必要があります。 ご質問にあるように、主治医から「職業運転手以外の職種なら仕事に復帰しても問題ない」という証明書を取得できるのは大きなプラスです。この証明書をハローワークに提出することで、受給資格の判断に有利に働くでしょう。

また、受給期間についても確認が必要です。 雇用保険の受給期間は、加入期間によって異なります。20年10ヶ月の加入期間であれば、比較的長い期間の受給が期待できます。 しかし、受給期間中に再就職活動を行い、新たな雇用契約を結ぶことが重要です。 ハローワークでは、求職活動の支援や職業訓練の受講などのサポートも行っていますので、積極的に活用しましょう。

さらに、受給延長申請が完了しているとのことですが、申請内容に不備がないか、ハローワークで再度確認することをお勧めします。 万が一、不備があった場合、受給開始が遅れる可能性があります。

2. 60代からの転職活動戦略

60代からの転職活動は、年齢による偏見や体力的な不安など、多くの課題があります。しかし、ご自身の経験とスキルを活かし、適切な戦略を立てれば、必ず成功する可能性があります。

• 職種転換の検討：主治医の証明書を活かし、運転手以外の職種に焦点を当てましょう。事務職、警備員、清掃員など、体力的な負担が少ない職種を検討することが重要です。 ご自身の経験やスキルを活かせる職種を探すことが、転職成功への近道です。
• スキルアップ：新しい職種に就くためには、新たなスキル習得が必要となる場合もあります。 ハローワークが提供する職業訓練や、オンライン学習などを活用して、スキルアップを目指しましょう。 これは、面接でのアピールポイントにもなります。
• 年齢を武器にする：長年の経験から培った豊富な知識や人脈は、大きな強みです。 面接では、年齢をデメリットとして捉えるのではなく、経験と安定性をアピールしましょう。 責任感の強さや、若い世代にはない落ち着きなどを強調することで、採用担当者の印象を大きく変えることができます。
• 情報収集：転職サイトやハローワーク、人材紹介会社などを活用し、積極的に情報収集を行いましょう。 求人情報だけでなく、業界の動向や企業文化なども把握することで、より適切な企業選びができます。
• 面接対策：面接では、病気療養後の復帰について、正直に、かつ前向きに説明することが重要です。 主治医の証明書を提示することで、健康状態への不安を解消し、採用担当者の安心感を高めることができます。 また、これまでの経験やスキルを効果的に伝え、企業への貢献意欲を明確に示す練習をしましょう。

3. 経済的不安への対処法

ご質問にあるように、預貯金を使い果たし、奨学金と住宅ローンの返済を抱えている状況は、大きな経済的不安につながります。 雇用保険の受給は、生活費の確保に役立ちますが、それだけでは不十分な可能性があります。

生活費の節約：まずは、生活費の見直しを行い、支出を削減しましょう。 食費や光熱費などの削減策を検討し、必要最低限の生活費でやりくりする方法を考えましょう。 また、住宅ローンの返済についても、金融機関に相談し、返済方法の見直しを検討することも重要です。

公的支援制度：生活保護制度や、その他の公的支援制度の利用も検討しましょう。 条件を満たせば、生活費の補助を受けることができます。 ハローワークや市町村の福祉事務所などに相談し、利用可能な制度について確認しましょう。

副業：健康状態が許す範囲で、副業を行うことも検討しましょう。 オンラインでの仕事や、在宅ワークなど、時間や場所を選ばずできる仕事が多くあります。 副収入を得ることで、経済的な不安を軽減することができます。

4. まとめ

60代からの転職活動は、容易ではありませんが、不可能ではありません。 ご自身の経験とスキルを活かし、適切な戦略を立て、積極的に行動することで、必ず成功する可能性があります。 雇用保険の受給申請手続きをスムーズに進め、再就職活動に専念しましょう。 経済的な不安については、生活費の節約、公的支援制度の活用、副業などを検討し、無理のない範囲で生活を維持していくことが重要です。 困難な状況ではありますが、諦めずに前向きに取り組むことで、必ず明るい未来を築き上げることができるはずです。

重要なのは、ご自身の状況を正確に把握し、適切なサポートを得ながら、一歩ずつ着実に進んでいくことです。