保育士1年目の壁:仕事と介護の両立に悩むあなたへ
保育士1年目の壁:仕事と介護の両立に悩むあなたへ
保育士として働くことへの情熱を持ちながらも、仕事と介護の両立、人間関係の悩み、そして圧倒的な仕事量に押しつぶされそうになっているあなたへ。あなたは決して甘ったれではありません。多くの人が同じような状況で悩み、苦しんでいます。この記事では、あなたの抱える問題が「普通」のことであると理解し、具体的な解決策と、一歩踏み出すためのヒントを提供します。
保育士1年目、パートの20代前半です。どこの園も新人やパートはこんな感じなのでしょうか…。とても文章長いです。
小さな子どもたちに幸せな思い出をあげたい、笑顔にさせてあげたいという思いから、大学時代に一念発起で独学し保育士の資格を取得しました。
しかし、我が家にはデイサービスに通う介護度4の認知症の母親と80代中ばの祖母がおり、70代間近の父親と私でサポートをせねばならず、正職は諦めてパートとして4月から今の園で働き始めました。クラス担任も持っています。
保育に関しては正職もパートもないというのは分かり、私も保育に関して嫌だなあと思うことはありません。しかし、その他の雑事に関してあまりにも正職とパートの仕事量に差がなさすぎるのです。
シフトは申請制で、基本的に母がデイサービスに行く日に仕事に入り、また介護や祖母のサポート以外に自分の時間も少し持てるように休みも考えて申請しています。
ですが行事の準備、書類の作成、雑事などの役割分担(会計、注文など)が正職とあまりにも差がなく、どうしても持ち帰りになってしまいます。またうちの園は毎月出す園だよりが小冊子並に厚く、文章の推敲もやたらと厳しいです。それにもまた時間を取られます。他の園の園だよりはどんな感じなのでしょうか……。休みの日にわざわざ園まで行って、終わった作業を直接渡しに行かなければ間に合わないほどです。当然お給料は正職の半分程度で手当てもほとんどつきません。
また自分は要領がとても悪く、「もっとこういう風に動かなきゃ、ちゃんと考えてる?、あそこはこうするべきだった、自分から動かなきゃ」と毎日のように特定の先生方に言われてしまいます。最初の頃は「自分が悪かった、改善しなきゃ」と頑張れたのですが、それでも元々のトロ臭さから<わからないことに気づけない>事が多く、「ねえ、あれは?」「この仕事、もう着手できる状態のはずだよね?もう始めないと」「もっとしっかりしてくれないと」「なんでまだ聞いてないの、間に合わないよ」と……。
「変わらなきゃ」という思いが余計プレッシャーになります。
「私が1年目の頃は~」という言葉も最初はアドバイスとして受け取れていたのですが、今では「私は1年目でもこんな風に動けたのに貴方ときたら…」と歪んで聞こえるようになってきてしまいました。先日も休みの日にまでLINEでお叱りを受けました……。
今年は3月を機にやめた先生が6人おり、そのうち半分は働いて1年~それ以下の方たちでした。4月になってから今までにやめた先生も4人います。(中には1週間でやめた人も) 更に親戚のおばさん曰く、知り合いでうちの園をやめた人を2人は知っていると聞かされました。
母の介護、祖母のサポート、父と祖母の不和、雑事の仕事量、毎日のようなダメ出し、休日も園に行くなどで頭がパニック状態です。子どもはとても可愛く、わがままだったり、やんちゃだったりする子も嫌だなとは全く思いません。園だよりの締め切りや行事も近く、その準備もしなければいけません。ですが今、何事もまったくやる気になれません。ただただ横になっていたいです。昨日届いたLINEも本文を開いたら吐きそうで怖く未読スルーの状態です……。通知がきたことに気づいただけで心臓が苦しくなり、出かけ先でトイレに籠り泣いてしまいました。
今までの社会経験は学生時代4年間勤めたコンビニバイトのみですが、嫌な人がいても楽しく働くことが出来ていました。介護も既に始まってて失敗やダメ出しももちろんありました。でもお叱りだけじゃなくフォローもあり、めげずに働けていました。その時の方たちとは今でも縁が繋がっています。
しかし今の自分は頭の中がグチャグチャしていて、もうどうすればいいかわからないです。明日も本来はシフト上休みなのですが、終わらせなければならない仕事があり持って行かねばなりません。でもやろうとしても頭がうまく働きません。仕事のことを考えると吐きそうです。
私は単に甘ったれなのでしょうか。このぐらい普通なのでしょうか。
1. 現状分析:なぜあなたは苦しんでいるのか
まず、あなたが置かれている状況を客観的に分析してみましょう。あなたの苦しみの原因は、単に「甘え」や「能力不足」ではありません。いくつかの複合的な要因が重なり合っていると考えられます。
- 過剰な仕事量: パートとしての雇用でありながら、正職員と変わらない業務量をこなしていること。特に、園だよりの作成など、時間のかかる業務が多いこと。
- 人間関係のストレス: 周囲からの厳しい評価や、一方的なコミュニケーション(LINEでの叱責など)。「私が1年目の頃は~」という言葉に代表されるように、経験者からのプレッシャーを感じていること。
- 介護と仕事の両立: 介護と仕事の両立は、心身ともに大きな負担がかかります。特に、認知症の母親と高齢の祖母の介護は、予測不能な事態が多く、精神的な余裕を奪います。
- 自己肯定感の低下: 毎日「ダメ出し」をされることで、自己肯定感が低下し、自信を失っていること。
これらの要因が複雑に絡み合い、心身ともに疲弊している状態です。あなたは決して「甘ったれ」ではありません。むしろ、非常に多くの困難な状況を抱えながら、懸命に頑張っているのです。
2. 問題解決のための具体的なステップ
現状を打破するために、具体的なステップを踏んでいきましょう。焦らず、一つずつ問題を解決していくことが重要です。
ステップ1: 現状の可視化と優先順位付け
まず、抱えている問題を具体的に書き出し、可視化しましょう。
1. 仕事のタスクをリストアップする: 園での業務内容を細かくリストアップし、それぞれの業務にかかる時間、負担、重要度を評価します。
2. 介護に関するタスクをリストアップする: 介護の内容、時間、負担を整理します。
3. 優先順位をつける: 仕事、介護、自己ケアのそれぞれのタスクに優先順位をつけます。
4. 困っていることを整理する: 誰に、どんなことで困っているのかを整理します。
このリストアップと優先順位付けを行うことで、何に時間とエネルギーを割くべきか、明確になります。
ステップ2: 園とのコミュニケーションと交渉
次に、園とのコミュニケーションを図り、状況を改善するための交渉を行いましょう。
- 上司との面談を申し込む: 園長や主任など、決定権のある人に、現在の状況と困っていることを具体的に伝えます。
- 伝えるべき内容の例:
- パートとしての業務範囲と、実際にこなしている業務量のギャップ
- 介護との両立の難しさ
- 園だより作成など、時間のかかる業務の負担
- 周囲からの評価に対する率直な気持ち
- 業務分担の見直しを提案する: パートとしての業務範囲を明確にし、正職員との業務分担を見直すように提案します。
- 園だよりの作成など、負担の大きい業務を軽減してもらう
- 他の職員との連携を強化し、業務の効率化を図る
- 労働時間の見直しを相談する: 介護の状況に合わせて、労働時間の調整や、休みの取得について相談します。
交渉のポイント:
- 感情的にならない: 落ち着いて、客観的に状況を説明しましょう。
- 具体的な提案をする: 問題点だけでなく、具体的な解決策を提示することで、建設的な話し合いができます。
- 記録を残す: 面談の内容や、合意した内容を記録しておきましょう。
ステップ3: 介護と自己ケアの両立
介護と仕事の両立は、心身ともに大きな負担がかかります。自分を大切にし、心身の健康を保つための工夫が必要です。
- 介護サービスの利用: デイサービスだけでなく、訪問介護や、ショートステイなど、様々な介護サービスを積極的に利用しましょう。
- 介護保険制度を最大限に活用し、負担を軽減する
- 地域の介護支援専門員(ケアマネージャー)に相談し、適切なサービスを提案してもらう
- 休息時間の確保: 意識的に休息時間を確保し、心身を休ませましょう。
- 睡眠時間を確保する
- 趣味やリラックスできる時間を設ける
- 軽い運動やストレッチをする
- 周囲への相談: 家族や友人、同僚など、信頼できる人に相談し、悩みを共有しましょう。
- 一人で抱え込まず、誰かに話を聞いてもらうだけでも、心が軽くなることがあります。
- 専門家への相談も検討しましょう。
- 専門家への相談: 専門家への相談も検討しましょう。
- 精神科医やカウンセラーに相談し、心のケアを受ける
- キャリアコンサルタントに相談し、仕事に関する悩みを解決する
自己ケアのポイント:
- 完璧主義を手放す: すべてを完璧にこなそうとせず、できる範囲で頑張る
- 自分を責めない: 失敗しても、自分を責めずに、次へのステップに活かす
- 自分の感情を大切にする: 辛いときは、辛いと感じることを許し、無理をしない
ステップ4: スキルアップとキャリア形成
将来のキャリアを見据え、スキルアップを目指しましょう。
1. 保育に関する知識とスキルの向上:
保育に関する専門知識を深め、保育スキルを向上させることで、自信を持って仕事に取り組むことができます。
- 研修への参加: 保育に関する研修やセミナーに参加し、最新の知識やスキルを習得する。
- 資格取得: 専門性を高めるために、関連資格の取得を目指す。
- 情報収集: 保育に関する書籍や雑誌、ウェブサイトなどを活用し、情報収集を行う。
2. キャリアプランの検討:
将来のキャリアプランを具体的に考え、目標を設定することで、モチベーションを維持し、成長を実感することができます。
- キャリアパスの検討: 将来的にどのような保育士になりたいか、具体的な目標を設定する。
- 転職の検討: 現在の園での状況が改善しない場合、転職も視野に入れる。
- 情報収集: 他の園の情報を収集し、自分に合った職場を探す。
3. 転職も視野に入れる
現在の園での状況が改善せず、心身ともに限界を感じている場合は、転職も選択肢の一つです。
転職を検討するタイミング:
- 現在の園での問題が解決しない場合
- 心身の健康を損なうほど、ストレスを感じている場合
- キャリアアップを目指したい場合
転職活動の準備:
- 自己分析: 自分の強みや弱み、キャリアプランを明確にする。
- 情報収集: 転職サイトやハローワークなどを活用し、求人情報を収集する。
- 応募書類の作成: 履歴書や職務経歴書を作成し、応募書類を準備する。
- 面接対策: 面接での質問への回答を準備し、模擬面接を行う。
転職先の選び方:
- 労働条件: 労働時間、給与、福利厚生など、自分の希望に合った条件の職場を選ぶ。
- 職場の雰囲気: 職場の雰囲気や人間関係が、自分に合っているか確認する。
- 保育方針: 自分の保育観と、園の保育方針が合っているか確認する。
転職は大きな決断ですが、あなたにとってより良い環境を見つけるための第一歩となるかもしれません。
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4. まとめ:あなたは一人ではない
保育士1年目、パートとして働きながら、仕事と介護の両立に苦しんでいるあなたへ。
あなたは決して甘ったれではありません。
多くの人が、あなたと同じような状況で悩み、苦しんでいます。
この記事で紹介した解決策を参考に、一歩ずつ問題を解決し、自分らしく輝ける未来を切り開いてください。
あなたの努力は必ず報われます。
応援しています。
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