「歩けるのに要介護5?認知症と介護度判定の意外な関係性」
「歩けるのに要介護5?認知症と介護度判定の意外な関係性」
ご主人様のこと、大変ご心配ですね。70歳でアルツハイマー型認知症、しかも「歩ける+自力で食事ができる」にも関わらず要介護5と判定されたこと、戸惑いも大きいと思います。結論から申し上げますと、要介護度は身体機能だけでなく、認知機能、精神状況など複数の要素を総合的に判断して決定されるため、歩けるからといって必ずしも介護度が低いとは限らないのです。
要介護度判定の複雑さ:身体機能だけではない
介護保険の要介護度判定は、単に「歩ける」「歩けない」といった身体機能だけで決まるものではありません。「日常生活動作(ADL)」と呼ばれる、食事、排泄、着替え、入浴、移動など日常生活における基本的な動作能力と、「認知機能」、「精神状況」、「社会参加」といった要素が総合的に評価されます。ご主人の場合、「歩ける」「自力で食事ができる」という点はあるものの、「箸の持ち方がわからない」「会話ができない」「排泄はオムツ」といった状況が、ADLの著しい低下を示していると考えられます。
さらに、認知症の進行度合いがMAXであることも、要介護度判定に大きく影響しているでしょう。アルツハイマー型認知症は、進行に伴い様々な機能が低下していきます。ご主人の場合、67歳から急速に衰え、失語や失禁がみられるようになったとのこと。これは、認知機能の著しい低下を示しており、日常生活を送る上で大きな支障となっていると考えられます。要介護5は、日常生活の全てにおいて、他者の支援が必要不可欠な状態を指します。
義父母との比較:ケースバイケースの判定
義父母が「歩けない+認知症」で要介護4だったという事実から、ご主人の要介護5判定に疑問を持たれるのも当然です。しかし、介護度判定はケースバイケースであり、年齢、病状の進行度、その他の要因によって大きく異なります。ご主人の場合、若い発症だったこと、認知症の進行が急速であったこと、そしてADLの低下が顕著であることが、要介護5判定に繋がった可能性が高いと考えられます。
要介護5と「寝たきり」のイメージ:誤解を解く
要介護5というと「寝たきり」をイメージされる方も多いですが、必ずしもそうとは限りません。ご主人様のように、歩行は可能でも、他の日常生活動作に著しい支障があり、常に介護が必要な状態も要介護5に該当します。要介護度は、身体機能の程度ではなく、日常生活を送る上でどれだけの支援が必要かを示す指標なのです。
具体的なアドバイス:専門家への相談とサービス利用
現状を受け入れ、ご主人様にとって最適な介護サービスを検討することが大切です。まずは、ケアマネージャーに相談し、ご主人の状態に合わせた介護プランを作成してもらいましょう。デイサービスやショートステイの利用に加え、訪問介護なども検討することで、ご自身の負担を軽減し、ご主人様にとってより快適な生活環境を築くことができるでしょう。
また、アルツハイマー病専門医への受診も検討することをお勧めします。薬物療法や認知症ケアに関する専門的なアドバイスを受けることで、ご主人の症状の進行を遅らせる、または症状を緩和する効果が期待できます。さらに、認知症介護に関するサポート団体への参加も、情報収集や精神的な支えを得る上で有効です。孤独を感じず、安心して介護に取り組むためにも、積極的に周囲の支援を活用しましょう。
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要介護度判定の見直し:可能性と手続き
もし、判定に疑問がある場合は、要介護度判定の見直しを申請することも可能です。申請には一定の手続きが必要となりますが、ケアマネージャーに相談することで、スムーズに手続きを進めることができます。ただし、見直しによって介護度が変わる保証はありませんので、まずは専門家の意見を聞き、冷静に判断することが重要です。
経済的な負担:介護保険制度の活用
要介護5になると、介護費用が高くなるというご懸念も理解できます。しかし、介護保険制度を活用することで、経済的な負担を軽減することができます。介護保険は、要介護度に応じてサービス利用料が異なりますが、自己負担割合は一定です。また、低所得者向けの給付制度なども存在しますので、市町村の窓口などで詳細な情報を確認し、適切な制度を活用しましょう。
まとめ:専門家との連携がカギ
要介護5の判定は、ご主人様の状態を客観的に示す指標であり、決して悪いことではありません。むしろ、必要な介護サービスを受けられるための第一歩と言えるでしょう。大切なのは、ご自身だけで抱え込まず、ケアマネージャー、医師、そして周囲のサポートを積極的に活用することです。専門家との連携を密にすることで、ご主人様にとって最適な介護プランを立て、安心して介護生活を送ることができるでしょう。
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