クトゥルフ神話TRPGにおける低EDU・INTキャラのロールプレイ：行動と神話生物

この記事では、クトゥルフ神話TRPGのキャンペーンセッションで、イス人の親に育てられた子供というキャラクター設定におけるロールプレイについて、具体的な行動例や、ロールプレイを深めるためのヒントを提供します。特に、EDUやINTが低いキャラクターがどのような行動を取りがちか、また、イス人と親交の深い神話生物についても解説します。この情報が、あなたのTRPGセッションをより豊かにする一助となれば幸いです。

今度、クトゥルフ神話TRPGのキャンペーンセッションをPL側でやることになりました。 今回、私がキャラの設定に考えているのはイス人の親に育てられた子供というものです。

また、子供なのでINTやEDUは大人の下限値(8,6)まで下げました。

また、イス人のことを不用意に公にしないために、現在のキャラ年齢の9歳までは軟禁状態にあったという設定です。

この設定に沿うロールプレイをしたいので、EDU、INTの低いキャラの行いそうな行動を教えてください。

一応、自分の思い付く限りでは、家屋への土足侵入や不法侵入(鍵あけないので、敷地程度だけど)、店頭販売してある食品の無賃飲食、寝間着での外出、迷子、誘拐、コミュニケーション障害、長距離の外出による歩行困難、善悪の判断の有無です。

また、イス人と親交の深い神話生物を教えて頂けると幸いです。

あとGM(キーパー)にはちゃんと許可をとった上で設定を考えています。

あと、差別だの何だのという回答を過去にされましたが、そういう回答になっていない方の回答者様は回答されなくて結構ですので悪しからず

EDUとINTが低いキャラクターの行動：ロールプレイのヒント

EDU（教育）とINT（知性）が低いキャラクターは、現実世界でも特有の行動パターンを示すことがあります。クトゥルフ神話TRPGの世界では、これらの特性がキャラクターの行動や判断に大きな影響を与えます。以下に、EDUとINTが低いキャラクターが取りがちな行動を具体的に解説し、ロールプレイのヒントを提供します。

1. 衝動的な行動とリスクへの無自覚さ

EDUが低いと、過去の経験や知識に基づいた判断が難しく、INTが低いと、目の前の状況を深く理解し、将来的なリスクを予測することが苦手になります。このため、衝動的な行動を取りがちです。例えば、

• 無謀な挑戦: 高い場所に登ったり、危険な場所へ容易に近づいたりする。
• ルール無視: 交通ルールや社会的なルールを理解せず、周囲の大人を困らせる。
• 安易な約束: 簡単に約束をしてしまい、その約束を守るための努力を怠る。

ロールプレイでは、これらの行動を「好奇心」や「無邪気さ」として表現し、周囲のキャラクターとの対比で、その特性を際立たせることができます。

2. 学習能力の低さと反復行動

EDUが低いと、新しい情報を効率的に吸収することが難しく、INTが低いと、物事の関連性を理解することが苦手です。このため、学習能力が低く、同じ過ちを繰り返す傾向があります。例えば、

• 忘れ物: 大切なものをすぐに忘れてしまう。
• 同じ質問: 同じことを何度も質問する。
• 反復行動: 特定の行動を繰り返し行う（例：同じ場所に何度も行く、同じ言葉を繰り返す）。

ロールプレイでは、これらの行動を「純粋さ」や「頑固さ」として表現し、周囲のキャラクターが根気強く教えたり、導いたりする様子を描くことで、人間関係の深さを表現できます。

3. コミュニケーションの困難さ

INTが低いと、相手の気持ちを理解したり、自分の感情を適切に表現したりすることが難しくなります。また、EDUが低いと、語彙力や表現力が乏しく、円滑なコミュニケーションが困難になります。例えば、

• 誤解: 相手の言葉を誤解したり、自分の意図が伝わらなかったりする。
• 感情表現の未熟さ: 感情をストレートに表現し、周囲を困惑させる。
• 言葉の遅れ: 言葉が出てくるまでに時間がかかったり、どもったりする。

ロールプレイでは、これらの行動を「ぎこちなさ」や「素直さ」として表現し、周囲のキャラクターが優しく接したり、サポートしたりする様子を描くことで、人間的な温かさを表現できます。

4. 善悪の判断の曖昧さ

EDUとINTが低いと、道徳的な判断や倫理観が未発達なため、善悪の区別が曖昧になることがあります。例えば、

• 嘘: 嘘をつくことに罪悪感を感じない。
• 盗み: 欲しいものを盗むことに抵抗がない。
• 暴力: 怒りや不満を暴力で表現する。

ロールプレイでは、これらの行動を「無邪気さ」や「未熟さ」として表現し、周囲のキャラクターが正しい道を教えたり、諭したりする様子を描くことで、物語に深みを与えることができます。

5. 環境への適応能力の低さ

INTが低いと、新しい環境や状況への適応が苦手です。また、EDUが低いと、変化に対応するための知識や経験が不足しています。例えば、

• 迷子: 知らない場所で迷子になりやすい。
• パニック: 予期せぬ出来事にパニックを起こしやすい。
• こだわり: 特定の物事に強くこだわり、変化を嫌う。

ロールプレイでは、これらの行動を「脆弱さ」や「不安」として表現し、周囲のキャラクターがサポートしたり、安心させたりする様子を描くことで、人間的な繋がりを表現できます。

イス人と親交の深い神話生物

クトゥルフ神話において、イス人は独自の文化と信仰を持つ種族であり、特定の神話生物との関係が深いとされています。これらの神話生物を理解することで、あなたのキャラクター設定に深みを与え、ロールプレイをより豊かにすることができます。

1. イグ

イグは、イス人の信仰の中心的な存在であり、彼らが崇拝する神の一つです。イグは、巨大な姿をした爬虫類のような存在であり、その姿は恐怖と畏怖の対象です。イス人は、イグに生贄を捧げ、その加護を求めています。キャラクターがイス人の血を引いている場合、イグとの繋がりを意識した行動や言動を取り入れることで、キャラクターの背景をより深く表現できます。

• 儀式への参加: イグを崇拝する儀式に参加し、その中で異様な行動をとる。
• 異形の夢: イグに関する夢を見たり、幻覚を見たりする。
• 奇妙な嗜好: 爬虫類や異形のものに興味を持つ。

2. イスの大いなる種族

イスの大いなる種族は、時間と空間を超越する存在であり、イス人の創造主とも言われています。彼らは、過去と未来の存在を入れ替える能力を持ち、イス人は彼らの実験の対象として利用されてきました。キャラクターがイス人の血を引いている場合、この大いなる種族との繋がりを意識した行動や言動を取り入れることで、キャラクターの運命や宿命を表現できます。

• 時間感覚の異常: 時間の流れを通常とは異なる感覚で捉える。
• 未来視: 断片的な未来のビジョンを見る。
• 過去への執着: 過去の出来事や記憶に強くこだわる。

3. ショゴス

ショゴスは、クトゥルフ神話に登場する不定形の生命体であり、イス人の創造物の一つです。彼らは、イス人のために様々な労働を行い、その命令に従います。キャラクターがイス人の血を引いている場合、ショゴスとの関係を意識した行動や言動を取り入れることで、キャラクターの異質さや恐怖を表現できます。

• 異形の恐怖: ショゴスのような姿や存在に強い恐怖を感じる。
• 命令への忠実さ: 誰かの命令に盲目的に従う。
• 身体的な異変: 身体に異変を感じたり、奇妙な変化が起こる。

4. その他の神話生物

イス人は、上記以外にも、様々な神話生物と関係を持っています。例えば、ハスターやクトゥグアなど、彼らの信仰や儀式に関わる存在もいます。これらの神話生物との関係をロールプレイに取り入れることで、キャラクターの背景をより複雑で魅力的にすることができます。

• ハスター: 秘密や知識を求める。
• クトゥグア: 火やエネルギーに関わる。

ロールプレイの深め方：具体的なアドバイス

EDUとINTが低いキャラクターのロールプレイを深めるためには、以下の点に注意し、具体的な行動や言動を意識することが重要です。

1. 行動の動機を明確にする

キャラクターの行動の動機を明確にすることで、その行動に説得力と深みを与えることができます。EDUとINTが低いキャラクターの場合、その動機は「好奇心」「欲求」「恐怖」など、より本能的なものになりがちです。例えば、

• 無断侵入: 興味のあるものを見たいという好奇心から。
• 万引き: 欲しいものを手に入れたいという欲求から。
• 逃走: 危険を回避したいという恐怖心から。

これらの動機を意識することで、キャラクターの行動に一貫性を持たせ、読者や他のプレイヤーに共感を与えることができます。

2. 感情表現を豊かにする

EDUとINTが低いキャラクターは、感情表現がストレートで、周囲の状況に左右されやすい傾向があります。感情表現を豊かにすることで、キャラクターの人間性を表現し、物語に深みを与えることができます。例えば、

• 喜び: 些細なことで大喜びする。
• 悲しみ: 感情の起伏が激しく、すぐに泣き出す。
• 怒り: 理不尽なことに対して激しく怒る。

これらの感情表現を、声のトーンや表情、仕草で表現することで、キャラクターの感情をより鮮やかに伝えることができます。

3. 周囲のキャラクターとの関係性を意識する

周囲のキャラクターとの関係性を意識することで、キャラクターの行動や言動に影響を与え、物語に多様性をもたらすことができます。例えば、

• 保護者: 親や保護者に対しては、甘えたり、反抗したりする。
• 友人: 友人に対しては、無邪気に接したり、頼ったりする。
• 敵: 敵に対しては、警戒したり、反発したりする。

これらの関係性を意識することで、キャラクターの成長や変化を描き、物語に深みを与えることができます。

4. 成長の機会を与える

EDUとINTが低いキャラクターは、成長の余地が大きく、物語の中で様々な経験を通して成長することができます。成長の機会を与えることで、キャラクターの魅力を引き出し、読者や他のプレイヤーに感動を与えることができます。例えば、

• 知識の獲得: 新しい知識を学び、理解を深める。
• スキルの習得: 新しいスキルを習得し、成長を実感する。
• 価値観の変化: 経験を通して、価値観が変化する。

これらの成長を描くことで、キャラクターの物語に希望と感動を与えることができます。

5. イス人としてのアイデンティティを表現する

イス人の血を引くキャラクターとして、そのアイデンティティをロールプレイで表現することは、物語に深みを与える上で非常に重要です。イス人の特徴的な行動、価値観、そして彼らが関わる神話生物との関係性を意識することで、キャラクターの異質さや神秘性を表現できます。例えば、

• 異質な価値観: 人間とは異なる価値観を持ち、常識にとらわれない行動をする。
• 奇妙な儀式: イス人の儀式に参加し、異様な行動をとる。
• 神話生物との繋がり: イス人と親交の深い神話生物との関係性を意識した行動をとる。

これらの要素をロールプレイに取り入れることで、あなたのキャラクターは、単なる子供ではなく、クトゥルフ神話TRPGの世界に深く根ざした、独特の存在として際立つでしょう。

ロールプレイのポイント

• 衝動的な行動: 好奇心や無邪気さを表現する。
• 学習能力の低さ: 純粋さや頑固さを表現する。
• コミュニケーションの困難さ: ぎこちなさや素直さを表現する。
• 善悪の判断の曖昧さ: 無邪気さや未熟さを表現する。
• 環境への適応能力の低さ: 脆弱さや不安を表現する。

クトゥルフ神話TRPGをさらに楽しむために

クトゥルフ神話TRPGは、プレイヤーの創造性と、物語への没入感を最大限に引き出すゲームです。今回のキャラクター設定のように、EDUやINTが低いキャラクターを演じることは、ロールプレイの幅を広げ、物語に深みを与える素晴らしい試みです。さらに、以下の点に注意することで、あなたのTRPG体験をより豊かなものにすることができます。

1. GMとの協力

GM（ゲームマスター）との協力は、TRPGを成功させる上で非常に重要です。あなたのキャラクター設定やロールプレイについて、事前にGMと相談し、物語の方向性や、キャラクターの成長について話し合うことで、よりスムーズなゲーム進行と、深い物語体験を期待できます。GMは、あなたのキャラクターの個性を引き出し、物語を盛り上げるための様々な要素を提供してくれるでしょう。

2. 他のプレイヤーとの連携

他のプレイヤーとの連携も、TRPGの醍醐味の一つです。あなたのキャラクターが、他のキャラクターとどのように関わり、物語の中でどのような役割を果たすのかを意識することで、より豊かな物語体験をすることができます。他のプレイヤーのキャラクターとの関係性を深め、協力して困難を乗り越えることで、友情や絆が生まれ、忘れられない思い出となるでしょう。

3. 設定の深堀り

あなたのキャラクター設定を深堀りすることで、ロールプレイの幅が広がり、物語への没入感を高めることができます。キャラクターの過去、動機、そして将来の目標について深く考えることで、そのキャラクターの行動に一貫性を持たせ、より魅力的な存在にすることができます。また、キャラクターの背景にある世界観や、神話的な要素について学ぶことで、TRPGの世界をより深く理解し、楽しむことができます。

4. 柔軟な対応

TRPGは、予測不能な展開が魅力の一つです。状況に合わせて、あなたのキャラクターの行動や言動を柔軟に変化させることで、物語に深みと意外性をもたらすことができます。また、GMや他のプレイヤーの提案を受け入れ、新たな展開を受け入れることで、より豊かな物語体験をすることができます。柔軟な対応は、TRPGを成功させるための重要な要素です。

5. 記録と振り返り

TRPGのセッションを記録し、後で振り返ることで、あなたの成長を実感し、次回のセッションに活かすことができます。セッション中の出来事、キャラクターの行動、他のプレイヤーとのやり取りなどを記録することで、物語の全体像を把握し、自分のロールプレイを客観的に評価することができます。また、記録を参考に、次回のセッションに向けて、改善点や新しいアイデアを見つけることができます。

まとめ：低EDU・INTキャラのロールプレイを成功させるために

EDUとINTが低いキャラクターは、クトゥルフ神話TRPGにおいて、非常にユニークで魅力的な存在となり得ます。彼らの行動や言動は、物語に深みと意外性をもたらし、プレイヤーに強烈な印象を与えるでしょう。今回の記事で紹介したロールプレイのヒントや、イス人の神話生物に関する知識を参考に、あなたのキャラクターを最大限に活かしてください。そして、GMや他のプレイヤーとの協力、そして柔軟な対応を心がけることで、あなたのTRPG体験は、より豊かなものになるはずです。最後に、TRPGは、楽しむことが一番大切です。あなたのキャラクターを愛し、物語を楽しみ、そして、素晴らしいセッションを体験してください！

“`