転院を成功させる！介護中の親の入院に関する悩み解決チェックリスト

介護中の親御さんの入院は、ご本人だけでなく、ご家族にとっても大きな負担となります。特に、現在の病院の方針に納得がいかない、転院したいけれどどうすれば良いのかわからない、といった悩みを抱えている方は少なくありません。今回の記事では、そのような状況にあるあなたのために、転院を成功させるための具体的なステップと、役立つ情報を提供します。

以下の質問を以前させていただきました。追加でご意見を伺いたく投稿させていただきます。

結局 現在の病院に連絡をし『いろいろと考えた結果 家から近い病院が良いので』という理由で希望の病 院を紹介して欲しい旨を伝えました。

なかなか紹介状を書いてはいただけませんでしたがやっと書いていただけました。

先方の病院にて入院判定会議にかけていただき連絡をいただいたのが『現在の病院との折り合いがなかなかつかずにいます。紹介状に｢家族が口からの食事を希望されているため｣と書いていたので結果入院承諾が難航しています、こちらでも口からの食事は難しいと思いますので』との答。

私は母の口からの食事を希望している、とは一言も言っておらず、ごえんせい肺炎がおこる危険は十分理解はしています(電話では伝えましたが)。

紹介状に私が言っていないことをでたらめに書かれたせいで転院できずにこのまま今の病院で亡くなるようなことがあれば悔やんでも悔やみきれません。

とにかく今の病院から転院したいのですが、、

このような場合、どこに相談しに行けばよいでしょうか？↓ここから下は以前質問させていただいた母の状態です。

私の母は要介護5で特養ホームに入居しております。現在は会話もできず認識も難しく寝たきりで全介助要で水腎症からの発熱とごえんせい肺炎で今年8月末から10月まで救急病院に入院していました。

入院中はミキサー食でなんとか7～8割程度は食べておりえんげの検査をしていただいた時もむせもなく、飲込みも良いのでせっかく自分で食べているからそれをやめてしまうのは可哀想だし勿体ないです、と主治医の先生からおっしゃっていただきました。

10月半ばに退院してからここ数日、食事の際、口の中にいっぱい溜めたまま飲み込まず、食べれなくなっているとのことで嘱託の医師と相談、食事ができなければ施設ではもう限界、入院をすることになりました。

救急病院の先生からうかがったお話から半月で急に食べなくなり施設の方は入居では限界だと言われているのに断ることもできず入院を承諾しました。

今日からの入院先の院長先生は『少し食事をしながら点滴もする』と伺ったので、食事も少しずつたでも食べさせてもらえるなら、という思いもありましたが、そのあと主治医の先生ともお話をした際、『少しぐらい食べてもたいして栄養にはなりません、食事はゼロ、点滴のみ100パーセントにします。認知症が長くなると食べることも忘れてしまう。人間、食べれなくなったら人生が半分終わったようなももの。延命治療だけになります』との言葉。

院長先生のお話と違う！と思いましたが、施設にはもう戻れず、なんとなく押しきられるように入院することになりました。

帰り道、施設に寄り、母の様子を見に行きましたらちょうど夕食の時間で母はゼリーを食事介助してもらいながら食べていました。

『少しは食べますか？』と聞くと『ボチボチですが食べます』とのこと。

ほんの少しでも自分の口から食べているのに明日から病院では食事ゼロ、点滴のみになってしまうことがどうしても納得できずにいます。

食べたらごえんせい肺炎の危険があるというのは理解できないわけではないのですが先生の言葉にいささかショックが隠しきれず悩んでいます

救急病院での生活がわりと長く特養施設を長い期間留守にすると退去しなければならないことや、施設からもぜひ早く帰って来てほしいと言われて退院後戻りましたが結局退去しないといけなくなり、、病院の院長先生からも『もし違う病院が良いのであればご紹介しますが、、』とのことでしたが上にも書いたように施設ではもう限界と言われているのに病院を紹介してもらって入院するにも日にちを要すし、、と思って今日からの入院を承諾しましたが、やはりどうしても方針などに納得がいかず気がかりでたまりません。

こういった場合は(例えば『近くの病院がいいので』と口実を使って)入院して一日しかたってないですが転院を希望しても構わないのでしょうか？

もしこんな質問をすること自体間違っていたらすみません。まわりに聞く人がいなくて、どなたかの意見をきかせていただきたくて質問させていただきました。どうぞよろしくお願い致します。

今回の相談内容は、介護中の母親の入院に関して、病院の方針に納得できず転院を希望しているものの、様々な事情から難しい状況に陥っているというものです。特に、現在の病院と、転院先の病院との間で、情報の伝達や認識のずれが生じている点が問題となっています。この記事では、このような状況を打開し、より良い医療環境を求めて転院を実現するための具体的なステップと、役立つ情報を提供します。

転院を成功させるためのチェックリスト

転院を成功させるためには、事前の準備と、適切な対応が不可欠です。以下のチェックリストを用いて、現在の状況を整理し、必要な対策を講じましょう。

1. 現在の状況の正確な把握
• 現在の病院の方針の確認: 主治医や看護師から、治療方針、食事の内容、今後の見通しについて詳しく説明を受け、記録を取りましょう。納得できない点があれば、具体的に質問し、疑問点を解消しましょう。
• 転院希望の理由の明確化: なぜ転院したいのか、その理由を具体的に整理しましょう。例えば、「食事に関する方針が合わない」「コミュニケーションが取りにくい」など、具体的な理由を明確にすることで、転院先の病院との交渉がスムーズに進みます。
• 現在の病院との関係性: 病院スタッフとのコミュニケーション状況を確認しましょう。良好な関係性を築けているか、不満がある場合はどのように改善できるか、検討しましょう。
2. 転院先の病院探し
• 情報収集: 転院先の候補となる病院をリストアップし、それぞれの病院の情報を収集しましょう。インターネット検索、地域の医療機関情報、知人からの紹介などを活用し、情報を集めましょう。
• 病院選びのポイント: 以下の点を考慮して、転院先の病院を選びましょう。
  • 専門性: 母親の病状に合った専門性を持つ病院を選びましょう。
  • 治療方針: 自分の希望する治療方針と合致する病院を選びましょう。
  • 設備: 必要な設備が整っているか確認しましょう。
  • スタッフ: スタッフの対応や、コミュニケーションの取りやすさも重要なポイントです。
• 病院の見学: 可能な限り、転院先の病院を見学し、病院の雰囲気やスタッフの対応を確認しましょう。事前に予約を取り、質問したいことをまとめておくと良いでしょう。
3. 転院の手続き
• 主治医との相談: 現在の病院の主治医に、転院を希望する旨を伝え、相談しましょう。転院先の病院の紹介状を書いてもらう必要があります。
• 紹介状の準備: 紹介状には、これまでの病状や治療経過、現在の状況などが記載されます。正確な情報が記載されているか確認しましょう。
• 転院先の病院との連絡: 転院先の病院に、紹介状とこれまでの情報を提出し、受け入れの可否を確認しましょう。
• 転院の準備: 転院が決まったら、必要な書類や持ち物を準備しましょう。
• 転院後の対応: 転院後も、新しい病院のスタッフとのコミュニケーションを密にし、治療方針について疑問があれば、積極的に質問しましょう。

転院に関するよくある疑問と回答

転院に関する様々な疑問にお答えします。

Q1: 入院してすぐに転院を希望しても良いのでしょうか？

A1: 入院してすぐに転院を希望することは、決して間違ったことではありません。患者さんの権利として、いつでも転院を希望することができます。ただし、転院には手続きや時間がかかるため、早めに主治医や病院の相談窓口に相談し、手続きを進めることが重要です。

Q2: 転院先の病院が見つからない場合はどうすれば良いですか？

A2: 転院先の病院が見つからない場合は、以下の方法を試してみましょう。

• 地域の医療連携室に相談する: 地域の医療連携室は、病院間の連携をサポートする機関です。転院先の病院探しを手伝ってくれる場合があります。
• ケアマネージャーに相談する: ケアマネージャーは、介護に関する専門家です。転院に関する相談や、病院探しをサポートしてくれる場合があります。
• セカンドオピニオンを受ける: 他の医師の意見を聞くことで、治療方針に関する新たな情報が得られる場合があります。

Q3: 転院にかかる費用はどのくらいですか？

A3: 転院にかかる費用は、病院によって異なります。紹介状の発行費用、転院先の病院での検査費用、入院費用などがかかります。事前に、それぞれの病院に費用について確認しておきましょう。

Q4: 転院する際に、現在の病院に伝えるべきことはありますか？

A4: 転院を希望する理由を、現在の病院の主治医やスタッフに正直に伝えましょう。感謝の気持ちを伝え、円滑な転院ができるように努めましょう。

転院を成功させるための具体的なアドバイス

転院を成功させるためには、以下の点に注意しましょう。

• 積極的に情報収集する: 転院に関する情報を積極的に収集し、自分自身で判断できるようにしましょう。
• コミュニケーションを密にする: 現在の病院のスタッフや、転院先の病院のスタッフとのコミュニケーションを密にし、情報共有を徹底しましょう。
• 自分の気持ちを伝える: 自分の希望や不安を、関係者に正直に伝えましょう。
• 専門家の意見を聞く: 医療ソーシャルワーカーや、ケアマネージャーなど、専門家の意見を聞き、アドバイスを参考にしましょう。
• 焦らず、冷静に対応する: 転院は、時間と労力がかかるものです。焦らず、冷静に対応し、一つ一つ問題を解決していきましょう。

転院に関する注意点

転院を検討する際には、以下の点に注意しましょう。

• 転院先の病院の選択: 転院先の病院は、慎重に選びましょう。自分の希望する治療方針や、必要な設備が整っているか確認しましょう。
• 情報伝達の徹底: 転院前の情報と、転院後の情報を、正確に伝達しましょう。
• 家族の協力: 家族と協力し、情報共有や、サポート体制を整えましょう。
• 経済的な負担: 転院にかかる費用や、経済的な負担についても、事前に確認しておきましょう。

今回の相談者の方のように、介護中の親御さんの転院は、多くの困難を伴います。しかし、適切な準備と対応を行うことで、より良い医療環境を実現し、親御さんのQOL（生活の質）を向上させることが可能です。この記事で提供した情報が、あなたの転院を成功させるための一助となれば幸いです。

まとめ

介護中の親御さんの転院は、多くの課題を伴いますが、適切な準備と対応によって、より良い医療環境を実現できます。今回の記事で紹介したチェックリストやアドバイスを参考に、積極的に情報収集し、関係者とのコミュニケーションを密にすることで、転院を成功させ、親御さんのQOL向上を目指しましょう。

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