介護保険制度の疑問を解決！訪問介護での食事支援、どこまで頼める？徹底解説

この記事では、介護保険制度における訪問介護の利用について、特に食事に関する支援に焦点を当てて解説します。ご自身の親御さんの介護を経験された方からの具体的な質問を基に、訪問介護でどこまで食事のサポートを依頼できるのか、そしてその際にどのような点に注意すべきか、詳しく見ていきましょう。

介護保険制度は複雑で、利用できるサービスの内容や範囲について、多くの方が疑問を持つのは当然です。この記事を通じて、介護保険制度に関する理解を深め、より適切な介護サービスの利用に役立てていただければ幸いです。

約3～4年前に、当時75歳で亡くなったお袋(母親)が、約15年前の春の連休前に高血圧で倒れて、後に拗れて脳内出血となり、緊急入院先の民間の総合病院で、約1年の療養してからの退院後。

「系列の老人保健施設で、泊まり含めて週平均で約5日程度、リハビリを受ける」体制。

これと「この老人保健施設で、同居の訪問介護事業所から、看護師の資格もあるヘルパーさんが交代制でだが、毎週月曜日～金曜日、午前8時前後に訪問で、午前8時30分前後迄の約半時間前後」と、なります。

「ヘルパーさんが、自宅に来て、お袋を介護用のベッドから起こして、オムツの取替する。その間に、一応介助してた息子の私(47歳)。「朝食として、食パン1枚をオーブントースターで焼いて、バターを塗ってから、牛乳を入れた一杯のコップを食卓に置いて、用意する」体制を、取る。それで、朝食の準備が終われば、ヘルパーさんはお袋を車イスに乗り移させて食卓前に動かして、お袋に朝食を食べて貰った。そして、お袋が朝食を食べ終わってからは、少し身体を落ち着かせてから、再び介護用のベッドに、お袋を戻して寝かせる。私は、朝食を入れた食器は、洗う等で片付けする」体制を、取ってました。

つまり「朝食は、息子の私が用意するなり片付けしてたが、「オムツの取替と、朝食の為に起こして車イスに乗り移って、朝食を済ませてから、再び介護用のベッドに戻って、寝かせて貰う」部分は、ヘルパーさんに介護して貰ってた」と、言う事になります。

それで、以前。

「介護保険の制度の意味でなら、「オムツの取替と、朝食の為に起こして車イスに乗り移って、朝食を済ませてから、再び介護用のベッドに戻って、寝かせて貰う」部分は、何と言うか？」的な内容で、私は質問しました。

すると「介護保険の制度の意味でなら、身体介護となります」的な内容で、回答は受けてます。

それで、改めて質問したいのは、ここから先になります。

必要な手配なり、費用の支払いは別居してる姉(50歳)が、行ってましたが、この体制を始める時。

「それで、ヘルパーさんに「オムツの取替と、朝食の為に起こして車イスに乗り移って、朝食を済ませてから、再び介護用のベッドに戻して、寝かせて貰う」部分だけで無くて、「朝食を、用意して貰うなり、片付けして貰う」部分迄も、依頼した場合。介護保険、費用が高くなり易い等の手続きの関係で難しいので、朝食の用意と片付けは、お前は任せるぞ…？」的な内容で、指示して来ました。

その為に私は、この体制が必要な日は「午前7時30分前後に起床で、朝食を準備したり、片付けする」体制を、取ってました。

因みに「老人保健施設に行かない日、昼ご飯と晩ご飯。その通所のリハビリで行った日と、宿泊のリハビリから帰った日の晩ご飯。こちらは姉が来て、オムツの取り換えがてら、食べさせる」体制を、取ってました。

そこで、改めて質問したいのは…？

「訪問介護の事業所へ、ヘルパーさんの介護を、依頼する時。「自宅にて、朝食にせよ何かしらの食事を用意して貰うなり、片付けして貰う」部分迄も、依頼した場合。介護保険の制度の意味でなら、この食事関係の部分は、何と言うか？」に、なります。

訪問介護における食事支援：基本の考え方

訪問介護は、利用者の自宅で日常生活を支援するサービスです。介護保険制度においては、身体介護と生活援助の2つに大別されます。食事に関する支援は、このどちらにも該当する可能性があります。具体的に見ていきましょう。

• 身体介護: 利用者の身体に直接触れて行う介護です。食事の場合は、食事の介助（食べさせること）、服薬介助などが該当します。
• 生活援助: 利用者が単独では行えない家事援助です。食事の場合は、調理、配膳、片付けなどが該当します。

今回の質問にあるように、食事の準備や片付けをヘルパーに依頼する場合、それは生活援助に該当します。一方、食事の介助（食べさせること）は身体介護に該当します。

食事の準備・片付けは生活援助

訪問介護で食事の準備や片付けを依頼する場合、介護保険の給付対象となる「生活援助」に該当します。具体的には、以下のようなサービスが提供されます。

• 食材の買い物
• 調理
• 配膳
• 食事後の片付け

ただし、生活援助はあくまで「利用者のために」行われるものであり、家族の分の食事を準備することは原則としてできません。また、手の込んだ料理や特別な食材の使用など、過度なサービスは認められない場合があります。訪問介護事業所と事前に相談し、どこまで対応してもらえるか確認することが重要です。

食事介助は身体介護

食事の介助、つまり、自分で食べることが難しい利用者に食事を「食べさせる」行為は、介護保険の給付対象となる「身体介護」に該当します。具体的には、以下のようなサービスが提供されます。

• 食事の準備（配膳など）
• 食事の介助（食べさせる）
• 服薬介助

食事介助は、利用者の身体状況に合わせて、安全かつ適切に行われる必要があります。誤嚥（ごえん）のリスクがある場合は、食事の形態（刻み食、ミキサー食など）を調整したり、体位を工夫したりするなど、専門的な知識と技術が求められます。

介護保険利用時の注意点

介護保険を利用して訪問介護サービスを受ける際には、いくつかの注意点があります。

• ケアプランの作成: 介護保険サービスを利用するには、まずケアマネジャーに相談し、ケアプランを作成してもらう必要があります。ケアプランには、利用者の心身の状態や希望、提供されるサービスの内容、利用時間などが記載されます。
• サービス提供事業所との契約: ケアプランに基づいて、訪問介護事業所と契約を結びます。契約内容には、サービス内容、利用料金、利用時間などが含まれます。
• 利用料金: 介護保険サービスは、原則として利用料金の1割～3割を自己負担します。所得に応じて負担割合が異なります。
• サービス内容の確認: 訪問介護事業所との契約前に、提供されるサービスの内容を詳細に確認しましょう。食事の準備や片付け、食事介助など、どこまで対応してもらえるのか、具体的に確認することが重要です。
• 変更や追加: ケアプランは、利用者の状態やニーズに合わせて変更することができます。サービス内容の変更や追加を希望する場合は、ケアマネジャーに相談しましょう。

費用について

介護保険を利用する際には、サービスの種類や利用時間に応じて費用が発生します。訪問介護の費用は、身体介護と生活援助で異なります。また、事業所によって料金設定が異なる場合があります。

一般的に、身体介護の方が生活援助よりも費用が高くなる傾向があります。これは、身体介護が専門的な知識や技術を要するためです。具体的な費用については、ケアマネジャーや訪問介護事業所にお問い合わせください。

より良い介護サービスを受けるために

介護保険制度を有効に活用し、より良い介護サービスを受けるためには、以下の点を心がけましょう。

• 積極的に相談する: ケアマネジャーや訪問介護事業所には、遠慮なく相談しましょう。疑問や不安な点があれば、何でも質問することが大切です。
• 情報収集: 介護保険制度に関する情報を積極的に収集しましょう。市区町村の窓口や、地域包括支援センターなどで情報が得られます。
• 複数の事業所を比較検討する: 訪問介護事業所は複数あります。サービス内容や料金、スタッフの質などを比較検討し、自分に合った事業所を選びましょう。
• 家族の協力: 介護は、家族だけの負担にならないように、協力体制を築くことが大切です。

介護は大変なこともありますが、適切なサービスを利用し、家族で協力することで、より良い介護生活を送ることができます。

食事に関するよくある質問と回答

ここでは、食事に関する訪問介護について、よくある質問とその回答をまとめました。

Q1: 訪問介護で、食事の献立を考えてもらうことはできますか？

A1: はい、可能です。生活援助の一環として、献立の提案や、食材の買い物、調理までを依頼できます。ただし、事業所によっては対応できる範囲が異なるため、事前に確認が必要です。栄養バランスを考慮した献立を希望する場合は、栄養士が在籍している事業所を選ぶと良いでしょう。

Q2: 訪問介護で、食事の介助と同時に、服薬の介助もしてもらえますか？

A2: はい、可能です。食事の介助と同時に、服薬介助を行うことができます。ただし、服薬介助は、医師の指示に基づき、決められた時間に決められた薬を服用させる行為に限られます。薬の準備や、薬に関する相談は、医療行為に該当するため、ヘルパーが行うことはできません。

Q3: 訪問介護で、家族の分の食事を作ってもらうことはできますか？

A3: いいえ、原則としてできません。訪問介護は、利用者の日常生活を支援するためのサービスであり、家族の分の食事を作ることは、介護保険の給付対象外となります。ただし、利用者の状態によっては、家族の分を少量作るなど、柔軟に対応してくれる事業所もあります。事前に相談してみましょう。

Q4: 訪問介護で、特別な食事（糖尿病食、減塩食など）を作ってもらうことはできますか？

A4: はい、可能です。ただし、特別な食事を作る場合は、医師や管理栄養士の指示に基づき、ヘルパーが調理を行うことになります。事業所によっては、対応できる食事の種類が異なるため、事前に確認が必要です。また、特別な食材を使用する場合、別途料金が発生することもあります。

Q5: 訪問介護で、食事の片付けだけを依頼することはできますか？

A5: はい、可能です。食事の片付けは、生活援助の一環として、介護保険の給付対象となります。ただし、片付けの範囲や、食器の洗浄方法など、事業所によって対応が異なる場合があります。事前に確認し、希望を伝えておきましょう。

まとめ

この記事では、介護保険制度における訪問介護での食事支援について解説しました。食事の準備や片付けは生活援助、食事の介助は身体介護に該当し、それぞれ介護保険の給付対象となります。介護保険サービスを利用する際には、ケアマネジャーに相談し、ケアプランを作成してもらうことが重要です。サービス内容や費用について、訪問介護事業所とよく相談し、ご自身の状況に合ったサービスを選びましょう。介護保険制度を理解し、適切に利用することで、より質の高い介護を受けることができます。

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